アメリカ大学脱出 学費の低い国へ(2)

アメリカのカレッジコストが目を疑いたくなるレベルまで高騰し、アメリカのスチューデントローン残高はクレジットカード負債を上回る状態まで達しました。この状況下で、質の良い大学教育をもう少し理性的な値段で受けることができないかと国外に目を向ける層が出てきました、前回は、アメリカの大学をベースにStudy Abroad Programを通して留学する場合と、アメリカの大学に進学する代わりに国外へ留学をして学位取得まで狙う場合について、コストや留学事情を見てみました。今回は、各国の状況をもう少し詳しく見ていきます。 各国留学事情 以下では、とくにアメリカでの勉学に比較してコスト効果の高いと思われる国につ …

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アメリカ大学脱出 学費の低い国へ(1)

アメリカの大学費用が首を傾げたくなるようなレベルまで高騰してしまった昨今、質の良いよりリーゾナルブルな教育を求めてアメリカ国外に目を向ける学生や親も増えてきました。アメリカに比べて大学教育が低コストで受けられる国には注目が高まっています。同時に、最近のリサーチではおよそ40%の企業が、国際的に通用する人材がいなかったために、国際ビジネスの機会を逃したとレポートしており、今後も教育の国際化による人材の国際化のニーズは進むと考えられています。アメリカ国外に出ての大学教育の現状について、とくにファイナンシャル面にフォーカスを当てて2回に分けて調べていきたいと思います。 アメリカの大学から留学 最近で …

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ファイナンシャルエイドのベースイヤーが変わります

2016年10月をもって、ファイナンシャルエイド申請、FAFSAでカウントされる所得のベースイヤーが変更になります。現在(2016年からカレッジ入学になる)ハイスクール・シニアのFAFSA申請はもう終わっていますが、ここまでは前年度の所得がベースイヤーとして使用されてきました。毎年の申請で、前年度のタックスリターン上での所得がカウントされてきたわけです。これが、現在(2017年からカレッジ入学となる)ハイスクール・ジュニア以降は、前年度の代わりに2年前のタックスリターンの情報をベースイヤーとして使うことになります。この変更はもちろん現在のハイスクール・ジュニアだけではなく、ハイスクール・シニア以上、現在カレッジに入っている学生の来年以降のFAFSA申請にももちろん影響し、来年以降はみな2年前の情報を使うことになります。

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ファイナンシャルエイドを申請すると合格しにくくなるか

ファイナンシャルエイドを申請すると、それは授業料の支払い能力が低いことを意味するので、合格しづらくなるとする見方があります。たしかに大学も経営を保っていかねばなりませんから、授業料をできるだけたくさん確実に払ってくれそうな学生を、優先的に入学させたいと考えて当然ともいえます。エイド申請をすると合否に不利になるので、しないほうがいいと薦めている専門家もいますが、今日はそのあたりを考えてみたいと思います。大学が合否決定にあたって学生の財務状況を考慮するかしないかのポリシーは、大きく分けてふたつの種類があり、ひとつはNeed blind、もうひとつはNeed awareです。

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ファイナンシャルエイド、もらえないと思うから申請しません?

大学のファイナンシャルエイド、もらえるならもらいたいけど、収入がある程度多いのでもらえるかわからない・・・同じくらいの収入の家庭がエイドはもらえないと言っていたので、うちも無理だと思う・・・FAFSAにせよCSS/Profileにせよ入力に手間がかかる・・・ファイナンシャルエイドを申請すると合否に不利になると聞いた・・・などの理由で、ファイナンシャルエイドは申請しないという家庭もおありでしょう。実際、「それでも、申請したほうがいいですか?」という質問はよくお受けします。申請するかどうかは最終的にはそれぞれの決断によるところですが、今回は、「それでも、申請したほうがいい」理由について考えて見ます。

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ディスカウントで大学行くのがあたりまえ?(2)

