最近は何にでも「手数料」がかかります。この「手数料」って、くせものですよね。ほおっておくと、あっちではなんちゃら手数料・・こっちではかんちゃら手数料で、どんどん支払額が雪ダルマ・・というような印象を持っているのは私だけでしょうか。。私にとって「手数料」という名のものは、まさに「要注意人物!」なのです。
- 手数料という名前であれば、あとからどんどんいくつも追加料金を付け足せる。
- 手数料はメインへ付け足しなので、ひとつひとつはよくよく吟味されない。
- 手数料はメインのものの購入決断がされたあとに明らかにされることが多く、手数料を請求された時点ではすでに顧客は囲い込まれている(払うしかない)。
- 手数料はあからじめ表示されず、あとで「こそっ」と追加されるので、最終的に払う代金は当初の予想よりかなり多いものになる。
- 手数料は「隠されて」いる場合もあり、払っていることを「知らない」場合もある
うんざりする手数料はこんなもの・・・
銀行のチェッキング口座:
Paper Statement Fee ($3~$5), Talking to Teller Fee(窓口担当を通して引きおろし、デボジットなどで。$3~$5)。Minimum Balance Fee(残高が一定以下になったときかかる。$5~$10)。銀行が昔からやっている基本業務に、お金をとるなんて!
クレジット・カード:
Late Payment Fee (支払いが遅れると・・・数十ドル)、Over-the-limit Fee(クレジット限度を超えて利用すると・・・数十ドル)、ATM-Foreign Currency Fee(外国のATMで現金を下ろすと、おろしたお金の数%)、Same Day Payment Fee(支払い期日当日に、カード会社のオンライン・サイトで支払いをすると・・・$15)
ホテルの宿泊:
Resort Fee(プールを使ったらチャージされる場合から、ただ泊まるだけでチャージされるものまで。$10~$30)、Internet Connection Fee ($9.95など)、Mini-bar Restocking Fee(ミニバーから消費した物の値段に追加でかかる利用料。$10)。ホテルを選択する時点で、手数料までよく見てないと、あとであれ?なんてことになります。。
携帯電話:
Carrier Cost Recovery Fee(長距離電話をかけると追加で数ドル)、AT&T Tax-related Surchage(長距離電話料の0.7%)、MCI Property Tax Surchage(長距離電話料の2.5%)。携帯電話って1ラインでいくら、ファミリープランでいくらと表示はされているけれど、実際払う月々の料金ってその2倍だったりしますよね~。。
ギフト・カード:
Activation Fee(買ったギフト・カードをactivateするだけで・・・$4~$10)、Maintenance Fee(使っても使わなくてもかかる月額料金。数ドル)Dormancy Fee(使わないとかかる月額料金。数ドル)。悪名高きギフト・カードの手数料。使わないうちに残高がすっかりなくなちゃったというホラー・ストリーも限りなし。。。
モーゲージ・ローン:
Processing Fee、Document Preparation Fee、Administrative Fee、Messenger Fee 。。。いわゆるクロージング・コストに入っている料金です。ローン発行元によっていろんな名前でいろんな手数料があるので、何のための手数料なんだかは一概には言えないみたいです。とにかくなんか名前をつけてお金とろうなんてのもあるようで・・家の売り手へはオファーしちゃってるし、期限内にクローズしなきゃいけないし、手数料を一つ一つ確認して吟味しているひまがないところにつけ込まれているような。。ハッキリ言ってゴミのような手数料が多い。事実、バブルのことはごちゃらごちゃら存在した手数料ですが、マーケットが軟化してからは、手数料なしやネガティブ手数料(手数料を払うかわりに、インセンティブがもらえる)といようなローンもでてきました。ということは、とれるときにはできるだけとっておき、とれなくなればとらなくてもいい料金ということですねぇ。。
ミューチュアル・ファンド(投資信託)、401(k)アカウント、529アカウント:
投資している合計額にかかる手数料が、0.25%以下なら優良、0.40~0.50%ならそこそこ。多いと1.50%から2.00%なんて場合も。お金を託して投資してもらっているわけで、それに手数料をはらうのは当然だけど、高い手数料にみあった利点があるのかを吟味する必要あり。そうでないと、ただ利ザヤをとられて、投資は思うように伸びないという結果に。
オンライン辞書で「Fee」の意味を調べてみたらば、こう出てきました。
1. なんらかの特権に対してチャージされる固定額
2. 専門家によるサービスに対して支払う料金
つまり、わたしたちが「特権」や「専門的なサービス」を受けたときに支払う料金のことですね。でもさあ、「特権」や「専門的サービス」でもなんでもないものにまで手数料を払えといわれている気がしませんか?消費者である私たちが、ある程度の意識をもってこの「手数料」の意味を吟味し、意味のない手数料には「NO!」というガッツを持ちたいものですね。
集団で「NO」といえばなくなる手数料
たとえば上のモーゲージのクロージング・コスト。バブルのころ消費者が疑問も持たず払っているうちはガンガン徴収されましたが、バブルがはじけて消費者も慎重になってきたら、多くの手数料はドロップされました。
それからBank of Americaが試行的に実施したデビット・カードにかかる$5のMonthly Fee。顧客からの激怒を受けて、すぐに取りやめました。そんなに簡単に取りやめられる手数料なら、最初から徴収するな!と思いませんか。顧客が何も言わないならとろう・・・という、ちょっと消費者をバカにしたビジネス姿勢だと思います!
それからそれから・・・Verizonは、顧客がクレジット・カードかデビット・カードを使ってVerizonのサイトでBillを支払った場合、Convenience Feeとして$2を徴収すると発表し、これまたあまりのブーイングを受け中止しました。Convenience Feeって、convenient for whom? For Veriozn?
個人的に「NO」といえば許してもらえる手数料
個人的なことで恐縮ですが、長らく持っていたBank of Americaのチェッキング口座。ある月、うっかりMonthly Minimu Balanceを割ることがあり、数十ドルの手数料を払いたくないので、電話して、「こんなに長い間ロイヤル・カスタマーだったし、これからも責任をもって口座を使っていきますので許して」と頼んだら、簡単になしにしてくれました。
新しくつくったクレジット・カード。支払いサイクルを把握して、自動支払いをセットアップするので失敗し、最初の支払い期日にちょっと遅れてしまいました。Late Payment Feeが追加されたので、さっそくコンタクトし、今後は絶対このようなことが起こらないことを訴えたところ、すぐに帳消しになりました。
手数料は、正当なクレームがあれば案外簡単に許してもらえるようです。決してこれを悪用してはなりませんが、ただ小さなミスであまりに多額の手数料を要求されたようば場合は、きちんとクレームしてもいいでしょう。ただし、自分に落ち度がある場合は、その反省はしておきましょうね。
わたしたち消費者の責任は、多少面倒でも、ひとつひとつ(できるだけ額の多いものを優先的に)その意味を吟味すること。悪質な手数料が多々存在するので、闘う姿勢を持つこと。手数料を「払わねばならないもの」とあきらめず、価値のない手数料には「N0」と言えるようにすること・・・でしょうか。ともに消費者としてがんまりましょう!