アメリカ大学のファイナンシャルエイドとスカラシップ オファーレターを読み解く

大学の入学アプリケーションを提出して、待ちに待った結果がきました!おめでとうございます!合格通知の次に来るのがオファーレターです。オファーレターは、奨学金やローン、ワークスタディなどがいくら受けられるかを列挙し、いくらを自費でカバーせねばならないかの確認ができるようにつくられているものです。これによって学生とその家庭は、合格した大学のうちからファイナンシャル的に無理をしすぎないで通うことのできる大学を選択することができるわけです・・・というはずなのですが、どうも実情はそうではないというレポートが出ました。 read more

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アメリカ大学の学費 高騰は過去のことに!

一時期、インフレ率をはるかに超える勢いで上がり続けたアメリカのカレッジ費用ですが、ここのところ以前のような上昇は見られません。最新のcollege boardの調べによると、インフレ率を鑑みれば、むしろカレッジ費用は下がっているという結果でした。

2022-2023のカテゴリーごとのカレッジ費用(全国平均)は以下のようです。

州立4年生の州内扱いでトータル$27,940、私立non-profit4年生でトータル$57,570です。 read more

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うちの年収だと大学のネットプライスはいくら?

前回の記事では、カレッジ費用の上昇傾向、ネットプライスとスティッカープライスのトレンドについてみてみました。インフレーション率をはるかに上回るレベルで値上がりしてきたカレッジ費用ですが、最近はその上昇率が少し落ち着いてきていること、またカレッジ費用自体が上がってもそれはあくまでスティッカープライスであり、必ずしも自己負担する額(ネットプライス)ではないことなども見てみました。

ならば実際に自己負担することになるネットプライスはいくらなのか・・これが私たちの一番知りたいところでありますが、これは簡単に知ることができません。実際にいくら必要かは、どこの大学に行くか、その大学が州立か私立か、その大学からはメリットエイド(ニードベースでないエイド)がどのくらい出そうかなど、かなりの個別情報が必要で、また実際大学に行くその時になってからこそわかることだからです。

とはいえ、大学に入学する随分前から学資準備をすることが肝要なわけですから、大学入学がまだ先であってもなんらかの目途をつけることが必要です。ネットプライスを知るための目途を立てるためには、まずは自分の家庭のファイナンシャルニードを知ることです。

ファイナンシャルニード

ファイナンシャルニードを決めるシステムにには大きく分けて二つあります。

Free Application for Federal Student Aid (FAFSA) 

州立大学のほとんどと、多くの私立大学で使われるシステで、連邦政府によるファイナンシャルニード査定法です。フェデラルエイド、州のエイドなど公的なエイドはもちろんのこと、私立大学の大学独自でのエイド決定にも使われたりします。大学によっては、ニードとは関係ないメリットエイドであっても、FAFSAでの申請を必須としているところもあります。

FAFSAではExpected Family Contribution(EFC)を計算します。EFCは、収入や資産のレベルなど家計の状態をベースに割り出すもので、その家庭が自己負担すべきカレッジ費用額(年額)です。EFCが高いということは、家計にたくさんのカレッジ費用を負担できる力がありニードが低いということを意味し、EFCが低いということは、あまり自己負担できる力がなくニードが高いということになります。高いEFCでは、ニードベースのエイドがもらいにくく、反対にEFCが低いとニードベースのエイドがもらいやすくなります。

ご自分のその年のEFCは、どこの大学に行こうと一定です。つまり、EFCは家計にひとつです。一方、ファイナンシャルニードは行く大学の費用によって変わります。その大学でのご家庭のファイナンシャルニードは、その大学のカレッジ費用(Tuition and fees、Room and Board)からEFCを引いたものです。

CSS/Financial Aid PROFILE.

アイビーリーグなどセレクティブな大学で使われることの多いファイナンシャルニード査定システムです。同じシステムを使っても、ニード査定の方式はそれぞれの大学独自の設定です。

CSS/Financial Aid PROFILE.の場合は、大学ごとに査定のしかたが違うこともあり、どのようにニードを決めるか、収入や資産がどのように計算に組み込まれるかについて固定的な方程式がありません。EFCに似たような指標を算出すると思いますが、算出法もEFCもひとつではありません。

ここではFAFSAについてだけルールを紹介します。FAFSAルールはニード決定の基本的考え方で、これをもとにしつつも、さらに細かい条件を加えることでCSS/Financial Aid PROFILE.ではさらに繊細なニードを計っていくものだとご理解ください。

数年前に、FAFSA申請についてのルールが変わりました。現在は、進学の年の前年10月1日から申請開始、申請するときのファイナンシャル情報は、進学の年の2年前のタックスリターン情報を使うことになりました。2020年に入学の場合なら、2018年のタックスリターン情報(すでにファイルしてあるので手元に存在する)を2019年の10月1日からFAFSAに入力することになります。タックスリターンから入力する情報は、2年前の収入です。

FAFSAには持っている資産も入力しますが、これはFAFSA申請するとき時点の資産を入力します。よって、年収は2年前のもの、資産は現在のものということになります。

FAFSAのニード決定にもっとも大きくモノをいうのは収入です。

Parentの収入

Adjusted Gross Incomeに、非課税所得、401(k)やIRAなどのリタイヤメントプランへの積立額を足し戻したもので、最高47%までカウントされます。401(k)などののリタイヤメントプランへの積立は、所得税控除になるためAGIを低くしますが、FAFSAでは足し戻されますので、積み立てによってファイナンシャルニードを上げることはできません。自分の会社をお持ちであったりSelf Employedの方なら、2年前の収入をある程度低くすることが有効でしょう。

一方で、W2ワーカーの場合、収入を減らすような調整はほとんどできないため、高所得の方は所得だけでニードベースのエイドの資格が得られない場合も多いです。この場合は、資産をどんなに減らしても何の役にも立ちません。

ただし、お子さんが2人かそれ以上同時に大学に通う場合は、カウントされる収入がその人数で割られますので、高収入の方でもニードベースの資格が得られる可能性が高まります。また、州立大学ではニードに資格がなくても、学費がそもそも高い私立の場合いはニードがありと判断される場合もあります。

Student自身の収入

ある程度の控除額(2020年の場合で$6,840)を超えると、50%がカウントされます。収入を得ることはぜひ奨励したいところですが、できればこの控除額以内に収まるようにするのがよいでしょう。なお、Work Studyの収入は、Studenttの収入にカウントされないので危惧する必要はありません。また、Work Study以外の収入についても、Senior時点でのFAFSAにはSophomore時点の収入が考慮され(2年前)、Junior以降の収入はFAFSAには関係なくなります。Junior、Seniorではたくさん収入を得ても問題ありません。

Parentの資産

FAFSAでは、家のエクイティ、401(k)やIRAなどのリタイヤメント口座、生命保険やアニュイティのキャッシュバリューはカウントされません。それ以外の資産は64%の率でカウントされます。

チェッキングやセービングなどの口座、ブローケージなどの課税投資口座、529などの口座は5.64%でカウントされますが、上に書いた通りそもそも収入が高すぎてニードが低くニードベースのエイドの資格がないときには、カウントされる資産を減らしても何の意味もありません。

収入がある程度低い場合には、資産の整理などを数年前から準備し、ニードを上げる(EFCを下げる)調整が肝要です。資産の整理はすぐにはいかないことが多く、また税金面からも短期間でせず複数年で計画的にしたほうがよいというケースも多いので、少なくとも入学前3~4年前までには計画を立てるのがよいでしょう。

Student自身の資産

20%でカウントされます。これもParentの収入が高くニードベースのエイドがもらえない場合には、何の問題もないのでそのまま持っていればよいですが、エイドがもらえそうな場合には、Student名義のお金はあらかじめ必要経費のために使ってしまうなど計画が必要です。

ニードがあるからといって・・・

EFCが決まり、大学ごとのファイナンシャルニードが明らかになったからといって、ニードがスカラシップやファイナンシャルエイドで100%満たされるかというと、必ずしもそうでない場合がほとんどです。

EFCはあくまでニードを測って、限られたファイナンシャルエイドのお金を効率的に学生に分配するための目安として使われるものであり、ニードを100%満たすために存在するものではないからです。

よってご自分のEFCを知ることは大切な第一歩ですが、次に必要なのはそれぞれの大学のネットプライスを知ることです。各大学に対し、Webサイトなどでネットプライスを計算できるしくみを提供することが義務付けられています。大学名と“Net Price”というキーワードでGoogle検索すると出てきます。

大学によって入力するべき情報の種類や情報の量は異なりますが、情報入力するとその大学にお子さんが進学した場合のネットプライス(自己負担額)が計算できるようになっています。

ネットプライス ケース1

たとえば、こちらは州立大学のケース。ParentやStudentの収入や資産、払った税金などのファイナンシャル情報を入力するとNet Priceを計算してくれるものです。EFCは$20,585である一方で、一番下にはトータルのカレッジ費用が$39,428とあります。差額の$18,843はファイナンシャルニードということになるのですが、この大学はニードの100%を満たしてくれません。$18,843のうち$9,343はフェデラルグラントがもらえますが、残った$9,500はStudent WorkとStudent Loanでカバーするとなっています。

実質上、ParentのEFCである$20,585と、Student WorkとStudent Loanでカバーする$9,500のトータル$30,085が自己負担(ネットプライス)ということになります。

ネットプライス ケース2

こちらは私立大学のケース。ParentやStudentの収入や資産に加え、GPAとテストスコアを入れると、メリットエイドのスカラシップまで計算してくれます。トータル費用は$54,046、そこに大学からのスカラシップが$14,000出て、ネットプライスは$40,046になります。これをカバーするためのStudent WorkとLoanのオプションも提供されていますが、基本的には$40,046が自己負担分です。なお、Student WorkやLoanはオプションとして提供され、必ず使わねばならないものではありません。Loanは組みたくなければ、その分を現金で支払うことになります。

この大学は、GPAとテストスコアでスカラシップがいくら出るかも公表しています。アプライする大学を決めるにあたって、合格するかどうかだけでなく、合格したらどのくらいの自己負担がかかるかもかなり正確に査定することができます。

