金利や返済条件のよくない「悪い借金」は、最低返済額を地道に返済していてもちっとも残高が減らなかったり、返済を滞ったりすると借入残高がドンと増えたりと、なかなか厄介な存在です。悪い借金を抱えている限り、貯蓄まで手が回らないのも事実で、リタイヤメントや学費準備などへも悪影響を引き起こします。今日は、悪い借金絶滅のための方法をまとめてみます。
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ちょっと使わない現金を貯めておく口座
Savings Accounts
銀行のセービング口座は、ご存知の通りチェッキング口座とペアで持つことが多いです。チェックやAMTによる出入金の決済口座としてのチェッキング口座は利子がゼロあるいはほぼゼロに近いですが、これに比較すれば、セービング口座は少し利率がよいはずです。お金の引き出し回数については無制限のものもあれば、制限のあるものもあります。従来の銀行(支店を持つ)のセービング口座は、お金の引き出し回数、最低残高に対する縛りがないものも多いですが、その分利子も0.10%以下のことも多く、お金を増やすことはほとんど期待できません。たとえば、この記事時点でのBank of Americaのセービング口座の利子は0.03%で、あくまでチェッキングよりは少しましというレベルにとどまります。ただ、チェッキング口座と連動させたり、支店ATMで現金引き出しができたりという日常面での便利さは二重丸でしょう。$250,000までのFDICの保証があります。
Money Market Accounts
マネーマーケット口座は、セービング口座と同じように銀行で開くことのできる口座ですが、マネーマーケット口座で銀行が集めた現金は、ローリスクの短期金融商品で運用されるため、セービング口座よりも一般的に利子が高めです。たとえば、この記事時点でのBank of Americaのマネーマーケット口座の利子は0.06%です。運用といってもそれは銀行がすることで、口座のオーナーがすることではありません。よってマネーマーケット口座は、個人にとっては投資運用ではなく、元金も金利も保証されています(後述のマネーマーケット・ファンドとは異なります)。セービング口座と同様、250,000までのFDICの保証があります。
チェックを書いたり、ATMで引き出しができますが、その回数には制限があります。セービング口座と比べると、初めにデポジットするお金や残高に対して最低額が設定されていることも多く、また、最低額を割ると手数料が発生することもあります。
Certificates of Deposit (CDs)
期限付きの定期預金で、初めにデポジットする額と預け入れる期間の長さにより、一定の利子が保証されます。たとえば、この記事時点では、Bank of Americaでは、$10,000を1年預けるCDの利子は0.07%です。定期預金なので、期限まで手付かずで置いておくのが原則です。AMTやチェックによる引き出しはできません。途中で解約することはできますが、その場合はペナルティがかかり、かえって赤字になることもあります。期限まで持っていれば手数料などはありません。250,000までのFDICの保証があります。High-Yield Savings
最近ではハイイールド・セービング口座(高利子のセービング口座)という名前をよく耳にするようになりました。これは、セービングの一種類で、主にオンラインバンクにより提供されるものです。支店店舗を持つ従来の銀行に比べ、オンラインバンクは物理的建物やAMTを持たないためローコストの運営ができるため、その強みを生かし高い利子を提供するセービング口座です。その代わり、お金の引き出し回数には制限がある場合があります。本来はセービング口座の一種なので別枠でとりあげられるのも妙な話ですが、その利子の高さと使い勝手の違いのため、ハイイールド・セービングという名称で一般のセービング口座とは一線を引いて取り上げられることが多くなっています。たとえば、オンラインバンクのひとつAlly Bankの、この記事時点でのハイイールド・セービング口座の利子は、1.85%となっています。他にももう少し知名度の低いオンラインバンクだと2.00%を超える利子を提供しているところもあります。
日常使っている自分の銀行のチェッキング口座とリンクさせておき、ある一定期使わない現金をハイイールドで増やして置き、必要なときだけチェッキング口座に送金するというような使い方が最適です。250,000までのFDICの保証があります。
High Yield CD
オンラインバンクで提供されるCDです。ハイイールド・セービング口座のCD版とでもいいましょうか。たとえば、前述Ally BankのハイイールドCDの利子は、この記事時点では3か月で0.75%~5年で3.00%までとなっています。250,000までのFDICの保証があります。
High Yield Money Market Account
ハイイールド・セービングにハイイールドCDとくれば、お察しのようにハイイールド・マネーマーケット口座もあります。前述Ally Bankのハイイールド・マネーマーケット口座の利子は日々の平均残高によって異なり、$5,000の残高で0.90%~$25,000以上の残高で1.00%までとなっています。250,000までのFDICの保証があります。
Money Market Fund
最後に、ここまで見てきた口座とは少し種類のことなるマネーマーケット・ファンドを取り上げます。マネーマーケット口座と名前が似ているので混同されがちですが、これら二つは大きな差があります。マネーマーケット・ファンドは、ファンドという名前がついている通り投資口座です。投資を扱う銀行や金融機関で投資のための口座を開き、その中でマネーマーケット・ファンドを選び投資します。短期のローリスク金融商品に、口座のオーナーが投資するもので、株式ファンドや債券ファンドよりもずっとリスクが低いもののそれでも投資には変わりなく、金利は固定保証ではなく元本保証もありません。預金口座ではないので、250,000までのFDICの保証がありません。このファンドは、株式や債券ファンドと合わせて最適なポートフォリオを組むために使われるべきファンドで、短期的に現金を置いておく目的のためには使わないのがベストです。
