今日は保険購入のDos & Don’ts (いい方法といけない方法)をまとめてみました。本当に必要な保険だけ、無駄なく穴なく、なるべく安く入るためのツボです。保険って決して楽しいものではないし、あんまり考えたくもないものですが、たまには保険とシンケンに向き合うことが必要ということです。
では、「Dos - いい方法」から・・・
重複カバーを除く
多くの家庭では、複数の保険を持っていることが多いですね。健康保険、ホームオーナー保険、自動車保険、生命保険、所得保障保険、長期介護保険などなど。。保険はそれぞれカバーする専門分野があるものですが、部分的に複数の保険が同じものをカバーしているということもあるものです。たとえば、健康保険と自動車保険のMedical CoverageやPersonal Injury Protectionなどです。ひとつをカバーするのに二種類の保険は不要です。健康保険のカバーがしっかりしており、車で事故をしても自分の怪我の治療費はしっかり補償されるというのであれば、自動車保険の医療関連補償は不要です。保険だけでなく、持っているメンバーシップの付帯ベネフィットをよく把握しておくことも大切ですね。AAAのメンバーシップでトーイングがカバーされているなら、自動車保険では同様なカバレッジを買う必要はありません。クレジットカードを使って購入すれば、エクステンデッド・ワランティがつくのであれば、店頭でエクステンデッド・ワランティを買う必要はありません。私は忘れやすくて、何がどうカバーされているかすぐ忘れがちなので、一年に一回くらいは契約書を見直してカバーの有無や重複、穴を把握するようにしています。
何年かに一回は見直す
保険は入りっぱなしというのは、案外ある話ですがいけません。保険は、現時点での病気や怪我や事故や災害による損失リスクに対して、必要な補償を買うものでうすが、損失リスクも必要な補償も時に応じて変化するものです。子どもが大きくなりDependentが減ったなら大きな生命保険は不要かもしれないし、家を買ったならホームオーナーズ保険だけでなく、自動車保険の補償額も追加契約したほうがいいかもしれません。本当に必要なものだけ無駄なく、抜けている部分なく、カバーすることが必要です。カバー内容を確認した後は、何年かに一度は見積もりを取り直して、今の保険料が払いすぎでないか吟味することも重要です。英語で言う”shop around”というやつですね。保険の種類によりますが、とくに自動車保険などは年ベースで何百ドル、稀には何千ドルの節約が可能な場合もあります。同じ車に対する保険であっても、保険会社によって「損失リスク」の測り方が違うので、保険料には大きな差ができるからです。
ひとつの会社にまとめる
多くの場合、ひとつの保険会社にポリシーをまとめると、マルチプル・ライン・ディスカウント(複数ポリシー・ディスカウント)を得ることができます。ばかにならない金額であることもあるので、何年かに一回の保険の見直しのときには一緒に考慮します。
保険請求クレームをなるべくしない
保険は、通常の生活費やエマージェンシー・ファンドの範囲内でまかないきれない、非日常的な損失をカバーするものと割り切り、小さなクレームはしないこと。これで、私は失敗しました。ちょっとした事故をして、「保険の補償額が$1,000以内なら、保険料はあがらない」という情報を元に、「おそらく、$1,000以内だろう」と楽観して請求したところ、実際は$1,000を超えたコストがかかり、Best Driver’s Discountを逃すこと(つまり保険料が上がること)になりました。$1,000以上かかったのも、相手の車の修理なので、自分のコントロールの範疇ではなく、結局、スモール・クレームはしないのがベストなんだな・・と再確認したしだいです。保険は大きな事故や病気のためのものという再認識をしました。
ディダクティブルをあげる
一番オーソドックスな保険料削減法です。ディダクティブルが上がれば保険料は下がります。ディダクティブルが高いと、必然的に小さな保険請求クレームも防止できます。小さな損失は、保険にたよるのではなく、無理なく自力でカバーできる準備金(エマージェンシーファンド)を蓄えておくことで対処します。保険は大きな損失のためのものという考えに沿ったやりかたです。
得られるディスカウントをリサーチする
保険会社はいろいろな保険料ディスカウントを用意していますが、あちらから親切に「こんなディスカウントがあります」とは教えてくれないこともよくあります。特に自動車保険などはさまざまなディスカウント法があり、中には「こんなディスカウントがあるようですが、私は受けられますか?」と聞かないと話が始まらないものもあります。スタンダードな契約のスタンダードな料金に満足するのではなく、ちょっとした「調査」が必要かもしれません。
今度は、「Don’ts - いけない方法」
