ファンドはいくつかの投資会社に分散投資がいい?

“ミューチュアルファンドやTFを持っていますが、ひとつの会社にまとめるとリスク集中しませんか?”、“リスク分散のために、いくつかの金融機関にばらけて持った方がいいですよね?”というご質問をお受けします。“株でもなんでもひとつに決め打ちする代わりに、いくつかに分散する・・これって基本でしょ?“という意見も。少し前には、投資口座の整理 - まとめて管理をラクにする!という記事を書きましたが、”本当にまとめてしまってもいいのでしょうか?“という不安も。結論からいいますと・・・ひとつにまとめてしまって問題はありません! なんでもかんでも分散はダメ リスク分散という言葉は、最近では投資をする方のなかでも …

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Vanguardがトクベツなわけーあなたがオーナー!

私は自他ともに認めるVanguardファンです。自分でもVanguardで投資をしていますし、お客さんにも友達にも“Vanguardはいいですよ”とすぐ勧めます。別にVanguardを勧めてどなたがファンドを購入したとしても、私に何か見返りがあるわけではないのですが、それでもどなたかがVanguardに口座を開いたとおっしゃると、もうひとり同士が増えた思いでなんだかうれしくなるものです。前にもこんな記事書きました(私がVanguardが好きなわけ・・・)こんな私は少し変でしょうか? Bogleheadたち いえ、案外そういうVanguardファンはたくさんいます。Vanguardの創始者のJo …

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投資口座の整理 - まとめて管理をラクにする!

みなさんはどんな口座でリタイヤメント資金準備をしていらっしゃいますか?何回かキャリアチェンジをしたり、途中で起業したり・・とということも普通ですから、401(k)をいくつか持っている方、いくつかの種類のIRAを持っていらっしゃる方、加えて課税口座で運用をされている方など、複数の口座をお持ちの方も多いでしょう。口座数はできれば少ないに越したことはありません。送られてくる文書も少なくなりますし、アロケーションなどの状態をチェックする労力も少なくなります。今回は複数にばらけている口座を整理する方法について見てみます。   まとめた方が管理がラク 口座数は少ないほうが管理が楽なのは確かです。 …

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貯めるときのタブーは引き出すときの必須事項

マーケットタイミングという言葉はご存じでしょうか?市場の騰落を見ながら、安い時に買い、高い時に売るためにタイミングを計ること、別の言い方では「機を見る」とも呼ばれます。売り時、買い時のチャンスを常に計るがら、売り買いを繰り返す投資のしかたは、アクティブ投資とも呼ばれ、本サイトでは提唱していません。マーケットタイミングを計る投資法は、コストが高くつくばかりか、恒常的に成功を収めることができず、インデックスファンドを使った機を計らないパッシブ投資には長期的に勝つことができないという数多くのリサーチ結果を踏まえてのことです。マーケットタイミングはタブーなのです。ところが、このタブーのマーケットタイミ …

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不動産投資シリーズ(4) -不動産投資の収益性を考える

ミューチュアルファンドはもうすでに投資しているが、ポートフォリオの一部として不動産への投資も考えてみたいという方もおられるでしょう。不動産投資を考えるシリーズ全4回でお届けしており、(1)では、レンタル物件を購入し大家(ランドロード)になるにあたって、必要となるスキルについて考えました。(2)では、物件管理業者への委託、REITを通しての不動産投資について見てみました。前回(3)では、レンタル収入でリタイヤメントをサポートする場合の考え方について考えました。今回は、不動産投資の収益性を測るための指標について考え、収益性をどうとらえるかについて見てみます。   3つの指標 不動産投資の …

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不動産投資シリーズ(3) -リタヤメントと不動産収入

ミューチュアルファンドはもうすでに投資しているが、ポートフォリオの一部として不動産への投資も考えてみたいという方もおられるでしょう。不動産投資を考えるシリーズ全4回でお届けしており、(1)では、レンタル物件を購入し大家(ランドロード)になるにあたって、必要となるスキルについて考えました。前回(2)では、物件管理業者への委託、REITを通しての不動産投資について見てみました。 今回は、不動産収入でリタイヤメントをサポートすることについて考えます。 レンタル収入で年々6%を得る、不動産は値が下がることはない、年々着実に物件価格は上がっていく・・・というのはよく聞く不動産投資の魅力ポイントです。40 …

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不動産投資シリーズ(2) - 管理会社に委託か、それともREIT?

ミューチュアルファンドはもうすでに投資しているが、ポートフォリオの一部として不動産への投資も考えてみたいという方もおられるでしょう。不動産投資を考えるシリーズ全4回でお届けしており、前回(1)では、レンタル物件を購入し大家(ランドロード)になるにあたって、どんなスキルがいるのかを書き出してみました。 今回は、大家業を自分でやるのがちょっと大変という場合、どんな手があるのか、大家業抜きの不動産投資の可能性について考えてみます。 信頼のおける管理会社は宝のような存在であり、信頼のおけない管理会社は問題の上に問題が重なる存在・・・とよくいいます。管理費用は低くて4%、高いと15%にも上りますが、カバ …

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不動産投資シリーズ(1) - ちょっと試してみたい人に・・・

不動産は決して値下がりしないし、毎月低収入が入ってくるし、レンタル物件をたくさん持って楽にリタイヤしよう・・と聞くと、誰でも少しは心が動きますね。たとえばインデックスファンド投資をとってみた場合、Buy&Hold(長期的に持つ)という基本的なルールさえ守っていれば、どんな人でも誰でも市場の平均的な成績を達成できるといって間違いがありませんが、一方で不動産投資は、秀でたスキルと経験を持つ人とそうでない人(とあとは時代と地理的な運・不運も大きいですが)で、かなり差が出る投資だと思います。 ポートフォリオの一部として不動産投資を考える場合、どのような考え方で進めればいいのでしょう。不動産投資 …

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Estimated Tax - ホームビジネスやキャピタルゲイン 

会社で雇用されて給料をもらっている人は、定期的に支払われる給料から自動的に支払うべき税金が差し引かれます。これをTax Withholdingといいます。Withholdするべき税金の額は、自己申告で調整がきき、これをするのがW4 フォームです。一方でSelf Employedで仕事をしている場合などは、このTax Withholdingのシステムがありませんから、自分で納めるべき税金を計算して、定期的に税金を納める必要があります。また、年の途中で株式を売って大きなキャピタルゲインを得たなど、通常のTax Withholdingがカバーしない所得があった場合にも、別途税金を納めないと、ペナルテ …

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夫婦の年齢差とリタイヤメント資金

全米の夫婦の年齢差の平均値は2.3年だそうです。77%のカップルで、夫婦の年齢差は5年以内だそうですが、一方で10歳以上の差がある夫婦も10%存在するようです。初婚の5%、再婚の20%で10歳以上の年齢差が報告されています。夫婦の年齢差がある場合、年齢差があまりない夫婦とは少し違ったリタイヤメントプラニングが必要になります。 下はNerdwalletの試算した、年齢差による必要リタイヤメント資金の大きさです。額は、年齢の高いほうの配偶者が67歳時にリタイヤするときに必要となるリタイヤメント資金(将来期待できるソーシャルセキュリティ年金と自己資金の総額)です。年齢差がないと、夫婦でリタイヤメント …

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IRA 限度額以上を積み立ててしまったらどうする? 