シリーズ1回目は、大学の授業料はどんどん上がっているのにかかわらず、同時に授業料ディスカウントも増えており、90%弱の学生が、平均額にして50%ほどの学費割引を受けているという現状について考えました。ニードベースのファイナンシャルエイド、あるいは大学のスカラシップ、メリットエイドなどを含めたニードベースでないエイドのどれもまったく受けず、フル授業料を払っている学生は全体の10%ちょっとにすぎないということです。なぜ、授業料をわざわざ上げておいて、その上でディスカウントをするのか。今日はそれを考えます。

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ディスカウントで大学行くのがあたりまえ?(1)

College Board調べによると、2014年度から2015年度にかけての大学授業料の増加率は私立大学で3.7%、公立大学で2.9%という結果でした。過去10年間の平均は一年あたり5%だったので、それに比べると上昇率が少々落ち着いてきたものの、それでも大学の費用は毎年着実に増加しつづけているといえます。そしてこれは、過去十年間の平均収入の伸びと比べても、それよりずっと高いレベルで伸び続けています。たとえ年収が$200,000の家庭であったとしても、税金を払って、モーゲージも返済しながら、リタイヤメント準備もしつつ、私立大学の年間$60,000超の学費を、4年分で合計$240,000支払うとなれば苦しいもの。いったいカレッジ費用はどこまで伸びていくのか、自分の子どもが大学に入るころには学費はいくらになっているのか、不安に思う方も多いでしょう。ところが、その裏には知っておきたい事実もあります。今日はそのお話。

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優秀すぎる学生は不合格にします?

最近のアメリカの大学受験は、競争率はどんどん上がり続け、トップ校の合格は宝くじ状態と化し、そのうえ成績的には絶対受かるはずの大学からは不合格通知がくる・・なんだか首を傾げたくなるミステリーは多いもの。今日はその不合格通知の話。A大学にもB大学にも合格したのに、それよりは明らかにランクが下がるC大学からは不合格通知が!・・ふつうはそんなことあまりないだろうと思いきや、実は案外あるらしいのです、こういうケース。

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アメリカ大学は本当に合格しにくくなっているか  

とある友人と話していたときのこと。子どもの進学の話になり、全米ランキングでも上位の大学を卒業している彼女いわく、「私の時代はそれほど競争率も高くなく入学できたけれど、今受験しろといわれたら、きっと私は合格しないだろう・・・」。実はこのような話は案外よく耳にします。「GPAもテストスコアもほぼ満点に近く、スポーツでも活躍しアワードもたくさんあるようなスター・スチューデントが○○大学に合格しなかった・・」という話もよく聞きます。スタンフォード大学の合格率は約5%だそうで、きっと不合格の95%の学生もスタンフォードを受験するくらいだから、きっとそれなりにかなり優秀ななずで、その中にはたくさんのスター・スチューデントが隠れていることでしょう。エリート大学の合格はまさに宝くじに当たるようなもの・・とも。こんな話で不安が不安をあおり、15校とか20校とか受験するという話も聞きます。でも、それ、鵜呑みにするのはちょっと違うようです。今日はその話・・。

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ファイナンシャルエイドと学費ローンの現状

CollegeBoardがTrends in Student Aidというリサーチを発表しています。これからカレッジに子どもを送り出す親にとって、どのくらいのファイナンシャルエイドが得られるのかは非常に知りたいところですね。今回は、同リサーチから一部抜粋してご報告します。 まずは、もっとも関心があるともいってよい、「我が家の収入レベルでファイナンシャルエイドは受けられるのか」という点についてのデータです。もちろん、学費の額や受けられるエイドの内容、それぞれの大学によって、それぞれの学生によってかなり差があります。簡単に、「はい、あなたの収入ならエイドはいくらになります」というモデルはありません …

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カレッジ資金のために保険を買う??