世帯年収ごとのネットプライス

世帯年収層ごとの全米平均のネットコプライスのグラフがあります(College Board調べ)。下は4年制州立大学のケースで、オレンジ部分がグラントでカバーされた額、青はTuition and fees、水色がRoom and boardやテキストブック、交通費などののその他のコストです。青と水色の総合がネットプライスです。

一番新しいデータが2015-16年のものとちょっと古いですが、たとえば世帯収入$120,000以上であれば、$29,320のトータルコスト(スティッカープライスと同義)のうち、オレンジのグラント部分は$3,500程度、ネットプライスは$26,000程度という風に読みます。

私立の場合は、NonprofitとFor-profitに分かれます。

Nonprofit私立の場合、$70,000~$119,999までの収入だと、$49,740のトータルプライスに対し、$20,000超のグラントが出て、ネットプライスは$30,000弱になります。

一方For-profit私立の場合、同じ$70,000~$119,999までの収入で、トータルプライスはNonprofitより安い$35,360ですが、グラントは$4,000強しか出ず、ネットプライスは$31,000強となり、ネットプライスレベルではNonprofit、For-profitで変わりない結果になります。

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カレッジ費用 いったいいくらなのか? 2020年版

毎年、College BoardがTrends in College Pricingというレポートを発行します。カレッジ費用は地域によっても、大学のタイプによっても大きく差がありますが、全米の4,000大学に対して費用調査を行い平均的な動向をまとめています。

ここでのカレッジ費用とは、Tuition(学費)、Fees(その他関連手数料)、Room & Board(寮費と食費)、テキストブック、交通費、個人的費用などのその他の間接的費用の総合です。

カレッジ費用と上昇率

以下2019-2020年のカレッジ費用全米平均値です。

Public college costs (in-state students)

  • Tuition and feesは $10,440  上昇率 3%
  • Room and board は $11,510  上昇率9%
  • トータルカレッジ費用: $26,590

Public college costs (out-of-state students)

  • Tuition and fees は $26,820  上昇率4%
  • Room and board は $11,510  上昇率9%(In-stateと同じ)
  • トータルカレッジ費用: $42,970

Private college costs

  • Tuition and feesは $36,880   上昇率4%
  • Room and board は $12,990  上昇率0%
  • トータルカレッジ費用: $53,980
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    教育費に対する税優遇 その2 – Lifetime Learning Credit

    前に、American Opportunity Creditをご紹介しました。これは以前からあったHope Creditにとって代わるタックス・クレジットで、$4,000の費用に対して最高$2,500までタックス・クレジットが得られるとあり、非常に利用価値の高いタックス・クレジットです。これとは別にもうひとつ、Lifetime Learning Creditという教育費のタックス・クレジットも存在します。今日はそれをご紹介します。American Opportunity Creditに比べると、ちょっと影が薄いかもしれませんが、Lifetime Learning Creditでないとダメというようなケースもありますから、知っておきたいと思います。

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    教育費で受ける税優遇 その1 - American Opportunity Credit

    高騰するカレッジ費用。529プランなどを利用して費用準備をし、ファイナンシャル・エイドをなるべくたくさんもらい、そしてなるべく早く卒業する・・・というのが、よく語られる費用対策ですが、もうひとつの知っておきたい費用対策があります。教育費のタックス・クレジットです。

    2009年のAmerican Recovery and Reinvestment Act の制定で、それまであったHope Creditというタックス・クレジットに代わって、このAmerican Opportunity Tax Creditができました。American Opportunity Tax Credit はHope Creditに比べ、対象となる収入層が広がり、

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    学費を貯める-529プランを賢く選ぶ(2) 2019年改定版

    どう529プランを選びカレッジ資金準備を始めればよいのか・・というところに焦点を当て、2回に分けてお届けしています。今回は2回目。この529プラン活用策はStep 0からStep 6までの7段階にまとめていきますが、1回目はStep 0からStep 2までの基礎3段階をカバーしました。2回目の今回は、Step 3からStep 6までの実行段階をカバーします。Step 3は、自州の529プランだけではなくアメリカ50州のすべての529プランに選択対象を広げる方を対象にしています。

     

    Step 3:どの州の529プランを選択するか

    自州だけでなくどこの州の529プランを選択してもよい・・・と言われても、かえって困惑してしてしまうという方も多いでしょう。なんといってもアメリカ50州、全部の529プランなど吟味していられません。そんな場合は、こちらのランキング表を参考にされるとよいでしょう。

    この表はsavingforcollege.comが各州の529プランに対する評価をまとめたもので、投資パフォーマンス、手数料などのコスト、投資プランの特徴、プログラムの信頼性などの指標を使い総合点を5Cap満点で表示しています。左の列がその州の州民にとっての評価、右側の列がその州以外に住んでいる人にとっての評価です。前記の州税の優遇措置やその他州民対象のサービスがあると、州民評価がよくなっています。advisor-soldと書いてあるのは、ファイナンシャル・アドバイザーを通して買うプランです。前回書いた通り、advisor-soldは避けた方が無難です。表記がないのはdirect-sodといって自分で直接積み立てるプランですので、こちらを利用します(savingforcollege.comでは、advisor-soldとdirect-soldとはそれぞれ異なる評価基準で評価していますので、advisor-soldは他のadvisor-soldとの比較、direct-soldは他のdirect-soldとの比較には適しています。よってdvisor-soldが、direct-soldと比較してレイティングがよかったとしても、それは必ずしもそのadvisor-soldプランが全体的に見てよいということではありません。あくまでadvisor-soldは避けるのが無難です)。この表では、4cap以上、できれ5capのdirect-soldプログラムを選ぶと安心かと思います。

    上の表でたくさんのなかから選ぶのが面倒だ・・という場合は、もっと簡単な方法があります。Morningstar社が、毎年529プランの査定を行っており、これを参考にする方法です。2018年末に発表された優良529プランは以下のとおりです。

    ゴールド評価を得たプラン:

    シルバー評価を得たプラン:

    毎年ある程度ランキングは変わりますが、

    ネバダのVanguard 529 College Savings Plan

    ユタのmy 529/Utah Educational Savings Plan

    は長い間安定的に優良プログラムとして選ばれています。とくにどの州のプログラムでもよいが、どれにしようか迷っているというような場合は、このどちらかをお勧めします

     

    Step 4529プランを決めたら、その中の投資プランを決める read more

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    学費を貯める-529プランを賢く選ぶ(1) 2019年改定版

    大学費用準備に人気の高い529プランでがありますが、ここ5年くらいで529を利用する家庭の割合は下がってきているという報告があります。529プラン自体がよくなくなったということではなくて、学費のために貯めあぐねている家庭の図が見え隠れします。一昨年の法改正で529の利用範囲が、大学レベル以上の高等教育だけではなく、キンダーから12年生までの学費までに拡張されたこともあり、お子さんが小さいころから計画的に利用すれば、かなりの節税効果を得られる利用価値の高いプログラムです。529プランについて、基礎的なことからまとめていきます。

     

    Step 0:まずはベーシックから

    529プランの529は、IRSコード529(税法529項のような感じです)に基づいてつくられた高等教育のための資金運用プランです。いろいろな529プランがありますが、基本は以下のとおり。

  • 各州が、それぞれの選ぶ金融会社を通して運営しています。運営する金融会社はときおり変更になることがあります。
  • 口座はAccount Owner(口座名義人)とBeneficiary(ベネフィシャリー:教育を受けるためにお金を使う人)をひとりずつ指定して開設します。Beneficiaryの変更は、家族間なら簡単にできます。
  • ひとつの州でいくつかの529プランが存在することがあります。529プランの中には、Prepaidプラン(特定の大学にいくことを前提に授業料を前払いするもの)とSavingプラン(Federal School Code登録校ならどこの授業料にも使えるもの)があります。一般的に529プランというと後者を指すことが多いです。Prepaidプランは利用が限定的なものが多く、あまり利用されることもないため、このブログでも、以下、Savingプランを前提に記事を書き進めます。
  • 自分の州の529プランを使わなければならないということはなく、自分の州以外の529プランに積み立てることができます。よって多くの529プランの中から、より条件のよいものを選ぶことができます。
  • 積み立てたお金は、税遅延で運用され、カレッジ費用(授業料、テキストなど教材代、Room&Boardの生活費など)に使う限り税金がかからないまま使えます。
  • 積み立てたお金は、Federal School Codeに登録されている学校であれば、どこの学校(海外の学校もあり。ただし日本は今のところ東北大学のみ)の費用にも使える。アメリカの大学ではなく海外、とくに日本に帰る可能性がある場合は、可能性の大きさによって529は使わないほうがいいこともあります。
  • 529プランの中には、Advisor-sold(アドバイザーを通して投資する)のものとDirect-sold(自分で直接投資する)のものがあります。ほぼ確実にDirect-soldのほうがよいチョイスです。Advisor-soldは手数料が高いが、内容はDirect-soldとそれほど変わり映えがしない(悪い場合もある)ことが多いです。デフォルトとして、Direct-soldを選ぶのがよいでしょう。
  • 州によっては、529プランへの積み立て金に対して州の所得税控除を提供している場合があります。
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    学費プラニング-いくら貯めればよいかをどう決める?

