バケーション中にクレジット・カード盗用の電話がきたら・・・

冬休みのバーケション中、ケイタイの留守電にこんなメッセージが残っていました。「こちら、Walmart.comのSusanです。オーダーいただきましたが、登録の電話番号と違っていましたので、1-800-xxx-xxxxに電話して、正しい電話番号を教えてください。」Walmart.comで何かを買った覚えはないので、いったい何かしらと思いつつ。。せっかくのバケーション中、日常のよもやまをすべて忘れて楽しもうと思っているところ、こういう電話ってちょっといやな感じ。かといって、完全に無視するのもよくないような。。心にひっかかります。

 

とりあえず1-800-xxx-xxxxをgoogleサーチする

Walmart.comと名乗っているものの、本当のところはわからないし、それこそなりすまし情報詐欺かもしれないので、とりあえずこの1-800番号をgoogleサーチしてみました。いくつかのサイトがこの番号について書いていて、どうやらこの電話は確かにWalmartからのものらしいということがわかりました。この番号から、わたしにかかってきたのと同じように、「オーダーの電話番号が登録の電話番号と違いますので、正しい番号を教えて」という電話をもらったひとが何人もおり、自分のクレジット・カードを使って、誰かが何かを注文したのだけど、電話番号などの詳細が本人のものとマッチしなかった・・・そこでWalmartが確認のために電話をかけてきてくれたらしいということが分かりました。「すぐに自分のクレジット・カードをキャンセルして、新しいカードを申請した」と書いている人もいました。うわぁ、面倒なことになった・・というのが正直な気持ち。

 

すぐに1-800-xxx-xxxxに電話する

この電話番号はたしかにWalmartのものということが分かったので、何はともあれ電話をすることにしました。ところが、すでに夜の9時ごろ。電話すると留守番電話システムに切り替わり、オーダー番号と名前とこのオーダーが自分のものかどうか、そうならば正しい電話番号を、そうでなければキャンセルする旨、メッセージを残すよう指示がありました。最初のWalmartからの電話で告げられたオーダー番号と名前を名乗り、自分はこのオーダーをしていないので、キャンセルしてくれるようにメッセージを残しました。

本当なら、使われたクレジット・カードはどれか(わたしは3枚のクレジット・カードを持っています)、何がオーダーされたのか聞きたいところですが、何せ相手は留守番電話システムなので、それはならず。

 

クレジット・カードの明細を確認したいが・・・

誰かがわたしのクレジット・カード情報を使って何かを買ったことが分かったわけで、さてどうするか。。3枚のうちどのクレジット・カードの情報が盗用されたのかは、クレジット・カードのオンライン・アカウントにログインして、利用明細を見れば分かること。ここまでくると、すべてをすっきり解決しないとなんだか気がすまないようなかんじになり、すぐにでもオンラインで調べたい気分。。

バケーションで泊まっているところには、快適なWi-Fiがあるものの誰もが使えるパブリック・ネットワークだし、いつもはラップトップを持ち歩く夫でさえ今回はiPhoneだけ。わたしもアンドロイドPhoneだけ。自分のスマホで銀行やクレジット・カード会社にログインしたことは今までないし、スマホのセキュリティについてはよく知らない・・・バケーション中の今、新しいAppのダウンロードなど面倒なことはしたくないし・・・。かといって、クレジット・カード会社に電話するというのも面倒くさい・・・。

 

そこで思い出したクレジット・カードの消費者保護

連邦法でクレジット・カードのUnauthorized Use(自分以外の人による利用)は、最高でも$50の自己負担であり、多くの場合クレジット・カード会社はその$50さえも負担を要求しないということを思い出しました。わたしの持っているクレジット・カードは全部で3枚ですが、そのうちの1枚が「いつも使うカード」であり、おそらく盗用はこのカードでされたのだろうと察しをつけました。このカードはアメリカン・エキスプレスで、過去にもいくつか問題があった場合も、迅速でスムーズに対応してもらえ満足していたので、今回もきっと大きな問題にはならないだろうとも推測しました。

ということで、この際、思い切ってこの問題はこのままにすることにしました。すっかり忘れてバケーションを楽しみ、家に帰ってから解決すればいいや・・・ということで。。

 

帰宅してしてから・・・

さて、楽しいバケーションも終わって帰ってきました。住んでいるときは感じないけど、「家の匂い」ってありますね。ドアを開けて中に入ったとたん、「ああ、うちの匂い!」 なんとなくなつかしいような、でもまた現実に戻るような、むずかゆい思いでソファーに座ります。

では、さっそく調査をはじめましょうか。アメリカン・エキスプレスのオンライン・サイトにログインし、利用明細を確認すると、たしかにpending charge(暫定的なチャージで、まだ完了していないもの。オーダーがプロセス中であったり、請求の準備ができていないなどの理由で、未完了の状態のもの)のなかに、Walmartの$40というのがありました。ついでに、他の2枚のクレジット・カードもチェックしてみましたが、こちらは何も問題はない様子。

さっそくアメリカン・エキスプレスに電話してみます。状況を説明すると、「連絡ありがとうございます。Walmartにも連絡していただいたし、こちらでもこれが盗用とわかりましたので、もうご心配はありません」とのこと。「誰かがわたしのクレジット・カード情報を持っているということですが、現在のカードをキャンセルしたりする必要はありませんか」とのわたしの問いには、「その必要はありません。こちらでも利用状況を観察しつづけ、また問題のありそうな利用があれば、ご連絡します」とのこと。アメリカン・エキスプレスの問題の検知と処理は信頼しているので、「わかりました」と電話を切りました。

 

たしかにわたしのクレジット・カード情報なんて、アクセスできる人は不特定多数いますものね。いくらクレジット・カード情報を保護しようとしても、買い物するとき、請求書を払うとき、そこで働くひとびとが情報を盗用しようとすればチャンスはいくらでもあります。そうなると、問題がありそうなときにすぐに発見して未然に防ぐ・・・これがとても大切になります。今回は、問題を発見したWalmartにも拍手ですね。また、信頼できるクレジット・カード会社を選ぶのも大切。そんなことを思いながら、過ごした冬の一日でした。

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4 comments

  1. 私も同じようなことがありました。AMEXのカスタマーサービスは、T-mobileを超えて私の中で一位です。

  2. ご無沙汰です。CCについて1つお尋ねしたいのですが、アメリカ発行のカードにもICチップが入っていますか?
    昨日、ベルリンのあるレストランでICチップがないので使えないと言われました。日本のカードには以前から標準でついていますが、アメリカ発行のVISAカードは去年3月に更新されたばかりでもついていません。

    1. cachacaさん、わたしはICチップの入ったカード(スマートカードというのですね)を見たことはありますが、一枚も持っていません。ヨーロッパではたしかにスマートカードでないと断られることが多いらしいですね。アメリカはまだその点では遅れていると思います。どうやらお店だけでなく、ATMなどでもスマートカードでないと受け付けないこともあるらしいので、ひどいとクレジットカードも使えない、現金もおろせないということになるみたいですね。。。知らなかったので、参考になりました(当面、ヨーロッパに行く予定はないけども。行きたいな~)。

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