周りではこの秋から入学するカレッジが決まった高校生のシニアたちが何人かいます。希望校に受かった人も、そうでない人も、それぞれに全力を尽くし、よく考えての決断です。新しいスタートが希望と夢に満ち満ちたものでありますよう、心からお祈りいたします。

さて、入学が決まって学費の捻出に心を砕いているご家庭もいらっしゃるでしょう。まだ、カレッジまでは何年かあるけれど、これからカレッジのために資金を準備せねばならないという家族もいらっしゃるでしょう。

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ファイナンシャル・エイド-合格通知が来てからの心得

どこの大学にアプリケーションを出すかという話と、いかにファイナンシャル・エイドを最大化するかという話は、本当は深くつながっているわけですが、今回は後半の部分に焦点をあててリサーチしてみました。ここでの前提は、大学からオファーされるファイナンシャル・エイド・パッケージは、そのままアクセプトしないことということです。Fixされたものと思い込まないで、あれこれ手を尽くしてみると、よりよいエイド・パッケージが得られる可能性があるということです。では、どうするのでしょう。こんなポイントがあるようですよ。。。

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教育費に対する税優遇 その2 – Lifetime Learning Credit

前に、American Opportunity Creditをご紹介しました。これは以前からあったHope Creditにとって代わるタックス・クレジットで、$4,000の費用に対して最高$2,500までタックス・クレジットが得られるとあり、非常に利用価値の高いタックス・クレジットです。これとは別にもうひとつ、Lifetime Learning Creditという教育費のタックス・クレジットも存在します。今日はそれをご紹介します。American Opportunity Creditに比べると、ちょっと影が薄いかもしれませんが、Lifetime Learning Creditでないとダメというようなケースもありますから、知っておきたいと思います。

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教育費で受ける税優遇 その1 - American Opportunity Credit

高騰するカレッジ費用。529プランなどを利用して費用準備をし、ファイナンシャル・エイドをなるべくたくさんもらい、そしてなるべく早く卒業する・・・というのが、よく語られる費用対策ですが、もうひとつの知っておきたい費用対策があります。教育費のタックス・クレジットです。

2009年のAmerican Recovery and Reinvestment Act の制定で、それまであったHope Creditというタックス・クレジットに代わって、このAmerican Opportunity Tax Creditができました。American Opportunity Tax Credit はHope Creditに比べ、対象となる収入層が広がり、

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大学に行ってモトがとれるか - 大学っていい投資? 

今日は、アメリカ大学のROIをくらべてみようと思います。ROIとはReturn on Investment、日本語では投資利益率と訳します。そう、カレッジは投資です。将来への投資。高い授業料を払ったからには、やっぱりそれを回収できないとちょっと哀しいですからねぇ。「どの大学に行くのが利益率がいいか」なんて、いかにもアメリカ的でちょっとうんざりする方もいらっしゃると思いますけど、ま、余興と思ってごらんください。 アメリカって何でも調べればデータがあるもので、大学ごとのROIデータを見つけました。 ちょっと説明が必要ですね。下に、項目ごとの意味を書きます。 2011COST : 2011年時点での …

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学生ローン 授業料 大学 アメリカ カレッジ

学生ローンにみる アイビー・リーグとサブプライム大学の差

高いカレッジ費用。なんとなれば学生ローンを借りればOK・・・でしょうか?学生ローンはここ数年ですごい勢いで増えています。アメリカ世帯のうち学生ローンを抱えているのは2010年には19%になりました(2007年では15%。Pew Research調べ)。2011年卒業の学生のうち、学生ローンのある人の平均負債は$26,244だそうです(US News調べ)。カレッジは将来への投資ですから、少しくらい借りても後で元が取れればOKですが、どれくらい借りなければならさそうか?どうやったらなるべくローンは組まないでいられるか? ある程度イメージをつかんでおいたほうがいいでしょうね。。

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カレッジ費用を貯める(2) - beyond Roth-IRA and 529

「カレッジ費用を貯める」と題して、カレッジ費用を貯めるのに使えそうな方法をご紹介しています。1回目は、Roth IRAと 529 Savings Planをご紹介しました。2回目の今回は、それ以外の方法についてまとめました。それ以外というと、重要でないように聞こえますが、Roth IRAや 529 Savings Planでカバーしきれない穴を埋めるためには、利用価値の高いものもあります。また、一般的にはあまり使えなくても、特定の条件に当てはまれば有効なものもあります。ご家庭の状況に合わせ、使い分けるといいですね。