    将来かかるお子さんの大学費用のためにいくら準備したらよいか、月々にいくら積み立てたらよいかという問題は、多くの家庭で大切な課題です。そもそも学費は家や車にも匹敵するほどの大きな額の費用であることと、これからも年々確実に値上がりしていくであろうと予想される費用であること、そしてそれは(大学に行くのならですが)お子さんの大学入学時期がきたら確実にかかり始める費用であることから、しっかりとした計画のもと、なるべく早く準備を始めることが肝要です。

     

    早いほうがよい

    学費準備は、多くの家庭ではリタイヤメント準備同様、長期投資が基本になります。大きな額の準備になるので、お金を貯めるだけではなく、運用して増やすことが必要です。長期運用では時間が味方になります。同じ積立額、同じ運用利回りであっても、長期であれば長期であるほど、複利のパワーを享受でき大きく増やすことができるからです。

    学費準備には529プランが良く使われますが、多くの529プランではAge-Basedアプローチが使われています。Age-Basedというのは、お子さんの誕生年を入力することで、デフォルト大学入学年の18歳まであと何年投資期間があるかを計算し、その投資期間によって適切なリスクレベルを割り出して、株式と債券のインデックスファドを適切に組み合わせ自動投資する方法です。お子さんの年齢があがり、入学年が近くなるにつれて、残存投資期間が短くなる=現金化の時期が近くなるので、だんだんとリスクレベルを下げて急な市場悪化などの影響を受ける度合いを低くするよう自動調整してくれます。

    下はCaliforniaの529プランのデータですが、0歳で始めれば一番上のポートフォリオで運用が開始され、年齢が上がるにつれて、だんだん下のポートフォリオにシフトしていきます。それぞれのポートフォリオは同じ株式と債券インデックスファンドとを要素として使っていますが、株式;債券の比率が異なり、下に行くほど株式比率が下がり債券比率が上がるしくみになっています。上の方のポートフォリオのほうが株式比率が高いので、リスクも高いですが得るリターンも高くなっているのがわかります。

    お子さんが0歳のときに投資を始めれば18年間の投資期間があり、株式比率の高いリスクレベルから投資が始められ高い利回りを期待できます。反対に15歳で始めればあと3年しか投資期間がないので、リスクはとれないことになり利回りはあまり期待できません。おいしい初期の高利回りを享受するためには、なるべくお子さんの小さいうちに少額でもいいので恒常的に積み立てるという作戦がパワフルです。

     

    どこの大学にいくか

    お子さんが0歳のときにどの大学に行くかの目星をつけることはほぼ不可能でしょう。月々いくら積み立てるかの試算には、将来の学費がいくらかの目途が必要なので、どこかの大学をめどとして選択することが必要です。ですので、“両親と同じ大学に必ず行かせたい!”など具体的な選択肢がはっきりしているのでない限りは、その時お住まいの州立大学と、いずれかの私立大学を目安として選ぶのが良いかと思います。あんまり深く考えていると何も始められないことと、いったんはじめてからも適宜軌道修正は可能であることから、最初はとにかく始めるということにポイントがあります。

    お子さんが大きくなり行く大学の目途がだんだんたってきたら、その大学の学費やスカラシップなどの情報を考慮して積立額なども調整することになります。ただ、高校のシニアになっても、実際どの大学に合格し、いくらくらいスカラシップがもらえるかはわからないことも常なので、学費準備は最後まである程度の手探り状態が続きます。

    どの大学に目星をつけるかも大変ですが、ではその大学に入学すると目算して、その学費の何パーセントを用意しておいたらいいのかという問題もなかなか難しいところです。一つの考えは、足りないよりは余るくらいがいいから100%を目指すというものですが、529を使う場合は学費以外に使うとペナルティがあるので、残高を譲れる弟妹がいる場合の出ない限り慎重に考える必要があります。実際は、スカラシップがもらえたり、あるいはその時の給料からもラニングである程度の費用は拠出できる可能性もありますから、全額を貯めておく必要がない場合も大いにありえます。その当たりも、ある程度手探りで決めるしかありません、とにかく始めて必要なら後で軌道修正・・のやり方がいいでしょう。

     

    大きな問題・・インフレ率

    リタイヤメントにせよ、カレッジプラニングにせよ、インフレ率をどう見積もるかは大変重要な課題です。物価はときとともに上がるのが常であり、その物価上昇を資金準備にきちんと織り込むことは不可欠です。

    リタイヤメントの場合は、リタイヤしてから発生する食費・生活用品費や旅行代金などがどのくらいインフレによって上がっているかを考慮することになり、ふつう消費者物価(CPI)の上昇率が目安になります。3.0%を中心に2.5%~4%程度のレンジで考えるケースが多いかと思います。

    一方、学費のインフレ率は少し考慮が必要です。2000年から2018年の18年間を見てみると、消費者物価をベースにしたインフレ率は年平均2.12%であったのに対し、学費上昇のインフレ率は5.29%と倍以上です。物価上昇を大きく上回る勢いでカレッジ費用が上がってきたのがよくわかります。

    年々の学費インフレ率を図にしたのが上です。2000年から2004年のバブル期にものすごい勢いで上昇し、その後は上昇は恒常的にあるものの、バブル崩壊後は2008年の6%程度から毎年下がってきているのがわかります。2016年以降は学費インフレ率は2%台、2017年には2.00%となりました。

     

    将来の年々のインフレ率を正確に予測することはほぼ不可能ですし、年々変わるインフレ率の将来18年間の年平均を正確に割り出すことも同様に不可能です。よって、ある程度目途をつけるしかありません。インフレ率の設定は、目標達成のために月々積み立てねばならない必要額に大きく影響してきます。

    これからも未来永劫5%で学費上昇するとは想定しがたいと考えます。給料はそのペースでは伸びないでしょうから、そうなると大学に行けない家庭が続出することになります。ただ絶対ないとも言い切れないので、3%程度を目安に、ワーストケースでは5%も想定に一応入れて計算するというような考え方になるかと思います。

     

    実際に計算してみると・・・

    たとえば、下は0歳の子どものために月々いくら積み立てていけばよいかの試算をしたものです。18年間、年平均で6.0%の利回りを生むことを想定しています。大学は、州立のUC Berkeley(2018年費用は$30,344)と私立のHarvard(2018年費用は$67,580)とを選び、それぞれインフレ率が3%と5%の場合と、全費用のうち50%/75%/100%を積み立てるケースを考え、月々の積立額を割り出しました。

    ご覧のとおり、積立額には大きな差があります。Berkeleyの場合で、インフレは3%で想定し、学費だけをしっかり貯めておいて、寮費や生活費はその時の給料から捻出すると想定すれば、月々$230で大丈夫となります。インフレ5%のワーストケースでは$330です。Harvardの場合で、やはりインフレは3%とし、スカラシップをある程度確保し、費用の半分は自費とすれば、月々$500です。Harvardはファイナンシャルニーズがあればスカラシップが出ます。家庭収入がそれほど高くなければ、スカラシップが大きく期待できるため、100%を貯めておく必要は低いとともに、100%貯めることは実際無理な場合も多いでしょう。反対に、家庭収入が大きい場合は、その時の収入から費用捻出できる力も大きいので、これまた100%は貯めておく必要もないでしょう。これが、Harvardのようにトップレベルでない私立になるとファイナンシャルニーズがあってもすべてカバーされる可能性が低くなる場合も多々あり、安心レベルのお金をためておきたいと思えば、月々$700以上が好ましくなります。

     

    いずれにせよ、カレッジプラニングはあまりに不確定なことが多いので、それはそれで割り切って、リタイヤメント準備を優先させたうえで、できる限りを月々貯めるということで始めるのが良いでしょう。少しずつ先が見えてきたところで、それまでの運用成績も鑑みながら、必要な修正を適宜施すというのが良いと思います。

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    A++ Studentじゃなくても STEMキャリアはいかが?

    「STEM」と聞くと、MITのキャンパスを闊歩する学生や、白衣を着て研究室で実験していたり、最先端技術の開発なんかをやっている、ヒジョーにスマートな人たちのことを思い浮かべませんか?STEMとはScience、Technology、Engineering、Mathの頭文字で、ま、日本語でいうところの「理系」という感じですが、ここのところの流行り用語ですね。サマーキャンプやイベントなどもSTEMとつければ、人が寄ってくるというようなところがあって、あちこちで見かける用語です。トップクラスの成績でなければ、STEM学部には行けないし、その後もSTEM関係の仕事にはつけない・・かと思いきや、実は大学に行かなくてもつけるSTEM Jobというのが存在し、給料もよく、しかも人手不足だという・・・今日はそんなニュースです。

     

    成長するMiddle Skill Job

    大学の学位がなくても、ある程度のスキルがあればできる仕事をMiddle Skillというらしいのですが、このMiddle Skillが案外ホットなエリアであり、Middle SkillのなかでもSTEMに携わるMiddle Skill Jobはとくにホットだという・・そいうレポートを読みました。

    現代では、4年制大学に行くことが、ひとつの「あるべき道」のようになっていて、中学校から大学受験のためのコース選択を意識し、高校ではAPクラスをたくさんとって、希望の大学への進学に着実に備えるという文化が、ミドルクラス以上の常識になっています。大学は、医者、弁護士、技術者などなど、いわゆるHigh Skill Jobにつくために必要な教育を受ける場ですが、じつは、そこまでの高等教育は必要ない仕事というのも多いのです。

    高校卒業後、2年生のコミュニティカレッジでのAssociate Degree、専門学校でのCertification、あるいは職業訓練のトレーニング後の特殊技術のLicense、あるいはMicrosoft やCiscoやAdobeといった企業の提供する技術認定などを取得することで、可能性が開ける職業、これがMiddle Skill Jobというものです。

    たとえば、電気技術者、歯科衛生士、Paralegal、看護婦、ソノグラム技術者、その他医療関係技術者などがMiddle Skill Jobにあたります。Middle Skill Jobは、Low Skill(高校卒業まで)、High Skill(大学以上)のスキルレベルに比べ、アメリカ友人で最も占有率が大きく全体の半分弱を占めるそうです。

    “The Digital Edge: Middle Skills Workers and Careers” というレポートでは、Burning Glassというサイトに求人ポストされた2,700万件の求人情報を分析したところ、大学学位を必要としない仕事の2/3がDigital Skillsとよばれる、テクノロジースキルを必要とするものだったと報告しています。

    Middle Skill Jobのうち82%はDigital Skillを必要とし、その最たるものはスプレッドシートとワードプロセッシング知識であったとのこと。78%のMiddle Skill Jobは、このふたつの知識を最低条件に設定しているとのことでした。また、Digital Skillの必要のないMiddle Skillには、運転手・操縦者などのトランスポーテーション系、建設関係、修理やメンテナンス技術関係などがありました。

    そしてこの大きく必要とされているMiddle Skillエリアには、シビアな人手不足が存在し、企業は適切なスキルを身につけた人材を見つけるのに一苦労しているというのです。

     

    それで給料は?