リタイヤメント資金準備に使われるIRA口座は、年間の積み立て限度が50歳までなら$5,500、50歳以上なら$6,500(2018年)と決められています。また、積み立ての限度額や税控除が受けられる額は、職場でのリタイヤメント制度の有無、所得によっても変わってきます。もしも、限度を超えて積み立てをしてしまった場合、どうすればいいのでしょうか? IRAの積み立ての期限は、翌年のタックスリターンの期限(通常4月15日)です。たとえば2018年のIRA積み立ては、2019年の4月15日までにすることになります。一年のファイナンスを振り返り、余剰金があったのでタックスリターンを作成する時期に合わせIRA …

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老後の生活費確保を想像してみる

実際にリタイヤしてお金を引き出すフェーズになった場合、いったいどんなふうになるのか想像してみたことはありますか?リタイヤメント資金を準備するため積み立てるフェーズは案外簡単で、いったんシステムをつくったらあとはケアフリーで自動運行中という方も多いでしょう。もうすでにリタイヤメントに入っている人だけでなく、もうすぐリタイヤが目前の人、あるいはまだリタイヤメントまでは時間がある人でも、実際口座からお金を引き出して使う図をあらかじめ想像しておくことは意味があると思います。今日は2組の例を使って、リタイヤメント生活の生活費確保の様子にちょっと思いめぐらしてみましょう。。 AdamとBarbaraの場合 …

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ターゲットデイトファンド Vanguard とCharles Schwabどっち?

このブログでは一貫して低手数料のVanguard社をお勧めしています。Vanguardのファンドの中でも、年齢に応じ必要なアロケーションがすでに組まれており、リタイヤメント年が近づくにつれ自動的に低リスクにアロケーション調整されるターゲットデイトファンドは、多くの人一般にお勧めのファンドとして何度かとりあげてきました。Vanguardはターゲットデイトファンドではダントツのシェア一位。同社は投資家の利益優先でも信頼のおける会社として根強いファンも多く、自信をもってお勧めできる会社です。Vanguardのターゲットデイトファンドは業界でも最低手数料を誇っていましたが、ここにCharles Sch …

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ターゲットデイトファンド と ロボアドバイザー どっちが勝ち?

リタイヤする年号を決めて投資すれば、すでに最適なアロケーションが組まれており、年々のリバランスやリスク調整も自動してしてくれるターゲットデイトファンドは、ここ10年くらいで大幅に利用が増えています。一方で、アンケートに応えて自分の要件を入力すると、それに応じてカスタマイズされたアロケーションを組み、その後も運用管理をしてくれるロボアドバイザーも人気がでてきています。ターゲットデイトファンドとロボアドバイザーは、その機能の多くがオーバーラップしますが、個人投資家としてはどちらを選ぶのがよいのでしょうか。   ターゲットデイトファンドの特徴 通常5年単位に設定されたターゲット年を選んで投 …

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リタイヤメントを迎えて生活費をどうする・・・ケーススタディ

リタイヤメント資金は順調に貯まっていますか?順調な人もそうでない人も、一生懸命貯めたリタイヤメント資金を、いざどう引き出して使っていくかというのは大きな問題です。資金が十分であれば、ある程度余裕をもって引き出すこともできますが、十分でない場合は、必要な生活費を引き出しつつも、将来なるべく長持ちさせるために引き出しすぎないことも重要です。今回は、あるファイナンシャルプラナーが、「リタイイヤメント資金が決して十分とはいえないリタイヤメントを控えた夫婦」のケースをつかってシュミレーションしているケーススタディを見つけたので、シェアします。   典型的なアメリカのリタイヤメントを迎える夫婦の …

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リヤイヤメント資金を引き出す - RMDで考える

大切にためたリタイヤメント資金。いざ老後の生活に入ったら、今度はその資金を大切に使わなくてはなりません。途中で資金が枯渇してしまっては困りますから。ここにも計画が必要です。ここ20年くらいの間、「リタイヤメント資金を準備するために、どう投資ポートフォリオを運用するか」というトピックについては、多くの議論やリサーチがなされてきました。ベビーブーマーがリタイヤメントに入り始めたころから、「リタイヤメント資金をどう引き出すか」というトピックも出始めるようになりましたが、このテーマについてはまだ多くの研究と議論が必要な段階といえます。今日は、RMDが引き出しのひとつの有効な指標になるという興味深い記事 …

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Disabilityのあるお子さんのための529  ABLE 口座

税優遇を受けながらカレッジ資金を貯める529口座の知名度は高くなり、利用も一般的になりました。2014年にはこれとは別に529Aという法律が通り、Disabilityのある方のための様々な費用に備えるために、税優遇を受けながら資金を貯めることができるABLE口座というものができました。正式名称をAchieving a Better Life Act(略してABLE)というこの法律、529と似たようなしくみであり、積み立てたお金は利回り非課税で増やすことができ、Disabilityがある方のための医療費、交通費、ハウジング、教育、介助用具やサービス費用など基準をみなす費用のためなら、そのまま非課 …

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10年で3.5倍になったCoverdell口座のはなし

Coverdell Education Savings Account を解約しました。2008年に$2,000を入れてその後10年間ほったらかし。ほとんど忘れていた口座でしたが、Coverdell口座のお金は、Beneficiaryが30歳になるまでにEducationのために使わないと、税金とペナルティがかかります。今、Beneficiaryの息子は20歳の大学生であと2年で卒業予定。大学院にもしかしたら行く可能性もありますが行かないかもしれないし、とりあえず今株式市場は好調なので、現金化するなら今かと思い解約手続きをしました。 2008年の3月に、10歳の息子と6歳の娘のために、深い考え …

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$900くれるっていうけど・・・Bank of Americaのプロモーション

Bank of Americaからプロモーションメールが来ました。IRAを開けば最高で$900をくれるといいます。There is no free lunch..といいますから、$900くれるって裏になにが隠れているんだろう・・とちょっと慎重になるもの。Bank of Americaは2009年にMerrill Lynchを買収しインベストメント事業を展開してきましたが、実はこれまでに何度もこの手のメールを受け取っています。今回は、これっていいディールなのか、ちょっと調べてみようと思います。   下がそのプロモーションです。 IRA口座のプロモーションで、新規口座を開設し最低$20, …

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仮想通貨ビットコイン・・買う?(2)

前回の記事でビットコインとは何なのか、なぜ人はビットコインを買うのかについて見てきました。過去1年で10倍にまで価格が膨らんだビットコイン、これからも値が上がるのなら今のうちに買っておこうか・・と考える人もいらっしゃるでしょう。ビットコインでお金を儲けることができるのか、リタイヤメントなどの資金準備の一部として考えることはできるのか、そもそもビットコインに投資するということはどういうことを意味するのか・・その当たりを考えてみましょう。   ビットコインは通貨である   「ビットコイン投資」という表現が使われますが、これは実は少し妙な言い回しだと思います。ビットコインは通貨で …

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仮想通貨ビットコイン・・・買う?(1)

2017年一年で17倍にまで価格上昇を果たしたビットコイン。アメリカ社会の中よりも日本をはじめとするアジア圏で人気が高まっているようです。2017年3月には日本政府が、ビットコインに対する初めての法規制案を閣議決定しいわばお墨付きが出たわけですが、このビットコイン、いったい何者なのか、人気高まるビットコイン投資に対してどういう姿勢をとるべきなのか、そのあたりをさぐってみます。   ところでビットコインってなに?   ビットコインは英語ではCryptocurrency、日本語では仮想通貨と呼ばれます。通貨ですから、ものやサービスに対して支払いツールとして使うことのできるお金と …

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わかる長期投資:これだけ押さえてしっかり運用(5)

リタイヤメント資金準備などの長期投資をするにあたって、最低限知っておくべきポイントを抑え、できるだけ簡単に長期投資を始める、あるいは維持していくための考え方を身につけるシリーズを5回に分けてお送りします。1回目では、投資の基本であるダイバーシフィケーションとは何かとその効果について見てみました。2回目では、実際にどうダイバーシフィケーションを実現するかで、二段階に分けて考えることが必要なことと、その一段階目のカテゴリー内でのダイバーシフィケーションでは、インデクスファンドを使うと効率がよいことをご紹介しました。3回目では、二段階目のカテゴリーを超えてのダイバーシフィケーションとして、アセットア …

