Verizonからt-mobileにケイタイ・キャリアを変えて一ヶ月が過ぎました。「その後、順調ですか?」と心配してくださる方もあり、今回はちょっとその後のご報告です。。。結論から申し上げますと、おかげさまでなかなか満足しております。立ち上がりはちょっとばかり難航いたしましたが、その後は今のところ問題がありません。
選択したプランと利用状況
わたしが選択したのは、 1500 Talk Text, 30MBという一ヶ月$30のノー・コントラクト・プランで、1500というのは電話のミニッツとしてもテキストの本数としても使えます(300分話して1200本テキストなどのように・・)。ソーシャルメディアにはまだ目覚めておらず、コミュニケーションのメインはe-mailという私には、これで十分なようです。ちなみに、過去一ヶ月間の利用状況は、
MINUTES/MESSAGES = 1500中572だけ利用
DATA = 30MB中27.7 MBだけ利用
という状況でした。たまに時間があると、ケイタイでニュースを読んだりしましたし、出先でGoogleサーチしたりMapを使うこともありましたが、そのうちの多くにWi-Fiを使いました。通話もWi-Fiを使ってすることが多かったようです。営業マンのようにいろいろなところを飛び歩く生活ではなくて、あっちこっちと動くもののいつも決まった場所の中で動いているので、その場所のWi-Fiを押さえておけば、ほぼ4Gネットワークは使わずにコミュニケーションがとれました。
Galaxyとあきらめたフィジカル・キーボード
当初どうしてもフィジカル・キーボードが欲しいとこだわっていましたが、結局バーチャル・キーボードのGalaxyにしてしまいました。ま、でも慣れました。だいたい、長い文は打たないので、こんなものかなと(少々いらつきながらも)バーチャル・キーボードを使っています。あと、音声変換も意外と便利なものですね。ただ、一文ごとにケイタイに話しかけては音声変換してもらい、それをテキストで送っていたりすると、こんなことをしなくてもストリーム音声でリアルタイムに話せた(つまりタダの電話通話)は便利だったなあなどと、ちょっとノスタルジックな気持ちになってしまうものです。
わたしのGalaxyはハイエンドでもなんでもないものですが、わたしの用途には十分です。To-doリストや買い物リストを使ったり、スケジュールやアラート機能などたしかにハンディですね。別にiPhone5を持ちたいという願望もないし、当分これを使います。
スマホにしてよかったこと
別に今までのベーシック・フォンでもいいやとも思っていた私ですが、やっぱり変えてよかったとも思います。日本語テキストができるようになったのは、日本人のお友達とのコミュニケーションに大きなプラスです。あと、最近、子どもの学校のBack-to-School-Nightに行ったらば、校長先生が「もうすぐ学校のコミュニケーション用にiPhoneとアンドロイドのappができますので、ダウンロードしてください」と言っていました。そういう時代なんですね。
テクノ音痴のお友達も「わたしは、きっとこのベーシック・フォンを当分は使います」などと2週間前に豪語していたのに、さっさとiPhone(4Sですが)に乗り換えました。「4Sを買ったのに画面には4Gと出るのでおかしい・・・」とお店に文句を言いに行ったそうですが(ここで笑えない人は、お友達に教えてもらってください)、そういう人までiPhoneを持つ時代になったのですね。
ノー・コントラクト・プランばんざい!
何のしがらみもないノー・コントラクト・プラン、好調です。t-mobileには他にも・・・
Unlimited Talk & Text with 2 GB data ($70/月)
Unlimited Talk & Text with 100 MB data ($50/月)
Unlimited Text and 10¢/minute ($15/月)
というようなマンスリー・プランがあり、自分の利用状況に応じて月ベースでプランを変更することができるというのはとても便利だと思います。来月はちょっと利用が増えそうだから大きいプランに、その次はバケーションに行くから小さいプランなんてこともOK。このほかにも、日ベースのプリペイド・プランもあります。うまく使えばかなり節約できます。
それに何と言っても、月に$30のプランなら$30きっかりしかかからないというのが、すっきりしてうれしいです。この$30以外には、FeeもTaxもなしです。2年契約プランだと、当初$50といわれても、あとでFeeとTaxをあわせると$70に・・・なんてこともあるじゃないですか。その不安ゼロ。請求問題も起こらない!なんとすばらしいことでしょう。
2年契約プランだとあんなにごちゃらごちゃらFeeやTaxがかかるのに、ノー・コントラクト・プランやプリペイド・プランだとそれがゼロ・・・というのがなぜなのかは、大きなミステリーです。なぜなのかとっても知りたかったので、ちょっとサーチしてみましたが、情報が見つかりませんでした。どなたか知っていたら、教えてね。。
データ・サービスを使っていても、ついつい制限を越してあとで多大な請求がくることもありません。私の場合、制限の30MBを超える場合は、ふたつのオプションがあり、ひとつは$1.49 払ってWeb DayPassというのを購入すること(それを購入した一日間は無制限でデータが使える)、もうひとつはマンスリー・プランを前倒しで再更新(その日から前倒しでプランがはじまる)すること。どちらにせよ、「払わなければ使えません」から、後日の請求問題にはなりません。
・・・ということで、わたしの「バイバイ Verison、ハロー t-mobileプロジェクト」は今のところいいかんじ。。。t-mobileはmetro pcsと合併するようですが、それでよりノー・コントラクト/プリペイド・プランが強化改善されるよう祈るところです。いやいや、SoftBankがSpintを買収するかもしれないって?そうしたらサービスよくなるのかなあ?
まだ息子が捕虜になっています・・
息子はまだ、Verizonの2年契約でトラップされていて(昨春、iPhone4Sにアップグレードしたので)、まだしばらくこの檻から抜けられません。iPhone5が出るちょっと前に、Amazon.comで「iPhone4Sをトレード・インしてiPhone5にすると、お金がかかるどころか、かえってAmazonのストア・クレジットがもらえるから、しなきゃソン!」と熱くなっていました。ちょっと聞くとえらくお得な話に聞こえました。だって、古いiPhone4Sは$470で買い取ってもらえた上に、新しいiPhone5は$400で売ってもらえる。差額の$70はAmazonのストア・クレジットで、その後何に使ってもOK。「早くしなきゃ、今じゃなきゃこのdealはないんだよ!」という息子(もう1ヶ月以上前の話ですが)。
その裏にある「キャッチ」は何かといえば、2年契約の更新です。Amazonのトレード・インというとVerizonは関係ないように思えるけど、なんのその。トレード・インすれば、その時点から新たな2年契約が始まります。そのAmazon価格はVerizonの息のかかった価格だからです。お得に思えたトレード・インも、その後の2年間の超高いサービス料金によってぜんぜんお得ではなくなります。コストに敏感な顧客層がノー・コントラクト/プリペイド・プランに流れている昨今、キャリア各社は2年契約になるべく多くの人を囲い込むのに躍起なのです。
息子にはこのしくみを説明し、簡単には宣伝に載らないこと、「すごいお得な宣伝」をみたら、「What’s in it for them? (会社はそういう売り方をすると、どうして得するのか)」を考えるように教えました。「そもそもまだ十分新しいiPhone4SをiPhone5にしなければならない理由は何もないと思う」と言ったらば、自分もそう思うといって納得しました。(誤解のないように書き足しますが、月々の高い料金を払ってでも、常に最新の機種を使っていたいという人は、アップグレードすればいいのです。要は、「納得してそれをあえて選ぶ」のであれば、どんな選択肢も最善ということ。)
・・・ということで、あとちょっと踏ん張って、息子のVerizonの2年契約から無事開放される日が待ち遠しいのです。。。