    求人数も十分あるうえ、Middle Skill Jobは給与面でも展望は明るいようです。ライフタイムでの収入を考えたとき、大学卒業者のそれを上回るMiddle Skill Jobも存在しています。Carnevale, Rose, & Cheah 社のリサーチによると、2年生カレッジ卒業のSTEM関係Middle Skillワーカーは、大学でSTEM以外を勉強した人に比べて、ライフタイム収入が大きいと予想されるとしています。たとえば、飛行機整備士のライフタイム収入が$2.3ミリオン、電気技術者は$2.1ミリオンであるのに対し、教師は$1.8ミリオン、ライター/エディターは$2.0ミリオンとしています。

     

    O*Net Online

    ここでO*Net Onlineというサイトをご紹介します。U.S. Department of Labor/Employment and Training Administration (USDOL/ETA) の管理下で運営されているサイトで、アメリカの職業関連のデータが整理されています。

    タブからMedium Preparation Neededという選択肢を選んでサーチすると、ここでいっているMiddle Skill Jobがずら~っつと出てきます。これから特に展望の明るい仕事には太陽マークがついています。

    リストは長く、さまざまな仕事がありますが、それぞれの職業をクリックすると、それがどのような仕事なのか、どのような職場で働くのか、どのようなスキルと知識が必要なのか、どういう適正が必要なのか、将来の展望はどうかなど様々な情報とともに、その職業につくために必要な教育をどこで受けられるかという学校サーチまでできてしまうという優れたサイトです。

    書き加えますが、Middle Skillだけでなく、High SkillやLow Skillの仕事もサーチできますので、将来の進学・キャリア研究のため、ぜひお役立てください。

     

    今という時代

    大学で提供されている教育と、企業が卒業生/新入社員に求めるスキルの間に大きな乖離があるといわれています。大学は職業訓練校ではありませんから、それは当然ともいえることかもしれません。実際、大学の一般教養というのは、とくにどのエリアに進むに関わらず、人生で知っておかなけらばならない土台的な知識を勉強するものですし、医者や弁護士になるのなら、高校までの教育に加え、その後の専門知識習得のために必要となるさらなる基礎知識を固めねばなりません。しかし、「大学を卒業して、就職し、生計を立てていきたい」というのが基本的な目標である場合、必ずしも大学を卒業したからといって就職する準備ができていないという、厳しい現状があります。

    また、テクノロジーの進歩は、ここで繰り返す必要もありませんが、目覚ましいスピードで進んでおり、昨年学んだ技術は、年が明ければもう古い・・という状態なのに、大学の授業内容はそのようなスピードでは変わりません。大学の授業は、基本的なコア部分にフォーカズがあり、年々変化していくアプリケーション層のものにはフォーカスしていないということもあります。

    ひと昔前であれば、大学を卒業した新入社員に対し、企業が仕事に必要な具体的スキルを手厚く訓練する教育制度がさかんでしたが、スピードの速いアウトソース時代の今、企業は「スキルをすでに身につけた人材」を必要としており、そこに根強いギャップが存在するようです。

    結局、大学を卒業したものの、自分のスキルが企業の必要にうまくマッチせず、結局、コミュニティカレッジ、大学のExtensionプログラムや専門技術を教えてくれる学校に自ら戻り、勉強をしなおしてから就職するというケースも増えています。

    極論になりますが、大学に行って大きなStudent Loanを抱えたが、仕事になかなかつけなかったり、給料が思うように得られないという可能性が見えているなら、きちんと生計がたつ技術を身につけることを目的に、最初から2年生の学校に行って、Student Loanなしに低収入が得られる仕事に就くという方が理に適う選択である場合もあることでしょう。

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    Disabilityのあるお子さんのための529  ABLE 口座

    税優遇を受けながらカレッジ資金を貯める529口座の知名度は高くなり、利用も一般的になりました。2014年にはこれとは別に529Aという法律が通り、Disabilityのある方のための様々な費用に備えるために、税優遇を受けながら資金を貯めることができるABLE口座というものができました。正式名称をAchieving a Better Life Act(略してABLE)というこの法律、529と似たようなしくみであり、積み立てたお金は利回り非課税で増やすことができ、Disabilityがある方のための医療費、交通費、ハウジング、教育、介助用具やサービス費用など基準をみなす費用のためなら、そのまま非課税で引き出して使うことができるというものです。

     

    529口座のDisability版

    ABLE口座も529口座と同様、ベネフィッシャリーを指定して運用を始めますが、ABLE口座のベネフィッシャリーは、26歳以前に盲目あるいは一定の基準を満たすDisabilityになった人という要件があります。ABLE口座への積立は誰でもすることができ、親でも親戚でもあるいは、Disability 者本人でも積立することができますが、「26歳以前」という限定がついていることからも、大前提としては親がDisabilityのある子どもの将来のために資金作りをすることを念頭に置いているように思います。

    大学資金だけでなくもっと広範囲なDisability介助のための資金を積み立てたいという場合には利用価値の高いものです。529口座とは違い、年間積み立て限度額が設定されており、年$15,000(2018)までとなっています。また529ではひとりにつき何口座でも作れますが、ABLE口座はDisability者ひとりにつき一口座となっています。これまでは本人名義の資産が少しあるだけでSSI(Supplemental Security Income)がもらえなくなっていましたが、ABLE口座を使えば、SSI資格を失うことなしに$100,000まで資金作りをすることができます。

    また今回の法改正で、既存の529口座からABLE口座にロールオーバーをすることも可能になりました。今までは大学資金に使う以外の目的で529口座から引き出しをするとペナルティが課せられましたが、これが回避できることになります。ただし、ロールオーバーには上限が設定してあり、それは年間の積み立て限度と同じ$15,000(2018)です。ロールオーバーを可能とするこの法律は2025年まで有効という期限がついています。

     

    Special Needs Trustと比べると・・

    いままでは、Disabilityのある子ども(あるいはその他家族や親戚)のためにまとまった資金を用意したい場合には、Special Needs Trustが用いられてきました。このトラストは、正しく設立されて運用されれば、必要に応じてフレキシブルに積立・引き出しもでき、相続も残った家族へとスムーズに行われるものの、設立・運用は複雑でコストもかかり、そのうえ毎年のタックスリターンが必要で、トランスト内の利回りは最高税率で課税されるというデメリットもありました。

    今回 ABLE口座が使えるようになったことで、Trustは敷居が高いという人々が、より気軽に簡単に将来の資金作りをできることになりました。

    ただしABLE口座にもデメリットもあります。まず、SSI(Supplemental Security Income)を受けている場合は、口座残高が$100,000を超えるとその受給資格が制限されます。また、Medicaid payback provisionというのが設定されており、Disability者が死亡したとき、ABLE口座に残高がある場合は、生前受給したMedicaid分だけは、ABLE口座より行政へ返済することになっています。そのうえで、残金は相続者へ相続されます。トラスト内の金額は、そっくりそのまま相続されるSpecial Needs Trustに比べるとこれは大きな痛手ではありますが、ただ、子どもが小さいうちにこつこつと非課税で(トラストの最高税率課税を受けることなしに)資金作りをし、大人になってからはMedicaidも受けつつABLE口座からのお金も使いつつ、クオリティの高い生活を確保できるならば、亡くなった時点で残った額はMedicaid返済でゼロになったからといって、大きく嘆く必要もないかもしれません。返済額は生前受けたMedicaidのベネフィットよりずっと小さい額であり、ABLEがあったからこそ生活クオリティが確保できたと考えるなら、決して分の悪い話ではないように思います。またSSIもMedicaidも受ける資格がそもそもないのなら、これは気にする必要もありません。

     

    各州が提供するABLE

    ABLE口座は、529同様、各州がプログラムを提供し、州によっては積立額に対して州の所得税控除ができるケースもあります。また、529同様、居住している州のABLE口座でなく、他州のABLE口座を開設することも可能です(他州からの開設を許していない州もあります)。2018年1月末時点で、33州とワシントンDCの34プランが提供されています。

    多くの州で、VanguardやFidelityなどの低手数料ファンドが提供されており、トータル手数料(ファンド手数料とアドミニストレーション手数料などの合計)は、0.30%から0.40%くらいまでのものが多いようです。529だと、大学入学年をターゲット年として、年齢が若いうちは株比率の多いアグレッシブなアロケーションで始め、ターゲット年が近づくにつれ、次第に債券比率を上げ保守的なアロケーションに自動調整していくファンドが多く提供されていますが、ABLEの場合はターゲット年というものが設定しにくいため、アロケーション自動調整型のファンドは少ないようです。よって、アグレッシブ型とかモドレート型のような固定アロケーション(株比率と債券比率が時間経過とともに変わらないもの)のファンドが多いようです。低手数料の固定アロケーションファンドで、お子さんが小さいうちは株比率を上げて始め、5年ごとぐらいに見直しを掛け、少しずつ株比率の低い固定アロケーションファンドへ自分で移行していくとよいでしょう。

    各州のABLE口座情報はこちら:

    http://www.savingforcollege.com/529-able-accounts/

    複数の‘ABLE口座の詳細を比較したい場合はこちら:

    http://www.ablenrc.org/state_compare

     

     

     

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    10年で3.5倍になったCoverdell口座のはなし

    Coverdell Education Savings Account を解約しました。2008年に$2,000を入れてその後10年間ほったらかし。ほとんど忘れていた口座でしたが、Coverdell口座のお金は、Beneficiaryが30歳になるまでにEducationのために使わないと、税金とペナルティがかかります。今、Beneficiaryの息子は20歳の大学生であと2年で卒業予定。大学院にもしかしたら行く可能性もありますが行かないかもしれないし、とりあえず今株式市場は好調なので、現金化するなら今かと思い解約手続きをしました。

    2008年の3月に、10歳の息子と6歳の娘のために、深い考えもなく限度額の$2,000ずつをそれぞれを入れました。深い考えもなく適当にミューチュアルファンドを選び、その後追加で積み立てることもなく、メインの教育資金は529で貯めていたので、ほとんど忘れていた口座でした。残高はほとんどチェックもせず、$2,000入れただけだからどうせカレッジ費用の大きな足しにはならないと気にかけてもいませんでした。