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わかる長期投資:これだけ押さえてしっかり運用(4)

リタイヤメント資金準備などの長期投資をするにあたって、最低限知っておくべきポイントを抑え、できるだけ簡単に長期投資を始める、あるいは維持していくための考え方を身につけるシリーズを5回に分けてお送りします。1回目では、投資の基本であるダイバーシフィケーションとは何かとその効果について見てみました。2回目では、実際にどうダイバーシフィケーションを実現するかで、二段階に分けて考えることが必要なことと、その一段階目のカテゴリー内でのダイバーシフィケーションでは、インデクスファンドを使うと効率がよいことをご紹介しました。3回目では、二段階目のカテゴリーを超えてのダイバーシフィケーションとして、アセットア …

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わかる長期投資:これだけ押さえてしっかり運用(3)

リタイヤメント資金準備などの長期投資をするにあたって、最低限知っておくべきポイントを抑え、できるだけ簡単に長期投資を始める、あるいは維持していくための考え方を身につけるシリーズを5回に分けてお送りします。1回目では、投資の基本であるダイバーシフィケーションとは何かとその効果について見てみました。2回目では、実際にどうダイバーシフィケーションを実現するかで、二段階に分けて考えることが必要なことと、そのひとつめのカテゴリー内でのダイバーシフィケーションでは、インデクスファンドを使うと効率がよいことをご紹介しました。3回目の今回は、ふたつめのカテゴリーを超えてのダイバーシフィケーションについて考えま …

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わかる長期投資:これだけ押さえてしっかり運用(2)

リタイヤメント資金準備などの長期投資をするにあたって、最低限知っておくべきポイントを抑え、できるだけ簡単に長期投資を始める、あるいは維持していくための考え方を身につけるシリーズを5回に分けてお送りします。1回目では、投資の基本であるダイバーシフィケーションとは何かとその効果について見てみました。2回目の今回は、実際にどうダイバーシフィケーションを実現するかについて見てみます。 ふたつのダイバーシフィケーション   ひとことでダイバーシフィケーションと言っても、投資する対象にはいろいろなものがありますから、いったいどこから始めればよいのか戸惑います。投資できるものには、アメリカITの花 …

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わかる長期投資:これだけ押さえてしっかり運用(1)

リタイヤメント資金準備などの長期投資をするにあたって、最低限知っておくべきポイントを抑え、できるだけ簡単に長期投資を始める、あるいは維持していくための考え方を身につけるシリーズを5回に分けてお送りします。1回目の今回は、投資の基本であるダイバーシフィケーションの考え方についてです。 投資の基本・・ダイバーシフィケーションとは?   ダイバーシフィケーション(多様化)とは、一言でいうと、投資する対象を多様化して、数多くの投資対象にお金をばらけさせることで、大外れをするリスクを下げることです。「数打てば当たる」といいますが、ルーレットでひとつの色の一つの数字に全額掛けるのでなくて、10個 …

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ストックオプション・RSU・持ち株会:自社株を持つ心得

ご自分の働いている会社の株をお持ちでしょうか? エグゼクティブなどの経営陣や、マネージャー、ひいては従業員の方々に至るまで、自分が働いている企業の株を持っているケースは案外あります。自社の経営業績が向上して株価に反映されることと個人的な報酬が上がることとをリンクさせ業務へのモティベーションを上げるためのプログラムです。業績が上がり株価が上がれば自分たちも潤うため、株を持っている雇用者は業績向上のために働こうとすると同時に、簡単に会社を離れず留まろうとするのでターンオーバーも防げます。   会社が出す自社株関連のインセンティブには、下記のようなものがあります。 ストックオプション: 将 …

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アクティブファンドとのつきあいかた

このブログでもインデックスファンドの魅力は何度かお伝えしています。2007年から2008年の金融恐慌以来、インデックスファンドの人気は年々高まり、良質なインデックスファンドで有名なVanguard社は運用資産を着実に増やしています。では、個人の一般投資家にとって、アクティブファンドは絶対持たないほうがよいものなのか、それとも利用価値は残っているものなのか、今日はその当たりを考えてみます。

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アニュイティの難解な4文字ライダーたち

アニュイティ(年金保険)を持っていらっしゃる方や今購入をお考えの方なら、ご覧になったことがあるでしょう。似たようなアルファベットが並ぶ4文字の短縮語。GMDB、GMIB、GMAB、GMWB、GLWBなどなど。商品説明のパンフレットの中にこれらの言葉が現れる場合なら、はすばらしい特典を約束するマジックワードのように紹介されているかもしれません。Fine printと呼ばれるパンフレットの下の方に添えられている極小文字での説明や、あるいは契約書の中の説明文に使われている場合は、なんどその説明を読んでも理解ができないかもしれません。今日は、ちょっと魅力的なような難解なような、この4文字の短縮語について調べてみます。

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迷っているヒマがあるなら投資する!

「投資」ということばを聞いてどういう思いをイメージをもたれますか?先日、日本ではまだまだ投資というものが、広く一般の人に受け入れられていないという記事を読んでいたのですが、アメリカでは401(K)やIRAの利用が広まっているので、それに付随して投資というものある程度は身近に感じる社会になっていると思います。投資と言っても、株投資、債権投資、不動産投資などいろいろありますが、今回は、誰にで手を出しやすいインデックスファンド投資(株や債権などの有価証券のインデックスファンド)にフォーカスを当てて、投資というものはなぜしたほうがよいのかという基本的なことについて考えてみます。

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あなたがサインすると誰が得をするのか?

以前、ファイナンシャルアドバイザーが準拠することが法律化されたFiduciary Ruleについて記事を書きました(あなたのアドバイザーは本当にあなたの味方?)。このFiduciary Ruleとは、リタイヤメント口座について投資アドバイスを提供するアドバイザーやブローカーは、顧客に対してFiduciaryでなければならない、つまり、自分自身の利益よりも顧客の利益を優先させなければならないということを規定したルールです。このFiduciary Rule施行はファイナンシャルアドバイザー業界に大きな影響を与え、その影響はすでに数字に表れ、Variable Annuity(投資成果により年金額が変 …

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アメリカで株式投資で潤うひとびと

投資大国と言われるアメリカ。有価証券への投資に消極的な日本に比べ、アメリカ人は株や債券を持つことに抵抗がなく、積極的に投資をしているようなイメージがあります。日本では確定拠出制度やNISAが導入されて間もない状態ですが、アメリカでは401(k)やIRAも広く一般的に知られるようになり、ミューチュアルファンドやETFなどを通して投資に参加している人口も多いだろうと想像できます。ところが、よくその内容を見ていると、投資に積極的で市場の成長を通して資産増加を享受している層というのは、実はそれほど幅広くなく、富裕層にその恩恵は偏っているというリサーチがあります。所得が高く投資できる元本が多ければ多いほど、より裕福になり、所得が少なかったり姿勢が中途半端だったりで、投資を避けたりドロップアウトすると、ちっとも資産が増えないという、厳しいコントラストがあるようです。

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アニュイティを自信をもって契約するために

4回にわたってお届けしてきましたアニュイティについてのシリーズ、今回が最後です。ここまで、私たちの持つニーズのなかで、アニュイティで必ずしも満たさなくてもいい、あるいは、アニュイティでは満たせないものについてひとつずつ見てきました。今回は、アニュイティでなくてはならないニーズを見ていきましょう。ここまでアニュイティの欠点、注意点ばかり羅列しましたが、アニュイティはニーズに合った使い方をすればとても力強い味方です。以下ではアニュイティ本来の存在意義がカバーする、アニュイティが満たすべきニーズを見ていきます。

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アニュイティ契約の前に:おまけ要素にだまされない

アニュイティのセールストークに心を動かされ、不適切なアニュイティ購入をすることを防ぐためのポイントを見てきています。すでに、老後資金の準備という目的や、市場が値下がりしても減らない投資のためにという目的で、アニュイティを購入することは不適切である場合が多いことを見てきました。今回は、その他よく引き合いに出される、アニュイティの節税効果、カレッジのファイナンシャルエイド獲得、生命保険という安心要素というアニュイティのセールスポイントについても見ていきます。

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アニュイティ契約の前に: 市場が値下がりしても減らない投資?

