賢くショッピング - ギフトカードで痛い目にあわないように

何かプレゼントしたいけど、いったい何がいいかわからない~。じゃあ、ギフトカードにしよう!…というのは自然の流れ。。$50のギフトカードは、$50払って購入し、$50分だけ使うことができると思っていませんか?これが、案外そうでもないんですよ。ギフトカードも実はいろいろありまして、うまく選ばないと、「あれれ、いつの間にか、残高が消え去っていた~」なんてことにも。何でも買えるようにと差し上げたギフトカードが、何にも買えないようにならないために、知っておきたい4つのポイントとは・・・

ギフトカードを購入する側にとっては、値段、購入しやすさ、デリバリーの早さなどが気になるところ。ギフトカードをもらう側にとっては、使える額、使い勝手のよさ、管理のしさすさなどが気になるところですね。何かものを買うときには、値段に始まり機能性までちゃんと吟味するでしょう。そう、All gift cards are not made equal! 「何あげていいかわからないから、ギフトカードでいいやあ」と安易に考えないで、「では、どのギフトカードを選ぶか」も消費者である私たちの大事な判断です。

そのために知っておきたい4つのポイントとは・・・

1.オープン・ループかクローズド・ループか

ギフトカードは大きくふたつに分かれます。ひとつはオープン・ループであり、これは銀行やクレジット・カード会社が発行しているもの。VISA、Master、Amexなどのロゴがついたもので、そのカードが使える店舗ならばどこででも何にでも使うことができるものです。これに対し、もうひとつのクローズド・ループのほうは、発行元の店舗でしか使えないもの。たとえば、iTuneカードとか、Targetカードとか、Gapカードなどです。

クローズド・ループのほうは、当該店舗でしか使えない不自由さはありますが、手数料はほとんど課せられないので、$50のギフトカードを買えば$50分使えると考えてほぼ間違いありません。また、ほとんどの場合有効期限もなく、カードを持っている限りずっと使えます。

これに対し、オープン・ループのもののほうは、どこでも何にでも使えるという利点がありますが、その分、多くの場合手数料が課せられます。この手数料、案外クセモノです。知らないで購入してしばらく使わなかったら、残高がごっそり減っていたというようなケースが多発し、この問題に対処するために2010年8月に、新しいフェデラル・ルールが作られました。手数料やカード期限について取締りが強化されましたが、手数料や期限切れがなくなったわけではなく、引き続き消費者側の注意が必要です。主に注意したいところは以下のとおり。

Purchase fee: これはギフトカードを買うときに、払わなければならない手数料です。カードによりますが、$3.50とか$3.95などの手数料がかかります。わたしもTargetのレジでVISAのギフトカードを買ったとき、他のものとまとめて支払ったため気づかなかったのですが、家に帰ってきてレシートをみたら、$3.50の手数料がとられていて歯がゆい思いをしたのを覚えています。

Maintenance fee: こちらはDormancy fee、Inactivity feeなどとも呼ばれ、1年以上カードを使わなかった場合に課せられます。たとえばDiscoverのギフトカードの場合、1年間使わないと、以降月々$2.50のMaintenance feeがかかりますから、$50のギフトカードだったら20ヶ月後には残高がゼロとういことです。

有効期限: 有効期限には2種類あり、カードの有効期限と、カードに入っているお金の期限があります。カードの有効期限はカードに明記してありますが、カードが切れても、新しいフェデラル・ルール(2010年8月発行)により、カードに入っているお金は5年間は期限切れしませんから、新しいカードを発行しもらうことでお金を引き続き使うことができます(ただし再発行手数料は発生する場合あり)。でも反対を言えば、5年ほうっておくとカードに入っているお金は期限切れするかもしれないということですから、気をつけましょうね。しかしながら、2011年1月までに売られたカードは、お金の有効期限がこれより短いものがありますから、古いカードが引き出しに眠っているかも・・・という方、お気をつけを!

まとめますと、ギフトカードを差し上げる方がきっとこの店舗で買い物をするだろうと予測がつけば、クローズド・ループのカードのほうが安全です。たとえばティーンにはiTuneカード、コーヒー好きにはStarbucksカードのように。。。

どうしてもオープン・ループにする場合は、カードやパッケージに明示してある手数料や有効期限などをきちんと確認しましょうね。

 

2.紛失したらどうなるの?

ギフトカードによって、紛失したらそれまで・・・の場合と、カードの再発行が可能な場合があります。再発行も、無料でしてもらえるカードもあれば、$15もの手数料がかかる場合もあります。これもカードやパッケージに明記してありますから、確認することをお勧めします。

再発行にはふつう、ギフトカード購入時のレシートが必要です。すぐに捨ててしまわないで、ギフトカードのレシートはまとめて数年間保存したほうがいいでしょう。

 

3.eギフトカードはどう?

2011年11月現在、オンライン店舗を持つ会社の60パーセントがeギフトカードを提供しているそうで、これからもこのパーセンテージは上がっていくでしょう。eギフトカードは、e-mail添付で送ることもできますし、ソーシャル・メディアを介して、あるいは携帯端末に送ることもできます。店舗に出向いてギフトカードを購入する必要がなく、またオンラインで購入する場合も、実際のカードを送付してもらう必要がないことから、シッピング&ハンドリング手数料もかかりません。ラストミニットでも間に合いますね。

e-mail添付とは味けないと思われる方もいらっしゃるでしょう。実際に包みを開けてギフトカードを見つけたときの感動のほうが大きいかもしれません。しかしながら、eギフトカードはもらうほうにも利点があります。オンラインンで残高などが簡単に確認できますし、また実際のカードのようにどこかにしまいこんで紛失してしまったということも少ないでしょう。ただし、物理的店舗とオンライン店舗を持つ会社の場合、eギフトカードはオンライン店舗でしか使えないというような制約がある場合もあります(TargetのeギフトカードはTargetオンライン用であり、街のTargetストアで使いたければオーソドックスなギフトカードを発行しなおしてもらう必要があるなど)ので、注意要ですね。

差し上げる方がどんな方かにもよりますが、若いソーシャル・メディア世代なら、eギフトカードは有効な選択肢のような気がします。

ここでBankrate.comのギフトカード比較サイトをご紹介します。

Generalタブはオープン・ループのカード、Retail、Restaurants、Airlines、Gas Stationsはそれぞれカテゴリーごとのクローズト・ループのカードが整理されています。手数料、紛失時の再発行、その他条件など、いろいろ比較できます。

 

4.喜んでもらえそうなギフトカードは?

拡大しつづけるギフトカード市場ですが、総売り上げのなんと10%は一生使われないで消えていくとのこと。もらってもなかなか使いようがないギフトカードは、cardavenue.com,、plasticjungle.com 、swapagift.comなどのサイトで売ったりトレードしたりする人もいるでしょう。でもできれば、使ってもらえそう、喜んでもらえそうなカードを選びたいですね。そこで、「欲しいギフトカードトップ20」(2010年GiftCardRescue.com調べ)です。

堅実なところでWal-MartやTargetは人気が高いですね。若い人なら、Amazon.comなんかもよさそう。いろんなものが買えるし、手数料はなし。ギフトカードをグリーティングカードにつけて1Day Free Shippingです。eギフトカードもあり。どちらもいろいろなデザーンが選べます。今度使ってみようと思います。

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