    529はBeneficiary変更も簡単で、高等教育に使わねばならないという縛りはありますが、そのまま置いておいて子どもの子ども(つまり孫)や親せきなど名義変更がフレキシブルなのに対し、CoverdellはBeneficiaryが30歳になるまでの教育に使わねばならないというルールがあります。存在を忘れてしまって使い忘れないようにと、一応記憶のどこかにはおいていたような、そんな口座でした。

    Coverdellについてはこちらの記事を:カレッジ費用を貯める(2) - beyond Roth-IRA and 529

    ところが解約してみたら、思ったよりもお金が増えていました。残高は$7,000以上。解約するときカスタマーサービスの人に聞いたら、2008年3月に口座を開設したとのことなので、10年足らずで$2,000が3.5倍以上になったということです。

    Morningstarで調べてみるとここ10年の動きは下記の通り。当時の主人の雇用主のリタイヤメント口座にくっつけて開設したので、雇用主指定のTIAA-CREFファンドを使いました。「ファンドのExpense Ratio(手数料)には気をつけましょう! 低手数料ファンドを使いましょう!」と言っている私なのに、このファンドのExpense Ratio 0.71%はちょっと手数料が高いです。。よく見ずに入れて、その後もチェックを怠っていた証拠で、反省・・・。

    しかもこのMid-Cap Value Fund、何の考えもなく適当に選んだのを覚えています。$2,000だし、とりあえずこれでいいか・・というようないい加減な選び方なので、何の参考にもしないでください(今ならば、Mid-CapやValue株ではなく、Total Stock Fundでまんべんなく投資をするほうを選んだと思います)。

    投資を開始した2008年の3月は上の図の赤矢印の時点です。ちょうど、これからサブプライムバブルがはじける直前、金融恐慌目前の、後で考えれば一番残念な時点で投資をスタートしたことになります。

    まとめると・・・

    • 適当に選んだファンドである
    • 大暴落の直前に買ったファンドである
    • Expense Ratioも高すぎはしないが、決して安くないファンドである

    というかなり気の入らないいい加減投資でしたが、でも投資期間10年に満たない今、元金の3.5倍になりました。決して失敗ではなく、成功例ですね。この成功の要因は、このブログでもいつもご紹介していることですが、それを今一度振り返りたいと思います。

    成功要因は・・

    Diversification(多様化):このファンドは、Total Marketなどの市場全体に投資するものに比較すると、ずっと限られたMid-CapのしかもValue株と投資対象が限定されていますが、それでも229種の株に投資しており(2018年1月現在)、Diversificationが確保されていた。

    何ももしなかった:金融恐慌時には、元値の半分以下まで値が下がったものの、そのまま持ち続けた。一番上の図を見ると、Quantityは302.01となっています。つまり当初の$2,000で、このファンドの302.01シェアを購入したわけです。1シェアあたりの値段はその後の恐慌で大きく値を下げましたが、売りも買いもしないので、この302.01シェアというシェア数はこの10年間変わりませんでした。その後値戻しの時期も、この302.01のシェアのまま値戻しの上向きの波に乗れたわけです。もしも売ってしまっていたら、シェア数が少なくなりますから、上向きの波には乗れず損だけが残ったでしょう。

    10年間経った:これは時間が経っただけ。でも投資においてはこのまとまった時間が大きな味方です。1年、2年では金融恐慌などのように何があるかはわかりません。大きく下がることもあります。3年、4年だと下がった値段が十分戻って上向きになるのにちょっと時間が足りないかもしれません。でも10年あれば、かなりの確率で勝てることになります。思い立ったら投資する・・これが投資で成功する大きな秘訣です。

    これがよくDiversifyされた株投資の力です。適当に選んだExpenseも決して最低レベルではないファンドですが、されどUS株式市場の229株式に投資したファンドでした。大きく値が下がった時期もありますが、10年を通算して平均すれば、13.5%/年の利回りです。

    ちなみに、同じ2008年の3月に娘にも同額の$2,000をかけていました。こちらも適当に決めたTIAA-CREF Small-Cap Equityで、こちらは現在$8,176です。4倍以上に増えました。この結果で、Small-CapのほうがMid-Capの方がよかった・・ということが言いたいのではありません。これはたまたまの結果とも言えます。ポイントは、よくDiversificationが図られた株式に長期投資することのパワーです。巷では、今はこの株がいい、このファンドがいい・・などといろいろなアドバイスが飛び交いますが、実際どの株、どのファンドと迷うより、とりあえずDiversificationが確保されたファンド(手っ取り早いのはインデックスファンド)に投資しておけば、すでに大きな一歩を踏み出したことになるということです。

    ちなみに、たとえば株式投資のパワーを不動産投資と比較してみましょう。2006年から2016年の表になりますので、2018年の傾向はそれぞれの線をなんとなく右に伸ばして予測するしかありませんが、グリーンの全米市場でも黄色のニューヨークでも2008年3月時に比べて、完全に値が戻っていないように見受けられます。サンフランシスコでは2008年に$700,000くらいだったのが、2018年に$900,000くらいには戻っていると予測したとしても、これは1年あたり3%弱の利回りです。

    不動産投資の場合、このキャピタルゲインに加えて、年々のレンタル収入が見込めますが、これが10%($700,000の家であれば、すべての費用を差し引いた純レンタル利益が$70,000)あれば、3%+10%で上のミューチュアルファンドの13%ととんとんのパフォーマンスとなります。しかしながらこれは決して簡単に出せないパフォーマンスではないかと想像します。

     

    不動産投資がよくないと言っているのではありません。不動産投資の目の効く人は年間13%より大きな利益が出せる可能性もありますから、どんどんすればいいと思います。ただ、投資などよくわからず、面倒なこともしたくない人には、Diversificationされた株式長期投資はかなり魅力的な選択肢であるということです。もちろん過去にうまくいったことは将来に絶対うまくいくとは限りませんが、アメリカ経済が成長する限り・・いやアメリカだけに限るのはちょと危ないと思えばグローバルに投資しましょう!・・世界経済が成長する限り世界株式市場にDiversificationされた長期株式投資は・・かなりの確率でそこそこの利回りを出すのではないかと予想できます。

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    529口座 - 複数の子どもがいる場合?

    カレッジ資金を貯めるための529口座は、運用利回りが税遅延で積み立てられ、カレッジ費用のために使う場合には、そのまま非課税で引き出しができる口座です。529口座の口座名義は、通常親である場合が多く、Beneficiaryとしてカレッジに行くはずの子どもを指定します。Beneficiaryは複数人にすることはできません。複数のお子さんがいる場合で新たに529を開く場合や、あるいはすでに一番上のお子さん用の口座があるが、二人目のためにどうするかと迷っている場合などなど、今回は529口座を分けるべきなのかどうなのかを考えてみましょう。

     

    王道は子どもの数だけ口座をつくる

     

    通常お勧めするのはお子さんひとりひとりに別口座をつくることです。理想としてはお子さんが生まれたときに529を開設し、少しづつでも積み立てを始めることです。たとえ月に$100の積立であっても、年に5%で運用したら18年間で$35,000になります。ただ、お子さんが生まれたときはそれどころではない場合も多く、経済的余裕ができ積み立てを始められるのは学齢期になってからということもあるでしょう。お子さんが複数いらっしゃり、そろそろ同時にカレッジ資金準備を始めたいということもあります。

    そんな場合は、同時にすべてのお子さんに対して529口座を開設するのが良いかと思います。上のお子さんの場合は、下のお子さんよりカレッジ入学までに年数が少ないでしょうから、少し掛け金を多くして積み立てをパワーアップする必要があるかもしれません。月々、学資積立にあてられるトータル額を、カレッジ入学までの準備期間の長さに応じ、上のお子さんと下のお子さんに対し割り振っていきます。

    529のすばらしい点は、同じ家族間であれば、同一口座でのBeneficiaryの変更や、あるBeneficiaryの口座から他のBeneficiaryの口座にお金をロールオーバーすることが非常に簡単なことです。上のお子さんのために少し多めに積み立てをしておいて、残った分を下のお子さんに回す(必要ならその反対も)という融通も聞きますから、積立額の割り振りはそれほどナーバスになる必要はありません。

     

    最適な投資ができる

     

    Beneficiaryの変更が簡単にできるのに、それでもお子さんごとに別口座を開けた方がよいわけは、お子さんの入学までの期間に応じて、投資運用上でとれるリスクが変わってくるからです。まだ入学まで10年ある場合と5年しかない場合では、前者のほうがより高リスク高リターン投資が可能です。入学年が近づくにつれて、できるだけ株式比率を下げ、債券比率を上げることで、値下がりのリスクを下げる必要もあります。別口座であるほうが、それぞれに最適の運用方法を選ぶことができるわけです。

    多くの529のプログラムで、Aged-basedプランというものが提供されており、これは、お子さんの年齢によって(つまりカレッジ入学年までの期間によって)自動リスク調整をしてくれ、お子さんが小さいうちはよりアグレッシブにリスクをとり、入学が近づくにつれてだんだんとリスクを低くしていってくれるファンドです。529のプログラムにもよりますが、多くの場合このようなAge-basedプラン(とくに低手数料のもの)が最適です。お子さんごとに別口座を開き、お子さんの年齢を選ぶだけで自動投資が始まります。

    お子さんごとの別口座にしておくと、それぞれのお子さんに対して、現時点でカレッジ資金がどのくらい準備ができているのかを確認することも用意になります。途中経過をチェックして、少しこちらが足りなさそうだから、積立額の割り振りを変えようというようなこともできます。

    引き出し段階での管理も簡単

     

    お子さんごとの別口座を持っていることは、実際にカレッジに入られ、お金を引き出して使うフェーズになってもプラス面があります。529からの引き出しは、いったん銀行口座に送金しそこから費用を支払ったり、あるいは529から直接大学に支払いをする方法があります。どちらがよいかは、大学の出納課の手続きにもよりますので、それぞれ確認が必要ですが(とくにファインシャンシャルエイドをもらっているような場合、529からの支払いが外部スカラシップとしてカウントされないよう確認が必要)、いずれにせよ、529からの引き出しがカレッジの費用に使われていることを確認するための管理は大切です。また、この場合、529口座のBeneficiaryとカレッジに通っているお子さんの名義が同一である必要があります。Beneficiary本人のカレッジ以外の費用に使うと、せっかく税遅延で伸びてきた運用利回りが所得税課税されたうえ10%のペナルティがかかります。