過去2回で、アニュイティの存在意義は生涯年金の確保であり、このニーズがはっきりしているときこそ、アニュイティの購入を考えるべきであること、副次的ニーズと金融商品のおまけ的役割にまどわされてアニュイティの検討をしないほうが賢明であること、老後の資金準備の運用はアニュイティの中でなく、低手数料のインデックスファンドなどで効率よく行ったほうがよい場合が多いことを書きました。今回は、アニュイティの特典としてよく語られる、市場が値下がりしないでも減らない、着実に伸びていく投資という要素について考えてみます。

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アニュイティ契約の前に:老後の資金準備ニーズはどう満たす

前回は、金融商品の購入にあたっては、1)自分のまず満たすべき第一ニーズが何なのかをはっきりさせ、それが金融商品本来の存在意義とぴったりあうときに、はじめて購入を検討すべきであること、2)アニュイティの存在意義は生涯年金の確保であり、このニーズがはっきりしているときこそ、アニュイティの購入を考えるべきであること、3)副次的ニーズと金融商品のおまけ的役割にまどわされてアニュイティの検討をしないほうが賢明であること について書きました。では、アニュイティについてくるおまけ的な魅力や、それらで満たそうとしがちな副次的ニーズは、アニュイティでなくとも他の形で満たせるものなのか、それを考えていきましょう。

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アニュイティ契約の前に:自分のニーズは何なのか

このところアニュイティの契約を考えているという方からご連絡をいただくことが多くなっています。「手数料は高いのは知っているが、一生涯資金が続くというのはとても魅力」、「エージェントに聞いてみたら手数料はかからないと言われた」、「増えはしても減らないと聞いたので安心」という声をお聞きします。アニュイティは、投資商品ではなく保険商品です。アニュイティは、終身保険と同じく長期的に契約するもので、よく考え通さないで契約し途中で解約することは、好ましくなく大きな損失を招くことがあります。今回は、アニュイティの契約を考えているとき、長期的に健全な契約をするためにどのような注意をはらったらよいのかを、5回連続で考えてみます。

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ターゲットデイトファンドの間違った使い方はキケン

401(k)やIRAでターゲットデイトファンドをお使いの人も多いでしょう。2006年のPension Protection Actという法律の導入で、401(k)積み立てのデフォルトファンドがターゲットデイトファンドに設定されている会社も増えています。Morningstar社によれば過去10年の間に、ターゲットデイトファンドに投資されている額は7倍にも増加しました。Smart & Responsibleでもターゲットデイトファンドをお勧めすることはよくあります。ただ気がかりなことが最近起きています。ターゲットデイトファンドの誤った使い方をしている人があまりに多いということです。

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リタイヤメント資金の賢い引き出し方(3) - 毎月の生活費の確保のしかた

大切に貯めたリタイヤメント資金の使い方、引き出し方について考えるシリーズです。ここまでに、リタイヤメント資金をお子さんに相続させるニーズがあるのかどうか、複数のタイプのリタイヤメント口座がある場合どの口座からどういう順番で引き出すのがよいか、老後の投資ポートフォリオの運用がどうあるべきかについて考えました。今回は、実際ポートフォリオから生活費を引き出し確保していく段階について考えを進めます。

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リタイヤメント資金の賢い引き出し方(2) - 老後の資金運用ポートフォリオ

大切に貯めたリタイヤメント資金の使い方、引き出し方について考えるシリーズです。前回は、リタイヤメント資金をお子さんに相続させるニーズがあるのかどうか、複数のタイプのリタイヤメント口座がある場合、どの口座からどういう順番で引き出すのがよいかについて考えてみました。今回は、リスクをコントロールしながらも運用を続け利回りを出しながら、寿命を全うするまで枯渇させないで維持したい老後の投資ポートフォリオがどうあるべきかについて考えます。

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リタイヤメント資金の賢い引き出し方(1) - 相続と複数口座

今、リタイヤメント資金をがんばって貯めている方もいらっしゃるでしょう。また、長年、一生懸命働いて、もう少ししたらリタイヤしたいと準備段階に移ろうとしている方もいらっしゃるでしょう。大事に大事に貯めたリタヤメント資金ですから、大事に使いなるべく長持ちさせたいですね。自分がいつまで生きるかわからないけれど、それまで資金が尽きないできちんとあることが大切である一方で、せっかくのリタイヤメントの時期、楽しいこともたくさんして大切な人との思い出もつくって有意義に暮らすために十分な生活費も確保したいものです。今まで、アメリカのファイナンシャルプラニング業界では、リタイヤメント資金を貯めるというトピックに関してはたくさんの情報がありました。ここ何年かで、401(K)など確定拠出プランでの自己責任時代に生きてきたベビーブーマーがリタイヤメントに入りつつあり、リタイヤメント資金の引き出し方、使い方ということにも焦点が当たるようになってきました。今回は、貯める方ではなくて使う方、ここに焦点を当てたいと思います。

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ファンドの低手数料化とまだまだ気を付けたいこと

ミューチュアルファンドの手数料(ファンドに預ける口座残高に対して年ごとに一定パーセンテージが徴収されるもの。Expense Ratioとも呼ばれます)は過去10年で大きく下がりました。2008年の金融恐慌を機に、「きっと儲かるはず」とあまり吟味も根拠もなくファンドにお金を託していた投資家も、大きく目減りした残高にショックを受け投資ファンドに対してより厳しい目で向き合うようになったことと、それまであまり目に留まることがなかった(目に留まるように隠されていたというほうが適切かもしれませんが)手数料が疑問視されるようになり、法律改正もあって開示が進み、投資家の意識が高まってきたことが背景にあります。今日は2016年に発行されたMorningstar社のファンド手数料調査を参考にするとともに、手数料が下がってきた今、個人投資家として注意したい点についても考えてみま

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Morningstar社のレイティングの読み方知ってる?

ミューチュアルファンドやETFに投資をしたことがある方なら、Morningstar社つけている評価を参考にした方もいらっしゃるかと思います。Gold、Silver、Bronzeなどのアナリスト評価や、あるいは最高5までのスター評価のことです。これ、もちろんGoldはSilverよりよいわけですし、5つ星は3つ星よりいいのはわかりますが、でもその意味するところは実際何なのか? 今日はその勉強です。

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Vanguard のミューチュアルファンドとETF どっちにする?

このブログでも何度か紹介させていただいたように、私は個人的にVanguardが大好きです。Vanguardを創設したJohn Bogleの思想も大好きですし、その後時代を超えて貫いている、低手数料で着実な長期投資へのフォーカスに同意できるところがたくさんあります。Smart & Responsibleでも、お客様の条件があえば、Vanguardのインデックス・ミューチュアルファンドをお勧めすることが多いのですが、最近はETF(Exchange Traded Fund)のほうがさらに低手数料かつ、税金面でも有利だという情報も紹介され、ミューチュアルファンドかETFかの選択で迷う方もいらっしゃいます。今日は、そのあたりを研究してみます。

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アニュイティにする?ミューチュアルファンドにする?

