Vanguard のミューチュアルファンドとETF どちらがいい?

投資市場において確固としたステイタスを確立してきたETF(Exchange-Traded Fund)。多くの人気ファンドが、Mutual FundとETFという二つの形態で提供されています。Vanguardでも、そもそもMutual Fundとして提供されていた人気ファンドのほとんどがETFとしても提供されるようになりました。投資家としてMutual FundとETFをどう使い分けるべきかについて最新情報をもとに考えてみます。 ミューチュアルファンドとETFの基本的な違いから知る必要のある方は、こちらをご覧ください。 ETFを知る - ミューチュアルファンドとどう違う? さて、この違いを踏まえ …

Read more

高額所得者のためのバックドアIRA

所得が一定以上になると、ふつうであれば税控除が効くはずのTraditional IRAへの積み立てに税控除ができなくなります。またRoth IRAへの積み立ても許されなくなります。これらの所得層にポピュラーなIRAへの積み立て方法に、バックドアIRAというものがあります。いったん、Traditional IRAに税控除なしで積み立て(Non-deductible IRAと呼ばれる)、その後すぐにRoth IRAにロールオーバーするというやり方です。こうすることで、直接Roth IRAに積み立てることが許されなくても、Non-deductible IRAを介することで結局はRoth IRAに積み …

Read more

無事アメリカに戻りました! 

5月よりお休みをいただいておりました。この3か月間、ファイナンシャルプラニングのことはすっかり忘れて(?)いつもとは違う世界に身と心を置くことができました。 最初の6週間は、イスラエルのAshdodという街にあるShevet Achim(兄弟がともに住まうことを意味するヘブル語です)というところに住まわせてもらい、ガザやその他のパレスチナ西岸地区、ならびにイラン、イラク、クルディスタンなどからの心臓欠陥を持つ子どもたちを受け入れ、イスラエルの高度な医療機関で手術を受けたのち、回復を待ち無事自国に戻るまでのお世話をするという大きな仕事のほんの一端をお手伝いさせてもらいました。 私は聖書の知恵と力 …

Read more

8月半ばまでお休みをいただきます

Smart&Responsibleのブログをお読みくださり、どうもありがとうございます。 今回はご報告がありまして、勝手ながら8月半ばまで3か月お休みをいただきます。5月半ばから7月頭までは大学生の娘と一緒にイスラエルにボランティアに行き、一度アメリカに戻ったのち、7月半ばから8月半ばまでは日本にいる両親を訪ねる予定でいます。 パンデミックを乗り越えてきた過去2年間はプラニングのご希望が増え、多くのお客様とお会いする機会がありました。社会が新しいフェーズに入り始めた今、サービスのご要望も少しずつ落ち着いてまいりました。夏はそうでなくてもビジネス的に量が減るときでもあり、この機会に思い切って3か …

Read more

今、家を買うべきか、待つべきか?

パンデミックの期間に大きく値を上げた不動産市場。大きな値上がりと上昇する金利とが相まって、持ち家購入には消極的な見方も広まっています。Fannie Maeが行った調査では、「今は家の購入には悪いタイミングである」と答えた人が70%にものぼったそうです。「良いタイミング」と答えたひとは25%にとどまりました。 家の購入は、株式ファンドの購入などと比べると、かなり個人的な要素が働く決断です。今買うべきか、待つべきか・・これにはユニバーサルな答えはありませんが、それぞれのご家庭で購入を考えるうえでのガイドラインみたいなものをまとめてみました。 需要はまだ高い ここ数年でバブルともいえるに大きな伸びを …

Read more

2023年申請からFAFSAが新しくなります

FAFSA Simplification Actというの新しく施行されます。その名のごとく、主に州立大学のファイナンシャルエイドのための連邦ファイナンシャルエイド申請システム(FAFSA=Free Application for Federal Student Aid)を簡潔化するための法律です。もともとは2023-24のアカデミック年から有効化されるはずでしたが、一年先送りになり、2024-25のアカデミック年から(申請は2023年)分から実施されることになりました。以下、簡略化・変更ポイントを列記します。 FAFSA申請が簡素化 現FAFSAは答えねばならない項目が108項目ありますが、こ …

Read more

ソーシャルセキュリティ口座(MySocialSecurity)で受給額をチェックしてみる

将来リタイヤしたときにソーシャルセキュリティの老齢年金額はいくらになるのか、自分にもしもの時があったら配偶者や子どもにいくらの手当てがでるのか・・・予想はついていますか?2011年までは郵送によるソーシャルセキュリティの通知があり、ベネフィットの内容が各人に報告されていました。それが廃止されて早10年。あれからオンラインサイト(my Social Security)が導入され、オンラインでベネフィットの内容確認ができるようになりましたが、昨年末このサイトが刷新され、より詳しいシミュレーションなども可能になりました。まだアカウントをつくっていらっしゃらない方は、ぜひおつくりになりご自分 …

Read more

リタイヤ後、生活費は減っていく?