     

    州税控除やボーナスも

     

    もしも、529積立に対して、州のインカムタックス控除が受けられる州にお住まいの場合で、それが一家庭に対しての控除ではなく、Beneficiary一人に対しての控除枠である場合には、とくに別口座にすることによってより多くの税控除が受けられる可能性もあります。また、口座開設時の金融機関からのボーナスや、すでにある口座からのロールオーバーに対して金融機関がボーナスを出すようなプロモーションもあり、これらの場合は、別口座をつくってBeneficiaryごとにボーナスをもらうというのもおいしい話かもしれません。ただし、インカムタックス控除が受けられる州の529プログラムや、新規開設・ロールオーバーボーナスを提供している529プログラムが必ずしも、よいプログラムとは限ららないので、その都度の吟味はよくしてください。ポイントは手数料の大きさです。

    ひとつ注意点は、州税控除があった州の529マネーを他の州の529にロールオーバーするときは、州によっては、それまで受けた州控除の恩恵分を支払う(Recapture)ことを要求したり、あるいはロールオーバー自体をカレッジ以外の費用のために引き出したとみなし、所得税と10%ペナルティの対象とする場合もあるようです。州税控除がある州の529からのロールオーバーは、その529プログラムを運営している金融機関によく確かめてください。

    また、月々の細かいお金ではなくて、ある程度まとまったお金をドンと529に入れたいような場合は、お子さんごとに別口座にすることによって、年間$14,000までの贈与税免除(一度に$70,000まで入れて、それを5年間、$14,000ずつ積み立てたとして処理することも可能。また夫婦それぞれからの贈与とし、この2倍の額を入れることも可能)を利用することができますが、これもお子さんごとに別口座にすると、それぞれでそのベネフィットが受けられます。

     

    一口座でするのも場合によっては

     

    ただし、当面一つの529口座で運用するというのも決して悪い選択肢ではありません。まだ、529への積立額がそれほど大きな額でない場合、別々の口座に数十ドル積み立てるというような形よりは、まとめて一つの口座に積み立てる方が管理上も簡単かもしれません。場合によっては、定額でかかる口座管理費などが設定されている場合もあり、とくに積立額が小さいうちなどはひとつ口座にして、積立、管理費を削減するほうが得策でしょう。とりあえず一人目のお子さんで始めておいて、積立額が増やせるようになったら、新口座を追加するということでも問題はありません。

    また、お子さんの年が離れているのでカレッジ在学期間が重ならず支払いの管理上の問題がない場合、あるいはカレッジ費用の大部分を給料などの月々の収入からカバーできるので、529にはあまり頼る度合いが少ない場合、あるいはスカラシップが期待できるので529には頼る必要度が低い場合などは、あえて一つの口座にしておいて、必要に応じて口座名義を変える、あるいは口座をスプリットするという対応でも、よいかもしれません。

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    返済能力から考えるスチューデントローン

    2016年のスチューデントローンの全米合計負債額は$1.3トリリオン、負債者の数は4千4百万人。2016年卒業生の平均ローン残高は$37,172でした。できれば負債なしで卒業したい大学ですが、なかなかそうはいかないのも現状でしょう。また、学生自身がローンを負うのは、その後社会人としてしっかり働くモチベーションにもつながるので、ある程度の負債ならよいのではないかという考えもあります。今日は、学生がローンを負って卒業するのだとしたら、どの程度までなら大丈夫かというあたりを探ってみたいと思います。

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    お金が貯まる6つの秘訣

    Fidelity社が、投資で成功してしっかりとお金を貯めている人に共通の6つの要素についてレポートを発表しました。今日はそれをシェアしたいと思います。今までこのブログでも書いてきた点が盛り込まれていますが、よい機会ですのでまとめてみたいと思います。

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    California 529 ScholarShare College Saving Plan 

    このブログでは、具体的な金融商品やプログラムをご紹介することは(中立的な立場を保つためと、個々のケースに応じてベストな商品は違うことから)ほとんどないのですが、今回は例外として、California 529プランである ScholarShare College Saving Planが現在行っている、ロールオーバーキャンペーンをご紹介いたします。すでにどこかの州の529プランに加入している場合で、それをこのカリフォルニアプランへロールオーバーする場合に、大きなボーナスがもらえます。

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    なんでこんなに高いのテキストブック!

    私がウン十年前、大学院に留学したころ、日本にはないあの分厚いテキストブックを小脇に抱えキャンパスを歩く学生の姿にあこがれたものでした。いざ自分がしてみると、2冊も持てばあまりに重いテキストブックで、しかも読む量も半端じゃないので、そのあこがれはすぐに消えましたけれども。。。あのころテキストブックといえば、University Bookstoreに行って買うのが当たり前でした。安くはなかったけど、きっと$40~50も出せば一冊買えたと思います。それでも貧乏学生には高いので、ブックストアの横にあるコピー屋さんで、友人から借りたテキストブックをコピーしたのも覚えています。だいたいコピーしているのは、コピーライトに対して意識が低いアジア人(自分を含む)でした。。しかしながら、あれからテキストブックの値段は、ものすごい勢いでつり上がり、一冊$300以上するテキストも存在します。いったいなぜ?そして学生はどうしたらいいの?・・・についての話です。

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    大学生の健康保険:Student Health Insurance

    息子が9月からカレッジに行きますが、さっそく大学から最初の請求書が届きました。Tuition、Fees、Room & Boardに加えて一行さらりと請求されていたのが、Student Health Insuranceの保険料、$1,050(1クォーター=3か月強)でした。我が家の場合、主人がUniversity of California(UCLA)に勤めていてUCの健康保険があるのですが、息子がカリフォルニア内の大学に行った場合は、現在の健康保険をそのまま息子にも継続しようとあらかじめ計画していました。息子も結局University of Californiaに行くことになり(違う学校でUC Santa Barbara)、「健康保険は、じゃそのままで・・」と思っていましたが、大学から送られてきたStudent Healthcareの冊子をみながら、ちょっと考えさせられました。

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    ファイナンシャルエイドのアワードレターを読み解く

    大学に合格するだけでも十分大変ですが、いったん合格すると今度は金銭の心配が始まります。合格通知がきてから数週間すると今度はファイナシャルエイドのアワードレターが届きます。アワードレターはなかなか難解な表示の仕方がしてあるものもあり、いったいいくらもらえるのか、いったいいくら自分で払わねばならないのか分かりにくいケースも多いようです。もちろん学費は卒業まで毎年払い続けるもので、ファイナンシャルプラニングの面からいうと4年でいくらかかるのか、そのお金がきちんと工面できるものであるかをきちんと確認したいところですが、それが難しい場合も多いのです。今日は、アワードレターの読み方のお話。

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    ファイナンシャルエイドを「プラン」する

    大学に入学するまでは529プランなど活用しながらできる限りの資金準備をし、大学に入るときから卒業するまでは、もらえるファイナンシャルエイドを最大化するとともに無理なスチューデントローンを抱え込まないでよいようプラニングが必要です。卒業に何年かかるか、実際にエイドがいくらもらえるかなど不確定要素も残りますが、それでもできる限りの心積もりをして、卒業時に残るローンは、返済が無理なくできる範囲のものであるようにしたいものです。今回は、ファイナンシャルエイドのアワードレターをもらってから、できること、知っておきたいことについてまとめてみます。

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    UTMA/UGMA口座とファイナンシャルエイド

    祖父母から生前贈与や遺産としてまとまったお金を受け取り、それを子どものためにUTMA/UGMA口座に入れたというお話をよく聞きます。将来の学資準備などにはぴったりのような気がします。子どもが18歳なり21歳なりの一定年齢になるまでは、親が管理を引き受けるこのUTNA/UGMA口座、実は大学のファイナンシャルエイドの計算では非常に不利に働くということを後で知って頭を痛めるということもよく聞く話です。

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    子ども名義の預金口座と大学費用の話

    ある程度の年になったら子ども名義の銀行口座をつくって、お金を貯めることのたいせつさを教えるというのはとてもいいことですね。お小遣いの一部とか、日本に帰国したときに親戚からもらったお金などを少しずつ貯めておくのもいいでしょう。アメリカ的なご家庭なら、投資を一緒にやってみてお金を増やすことの意義を教えたいという考えもあるでしょう。また、おじいちゃんやおばあちゃんからまとまったお金をもらったので、将来の学資のためにでも、子ども名義で貯めておきたいというニーズもあるかもしれません。

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    高校の後は大学・・ってデフォルト?

    先日、興味深いラジオプログラムを聞きました。”Questioning the value of college(大学の価値を疑問視する)“という題名。うちにもあと数年で高校を卒業する子どもと、その数年後にその後を追う子がいます。自分自身、大学ではドイツ語学科で、家から通えない私立だったもので、今のアメリカの学費に比べればケタがひとつ小さいかもしれないけど、それでも親には大きなお金を使わせたと思います。その割りに、今その教育が何か生きているかといわれれば、ま、ドイツ語は間違いなく生きていないし、一般教養はどうかなあ。出会った人々、経験したことなどは大きな価値があったと思いますが。子どもがドイツ語学科に進みたいといったら、「はいはい何でも好きなものを勉強しなさい」と資金を出してやるだろうか・・・と思ったり。ま、私たちの時代には、就職には専攻がほとんど関係なかったですからね。でも、今は違うじゃないですか・・・と、いろいろ考えていることろ、このラジオプログラムを耳にしたわけです。

     

    Bill Bennettという以前のSecretary of Education(教育省長官)がゲストでした。以下、要約。

     

    =&0=&=&1=&

    ケース・バイ・ケースであるべきです。大学に行ったほうがいい人もいるし、そうでない人もいる。よく考えて決断するべきことであり、大学は高校のあとのデフォルトと捉えてはならないと思います。大きな問題は、卒業した学生が抱える巨額の学生ローンです。現在、数トリリオン・ドルにものぼり、増え続けている。学生ローンを組んででも大学に行く価値がある場合もあれば、そうでない場合もある。高校を卒業したら大学に進むのが当たり前とは考えず、吟味が必要です。

     