リタイヤメントのためにIRAを開きたいけど、どうしていいかわからない・・・それで手っ取り早く勧められたアニュイティに投資してみた・・という方や、投資に回せる余剰金があるのでアニュイティを薦められているが、どうしたものか・・という方からご相談を受けることがあります。とくにDeferred Variable Annuityなどは一時期大きくプロモートされ、契約時の問題なども多く訴訟問題も頻繁でした。それを受けてセールス活動は少し落ち着いてはきたものの、根強く主力商品として売られ続けています。アニュイティは、目的にあった正しい使い方をすれば非常に力強い味方ですが、よくわからずとりあえず・・の気持ちで契約すると痛い目を見ることのある商品です。その場合には、オーソドックスなミューチュアルファンドに投資するほうが良いという場合も多いもの。中には、よく聞くミューチュアルファンドとアニュイティの違いなどもよくわからない・・という方もいらっしゃるかもしれません。今日はこの二つの違いを調べ、どんなときにどちらが向いているかを見てみましょう。

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お金が貯まる6つの秘訣

Fidelity社が、投資で成功してしっかりとお金を貯めている人に共通の6つの要素についてレポートを発表しました。今日はそれをシェアしたいと思います。今までこのブログでも書いてきた点が盛り込まれていますが、よい機会ですのでまとめてみたいと思います。

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少ない収入からはじめるリタイヤメント準備

まだ若いからリタイヤメント準備は考えない、収入が限られているからリタイヤメント準備はなかなかできない・・・という場合も、たとえ少額でもなるべく早い時期から積み立て始めることがよいように思います。日々の生活を回すだけで精一杯という場合もあるかもしれませんが、そんな場合でも、使えるオプションを把握しつつ、使える特典はなるべく使いつつ、できる範囲から始めてみることがよいでしょう。今日は、少ない収入から始めるリタイヤメント準備について考えます。

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ファイナンシャルプラニングってどう役立つ?

ファイナンシャルプラニングがどのようにお役にたつのかを今日はご紹介してみます。ファイナンシャルプラニングと一言にいっても、その単語の使われ方はさまざまです。投資するものを決めたり、保険商品を買ったりなど、ひとつのアクションをとってファイナンシャルプラニングをした・・と表現する場合もあるでしょう。Smart & Responsibleのお手伝いするファイナンシャルプラニングは、個々人、あるいは個々のご家庭の、月々の収支、お持ちの現金、資産、リタイヤメント口座、学資口座、その他の投資、持ち家、不動産投資、その他の資産、モーゲージやその他のローン、持っていらっしゃる保険各種の内容と補償、いざというときの対応策、将来どのようなお金が必要になるか、払っている税金、節税方法など、パーソナルファイナンスに関わる全体的な情報を総合的に考え合わせ、診断・計画をするものです。それぞれの要素は独立ではなく、相互に関わりあっているので、ひとつを最適化すればよいということではなく、長期的にみて全体的にバランスのとれた解を探していきます。

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投資業界の変化―ロボアドバイザー(2)

2回にわたり、投資業界の最近の流れの変化とロボアドバイザーの登場について調べています。ロボアドバイザーは低コストでポートフォリオ作成・運用・管理をしてくれ、個人投資家にとっては魅力的ですが、ただ完全に中立とはいえない、セールスマンと化したロボアドバイザーも存在することを見てきました。自動化だから低手数料で安全・・・と一足飛びにうのみにする姿勢は避けるべきです。そうすることは、金融危機以前に、「ブローカーが薦めてくれるからきっといいものに違いない」と手数料に気を配らずファンドを買っていた失敗を、ただ違う形で繰り返すだけです。今回は、ロボアドバイザーを選択するときの基準についてみていきます。

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投資業界の変化―ロボアドバイザー(1)

ロボアドバイザーという言葉をお聞きになったことがあるでしょうか?オンラインで、顧客にアンケートなどに答えてもらい、顧客の許容リスクレベルを測り、それによって低手数料のETFなどを中心に組み合わせポートフォリオをつくり管理する自動化サービスのことですが、ここ数年で、すごい勢いで注目が高まり、ビジネス拡大が進んでいます。インデックスファンドへの関心とあいまって、インッデクスETFとロボアドバイザーのコンビネーションで投資ポートフォリオを組むのが、いわば流行りになっています。今回は、2回に分けそのあたりの投資業界の流れと、ロボアドバイザーの選択について注意すべきことについて考えてみます。

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インターナショナル株式ファンドのパワー

インターナショナル株式ファンドの人気が上がっています。USの株式インデックスファンドだけでも、十分なダイバーシフィケーション(投資の多様化)ができるとされた時代が変わりつつあり、2015年にはインターナショナル株式ファンド(以下インターナショナルファンド)に投資される額は$200ビリオンの伸びを見せ、反対にUS株式ファンドは$50ビリオンの投資残高の減額となりました。今日は、このインターナショナルファンドが、私たちの投資ポートフォリオでどんな意味があるのかを見てみましょう。

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あなたのアドバイザーは本当にあなたの味方?

米国労働省がファイナンシャルアドバイザーに関しての新しいルールを発表しました。リタイヤメント投資についてのアドバイスを行ったり、投資商品を売るアドバイザーは、顧客の利益を自分の利益より優先させねばならない・・・というルールです。考えてみれば当然のことだと思うのですが、でもこのようなルールが今になってわざわざルールとして発表されるということは、それが行われてこなかった証拠です。「簡単な原理だ。ファイナンシャルアドバイスを提供するのなら、クライアントの利益を優先させることである」というオバマ大統領の言葉がこのルールの根底にあります。今日は、そのルールの内容と消費者としてこれをどう受け止めるかの話です。

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Muni (地方債)への投資

Muniってお聞きになったことありますか?正式にはMunicipal Bond、日本語にすると地方債というものです。地方債は、株投資よりもリスクの低い債券投資であるうえに、利回りが連邦税非課税となるうえ、あわよくば地方税もまぬがれられるという特典もあり、安全志向型&節税志向型の方に受け入れられやすい投資媒体です。だからといって、株はやめて全部地方債にしてしまおう・・というのはあまりにも短絡的な投資法です。今日は、Muniの活用のポイントを見ていきます。

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私がVanguardが好きなわけ・・・

私はVanguard社のファンです。また、Vanguard社を設立したJohn Bogleという人のファンでもあります。低コストのシンプルなインデックスファンドは、一般投資家の心強い味方だと思っています。Smart & Responsibleでは、401(k)などで枠組みがすでに決まっている場合は、その枠組みのなかで提供されているより良質の投資ファンドを選んでお勧めしていますが、もし枠組みがない場合はVanguard社のインデックスファンドをお勧めすることも多いです。最近、Vanguardやインデックスファンド投資のよさが見直されることが多く、うれしく思っています。投資をする方ならぜひ知っておいていただきたい・・今日はそんな話をご紹介します。

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高くつくチェッキング口座のはなし

銀行にお金を預けて利子を稼ぐ時代は終わったのかもしれません。今は、銀行にお金を払ってお金を預かってもらう時代となりました。チェッキングアカウントの少額口座ではNon-Interest Bearingといって利子を全く生まない口座も少なくありません。多少預金高が大きくなりInterest Bearingの口座になっても0.01%などという具合。オンラインバンクでHigh Yield Accountと銘打たれるような口座でも、低金利時代の今では利子は1.00%ほど。これに比べ、銀行が顧客に課す手数料は非常に高額です。ATMの利用料は一回につき$4、オーバードラフト手数料は1回で$35という具合。消費者は、利子が少ないことを憂うだけでなく、無駄な手数料を払いすぎていないかをきちんと吟味しないと、「銀行にお金を預かってもらうことで、非常な無駄遣いをしている」という状態にも陥りかねないことになります。

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マネー管理で気をつけたい24のミステイク(4)

パーソナルファイナンスでありがちな問題点をまとめた「マネー管理のミステイク」シリーズを、4回に分けてお届けします。今、収支がキリキリでうまくお金が回っていないという場合もあれば、今はなんとかなっているが将来これでいいのか不安ということもあるでしょう。また、お金はないことはないが、管理はこのままでいいのか疑問がある方もあるでしょう。マネー管理はなんとかできていると思っているが、いったい見落としている点はないのかという心配もあるかもしれません。全24項目のチェックポイントを4回に分けてお届けします。

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マネー管理で気をつけたい24のミステイク(1)

パーソナルファイナンスでありがちな問題点をまとめた「マネー管理のミステイク」シリーズを、4回に分けてお届けします。今、収支がキリキリでうまくお金が回っていないという場合もあれば、今はなんとかなっているが将来これでいいのか不安ということもあるでしょう。また、お金はないことはないが、管理はこのままでいいのか疑問がある方もあるでしょう。マネー管理はなんとかできていると思っているが、いったい見落としている点はないのかという心配もあるかもしれません。全24項目のチェックポイントを4回に分けてお届けします。

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株大荒れでもクールにかまえるために

中国発の経済減速で、世界じゅうの株式相場がに揺さぶられているそうで・・・。今月も株式市場は荒れ模様かという予想が大変のようです。「このままこの投資持っていてもいいのでしょうか」、「今のうちに売っておいたほうがいいのでしょうか」というようなご質問をいただくこともあります。みなさんはニュースを見て不安に思ったことはおありでしょうか? そんなとき何かアクションをとられますか? 