一生懸命働いて積み立ててきたリタイヤメント資金。これを枯渇させずどう使ってリタイヤ後の生活をサポートしていくか・・これはファイナンシャルプラニングのなかでも最も重要課題といってもよいでしょう。リタイヤメントプラニングをする際には、退職後の生活がどんなふうになり、どのくらいの生活費がかかるのか、趣味や習い事、旅行などにどのくらいかけたいか・・などを洗い出し、それぞれの費用が一生涯の間、年々のインフレ率によって増えていくことを前提にシミュレーションをしていくのが普通です。 65歳でリタイヤしたとして95歳までの寿命を考えると30年という長い期間のことですから、この「リタイヤ後の費用」をどう正しく見 …

Read more

「月々配当があるからよい投資」は本当?

Covidの影響で今春、6週間で約35%下落したUS市場ですが、その後歴史的にも類を見ないスピードで値を戻しました。一方で、実際にはまだまだ経済はダメージを受けており、多くの企業利益は落ち込み、失業者数も大きな改善が見られず、ワクチン開発にも未だ少しばかりの時間がかかりそう・・と、実質的な状態と株価の乖離があるのではないかという疑心暗鬼も存在しています。こんな中、月々案外調子よく、目に見える形で入ってくる配当金があると、なんだかほっとする気持ちにもなります。実際、株式市場に不安がある時期には、「着実に入る配当金や利子が出るファンド」や「上りはしても下がらないアニュイティ」などの人気が上がります …

Read more

リタイヤメント後の生活バジェット どう見積もるか

リタイヤメント資金の積立フェーズは割とシンプルです。とくに、インデックスファンドをベースにした高分散のパッシブ投資に徹しているなら、ただただ積み立てればいいだけで、多くの場合ファンドを選んで投資比率をセットしたらあとは月々の積立運用はシステムがやってくれます。一方でリタイヤした後は案外考えることがたくさんあります。いくら引き出すか、どの口座から引き出すか、どのファンドを現金化するか、どのタイミングでするか・・などなど考えることも多くなります。資金が早期枯渇してしまうことは大きな問題ですから慎重にならざるをえません。 月々いくらの生活費を見込むか・・これは考えなくてはならない要素の中でも大変重要 …

Read more

コロナはいつまで 投資はどうなる?

本年2月から3月に大きな下落を見た株価はその後比較的早く値を戻し、経済活動が少しずつ再開し経済回復への期待がもたれました。しかしながら全米各地で感染率が再度急増し、振り出しに戻ってしまった感があります。アメリカの第2四半期のGDPは前期比で32.9%減少し過去最悪の下げを記録。失業率は6月に11.1%、7月に多少改善し10.2%となっています。身近でも大手の小売店が閉店に追いやられ、“Closing”のバナーを目にします。 その割には、株価は4月以降横ばい傾向で来ており、感染率の急増、経済悪化のニュースを横目に、大きな下落を見ていません。US市場でもまたグローバル市場でも同じような同じようなパ …

Read more

コロナのあと 市場回復はどんなふうに?

コロナのロックダウン生活も何週目でしょうか。私はカリフォルニアに住んでいるので、まだStay-at-Homeの状態です。すでに24の州がReopen(経済活動の再開)をしました。3州が近々Reopenするそうです。23州とワシントンDCが依然としてClosed状態です。さて、今後進む経済再開とともに、株式市場はどんなふうに回復していくのか‥多くの人が気になることかと思います。Vanguard、Fidelity、Charles Schwabが発表している予想レポートを読んでみましたので、それの概略をまとめみました。ご参考までに。 <概略> 今回のリセッションは、経済自体に原因があるのではなく、パ …

Read more

自動車保険のリファンドとこれから

4月はじめにAllstate と American Familyの2社が、コロナウイルスの影響によるStay-at-Homeの実施により保険金払い出しの軽減があったため、その分を保険契約者に払い戻すとは発表しました。 自動車保険会社はさまざまなデータを使って、事故の発生確率や補償額の大きさなどを統計的に割り出し、契約者の払う保険料の額を計算します。利用するデータのうちのひとつ、Miles Driven(走行距離)は直接事故の発生確率に影響しますが、Stay-at-HomeによりこのMiles Drivenは大きく減少しました。モバイルデータ分析を専門とするArity社は、3月半ばから4月22日 …

Read more

長期介護保険のねだん

介護保険の保険料は、過去20年間の間、上昇してきています。過去10年間だけを見てみても、一年で10%~20%の値上げは珍しくなく、30%~40%代の値上げもありました。 過去のこれらの値上げの大きな原因は、保険会社側のLapse率の甘い見積もりがあったようです。Lapseというのは、いったん保険を契約した人が、その後保険料が払えなくなったなどのなんらかの理由で保険をやめることをいいます。長期介護保険を契約した人のLapse率を、生命保険のLapse率並みに設定していたところ、長期介護保険の場合はそれよりはるかにやめる人が少なかったので、結果として支払う補償額が減らなかったということです。その見 …

