Groupon.comを使っていらっしゃいますか?私は、今まで3度ほど使いました。案外いいホテルにほぼ半額で4泊したのと、Cirque du Soleilのショーを40%オフで見たのと、Whale Watching Tourを半額で買ったのと・・・プロモのメールはほぼ毎日来ますが、興味があるのだけ開きます。でも、今日来たのは買うつもりがなくても開きました。だって、お医者さんがスポンサーなんですよ!アレルギー・テスト、本当は$199のところ50%オフで$99ですって。
Grouponもここまで来たか!というのと、アメリカ医療もここまで来たか!というふたつの驚きでした。だいたいGrouponの広告は、ホテルや旅行などのエンターテイメント関係、クリーニングなどのサービス関係、スパやフィットネスなどが多いように思います。コスメティック系の手術くらいならあると思うけど、今回はアレルギー・テストですよ!
アレルギー・テストは、通常健康保険でカバーされるはずですから、co-payで受けることができるならば数十ドルですむものです。ところが、最近では健康保険を持っていない、あるいは持っているがHigh-Deductibleプランであるなどの理由で、医療サービスのコストを100%負担せねばならない人が増えています。そんな人には、ちょっとうれしいクーポンですね。
このアレルギー・テストは46種のアレルゲンについてテストするとのことです。health.costhelper.comによるとアレルゲンひとつにつき$3から$5というのが相場らしいので、そうするとこのテストは$138から$230の価値のあるものです。このお医者さんのクリニックでは元値が$199というからもっとも平均的なとことでしょうか、それが半額で$99です。
このお医者さん、怪しい人かと思って調べてみたけど、ちゃんとYaleのMedical School卒で、UCLAでレジデンシーやってるから、経歴的にはOKそう。Yelp.comやzocdoc.comで見てもレビューは満点。30代半ばあたりのお医者さんとお見受けします。ソーシャルメディア世代ドクターの、新しいマーケティング方法というところでしょうか。
面白いのは、Grouponの説明にこうあったこと:「テストは15から25分。その後10-15分で結果がわかりますが、その結果は保険エージェンシーにはレポートされません。」
・・・それってどういうことなんだろう。何か意味ありげですねえ。「アレルギー・テスト受けて、もしアレルギーがあるってわかったら保険に入る」つもりの人に向けて書いているのかな。保険会社には「既往症なし(Pre-existing conditionなし)」ということで契約できるということなのかしら・・・
我が家にはアレルギーが疑われる者はいないのでこのクーポンは不要ですけれども、一人4枚まで買えて、3枚はギフトとして差し上げてもよろしいそうですので、いかがです、みなさま。。。
医療の競争、こういうのありでいいですね!
どのサービス業でもそうですけれど、ベテランの人が経験があっていいかというとそういうわけでもなくて、若くて最新テクノロジーやマーケティングに長けている人の方がいい場合も多いですよね。
昔ながらのやり方でいい場合の時は、電話帳や口コミで何十年も同じことしているベテランを探し、医療やテクノロジー、設備関連などは、インターネットを有効利用して、どのくらい最先端で競争できるレベルなのかスクリーニングしたりしています。
そうですね。やっぱり競争はある程度ないと、健全な値段とサービス・クオリティが磨かれないってことでしょうか。消費者も、そういう意味では役割重大ですね。。