Fine Printsはよく確認する
呼び名は同じでも、金融機関によって、商品によって、細かい条件が異なります。利子の高さだけに目を留めず、きちんとFine Printも読むことと消費者としての注意を怠らないことが必要です。
たとえば、ハイイールドCDで高い利子を歌っていても、これが期間中保証された固定額ではなく、変動する可能性もあります。また、Call FeatureのついたCDというのもあり、こちらは利子は変動しませんが、ただ期限の前に、金融機関が一方的にCall(契約中止)することができるという条件がついていることがあります。せっかく入れたお金も、途中でCDが解約になり利子が最後までもらえません。
また、利子の高さで顧客を引き付け、他の商品を抱き合わせて売るというような手法も出回っています。契約をしに店舗に出向くと、そこでアニュイティなどの商品の説明を聞くことになったというようなケースです。
最後にオンラインバンクの場合はとくに新興の会社も多く、その会社自体のビジネスの健全性には必ず目を向けることが必要です。ある程度実績がありランキングでも好成績を収める会社には、Ally Bank、Capital One、American Expressなどがあります。
子ども名義の預金口座と大学費用の話
ある程度の年になったら子ども名義の銀行口座をつくって、お金を貯めることのたいせつさを教えるというのはとてもいいことですね。お小遣いの一部とか、日本に帰国したときに親戚からもらったお金などを少しずつ貯めておくのもいいでしょう。アメリカ的なご家庭なら、投資を一緒にやってみてお金を増やすことの意義を教えたいという考えもあるでしょう。また、おじいちゃんやおばあちゃんからまとまったお金をもらったので、将来の学資のためにでも、子ども名義で貯めておきたいというニーズもあるかもしれません。
生活のしかたで -た(貯or溜)まるもの。
今日は子どもに教えておきたいと思ってつくったお話です。うちの子はきっとyoutubeで一発あてて悠々自適に暮らすというタイプではないと思うので(本人はどう思っているかは知らないけど)、月々入ってくるお金をうまく使って、Smart & Responsibleに生活をしていく術をちゃんと知っておいて欲しいと思うこのごろ。いい大学行って高給がもらえたとしても、お金との付き合い方を知らねば立ち行かないだろうと思いつつ。。反対に給料は安い仕事でも、働けることに感謝しつつ、少ない収入を賢くマネージすることができれば、何とかやっていけるだろうとも思いながら。ということで、今日は3人のキャラクターがでてくるお話です。
High Yield Saving か CDか・・・
High Yield Savingに興味があるのですが・・というお話をよく聞きます。我が家でも、家の買い替えで、前の家が売れてから次の家を買うまでの間、頭金をAmex BankのHigh Yield Savingに入れておきました。家の買い替えにはなんと4年もかかり、Savingに入れておくにはもったいなかったかもしれませんが、何せ、いつ気に入る家があわられてすぐ引き出す必要があるやもしれません。そのあたりの銀行のSavingよりは金利が高く、すぐ現金を引き出せるSavingである必要がありました。Savingよりは金利のよいCD(Certificate of Deposit=満期付預金)も考えましたが、うまく引き出しのタイミングがあわないと面倒だと考え、やはりHigh Yield Savingとなったわけです。今日は、このHigh Yield Savingと昔からあるCDとを比べてみます。
マネー・マーケット(MMF) の知られざるリスク
マネー・マーケット(MMF)の「安全性」を疑う・・・というような記事を見つけました。マネー・マーケットといえば「安全」と同義語として理解する人も多く、株や債権ファンドに比べると、ずっとリスクが小さいcash equivalents(現金同等品)と位置づけられることが常ですが、その「安全性」を疑う・・というわけです。あなたの投資口座の中には、マネー・マーケット(MMF)が含まれていませんか?
吐き気がしそうな手数料!- 闘う消費者
最近は何にでも「手数料」がかかります。この「手数料」って、くせものですよね。ほおっておくと、あっちではなんちゃら手数料・・こっちではかんちゃら手数料で、どんどん支払額が雪ダルマ・・というような印象を持っているのは私だけでしょうか。。私にとって「手数料」という名のものは、まさに「要注意人物!」なのです。
銀行が銀行でなくなるとき - ご自分の銀行にハッピーですか?
ご自分の銀行にハッピーですか?手数料に嫌気がさし、そろそろ他に乗り換えようと思っているひとも少なくないのではないでしょうか。銀行にお金を預けておくと、貯まるどころかどんどん目減りしていく時代になりました。「銀行に利用されない。選ぶのはあなた - 銀行か、インターネットバンクか、クレジットユニオンか」にも書きましたが、自分のニーズをよく知り、最適なバンキング法を選択していかないと、知らず知らずのうちに銀行にいいように使われてしまうことになります。
銀行に利用されない。選ぶのはあなた - 銀行か、インターネットバンクか、クレジットユニオンか
わたしが留学のためアメリカにやってきた1990年代の初めには、銀行口座を選ぶのはとてもシンプルなことでした。まだインターネットも普及していませんでしたから、googleサーチするというオプションもなく、学校の近くのローカルバンクに出向いていって、チェッキング口座とセービング口座を開きました。そのころは、チェッキングもセービングもそれぞれ1種類ずつしかありませんでしたし...
銀行にお金を預けると損をする? - 貯金のインフレ・リスク
ここのところ大荒れの株式市場ですが、それに比べると「銀行に預けてあるお金は安全だ」と思っていませんか?そんなことないんですよ。あなたの チェッキング・アカウントにあるお金は実はどんどん目減りしているのです。そうです、銀行の貯金にもリスクがあるのです。貯金はわたしたちのパーソナ ル・ファイナンスにおいて必要不可欠な要素ですが、チェッキングやセービングにお金を入れておけば安泰だと妄信せず、リスクをちゃんと把握した上で適切な...