Read more

リタイヤメント準備 - 401(k)とIRAの使い分け

老後の資金を貯める主な方法には、雇用主の提供する401(k)、403(b)、457などのグループ・プランに参加し給与天引きで積み立てをしていく方法(ここでは401(k)と総称します)と、Traditional IRAやRoth IRAなどに個人的に積み立てをしていく方法があります。401(k)もIRAも、どちらもTax Deferred(税遅延)プランと呼ばれ、利回りへの課税は老後に資金を引き出すまで遅延されるという大きな魅力があります。では、違いは何なのでしょう。 401(k)かIRAか、どう使い分けるのがいいのでしょう。それぞれの強みと弱みを比べてみましょう。   401(k)の …

Read more

不動産投資シリーズ(2) - 管理会社に委託か、それともREIT?

ミューチュアルファンドはもうすでに投資しているが、ポートフォリオの一部として不動産への投資も考えてみたいという方もおられるでしょう。不動産投資を考えるシリーズ全4回でお届けしており、前回(1)では、レンタル物件を購入し大家(ランドロード)になるにあたって、どんなスキルがいるのかを書き出してみました。 今回は、大家業を自分でやるのがちょっと大変という場合、どんな手があるのか、大家業抜きの不動産投資の可能性について考えてみます。 信頼のおける管理会社は宝のような存在であり、信頼のおけない管理会社は問題の上に問題が重なる存在・・・とよくいいます。管理費用は低くて4%、高いと15%にも上りますが、カバ …

Read more

金融機関が つぶれたら・・・?

銀行がつぶれたら、預けていたお金は?投資ファンドを買った金融機関がつぶれたら、どうなる?アメリカにある程度住んでいらっしゃる方は、FDICとかSIPCという名前を聞いたことがおありでしょう。金融機関が財政難に陥って存続が危うくなった場合に、どちらも消費者のお金を保護してくれる団体です。今日はこのお話。違いを学んでおきましょう。 銀行預金を守ってくれるFDIC The Federal Deposit Insurance Corporation (FDIC)は、破たんした銀行の口座にあるお金を預金者に対して保証する団体です。FDICが発足する前は、銀行が破たんすると、預けていくお金は早い者勝ちで預 …

Read more

なんでこんなに高いのテキストブック!

私がウン十年前、大学院に留学したころ、日本にはないあの分厚いテキストブックを小脇に抱えキャンパスを歩く学生の姿にあこがれたものでした。いざ自分がしてみると、2冊も持てばあまりに重いテキストブックで、しかも読む量も半端じゃないので、そのあこがれはすぐに消えましたけれども。。。あのころテキストブックといえば、University Bookstoreに行って買うのが当たり前でした。安くはなかったけど、きっと$40~50も出せば一冊買えたと思います。それでも貧乏学生には高いので、ブックストアの横にあるコピー屋さんで、友人から借りたテキストブックをコピーしたのも覚えています。だいたいコピーしているのは、コピーライトに対して意識が低いアジア人(自分を含む)でした。。しかしながら、あれからテキストブックの値段は、ものすごい勢いでつり上がり、一冊$300以上するテキストも存在します。いったいなぜ?そして学生はどうしたらいいの?・・・についての話です。

Read more

処方箋を賢く買う

アメリカの医療費の高騰は近年に始まったものではなく、ずっと問題が叫ばれてきましたが、今医療サービスのみならず、処方箋コストの高騰が新たに問題となっています。2015年末に、Turingという薬品会社が、Daraprimというエイズ治療などに60年以上のもの間使われてきた薬を、一錠$13.50から一錠$750と、なんと55倍以上もの値上げをし、大問題にとりあげられたのを覚えておられる方もいらっしゃるでしょう。ブランド名のついた薬(ブランド薬)が高いのはよく知られたことですが、これに対して非ブランドであり比較的に安価とされるジェネリック薬であっても、最近では値段の上昇傾向が強いようです。2010年から2014年の間に、アメリカでもっともよく使われるトップ50位のジェネリック薬の平均価格は373%も上昇したというリサーチもあります(Kaiser Family Foundation調べ)。薬品業界では吸収合併が続き、現在では三大薬品会社がジェネリック市場の40%をコントロールしているのも大きな要因と言われています。そんな中、消費者である我々はどうすればよいのか。。。今日はその話です。

Read more

Amazonのレビューって信じられる?