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UTMA/UGMA口座とファイナンシャルエイド

祖父母から生前贈与や遺産としてまとまったお金を受け取り、それを子どものためにUTMA/UGMA口座に入れたというお話をよく聞きます。将来の学資準備などにはぴったりのような気がします。子どもが18歳なり21歳なりの一定年齢になるまでは、親が管理を引き受けるこのUTNA/UGMA口座、実は大学のファイナンシャルエイドの計算では非常に不利に働くということを後で知って頭を痛めるということもよく聞く話です。

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子ども名義の預金口座と大学費用の話

ある程度の年になったら子ども名義の銀行口座をつくって、お金を貯めることのたいせつさを教えるというのはとてもいいことですね。お小遣いの一部とか、日本に帰国したときに親戚からもらったお金などを少しずつ貯めておくのもいいでしょう。アメリカ的なご家庭なら、投資を一緒にやってみてお金を増やすことの意義を教えたいという考えもあるでしょう。また、おじいちゃんやおばあちゃんからまとまったお金をもらったので、将来の学資のためにでも、子ども名義で貯めておきたいというニーズもあるかもしれません。

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より高い利子を求めて・・インターネットバンク?

家を買いたいので頭金を貯めておきたい。。。必要なときにはすぐおろせるエマージェンシーファンドを貯めておきたい。。。今のセービング口座は利子が低いからもう少し高い利子はないか。。。などの声をお聞きします。投資には回せないけど、かといってチェッキングではもったいないお金・・そんなお金はやっぱりインターネットバンクに預けるのが一番でしょうか。

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リタイヤメント資金を長持ちさせる・・・

ファイナンシャルプラニングをする場合、現在デフォルトで使われる平均寿命予想値は95歳です。寿命の延びとともに、リタイヤする年齢も少しずつ上がってきてはいるものの、限られた労働期間で長いリタイヤ期間をサポートするという傾向が進んでいくと予想されます。一般的な傾向として、私たちはリタイヤメントについて、その資金準備期間に注目を当てがちです。しかしながら、本当は貯めるだけ貯めてリタイヤしたらそれでよし・・というものではなくて、実はその後の資金を「使う」フェーズでのプラニングが非常に、非常に、非常に大切です。前回の記事では、比較シンプルに運用してよい貯める期間に対し、リタイヤメント後の使う期間は細やかなプラニングが必要になることを書きました。俗に言われる「引き出し率=4%なら安全」というような短的なルールではなく、さまざまな個人的な状況を鑑みながら、さらに年々の市場の動向を押さえつつ投資ポートフォリオから引き出し+維持運用していくことが大切であることも書きました。今回は、ではそれをどう実行していくかを考えます。

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株式市場の不安定でうろたえないために

マーケット・ボラティリティという言葉をお聞きになったことはあるでしょうか。株式市場が好調になったり不調になったり、値が上がったり下がったりのことを指します。市場は常に動いています。最近では、ヨーロッパ経済圏の低迷、エボラ勃発、中近東不安、Federal ReserveによるQE(Quantitate Easing)刺激策の終止、自然災害などなど、さまざまな要素が市場の不安定要因になり得ます。スマホのAppでどこにいても瞬時にニュースがゲットでき、自分のファンドの残高もチェックできる時代。株式市場のトレーダーでなくても、売るべきか・買うべきか・持ち続けるべきか・手放すべきか・・悩ましい選択を迫られることもあるでしょう。将来への不確定要素は不安を生み、人間は不安になると不安要素を取り除こうとします。投資ポートフォリオから株を売ってリスク要因をなくする、あるいはその割合を小さくするというような行動がもっとも理にかなったもののように思えたりします。でも、ちょっと待って。不安に駆り立てられてとった行動は、それこそ長期的に見ると最も理にかなわないものになりかねません。

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正しく投資を理解する – 投資ファンドの種類はいくつか適当?(2)

IRA、401(k)などのアカウントや、その他の投資アカウントで、どのようにファンドを選びいくつくらいのファンドに投資されていますか?なんだかよさそうなファンドがあっても、ひとつふたつに集中させるのはなんとなくキケンな感じがする、それに、いくつか持っていればひとつがダメでも他で大丈夫かもしれないし、適当によさそうなものをいくつか選んでおこう・・・というのは人間の心理。この「ひとつがダメでも他で大丈夫=全体としてなんとかまあまあ」という概念は、投資の基本であるダイバーシフィケーション(多様化)に通じるもので、リスクを分散させるという役割があります。前回の記事では、リスクを分散させるには、多様な株式銘柄を持つことが必要で、20種類も持てばかなりのリスクが軽減されることと、このリスク分散はインデックスファンドではかなり効率的になされていることをお話しました。

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正しく投資を理解する – 投資ファンドの種類はいくつか適当?(1)

「リタイヤメントや投資アカウントで適切な投資をしているか見てください」とリクエストを受けることがよくあります。巷には数限りないミューチュアルファンドの数がありますから、どれを選べばよいか当惑して当然です。また、反対に401(k)などのプログラムでは会社の提供するミューチュアルファンドに選択が限られますが、その中から自分の目的にあった良質のファンドを選ぶとなると考慮しなければならない点もいろいろあります。よくわからないけど、とりあえず適当にいろいろなファンドを選び、分散して投資しておけば、まあ全体的にはなんとかなるのではないか・・・というのは人間の心理かもしれません。ひとつダメでも他がある・・という考えですね。この「いろいろ持つ」は投資の基本とされる「多様化=ダイバーシフィケーション」という概念とも通ずるもので、一見理にかなったことのように思えます。ところは、実はあまりにたくさんの種類のファンドを持ちすぎていると、かえってマイナスの効果が出てしまうことがあります。では、ミューチュアルファンドで投資する場合の注意点は何か、いくつくらい持てばいいのか、多すぎるとはどういうことか・・・今回はこのテーマを2回に分けてお届けします。

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High Yield Saving か CDか・・・

High Yield Savingに興味があるのですが・・というお話をよく聞きます。我が家でも、家の買い替えで、前の家が売れてから次の家を買うまでの間、頭金をAmex BankのHigh Yield Savingに入れておきました。家の買い替えにはなんと4年もかかり、Savingに入れておくにはもったいなかったかもしれませんが、何せ、いつ気に入る家があわられてすぐ引き出す必要があるやもしれません。そのあたりの銀行のSavingよりは金利が高く、すぐ現金を引き出せるSavingである必要がありました。Savingよりは金利のよいCD(Certificate of Deposit=満期付預金)も考えましたが、うまく引き出しのタイミングがあわないと面倒だと考え、やはりHigh Yield Savingとなったわけです。今日は、このHigh Yield Savingと昔からあるCDとを比べてみます。

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株にする、不動産にする? - どっちがいいかの問題(2)

