2015年Consumer Reports Naughty & Niceリスト

Consumer Reportsが、毎年恒例のNaughty&Niceリストを発表しました。様々なものやサービスを提供するビジネスについて、そのポリシーやビジネスの仕方などを吟味し、Naughty(行いがよくない会社)とNice(行いのよい会社)のリストを作っています。消費者として、ものやサービスの品質に加えて、会社の姿勢というものには意識を持っていたいですね。今日は、そのリストをご紹介します。

Consumer Reportsは、このリスト作成にあたって、「会社のビジネス自体を調べているのではなく、あくまでその会社の話題に上ったポリシーや慣行のみに焦点をあてているのであしからず・・」という注意書きをしておりますので、あしからず・・

まずはNaughtyから。。

 

Allegiant Air

ラスベガスベースのディスカウント航空。Naughty   な理由は“格安航空”を名乗っているわりには、あまりに多くの“手数料”が設定されていること。たとえば。。

  • クレジットカードで購入した場合の、2 % processing fee (最高$8)
  • 空港のチケットカウンター以外で購入した場合の、 $13の “Electronic Carrier Usage Charge”
  • Allegiant Airのコールセンター経由で予約した場合の$14.99 の追加料金
  • 特定のシートを選んだ場合の$80までの追加料金
  • ボーディングパスをプリントしてもらうのに$5
  • チェックイン荷物は、チケット購入時に料金を払えばひとつにつき(2個まで)$14.99 から$35 、空港に着いてから払えば$50から$75
  • キャリーオン荷物は、チケット購入時に料金を払えばひとつにつき(2個まで)$15から$20、空港に着いてから払えば$45

 

Citibank

クレジットカードの追加サービスや追加商品に対して、誤解を招くマーケティングや不正な請求があった。Federal Consumer Financial Protection Bureauは被害を受けた消費者に対して$700ミリオンの賠償を命令。具体的には、料金や手数料、商品のベネフィットなどについて正しくない表示をしたり、消費者の了解なしに勝手にサービスに加入させたり、消費者が受け取っていないサービスや商品について請求を行ったりなど。

 

Citizens Bank

Consumer Financial Protection Bureau をはじめとする連邦局から、銀行の処理間違いから発生した、預金口座への正しい入金額と間違った金額との差について見過ごしてきたとして、$20.5 ミリオンの支払い命令を受けた。スキャナーが入金の手続き書類や入金小切手を間違って読んだために、本来の入金額と間違った読み取り金額とに差があった場合、その差を正さず着服していたという疑い。

 

Costco

“ニセ”のTiffanyのダイヤモンド婚約指輪を売ったとしてトレードマーク違反で訴えられた。Costcoは“Tiffany”ということばは、指輪のタイプの一般的な呼び名だと主張したが、裁判所は却下。

 

FedEx and UPS

かつて導入されたfuel surcharge(燃料追加料金)が、ディーゼル価格が落ち着いた今でもチャージされ続けている。2015年11月の FedEx の追加料金は 4.25 %で、UPS は 5.25%。両社ともこれとは別に個人宅への配送追加料金もチャージしている。

 

LifeLock

同社のID詐欺へのプロテクションサービスについて誤解を招く表示をしていること、ユーザーの個人情報について必要な保護策をとっていないことについて、同社と35州との間で2010年に和解策について合意があったものの、同社は引き続き消費者に対して誤解を生む行動をし続けているとして再度非難を受けた。

 

Sprint and Verizon

Crammingと呼ばれる、消費者が契約を行っていないサードパーティーのテキストサービス料として、100万ドル単位の不正請求を行ってきたとして、Verizonは$90 ミリオン、Sprintは$68 ミリオンの支払い命令を受けた。「あまりに長い間、消費者は電話料金とともに、契約していないサービスへの料金も請求されてきた」とはFederal Communications Commissionのチェアマンの言葉。

 

Tom’s of Maine

同社は、歯磨き粉、デオドラント、ローション、サンスクリーンなどには、自然材料しか使っていないことをうたってきたが、実は100%自然とはいえないとして集団訴訟が起こされた。合成人工甘味料や科学的なクリーナー材料も追加されたとされている。

 

Turing Pharmaceuticals

32歳のCEO, Martin Shkreli氏が同社を買収し、AIDS患者などに用いられるDaraprimという薬の価格を、買収前の一錠$13.50 から$750 へと50倍値上げした。政府は、このレベルの値上げの正当化はむずかしいとして、同社に説明を要求している。

 

Volkswagen

同社のディーゼル車の50万台以について排出ガス規制を不正にごまかしたとして訴えられた。

 

Whole Foods

重量ラベルの不正表示で、チャージのし過ぎがあったとされる。New York City のDepartment of Consumer Affairs は、同社はプレパッケージされた製品について恒常的に重量の水増しをおこなっており、水増し額はひとパッケージについて80セントから$15にも達したとのこと。

 

やっとNice!