オンラインサイトのレビューはよく読みますか? 私はYelpとかAmazonとかトラベル予約サイトのレビューをよく参考にします。ただ、これらのレビューの中には、そのお店なりビジネスなりのある程度の操作が入っていることは多いもの。非常によいレビューに惹かれて購入してみたところ、実際使ってみたら「アレ、それほどよくもない」という体験もしたことがあります。レビューはせっかくのリソースだからぜひ参考にしたいもの、でも同時にフェイクレビューに惑わされるのは残念です。賢い購買選択のために賢いレビューの使い方ってあるのでしょうか?今回はAmazon.comのレビューに焦点を当てて調べてみます。   …

Read more

正しく投資を理解する – 投資ファンドの種類はいくつか適当?(2)

IRA、401(k)などのアカウントや、その他の投資アカウントで、どのようにファンドを選びいくつくらいのファンドに投資されていますか?なんだかよさそうなファンドがあっても、ひとつふたつに集中させるのはなんとなくキケンな感じがする、それに、いくつか持っていればひとつがダメでも他で大丈夫かもしれないし、適当によさそうなものをいくつか選んでおこう・・・というのは人間の心理。この「ひとつがダメでも他で大丈夫=全体としてなんとかまあまあ」という概念は、投資の基本であるダイバーシフィケーション(多様化)に通じるもので、リスクを分散させるという役割があります。前回の記事では、リスクを分散させるには、多様な株式銘柄を持つことが必要で、20種類も持てばかなりのリスクが軽減されることと、このリスク分散はインデックスファンドではかなり効率的になされていることをお話しました。

Read more

リモデル - ビルディング・パーミットをとるかとらないか

家のリモデルや修理をするとき、パーミットをとるかとらないかで悩んだことはありませんか?家を建て直すとか、部屋を追加するなどという大掛かりな工事ならパーミットが必要なのは明らかですが、ちょっとしたリモデルだったらどうなんでしょう?パーミットなんて、市やカウンティに無駄なお金払うようなものだとか、パーミットをとらなければタックスの記録にリモデルの履歴が残らないからプロパティ・タックスが浮かせるとか、そんな話を聞くと家の中の小さなリモデルなら無しで済まそうと思ったりします。今日はそのパーミットの話。

Read more

うちの、とってもお金持ちの大家さんのこと・・・

私はうちの大家さんが大好きです。前々から、いい人だなぁ~と思っていましたけれど、昨日またそれを確信しました。うちの大家さんは中国人の、そうですねえ、もうかなりいい年のおばさんです。結婚されていてご夫婦なのですが、私たちの借りている家の名義は奥さんのほうだけになっていて、レントや家まわりのマネジメントはすべて奥さんがやっています。

Read more

VerizonでDeltaな夏休みのできごと - 第二話

どひゃ~、疲れています。お腹すいています。今、LAの飛行場のチェアで寝ています。2:00AM過ぎ。飛行機を降ろされてからどうなったかって?結局、再予約のために待ち行列で4時間待ちました。ゲートのカウンターはあふれかえっていたので、セキュリティー・ポイントから出たところにあるSpecial Servicesというカウンターに行くように言われました。そこは、まあ、ありとあらゆる人が並んでいまして・・

Read more

子どもに教えておきたいお金のこと - ショッピング編

食卓のうえに置いてあったNewsweekのとあるページに、“WANT”と題したコラムがあって、”Must-haves from Oprah’s favorite designer”というサブタイトルで、そのなんちゃらっていうデザイナーのお兄ちゃんが、自分がどうしても欲しいもののリストを掲載していました。そのうちの一番上に、ランバンのハイトップ・スニーカー $1,795というのがありました。それを見た息子、「なんで、スニカーにこんなお金払いたいのかな。オレなら絶対いらないね」と

Read more
Smart&Responsible リタイヤメント 老後 アロケーション

リタイヤメント準備 - 401(k)のリバランスもお忘れなく

老後の準備はお進みでしょうか?アメリカで老後資金を貯めるには401(k)が心強いツールです。401(k)を利用する最初のステップは、①積立額を決めてお金を入れる、②リスクとリターンのトレード・オフでアセット・アロケーションを決めて投資することですが、その次のステップ、③リバランスを忘れないで行うこともとても大切です。リタイヤメントへの投資は長期的ビジョンで進めるものですから、毎日毎日残高をチェックして一喜一憂するというのは好ましくありません。しかし

Read more

ソーシャル・セキュリティー - 配偶者として受けられるBenefitsを知る

あなたが一度も働いたことがなく、自分でソーシャル・セキュリティー・タックスを払ったことがなくても、ソーシャル・セキュリティーからBenefitsを受けることはできるのでしょうか。答えはYESです。離婚していても、前の夫や妻の収入に基づいてなんらかのBenefitsは受けられるでしょうか。これも条件を満たせばYESです。今回は、配偶者として受けられるソーシャル・セキュリティーBenefitsに焦点を当ててまとめます。

Read more