    =&2=&=&1=&

    大学以外のオプションや、数年待ってから大学進学すること、あるいは2年生カレッジなども考えるべきです。リサーチによると、4年制大学に進学した学生のうち46%は結局卒業せず大学を去ったというデータがあるので、それはつまりほぼ半数に近い人々には4年制大学進学が間違ったオプションであったことを物語っています。大学を卒業したとしても、大きな負債をかかえ就職のない人もいます。4年制大学の卒業生の50%が仕事がない状態(unemployed)か、働きたいレベル・能力に見合わない仕事をしている状態(underemployed)というデータもあります。彼らは、学士号などなくてもできるような仕事をして生活しているのです。

     

    =&4=&=&1=&

    私は哲学専攻だった。Ph. Dまで終えたときには、当時の額で$23,000、現在の額に換算したら$150,000相当のローンが残りました。しかし、私は自分の受けた教育がそれに見合う十分な価値があったと思っています。入学する前から、自分が大学で何を望むことができるのか、どんなことは望めないかという現実的な情報をしっかりと受け止めておくべきです。たとえば、中堅大学の社会学専攻であれば、就職はかなり難しいかもしれない。反対にスタンフォードのコンピューターサイエンス専攻なら、仕事はあるだろう。スタンフォードならたくさんローンを組んでも行くべきかもしれない。

     

    =&6=&=&7=&

    彼女は、とくに特殊の例ではありますが卒業時に$300,000の負債があったというケースです。こんなに極端な例でなくとも、たとえば卒業したら$70,000のローンが残ったのに、その割にはこんなことができるとかこんな知識があるというように、とくにアピールするようなものがない・・というようなケースは見ますね。仕事がないのにローンだけがある状態で、これは結婚したり家族をスタートしたり家を買ったりという次のフェーズに入るのを大きく遅らすことになります。先日会った人は、ニューヨークで給与のよい仕事についていましたが、それでも学生ローンの返済が大変で、とても結婚などできないと言っていました。

     

    =&8=&

    オプションとしては、大学の学士号がなくてもいい仕事、2年制大学でつける仕事というのもありますね。これを決めるプロセスはフィーリングだけでもいけないし、頭だけでもいけない、難しい決断なんですが。たとえば先日話をした溶接を営む経営者は、最近はよい溶接工を雇うことが非常に難しいといっていました。そこのトップレベルの溶接工は年間$150,000~$200,000の給料をもらっているそうです。あとは、放射線セラピスト、看護関係、ITサポートなどの仕事も、学士号がなくとも比較的よい給料をえられる仕事です。たとえばコミュニティーカレッジで勉強を始めてみて、自分がやりたいことかできることかを見てみるということもできます。

     

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    今までは、大学の学士号はスタートポイントと見られていましたね。ずっとそうでした。昨今では、学士号はプロキシーといいましょうか、大学を卒業したのならおそらくこのくらいの心構え(仕事に対する)はあるだろうとか、最低限読み書きはできるだろうとか、人格もある程度成熟しているだろうと考える素材とみなされているといえます。ところがその予想がそうでもないという状況も多く見られています。

     

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    学費を貯める-529プランを賢く選ぶ(2)

    どう529プランを選びカレッジ資金準備を始めればよいのか・・というところに焦点を当て、2回に分けてお届けしています。今回は2回目。この529プラン活用策はStep 0からStep 6までの7段階にまとめていきますが、1回目はStep 0からStep 2までの基礎3段階をカバーしました。2回目の今回は、Step 3からStep 6までの実行段階をカバーします。Step 3は、自州の529プランだけではなくアメリカ50州のすべての529プランに選択対象を広げる方を対象にしています。

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    学費を貯める-529プランを賢く選ぶ(1)

    アメリカ大学の学費(だけでなく寮費やもろもろの経費も)の高騰が叫ばれるようになって久しいですが、カレッジ資金のための貯蓄・投資ツールである529プランの人気も最近になって高まっているようです。2013年には、全米で50万口座の新規口座が追加され総合1,160万口座に、全米投資額は株式市場の回復もあいまって、$36.4ビリオン増え$227.1ビリオンまで成長しました。口座あたりの投資残高も、過去最高の$19,584となりました。その一方で、カレッジ資金を貯めている親のうち、529プランを利用しているのは、ほぼ1/4に過ぎないというデータもあり、529プランを利用したほうがいいのに、まだそうしていない親もいるということを物語っています。

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    みんなどうやってカレッジ費用 払っているの?

    アメリカ大学の学費、ファイナンシャルエイドだの何だのというけど、いったいみんないくら払っているんだろう・・ってたまに思いませんか?州立大学でも$30,000以上、私立だと$60,000などという表示価格だけど、実際みんなどうやって乗り切っているのだろう・・・と。SallieMaeがHow America Pays for College 2013というレポートを出しています。結果はこんなかんじでした。

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    学資ローン - 人生を「赤」からはじめる大変さ

    今日は、負債で人生をはじめることの大変さを考えてみたいと思います。負債で人生をはじめる・・・そう、大学の学費ローンのことです。大学教育は将来への投資、必ずモトがとれるはず・・と期待に胸を膨らませて勉強し、卒業証書とともに残る学資ローン。学資ローンは社会人生活を赤ではじめることを意味します。モーゲージなどは、人生がある程度軌道に乗り、頭金にするようなお金も貯まった時点で借りるローンですが、学資ローンは、何もない、まだスタートしていない時点から抱える赤字です。まったく借りないほうがいいというわけでは決してありませんが、子どもが学費ローンを利用する上で、無理なく赤から黒に転換し、

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    学費ローンの種類と決め方

    今年、ハイスクールを卒業された方々は、これからカレッジ入学への準備が本格化しましたね。ファイナンシャル・エイドの選択・決定や、必要経費の把握や支払いはお進みでしょうか? 今回は、とくにファイナンシャル・エイドの中のローンの選択や利方法についてまとめてみることにしました。この記事では、Undergraduateで利用できる連邦政府のローンに焦点をあてています。この中のいくつかはGraduateにも利用可能なものもありますが、あくまでUndergraduateでの利用を念頭に置いています。

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    カレッジ資金のために保険を買う??

    周りではこの秋から入学するカレッジが決まった高校生のシニアたちが何人かいます。希望校に受かった人も、そうでない人も、それぞれに全力を尽くし、よく考えての決断です。新しいスタートが希望と夢に満ち満ちたものでありますよう、心からお祈りいたします。

    さて、入学が決まって学費の捻出に心を砕いているご家庭もいらっしゃるでしょう。まだ、カレッジまでは何年かあるけれど、これからカレッジのために資金を準備せねばならないという家族もいらっしゃるでしょう。

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    高すぎるアメリカ! - 大学はカナダへ、手術はインドで

    「アメリカで死にそうなほど、高くて困るものは何でしょう」と聞かれたらなんと答えます?やぱりカレッジ費用と医療費じゃないでしょうか。インフレをはるかに超える成長率でガンガン増え続ける大学の学費。私立大学では、1年で$60,000などという数字を見るようになりました。4年なら$240,000ですよ、都市部でなければ家が一軒買えますね!負けず劣らず医療費は、膝関節手術で3日入院して$40,000、「ケタがひとつ間違ってませんか?」と聞きたくなる方もいらっしゃるでしょう!

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    学費高騰もなんのその - フリーのHarvardクラスはいかが?

    アメリカ大学の学費の高騰は何も今にはじまった問題ではありませんが、しかしながら頭がヒジョーに痛い問題です。今までの記事をつかって振り返ってみると・・・

    とにかくアメリカの大学は高い!

    アメリカ大学の学費 - 大学別コスト一覧表  

    高いのは、教育の質にコストがかかっているのか、それともぜんぜん関係ないところにかかっているのか、ちょっとばっかり疑問!

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    アメリカ大学 学費高騰のミステリーの裏には・・・

    最近のウォール・ストリート・ジャーナルの記事で、こんなのがありました:「人員増加による散財が大学の官僚体質を強め、学費の高騰を助長」。最近のカレッジ費用の高騰にはゲッソリしているご両親も多いでしょう。貯めても貯めても、貯めるスピード以上の速さで学費が上がっているのですから、どうにもこうにも追いつきません。カレッジは本当に費用相当のメリットがあるのか・・・そんな疑問もよく耳にするようになりました。なぜカレッジ費用はこんなにも上がり続けるのか。費用の高騰に伴い、授業の質も上がっているのでしょうか。人員増加とか官僚体質ってどういうこと??

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    スチューデント・ローン - どのくらい借りてもOKなの?

    なるべく学生ローンなしでやりたいが、でもやっぱり借りないとムリ?・・アメリカの大学は高いですからね。では、実際どのくらいなら借りてもOKなんでしょうか?このくらいならOKという線が見えていますか?いくばくかの学生ローンを抱えて卒業するのは、むしろ好ましいことでしょう。きちんと働いて返さねばならないという責任感も生まれますし、ちゃんと返済することでクレジット・ヒストリーもできていきます。しかし、大きすぎる借金は新社会人の生活にはこのうえない負担です。

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    大学に行ってモトがとれるか - 大学っていい投資? 

    今日は、アメリカ大学のROIをくらべてみようと思います。ROIとはReturn on Investment、日本語では投資利益率と訳します。そう、カレッジは投資です。将来への投資。高い授業料を払ったからには、やっぱりそれを回収できないとちょっと哀しいですからねぇ。「どの大学に行くのが利益率がいいか」なんて、いかにもアメリカ的でちょっとうんざりする方もいらっしゃると思いますけど、ま、余興と思ってごらんください。

    アメリカって何でも調べればデータがあるもので、大学ごとのROIデータを見つけました。

    ちょっと説明が必要ですね。下に、項目ごとの意味を書きます。

  • 2011COST : 2011年時点での卒業までの4年間に必要な総コスト。
  • 30YEAR NET ROI : 「卒業後30年間で、高卒に比べて余分に稼ぐことができる給料」 から、「4年間の必要総コスト」 を差し引いたもの
  • ANNUAL ROI : 「2011COST」分を投資し、30年かけて「30YEAR NET ROI」を回収したときの投資利益率。1年あたりのリターン。この数字は株や債権、銀行口座などの利まわりなどと比較できる数字です。
  • %AID : ファイナンシャル・エイドをもらっている学生の%
  • AVG AID AMOUNT : 平均ファイナンシャル・エイド額
  • 30YEAR ROI WITH AID : 「卒業後30年間で、高卒に比べて余分に稼ぐことができる給料」 から、「ファイナンシャル・エイド後の4年間の必要総コスト」 を差し引いたもの
  • ANNUAL ROI WITH AID : 上のANNUAL ROIと同じだが、もらえるファイナシャル・エイドを反映させた数字。
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    大学で何を専攻するかで、給料ってどのくらい違う? 

