あなたのクレジット レポートは大丈夫? - 定期チェックの必要性

Last Updated on 2011年12月16日 by admin

アメリカでは、クレジット カードだけでなく、家を買う場合のモーゲージ、車の購入のためのオート・ローンなど各種ローンの審査ではもちろんのこと、アパートを借りる場合には貸主が、仕事を得る場合には雇用主が、個人のクレジット ヒストリーをチェックすることもしばしばです。クレジット ヒストリーとは、その人がいつどのような口座(クレジット カードの口座やローンの口座など)を開いて、今までどのくらいの額の借入があって、月々必要な支払いをきちんとしているかなどの履歴のことで、まさにその人の信用の度合いを測る目安というわけです。クレジット ヒストリーをまとめたレポートを、クレジット レポートといいます。

このクレジット レポートはいつも正しいことが書かれているとは限りません。事務的なミスやコンピュータ処理のエラーから間違いがあるケースもあり、ひどい場合ですと似たような名前の他人の情報が掲載されていたケースもあるそうです。また、昨今では、アイデンティティー セフト(個人情報の盗難、なりすまし)の被害も拡大しており、自分がまったく知らない間に自分名義のローン口座が開かれ、巨額の借入がされていたというようなケースも珍しくありません。このような理由から、自分のクレジット レポートを定期的にチェックし間違いがないことを確認しておくこと、間違いがあった場合にはこまめに訂正しておくことが非常に重要なのですね。

しかしながら、クレジット レポートはひとつだけではないことをご存知ですか?クレジット レポートを発行している会社には、Equifax、TransUnion、Experianという三社があり、結果的にクレジット レポートもひとりにつき3つ存在するということになります。クレジット カードの発行者やローンの提供者が個人のクレジット レポートをチェックする場合、この三社のうちのどれかからレポートを取り寄せるわけですが、実際どの会社から取り寄せるかは個人には前もって知らされません。ですので、私たちは定期的にこの三社のクレジット レポートすべてをチェックし、すべてを正しい状態に維持しておくことが必要なのです。

”Credit Report”というキーワードでGoogle検索すると、“Free Credit Report”という謳い文句で多くの検索結果がでてきます。しかしながら、自信を持ってお薦めするのはこのうちのただひとつ、www.annualcreditreport.com です。私たち個人には、Fair Credit Reporting Actという連邦法で、上記の3社それぞれから12ヶ月間に一度、自分のクレジット レポートを無料で入手できる権利が守られており、上記のサイトは、FTC(連邦取引委員会)が「ただひとつの真の無料クレジット レポート サイト」と提唱しているものです。「無料レポート」をうたっている他のサイトは、何か他のサービスを購入することを条件にしていたり、あるいはレポートは無料でもらえても、その後月々チャージが発生するクレジット モニターなどのサービスに自動的に加入させられてしまう場合もありますのでご注意ください。ただし、このような有料サービスの中には個人のニーズにより有益なものもありますので、必要に応じて考慮されるといいかと思います。

ここで、無料好きの私が使っているストラテジーをご紹介しましょう。www.annualcreditreport.com を4ヶ月に一度訪れ、その都度3社のうち違う会社からレポートを入手するというものです。1月にはEquifaxから、5月にはTransUnionから、9月にはExperianからという周期でチェックをすれば、1年を通じて定期的にクレジット レポートのチェックができ、コストもゼロということになります。特に今までクレジット上の問題がなく、ID詐欺のリスクが特に高いわけではない方には、お薦めの方法です。

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