新しいMotorola Droid 4をこの夏、日本と中国で使いたいわたし。去年は、成田でMobellという会社から日本国内用携帯を借りました。利用した分だけ払うシステムで、とても格安に携帯を借りることができ満足でしたが、せっかく新しいスマートフォンにするならば、今年はやっぱりそれで日本に行きたいものですけども・・・ということで、必要に迫られて、日本でアメリカのケイタイを使うオプションについて調べてみることにしました。
どうやらいろいろ調べてみたら、こんなオプションがあるようです。以前の記事とちょっと重複しますが、まとめということでお許しを。
1.自分のキャリアの国際ローミング
我が家の場合ならVerizonですが、アメリカで使っている携帯キャリアの、日本での国際ローミング・サービスを使う方法です。これが一番高くつくやり方です。多くの携帯がそのまま日本でも使えるようですが、1) 本当に使えるかどうか、2) 何らかの手続きは必要か、3) いくらかかるかをちゃんと確認したほうがいいですね。メージャーな会社の国際ローミングのページはこちら: Verizon、AT&T、T-Mobil、Sprint。これ以外でもだいたい、会社名と“international roaming”のキーワードで検索すると出てくるかと思います。
キャリアによっては、なんらかのちょっとお得なプランを用意している場合もあるので、利用する頻度や量によっては加入したほうがいいですね。たとえば、Verizonの場合なら、Global Data Planというのがあって、Global Readyの機種でしか使えないのですが、100Mで$25というパッケージがあります。もしこのプランに入らず、Pay As You Go(使った分だけ課金)だと、$20.48/MBで、100M使えば$2,000(ほんと~??)という信じられない差です。必ず、行く前に確認しておきたいですね。。あ~おそろし。
電話とテキストだけで十分というのであれば、電話機側の設定でData RoamingやData Synchronizationなどの機能はOFFにしておくというのが安全策でしょう。ただし、これらの機能がたとえOFFになっていても、アプリによってはそれをONにしてデータ送信を強制的に行うものもあるそうですから、自分がどのようなアプリを持っていて、そのデータ利用の傾向はちゃんと掴んでおかねばならないそうです。ローミングは最も高くつく方法ですから、不必要なデータ利用がないことを確認しておかないと、後になってひどく高額な請求を受け取ることになりかねません。
2.Global-SIMを使う
GSM機をお使いの場合には、SIMカードを差し替えることで、サード・パーティーの国際キャリア(イギリスの会社が多いらしいですが)のサービスを利用できるそうです。私の理解では、AT&TやT-MobilであればGSM機、Verizon、Sprint、その他小さな会社などだとデフォルトはCDMA機ですが、場合によってはGSMにも対応しているものがあるらしく、Verizonの場合だとそういう機種をGlobal Readyという名前で呼んでいるようです。
SIMカード差し替えのためには、GSM機かGSM対応/SIM対応機であることと、新しいSIMを受け入れるよう電話機をアンロックすることが必要になります。もともとのSIMは、もともとの携帯キャリアのネットワーク用のもので、電話機はこのSIMしか受け付けないようロックされているわけですが、これをアンロックして他のキャリアのSIMでも働き、他のネットワークでも使えるように解除する作業ということらしいですね。
このアンロックは携帯キャリアに直接コンタクトしてしてもらう方法と、アンロック・サービスを提供している会社を通じてやる方法があるらしいですが、後者はあやしい場合も多く、また何か問題があったとき「保証外」になってしまい修理してもらえなかったりすることもあるようなので、安全路線は前者の直接携帯キャリアにコンタクトということらしいです。アンロックできるかできないか、料金がかかるかかからないかについては、それぞれの携帯キャリアでポリシーが違うようですので、ご確認ください。ちなみに、Verizonの場合であれば、電話一本で(60日以上顧客であることなどの条件がありますが)済み無料でできるようです(詳しくはこちらをご参考に)。
SIMは世界の各国対応のGlobal-SIM(International-SIMとかWorld-SIMとかとも呼ばれるようです)や、一国専用のLocal-SIMなどがあるようです。一カ国(あるいは一地域)にしか滞在しないのなら、Local-SIMのほうがお得ということもあるようです。Global-SIMの比較サイトはこちら。あと、Mobellという会社が日本語でGlobal-SIMを売っています。日本用のLocal-SIMのほうは、成田空港などでレンタルすることができるようです。Hanacellという会社がジャパンSIMカードというのを提供しているようです。JQ Phoneという会社のJAPAN SIMというのもあります。いろいろ比べてみてください。ソフトバンクはiPhoneと3G携帯用を提供しています。
3.ポケットWi-Fi
できるだけ通信費をかけないで利用するためには、極力ホットスポットを探してWi-Fiで使うというのは基本ですね。でも、日本はアメリカに比べるとなかなかWi-Fiにありつけないような気がします。そんな時に便利なのが、携帯できるWi-Fiステーション。ポケットWi-FiとかモバイルWi-Fiというような名前で提供されています。定額使用料を払えば、使い放題。ただし、データ利用が中心の場合向きですね。Skypeなどのアプリを使えば通話もできすが、ふつうの携帯のような受信着信はできません。
Wi-Fiアクセスだけで使うのがメインであれば、Airplane Modeに設定しておくのも手かもしれません。Airplane Modeであれば、携帯機能やデータ・サービスはOFFになり、Wi-Fi機能だけがONになるので、無駄なローミング費用がかかる心配がありません。
4.携帯を借りる・買う
やっぱりすぐに使える携帯電話が必要というなら、日本国内用の携帯電話を借りるか買うかですね。プリペイド携帯の場合には、2006年(平成18年)4月1日に施行された「携帯電話不正利用防止法」のため本人確認(身分証明と国内住所)が必要になるらしく、オンラインでの申し込みや窓口で簡単&スピーディーにゲットということが難しいかもしれません。
レンタル携帯であれば、成田空港や羽田空港で契約できます。オンラインであらかじめ予約しておいて、飛行機を降りるなりピックアップということも可能でしょう。電話番号は毎回違う番号になってしまいますが、あらかじめ予約しておけば日本帰国前に電話番号を知ることができるサービスもあります。データは使えないことも多いので、このオプションは通話・テキスト利用が中心の場合向きでしょうか。ただし、帰国したあとに法外なデータ・ローミング料金を請求されたりということは防げる安全策です。
こちらのサイトに、上のオプションについてたくさんの情報が詰まっています。