いらないギフトカードをどうするか。。

もらっても使わないギフトカードありませんか? いつか使おうと思ってどこかにしまって、ついついそのままになっているギフトカードありませんか? 全米のギフトカード産業は$60ビリオンという売り上げを誇っているらしいですが、その10%~15%にあたるギフトカードが使われないで放置されているという報告もあります。一家庭あたりに直すと$300から$400という数字のようです。自分がよく使うお店のカードならいいのですが、あまり使わないお店のカードだともらってから使うまでの期間が長くなり、長くなれば長くなるほどだんだんと忘れてしまいますよね。今日は、すぐには使いそうにないギフトカードの再利用法を考えて見ましょう。

使わないギフトカードの再利用法として手っ取り早いのは、それを使いそうな人に差し上げるという方法です。もらったギフトカードを使って、新たに金額を足して新しいギフトカードにして差し上げたり、あるいは何かふさわしいプレゼントにおまけでギフトカードをつけて差し上げるというような方法をとれば、そのまま横流しするよりは少し気持ちが違うかもしれません。また、チャリティーに寄付するという方法もあります。残高はそのまま税控除の対象となります。なるべくそのチャリティーが使いそうなギフトカードを寄付するように心がけると、もらったほうも利用しやすくなるでしょう。また、最近ポピュラーになってきているのは、ギフトカードを売って現金化したり他のギフトカードに交換するサービスを使うことです。

このようなサービスを提供するオンラインサイトは複数あり、どこも基本的に似たような機能ですが、ただ細かい条件やポリシーのようなものは微妙に異なるようです。不要なギフトカードを売って手にできる現金の額は、カードの残高よりは少ない額になりますが、最低でも90%くらいにはなるようです。そのギフトカードの人気度や供給量などによって、それぞれのサイトで払い出す現金の額に差があります。いくつかのサイトで自分のギフトカードに対して、いくらの払い出し額になるか調べて比較してみるとよいでしょう。

また、サイトによって取り扱うギフトカードのフォーマットにも差があります。フォーマットには、プラスティックのギフトカード、電子ギフトカード、モバイルギフトカードなどがあります。プレゼントでもらうのは今のところプラスティックのカードがもっとも多いでしょうが、このフォーマットのものは売ろうとするとカードを発送する手間と送料がかかるうえ、発送に要する時間もかかるので即時に現金化するということができません。オンラインサイトによっては、プラスティック・カードにあるコードを入力すると電子ギフトカードにフォーマット変換してくれるというサービスを提供しているところもあります。モバイルギフトカードを扱うサイトもありますが、これはまだ少数です。

それぞれのサイトで取り扱うギフトカードの最低額と最高額というのも設定されていることがあります。最高額のほうはそれほど問題になりませんが、最低額のほうは$10が多く小額のギフトカードは現金化が難しくなります。サイトによっては別途販売手数料をとることがあり、15%の手数料をとられる場合もあるので、現金の最大化を狙うならこのようなサイトは避けたほうがよいでしょう。

現金をどのように受け取るかについてもオンラインサイトによって提供されているオプションに差があります。チェックでの受け取りはスタンダードですが、その他PayPal経由での受け取りやAmazon.comのギフトカードなどで受け取る方法も提供しているところがあります。現金化したギフトカードで別のギフトカードを直接購入できるサイトもあります。購入する予定があるなら、ディスカウントを提供しているサイトを選ぶとよいでしょう。こちらもギフトカードを売る場合と同じく、そのギフトカードの需要や人気によってディスカウント率が異なりますが、最大で35%から40%のディスカウントを得ることができるケースもあります。

 

以下、代表的な3つのサイトをご紹介します。

 

Cardpool.com

買い取るギフトカードの最低限度額は$25に設定されていることと、Expiration Dateのあるギフトカードは取り扱わないという制限がありますが、それ以外は広範囲にわたるさまざまなカードを取り扱うサイトです。払い出す現金は残高の92%ほどまでに設定されています。プラスティックカードであってもカードによっては、オンラインに情報を入力することで電子ギフトカードに変換できる機能が使えることがあります。もしプラスティックカードを会社あて送付する手続きが必要であれば、USPSのフリーのシッピングラベルがもらえるので、封筒にそれを貼って発送するだけです。カードがCardpoolについてから一日以内に現金が支払われます。支払いは郵便でのチェックで受け取るか、Amazon.comのギフトカードで受け取るか、あるいはストアクレジットで受け取り、他のギフトカードの購入に当てることができます。Amaon.comのギフトカードの場合は、チェックでの受け取りより5%支払額が増額されます。他のギフトカードを購入するのも簡単で広範囲のカードを取り揃えており、最大で35%のディスカウントもあります。

 

GiftCards.com

買い取るギフトカードの最低限度額は$20、最高限度額は$300でExpiration Dateがあるギフトカードは取り扱いませんが、払い出し現金は残高の92%までに設定されています。プラスティックカードであってもカードによっては、オンラインに情報を入力することで電子ギフトカードに変換できる機能が使えることがあります。支払いはチェックかPayPal経由になります。このサイトはビジネス目的の方には便利な機能があります。自分の写真やロゴをアップロードしてギフトカードに載せることができます。また大量にギフトカードを売る場合はギフトカードの送料が無料になったり、現金払い出しにかかる時間が短くなったります。

 

CardHub.com

このサイトは直接ギフトカードを買い取ったり売ったりするのではなく、バイヤーとセラーをつなぐマーケットプレイス的な存在です。ギフトカードを売る場合、セラーにはふたつのオプションがあって、ひとつはCardHubのパートナーサイト(GitCardRescue.comなど)に売るオプション、もうひとつは広く一般のバイヤーに対して売るオプションです。前者の場合は、すぐに販売価格が決まり、プラスティックカードを送付する場合も発送料が無料になったりしますが、後者の場合は、自分で販売価格を決めて個人バイヤーに売ることになります。最低限度額は$10です。払い出し額は、小切手かPayPalで受け取ることができます。

 

Walmart.com

もうひとつ最近はじまったのが、Walmartのサービス。こちらは、200種類ほどのギフトカードを対象にしており、オンラインで情報を入力するとWalmartの電子ギフトカードに変換してくれるというサービスです。現金化は最高で残高の97%までと高率ですが、ギフトカードの種類によってその率が変わり、たとえばTargetのカードなら96.6%、BestBuyなら92.4%、CVSなら84%、Starbucksなら72.45%という具合です。Walmartと競合しているような会社のギフトカードの現金変換率が高いようです。変換されるのはWalmartの電子ギフトカード(というかコード)ですので、Walmartでしか使えません。Targetのギフトカードを敢えてWalmartのギフトカードに変えるのにどれくらいの意味があるかわかりませんが、とりあえず情報まで。。

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