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カレッジ費用を貯める(1) - Roth-IRA と 529

高騰しつづけるカレッジの費用。ファイナンシャル・エイドはたくさん貰えますようにと祈るような気持ちですね。ファイナンシャル・エイドは貰えても、自分たちで負担するコストが残るもの。用意がなければ、学生ローンに頼らざるを得なくなります。卒業したとき、これから社会生活を始めようという我が子に、手に負えないほどの多額の借金は負わせたくないですね。そうなると、貯めておかねばと思うわけですが、カレッジ費用、貯めるにはどのような方法があるのでしょう。

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ファイナンシャル・エイドを多くもらう - EFCの最小化

カレッジ費用の高騰が叫ばれる昨今、ファイナンシャル・エイドをできるだけたくさんもらいたいというのは、誰もが望むところでしょう。ファイナンシャル・エイドのうち、とくにニード・ベースのものについては、EFC(Expected Family Contribution=家庭の負担額)を低くすることが、エイドを最大化するための最も重要な第一歩です。では、EFCを低くするのにはどうしたらいいのでしょう。EFCを決める要素とな何なのでしょうか?

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ファイナンシャル・エイド - EFCの意味するところ

FAFSA?EFC? アメリカ大学に進学を考えるお子さんがいらっしゃる家庭でしたら、知っておかねばならない言葉です。とりあえず、大学に合格するまでは受験のことだけを、合格したらファイナンシャル・エイドのことを心配すればいいと思っていませんか?実は、EFCを知ることは、受験がはじまるずっと以前から計画的に学費をためたり、ファイナンシャル・エイドを最大限に活用するために収入・税金・資産を計画的に整理したり、事前に受験する大学を賢く選んだり、合格した大学からできるだけたくさんエイドを…

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ファイナンシャル・エイド - FAFSA と CSS/Financial Aid PROFILE

FAFSAって何でしょう?大学のファイナンシャル・エイドを受けるために必要だと聞きましたが、それはいったいどのようなものでしょう?大学によっては、CSS/Financial Aid PROFILEも申請せねばならないと聞きましたが、それは何ですか?EFCってどう関係があるのでしょう?申請は面倒そうですが、申請する価値はあるのでしょうか?いったいどちらを申請したらよいのでしょう?… このようなご質問にお答えすべく、

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アメリカの大学 – ファイナンシャル・エイド研究

「たとえ年収が$250,000であったとしても、ファイナンシャル・エイドは、必ず必ず必ず申請すること」とは、カレッジ対策をよく知るFrederick Ruggの言葉。「貯蓄も収入も十分な家庭であっても、ツボをおさえていさえすれば、劇的に学費を削減する方法を見つけられる」とは裏を知り尽くしたLynn O’Shaughnessyの言葉。十分にお金があってもなくても、とにかくaskしなければ与えられることはない国、アメリカ。高騰し続けるカレッジ費用…。子どもは大学を出たが、

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アメリカ大学の学費 – いったいいくらかかるのか?

私たち夫婦がインディアナの州立大学に留学した1990年前半、わずか200万円の留学資金をにぎりしめアメリカに渡ったのを覚えています。主人はすぐに学部内でリサーチ・アシスタントして雇われ、自分の授業料は全額免除、多少の給料ももらっていたのでいくばくかの州税を納める立場となり、その理由で配偶者であるわたしの授業料も1/3に減額されました。卒業すると、手元には持ってきた200万円がそのまま残っていました。。今となっては…

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アメリカ大学の学費 - キケンな思い込み

アメリカの大学の学費(授業料と寮費・食費を合わせたもの。1年あたり)の平均値は、州立大学で$16,000強、私立大学では$37,000強だそうです(2010調べ)。学費は2000年以降、平均家庭の収入の伸びおよび物価指数の伸びを、はるかに超える率で増加し続けています。少しでも自己負担を少なくしたいのは誰もの願いですが、それを妨げるのがキケンな思い込み。「私立は公立より高い」「州外の大学へ行くならout-of-state授業料を払わねばならない」「収入が多すぎるからFAFSAは…

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