株投資か不動産投資かという問題について二回にわたって考えています。この記事では、どちらかが勝っているという短絡的な議論はせず、いくつかの項目について株投資と不動産投資の比較をしています。一回目は、キャピタルゲイン、レバレッジ、メンテナンスという項目について考えました。今回は、税制上の優遇、リスク回避のしやすさ、現金化のしやすさ、掘り出し物さがしという点について考えます。

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株にする、不動産にする? - どっちがいいかの問題(1)

あなたは株投資派ですか、それとも不動産投資派ですか? 株投資派の方は、「不動産は維持の手間や手数料などを考えあわせれば、決して効率のよい投資ではない。やはりポートフォリオを組みやすく換金しやすい株が一番」とおっしゃるかもしれません。一方、不動産投資派の方は、「上がり下がりの激しい実態のないペーパーなど、リスキーで当てにできない。土地と建物のほうがずっと安心」とおっしゃるかもしれません。今日はこの、株か不動産か・・・という問題について考えて見ましょう。

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小さく始め大きく増やす - キホンの長期投資

「小金が余っているのですが投資を始めるほどではないのです。」という声をよくお聞きします。「どのくらいの小金ですか?」とお聞きすると、十分投資を始めるのに足る金額だったりします。投資にはまとまったお金が必要と考えられている場合が多いですが、 数千ドルから可能です。月々、積み立てるコミットメントがあるなら、もっと小さく始められます。あるいは、「投資を始めたいがどこから始めればいいのかわかりません」という声もお聞きします。投資というとちょっと難しそうに聞こえるかもしれませんが、銀行のオンライン口座のような感覚で、口座を開設したり運営したりできる場合も少なくありません。

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銀行に眠っている現金をどうにかしたい・・・

日々節約して貯めたお金が銀行にそのまま眠っているのですが・・・というお話をよく聞きます。お金の管理をこつこつする日本人には案外あることかもしれません。あるお金は(いや、ないお金もクレジットで・・・)どんどん使ってしまう消費先行のアメリカ人には、うやらましいことでしょう。でも、ほとんど利息もつかないまま銀行において置いてもいいのか・・と悩むことはありますね。ぜいたくな悩みではありますが、でも深刻な悩みでもあります。チェッキング口座に眠っているお金は、実際は目減りしている可能性が大だからです。今日は、そんなちょっとまとまったお金をどうするかを考えて見ましょう。

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誰でもできる成功する株投資(2)

先週は、株式市場の上がり下がりをカンペキに読むPerfect Timerと、ニュースや雑誌記事で上がり下がりを予想するLatest News Followerと、そして一度買ったら何もしないBuy & Holderを比べてみました。マーケットタイミングは当たればすばらしい結果を生み出すが、カンペキにタイミングを読むことは非常に困難極まりなく、ちょっとはずすとかえってひどい結果になることを見てみました。

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誰でもできる成功する株投資(1)

ま、実感はさておき、2009年に暴落した株式市場も5年かけて値が戻ってきました。リタイヤメント口座、学資口座、その他の投資口座でも、残高の回復を見た方も多いかと思います。株好きで知られるアメリカですが、2009年、2010年などは、「もう株式には信頼を置かない」というような意見もあちこちで見られ、雑誌などにも株式投資を前面に出した記事が少なくなり、「節約、節制」などをうたうものが多かったものです。実際、“Should Investors Move Out of Stocks into Cash?(投資家は株式を売り、現金で持つべきか?)”とか、“Is It Time to Get Out of the Stock Market?(株式市場から足を洗うときがきたか?)”などというようなタイトルの記事が大変多く出回りました。事実、2011年春ごろから、株式市場から出て行くお金が、株式市場に流れ込むお金より多い(投資家が投資媒体を株から現金や債券などに移している)という状況が、2013年の初頭まで続いていました。

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Oops! チェックブックをなくしたら・・・の巻

Oops! シリーズ(?)第二弾は、チェックブックをなくしたら・・・です。第一弾は引越し中のおサイフ盗難事件でしたが、今回もまた引越し中のお話。お引越し中にチェックブックをなくしました。

うちの場合、お引越しというとSalvation Armyが心強い友です。衣類や生活用品など不要だけど使えそうなものは、最寄のSalvation Armyまで持って行きます(タックス・レシートをもらうのをお忘れなく!)。でも、持っていけないものもありますね。4年前のバージニアからカリフォリニアへのお引越しでは、卓球台、デッキ用テーブルセット、ブランコ、子ども用の電動自動車などなど、ちょっとカリフォルニアには持っていけないなあ~と

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ゴールド投資ってどうでしょう?

昨今人気が高まったゴールドですか、その流行も少しおさまりつつあるようですね。いまだ米国経済の先行き不安は残り、貴金属の王様であるゴールドには根強い人気があるのも確かです。「ゴールド投資ってどうなんでしょう?」というご質問にお応えして、今日はゴールドについて考えてみます。

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アニュイティを解約したい、他に移したい(2)

現在のアニュイティに満足していないので、他に移したいという場合についての2回目です。アニュイティがIRAや企業のリタイヤメント・プログラムの中にあれば、それらのルールで司られるため、インカムタックスや10%ペナルティがかからないで、他の投資媒体や金融会社に変更できそうだということを、前回書きました。反対にアニュイティが、それらの単独で契約されている場合はどうでしょう。おそらく多くの場合がこのケースではないかと思われます。

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アニュイティを解約したい、他に移したい(1)

「薦められるままアニュイティを契約したが、どうもニーズに合わないので解約して、他の投資にまわしたいのですが」というご要望をお聞きすることがあります。残念ながらアニュイティの場合、他の金融機関に移すということは、普通の(課税対象の)投資口座やIRAなどのリタイヤメント口座の変更に比べると、なかなか簡単にはいきません。どのような対処法があるかを見ていきましょう。

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アニュイティ攻略法 - 失敗しない契約

「アニュイティをリタイヤメント準備のために契約したものの、その後処理に困っている・・」という話をよく聞きます。アニュイティを、IRAなどの投資と同じようにとらえ、「将来への備えだからいいものに違いない。。」と考え契約したものの、どうも満足していない・・というようなケースです。アニュイティは「ふつうの投資」ではありません。アニュイティは保険商品です。よく理解しないで気軽に契約すると、非常に高くつくことにもなります。紐解いていきましょう。。

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あなたの投資ファンドの手数料を調べる(2)

先週と今週と2週続けて、はじめての試みでビデオでお届けています。

ミューチュアルファンドに投資をされている方は多いのではないかと思いますが、昨今では、ファンドにかかるさまざまな手数料が問題視されています。今週はファンド手数料のなかでも、Expense Ratioと呼ばれる手数料についてお送りします。

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転職したらどうする - 401(k)などのリタイヤメントアカウント

会社の401(k)に積み立ててきたが、離職したので401(k)をどうしたらいいのかというケースについて考えてみます。401(k)以外にも403(b)や457などのリタイヤメント・プランも同じです(ここでは、401(k)、403(b)、457などのプランを401(k)という名前で総称させていただきます)。古い401(k)はそのまま残すのか、他へ移すのか。。。どんなオプションがあってどうやって決めればいいか考えてみましょう。

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あなたの投資ファンドの手数料を調べる(1)

今週、来週と2週続けて、はじめての試みでビデオでお届けします。

ミューチュアルファンドに投資をされている方は多いのではないかと思いますが、昨今では、ファンドにかかるさまざまな手数料が問題視されています。今週はファンド手数料のなかでも、Sales Loadと呼ばれる手数料についてお送りします。

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銀行の手数料・・・案外かんたんに取り消しになったりします

銀行やカード会社のオーバードラフト手数料とか、支払い遅延手数料とか、最低バランスを割った場合の手数料とか払うはめになったこと、ありますか?一回あたり$20とか$25とかの案外バカにできない額ですし、とくにきちんと管理しようと思っているのに、そういうことになってしまったりすると、自分に腹立たしいというか・・・そういう思いされたことあるでしょうか?