    前回は大学ごとの卒業後の初任給くらべをしてみましたが、今日は専攻(Major)ごとの給料くらべをしてみたいと思います。わたしが大学生だったころ、そう日本経済がまだバブリーだったころは、「何を専攻するか」というのはあまり大きな問題ではなかったように思います。もちろん就職のいい大学・学部が人気があったけれど、仕事を見つけること自体そんなに心配しなくてもよかった時代でしたし、そもそも今ほどいろいろな専攻の選択肢もなかったし、今日のように比較するデータもありませんでした

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    学生ローンにみる アイビー・リーグとサブプライム大学の差

    高いカレッジ費用。なんとなれば学生ローンを借りればOK・・・でしょうか?学生ローンはここ数年ですごい勢いで増えています。アメリカ世帯のうち学生ローンを抱えているのは2010年には19%になりました(2007年では15%。Pew Research調べ)。2011年卒業の学生のうち、学生ローンのある人の平均負債は$26,244だそうです(US News調べ)。カレッジは将来への投資ですから、少しくらい借りても後で元が取れればOKですが、どれくらい借りなければならさそうか?どうやったらなるべくローンは組まないでいられるか? ある程度イメージをつかんでおいたほうがいいでしょうね。。

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    行く大学によって初任給どのくらい違う? 

    高い高い!カレッジは高い!この不景気なのに、どんどん上がるカレッジ費用。。。どうします?私立に行けば年間$55,000なんて費用ですよ。予定通り4年で卒業しても$200,000以上。田舎なら家が一軒十分買える値段じゃあありませんか。高校卒の年収とカレッジ卒の年収を比べると、約$20,000の差があるそうです(Pew Research調べ)。生涯年収にすると大卒は高卒に比べ$650,000多く稼ぐそうです。そういわれると、やっぱりカレッジには行ったほうがいいに決まっている・・・と思いがちですけど・・

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    アメリカ大学の学費 - 大学別コスト一覧表  

    アメリカの大学に行くにはいったいいくらかかるのか?これは誰もが知りたいことですが、ストレートな答えがない問題でもあります。大学によって費用はちがうというだけでなく、同じ大学にいくにも学生によって費用は違うからです。といっていても、だいたいどのくらいよ・・・という人のために、こんな表を見つけました。

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    インベストメントの手数料にお気をつけを!(4)-Trading Costs

    ミューチュアル・ファンドの各種ある手数料の中でも、最も認知度が高いのはExpense Ratio(12b-1 FeeやManagement Fee)でしょう。Sales LoadやPurchase Feeなどのファンド費用も調べる気になれば、Prospectus(投資の説明書)やAnnual Report(決算書)などで確認することができます。その一方で、なかなか目で確認することができない「隠れた」ファンド費用が存在することを指摘する専門家が増えています。

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    インベストメントの手数料にお気をつけを!(3)-ファンドに払う手数料

    リタイヤメントの投資や学資の準備などで、ミューチュアル・ファンドに投資をする場合、ブローカーに対してはSales Loadや12b-1 Feeを、またファンド・マネージャーに対してはManagement Feeを、手数料として支払っていることをみてきました。今回はファンドに対して支払うFeeについて見てみます。

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    インベストメントの手数料にお気をつけを!(1)-Sales Load

    ミューチュアル・ファンド、誰からどういう形で買うかによって、まったく同じファンドに投資するのでも、投資結果が違ってくることがあるのをご存知でしょうか?それは、買い方・選び方によって手数料が違ってくるからです。ミューチュアル・ファンドにまつわる手数料にはたくさんの種類がありますが、今回はそのうちのひとつSales Loadに焦点を当てます。

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    401(k)も529も、クセモノ手数料にご注意!

    リタイヤメント準備も学資の貯蓄でも、ミューチュアル・ファンド(投資信託)をお使いの場合が多いでしょう。プラニングする際には、月々あるいは毎年いくらずつ積み立てればよいかとか、最適なリスク・リターンはどのくらいか、アセット・アロケーションはどうするかなどということに心を砕きます。そのどれもプラニングの重要な要素ですが、しかしながら最もまず第一に気をつけたいのは手数料です。逆に言えば、手数料をしっかりマネージしていないと、

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    吐き気がしそうな手数料!- 闘う消費者

    最近は何にでも「手数料」がかかります。この「手数料」って、くせものですよね。ほおっておくと、あっちではなんちゃら手数料・・こっちではかんちゃら手数料で、どんどん支払額が雪ダルマ・・というような印象を持っているのは私だけでしょうか。。私にとって「手数料」という名のものは、まさに「要注意人物!」なのです。

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    ファイナンシャル・エイドを多くもらう - EFCの最小化

    カレッジ費用の高騰が叫ばれる昨今、ファイナンシャル・エイドをできるだけたくさんもらいたいというのは、誰もが望むところでしょう。ファイナンシャル・エイドのうち、とくにニード・ベースのものについては、EFC(Expected Family Contribution=家庭の負担額)を低くすることが、エイドを最大化するための最も重要な第一歩です。では、EFCを低くするのにはどうしたらいいのでしょう。EFCを決める要素とな何なのでしょうか?

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    ファイナンシャル・エイド - EFCの意味するところ

    FAFSA?EFC? アメリカ大学に進学を考えるお子さんがいらっしゃる家庭でしたら、知っておかねばならない言葉です。とりあえず、大学に合格するまでは受験のことだけを、合格したらファイナンシャル・エイドのことを心配すればいいと思っていませんか?実は、EFCを知ることは、受験がはじまるずっと以前から計画的に学費をためたり、ファイナンシャル・エイドを最大限に活用するために収入・税金・資産を計画的に整理したり、事前に受験する大学を賢く選んだり、合格した大学からできるだけたくさんエイドを...

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    ファイナンシャル・エイド - FAFSA と CSS/Financial Aid PROFILE

    FAFSAって何でしょう?大学のファイナンシャル・エイドを受けるために必要だと聞きましたが、それはいったいどのようなものでしょう?大学によっては、CSS/Financial Aid PROFILEも申請せねばならないと聞きましたが、それは何ですか?EFCってどう関係があるのでしょう?申請は面倒そうですが、申請する価値はあるのでしょうか?いったいどちらを申請したらよいのでしょう?… このようなご質問にお答えすべく、

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    アメリカの大学 – ファイナンシャル・エイド研究

    「たとえ年収が$250,000であったとしても、ファイナンシャル・エイドは、必ず必ず必ず申請すること」とは、カレッジ対策をよく知るFrederick Ruggの言葉。「貯蓄も収入も十分な家庭であっても、ツボをおさえていさえすれば、劇的に学費を削減する方法を見つけられる」とは裏を知り尽くしたLynn O’Shaughnessyの言葉。十分にお金があってもなくても、とにかくaskしなければ与えられることはない国、アメリカ。高騰し続けるカレッジ費用…。子どもは大学を出たが、

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    アメリカ大学の学費 – いったいいくらかかるのか?

    私たち夫婦がインディアナの州立大学に留学した1990年前半、わずか200万円の留学資金をにぎりしめアメリカに渡ったのを覚えています。主人はすぐに学部内でリサーチ・アシスタントして雇われ、自分の授業料は全額免除、多少の給料ももらっていたのでいくばくかの州税を納める立場となり、その理由で配偶者であるわたしの授業料も1/3に減額されました。卒業すると、手元には持ってきた200万円がそのまま残っていました。。今となっては...

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    投資アカウントが減るばかり。さて、どうしましょうか。

    こんなことは今まであんまりなかったのに、なぜか昨日は、401(k)とIRAのリタイヤメント・アカウントと、529カレッジ・アカウントの明細書が全部まとめて届きました。最近荒れ模様の株式市場ですから、重い気につつまれつつ開けてみれば、やっぱりどれも損失を示すマイナスだらけ。普段はあまり気にしないようにしているけれど、まとめてくるとやっぱり打撃です。どうしましょう。

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    投資の手はじめ(3) - アセット・アロケーションとは?

    アセット・アロケーションって何のこと?という質問にお応えする 投資の手はじめ 第三弾! 401(k)のアカウント やIRAのアカウントをお持ちの方は、投資会社のWebサイトや明細書で、自分の投資の種類の内訳を示す円グラフなどをごらんになった方があるでしょう。 あれが、アセット・アロケーションです。手持ちの資金を、どのような投資商品に割り振っているかの内訳ですね。この内訳、つまりどのように割り振っている かが、許容リスク・リターン・レベルに見合ったものである必要があるわけです。

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    アメリカ大学の学費 - キケンな思い込み

    アメリカの大学の学費(授業料と寮費・食費を合わせたもの。1年あたり)の平均値は、州立大学で$16,000強、私立大学では$37,000強だそうです(2010調べ)。学費は2000年以降、平均家庭の収入の伸びおよび物価指数の伸びを、はるかに超える率で増加し続けています。少しでも自己負担を少なくしたいのは誰もの願いですが、それを妨げるのがキケンな思い込み。「私立は公立より高い」「州外の大学へ行くならout-of-state授業料を払わねばならない」「収入が多すぎるからFAFSAは...

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    投資の手はじめ(2) - 自分の許容リスクを知る

    自分の許容リスクってどうやって決めるの?リスクに見合ったリターンってどういうこと?という質問にお応えする 投資の手はじめ、第2弾。儲かりそうだから投資してみるとか、人に薦められたから買ってみたなんてことないですか?それが、自分たちに本当に合った投資であると自信が持てますか?とくにリタイヤメント資金準備など長期にわたる投資では、計画なしで走っていると、目的地に着いたとき(リタイヤしたとき)「こんなはずじゃなかった!」という...

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