 

Brinkmann and Home Depot

Brinkmann社のグリルに安全上の問題の可能性が発見され、同製品の大部分を販売していたHome Depotはレジでの販売が不可能にする対処をとり、すぐさま問題拡大に歯止め。Brinkmann 社は安全上の恐れは少ないという立場をとりながらも、製品購入者に対して安全措置のためのdo-it-yourselfパーツを提供。措置のとられたグリルはHome Depotでも間もなく販売が再開された。

 

California Health Insurance Exchange

カリフォルニア州のHealth Insurance Exchangeサイト。医療保険はコスト以外にもさまざまな比較要素があり、直接的な比較が難しいところ、同サイトはポリシー間の比較を容易にしている。

 

Chipotle Mexican Grill and Panera Bread

自社で扱う肉、鶏肉製品の大部分は抗生物質を使っていないものであると、公的に発表した。

 

CVS

同薬局チェーンは、店内でのウォークイン可能なmedical clinicをすでに約1000カ所に設置しており、その中には聴覚サービス提供所やメガネ・コンタクトなどの視覚サービス提供所も含まれている。処方箋メガネは、90日のギャランティーがあり、いかなる理由でも不満足な場合は全額返金可能。14歳以下の子どもメガネは、損失、損傷などの場合1年間無料で取り換えてもらえる保証もあり。

 

Dish Network

My Techというオンライン予約システムを導入し、自宅でのサービスを受ける場合に、顧客がテクニシャンの名前や写真、リアルタイムでの場所などを確認できるようにした。

 

Dr. Martens

英国の靴メーカー。ライフタイム・ギャランティーとして、持ち主が生きている間、通常の摩耗にさらされた、皮、縫い目、靴底、ライニングなどなど、各パーツを無料修理すると発表。

 

JetBlue

同社のほとんどの機体において、飛行中の無料Wi-fiを提供。


Nomorobo

Caller IDを検知しロボコールの疑いのあるものはブロックするクラウドベースの無料appを提供。4,000万本ものロボコールをブロックしてきた。

 

Procter & Gamble

ポッド型ランドリー洗剤を間違って触ったり飲んだりすることで、子どもの事故が相次いだことを受け、ポッド表面に苦みをつけたり、ポッド自体を強化し破れにくくしたり、また液体がポッドの外に出るのに時間がかかるよう設計し、その間に子どもが全部飲み込まず吐き出せるように工夫した。

 

PwC (PricewaterhouseCoopers)

1年から6年まで勤務をした者について、スチューデントローンを、一年で$1,200、最高で$10,000まで肩代わりする制度を発表。国内勤務者の45%にあたる約22,000人が恩恵を得る。

 

Southwest

フリークエントフライヤーの無料アワード航空券を最も多く提供。最も需要の高い25の国内アワードルートの72%において、他社と比べ無料アワード航空券用の座席確保率が最も高いとされた。

 

Target

同社プライスマッチのサービスのマッチ対象として、AmazonやWalmartのディスカウント系ショップを含む主要店舗と主要オンラインショップまで加え、マッチングの期間を今までの2倍の14日に増やした。またオンラインオーダーの無料シッピングを受けるための最低購買額を$50から$25に下げ、Gift Registry商品の返品期間を90日から1年に引き上げた。

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2 comments

  1. こんにちは、はじめまして。
    アメリカに住み始めて3か月、保険、医療、年金、等々ライフファイナンシャルプランニングに必要な知識を勉強する毎日で、こちらのサイトにたどり着きました。いろいろととても詳しくわかりやすく教えていただけて、とても助かっています。うちの旦那さんは、アメリカ人なのにこういうことがわからず(アメリカ人だから?笑)お母さんがケアしてくれたり、日本では私がすべて管理していたので、苦手みたいで・・・私が急いで勉強しなければ!と奮起している次第です・・・

    ところで、いつも知識を分けていただいてばかりなので、niceな企業について、私も最近知ったことがあったので、共有させていただければと思います。

    私はイリノイ州在住で、rural kingというお店では、Workパンツ(ジーンズ等)はlife time guaranteeで、ジッパーが壊れた!ボタンが取れた!切れた!等々、返金はできないものの、同額の新品パンツと交換が可能だそうです。悪質な手かもしれませんが、サイズが合わなくなった物もサイズが違った!と言って交換できる!と節約上手なファミリーフレンドが言っていました。

    かなりの初心者で、こちらのサイトを見て勉強させていただいているのですが、時折初歩的な質問等してしまうかもしれません。よろしくお願い致します。

    1. Kellerさん、コメントありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします。Rural Kingというお店知りませんでした。情報ありがとうございます。イリノイは今とても寒いのでしょうね。よいお年を!

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