Uninsured Motorists Coverageを買わない
自動車保険のUninsured Motorists Coverageは、保険料を下げるため削除して見積もりが出されることがあるようですが、これを買わないのは大きな間違いです。たとえ被害者であったとしても、相手がUninsured Motoristであった場合、誰からも補償は得られずすべて自己負担ということにもなりかねないからです。
Flood、Earthquakeなどの自然災害保険を見落とす
ホームオーナズ保険では水害や地震による被害はカバーされません。地震で家が倒壊しても、地震保険に入っていなければ、被害はすべて自分で吸収するしかありません。また、最近では、水害が起こると予想されないような場所でも水害が発生したりしています。保険料が高いからとあきらめないで、最低限の補償だけでも得る方法はないか保険購入を吟味してみることは肝要です。
レンターズ保険を見落とす
家を持っていなければホームオーナーズ保険は要らないわけですが、ではあなたの家財へのカバーは要りませんか?家主の購入している保険は、「器」に対してだけの保険ですから、貸家やアパートが火災にあった場合、家財が失われても何も補償がありません。家具や私物などを自費で購入しなおすことになります。幸いレンターズ保険は一年に百ドル、二百ドルの安価なものです。必要に応じ買っておいたほうがいいかもしれません。
保険の調書でウソをつく
健康上の問題や喫煙の有無など、ちょっとウソをついてしまえば、何百ドルも保険を節約できるかもしれません。しかし、これはとっても危険。詐欺罪にあたる行為であることと、ウソがばれたら保険会社は補償金を払ってくれないことがその理由です。保険に入っていても、結局補償を受けられなければ、一番の痛手ですものね。
住宅価格が購入価格のままである
ホームオーナーズ保険で、家に対する補償額が何年も前の購入価格のままだったりすると、実際に家が火事にあって再築しようとしても、補償額がそのための建築費とはかけ離れたものであったりする可能性があります。不動産マーケットの動きとともに、同等レベルの家を再建築するために必要な補償額を得られることを適宜見直し確認することが必要です。
州の最低必要カバレッジしか買わないこと
自動車保険の場合、各州の定める最低必要カバレッジを購入すれば、合法で運転ができることになりますが、それは本当に最低の最低。もし実際に事故になれば、最低カバレッジではどうにも補償がしきれない可能性が非常に高いものです。たとえ若くて資産のない人であっても、給料差し押さえなどということにならないように、十分なカバーを契約せねばなりません。
ホント、おっしゃる通りです。しかも、いろいろありすぎて、保険にお世話にならないような平穏な日々が続くと、ついつい、忘れがち。でも、気にはなっていて、ずーっと頭の片隅に合ったのですが、これで、最近、痛い目に合いました。
ペットのいない方は関係ないのですが、ペット保険もおろそかにはできません。実は、うちの犬(6歳半)、去年の秋は桃の種、数週間前はトウモロコシを食べてしまい、VetのERにお世話になりました。パピーの頃は、いろいろ手がかかるのでペット保険に入っておいた方がいいと聞いていたので、しっかり入ってモトも取れたのですが、それ以降は大丈夫だろうなあと願いつつ、辞めてしまいました。で、去年までは、それでよかったのですが、あの「桃の種」事件。ERの緊急手術ということもあり、保険にも入っていなかったので、犬とは言え医療費はバカになりません。その後、すぐにペット保険に入ればよかったのに、家の購入、引越し、リモデルなどで、そこまで頭が回らず、やっと落ち着いてきた先月にリサーチして、上限なしで90%Reimbursementされるペット保険に入ったばかり。その3日後に犬の具合が悪くなり、Vetへ。結局、15日間のWaiting Period中のため、今回も保険が使えず、全額自腹。う~う、私たちのフトコロも痛い。(2件合わせると、新車のエコノミーカーが買えちゃいますよ。)
でも、このサイトのお陰で、日頃、見落としがちなことや知らなかったことに注意が行くのでホント、助かっています。(レンターズ保険は、私も今まで知らなかったのですが、早速、テナントに奨めてみたら、本人たちもそんなに安くて結構よいカバレッジが受けられることを知らなかったようで、すぐに入ってくれました。)あ~、アンブレラ保険も考えなくちゃ。これが次の課題です。
え~、新車のエコノミーカー??ペットって確かにお金がかかるみたいですね。うちも子どもが犬を飼いたいといっていますが、そのうちちゃんと調べないといけませんね。だけども桃の種って、ほおっておくとうんちで出てこないのですか?トウモロコシってだめなの?どちらもharmlessそうに思うけど、だめなのかしら?ペット保険の前に基本的なペットの生態を勉強せねばなりません。。。