この手の手数料、カスタマー・サービスに電話して、「ちょっと何とかなりませんかぁ~」とお願いしてみると、案外簡単にwaive(免除)してもらえたりするみたいです。

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あなたが死んだら私トクします? - 生命保険の売買・Life Settlement

リタイヤメント・アカウントも学資アカウントもちっとも増えない・・・なんかもっとお金が貯まる方法はないのか・・・というのは誰もの悩み。そんな昨今、「ロー・リスクでハイ・リターンな投資法!」とか「あまり知られていないすばらしいインベストメント!」などのフレコミの宣伝をよく耳にします。そんないい話あるわけないじゃん・・と思いつつも気になる宣伝。そんな宣伝のうち、前回はTrust Deed 不動産投資を調べてみましたが、今回はまた違うやつで、Life Settlementというのを調べてみます。

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自然災害時にも、困らないために - 生活に必要な情報の保管

前回は、災害にあったり、いつもファイナンシャル関連の処理をしている人に万が一のことがあった場合でも、滞りなく生活が続けていけるように、どのような情報を整理しておくべきかということをまとめてみました。今回は、整理した情報の保管についてです。

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自然災害にあっても、自分の銀行口座にすぐアクセスできますか?

非常用品はもちろんですが、今日のトピックは非常時に備えての情報管理、とくにファイナンシャル情報の管理について書いてみたいと思います。たとえば、火事で家が燃えてしまったとしましょう。幸い、ちゃんと火災保険に入っていますから、補償金が出るはずです。一日も早く、普段の生活に戻りたいところですが、すぐに保険会社にクレーム処理ができますか?当面ホテルに泊まらねばなりませんが、クレジット・カードの再発行がすぐにできるでしょうか?銀行口座にアクセスして送金ができるでしょうか?

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マネー・マーケット(MMF) の知られざるリスク

マネー・マーケット(MMF)の「安全性」を疑う・・・というような記事を見つけました。マネー・マーケットといえば「安全」と同義語として理解する人も多く、株や債権ファンドに比べると、ずっとリスクが小さいcash equivalents(現金同等品)と位置づけられることが常ですが、その「安全性」を疑う・・というわけです。あなたの投資口座の中には、マネー・マーケット(MMF)が含まれていませんか?

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ミリオネアへの道 – わたしもなれるかも??

アメリカも日本も景気がパッとしないし、先行きも多くの不安が残る昨今ではありますが、Money誌の最近の記事によると、世界でミリオネアが一番多い国はアメリカ、二番目は日本なんだそうです。アメリカには世界のミリオネアの40%が、日本には13%が住んでいるとのこと。この数字は、おそらく純資産(所有している資産から抱えている負債を引いた額。持ち家や家財も含む)をベースにしていると思われます。これとは別に、ボストン・コンサルティング・グループの最近のリサーチでは

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リタイヤメント準備 - 401(k)かIRAか、どっちがいいの?

老後の資金を貯める主な方法には、雇用主の提供する401(k)、403(b)、457などのグループ・プランに参加し給与天引きで積み立てをしていく方法(ここでは401(k)と総称します)と、Traditional IRAやRoth IRAなどに個人的に積み立てをしていく方法があります。401(k)もIRAも、どちらもTax Deferred(税遅延)プランと呼ばれ、利回りへの課税は老後に資金を引き出すまで遅延されると

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Traditional IRAをRoth IRAにコンバートする?

Roth IRA コンバージョンということばをお聞きになったことがあるでしょうか?アメリカでのリタイヤメント準備についての記事を読んでいると、このRoth IRA コンバージョンはここ数年よく目にするちょっとしたハヤリ用語です。これは、手持ちのTraditional IRAをRoth IRAにコンバートする(Traditional IRAから資金を引き出してRoth IRAに入れ替える)ことを意味します。

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IRAのキホン – IRAって何?

IRAはIndividual Retirement Arrangements(あるいはAccounts)の略で、リタイヤメントのための積み立てプランのことです。401(k)と並んで、リタイヤメント準備のためによく使われるツールです。IRAの主な利点は、投資の利回りにかかる税金が、老後に資金を引き出すまで遅延される(tax deferred)ということです。反対に、IRAの欠点は、59歳半になる前に資金を引き出した場合や、

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インベストメントの手数料にお気をつけを!(4)-Trading Costs

ミューチュアル・ファンドの各種ある手数料の中でも、最も認知度が高いのはExpense Ratio(12b-1 FeeやManagement Fee)でしょう。Sales LoadやPurchase Feeなどのファンド費用も調べる気になれば、Prospectus(投資の説明書)やAnnual Report(決算書)などで確認することができます。その一方で、なかなか目で確認することができない「隠れた」ファンド費用が存在することを指摘する専門家が増えています。

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インベストメントの手数料にお気をつけを!(3)-ファンドに払う手数料

リタイヤメントの投資や学資の準備などで、ミューチュアル・ファンドに投資をする場合、ブローカーに対してはSales Loadや12b-1 Feeを、またファンド・マネージャーに対してはManagement Feeを、手数料として支払っていることをみてきました。今回はファンドに対して支払うFeeについて見てみます。

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インベストメントの手数料にお気をつけを!(2)-Expense Ratio

ミューチュアル・ファンドの手数料のなかでExpense Ratioと呼ばれるものをご存知でしょうか。Expense Ratioというのは、ファンドの年間の運営費用÷ファンドの年間平均投資資産です。つまり、ミューチュアル・ファンドの投資資産に対しての、運営費用の比です。リターンの成績が同じならば、Expense Ratioはもちろん小さければ小さいほうがいいわけですね。

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401 リタイヤメント 529 ファンド 手数料

インベストメントの手数料にお気をつけを!(1)-Sales Load

ミューチュアル・ファンド、誰からどういう形で買うかによって、まったく同じファンドに投資するのでも、投資結果が違ってくることがあるのをご存知でしょうか?それは、買い方・選び方によって手数料が違ってくるからです。ミューチュアル・ファンドにまつわる手数料にはたくさんの種類がありますが、今回はそのうちのひとつSales Loadに焦点を当てます。

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401(k)も529も、クセモノ手数料にご注意!

リタイヤメント準備も学資の貯蓄でも、ミューチュアル・ファンド(投資信託)をお使いの場合が多いでしょう。プラニングする際には、月々あるいは毎年いくらずつ積み立てればよいかとか、最適なリスク・リターンはどのくらいか、アセット・アロケーションはどうするかなどということに心を砕きます。そのどれもプラニングの重要な要素ですが、しかしながら最もまず第一に気をつけたいのは手数料です。逆に言えば、手数料をしっかりマネージしていないと、

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銀行が銀行でなくなるとき - ご自分の銀行にハッピーですか?

ご自分の銀行にハッピーですか?手数料に嫌気がさし、そろそろ他に乗り換えようと思っているひとも少なくないのではないでしょうか。銀行にお金を預けておくと、貯まるどころかどんどん目減りしていく時代になりました。「銀行に利用されない。選ぶのはあなた - 銀行か、インターネットバンクか、クレジットユニオンか」にも書きましたが、自分のニーズをよく知り、最適なバンキング法を選択していかないと、知らず知らずのうちに銀行にいいように使われてしまうことになります。

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安心老後への鍵は? - リタイヤメント資金が底をつかないように

ご自分のリタイヤメント準備に自信がありますか?アメリカではリタイヤメント準備とくれば、思い浮かべるのはインベストメントということばです。インベストメントとくれば、アセット・アロケーションというのがおきまりのコースですが、ボストン・カレッジのCenter for Retirement Researchの最近のレポートでは、「アセット・アロケーションは騒がれているほど重要ではない」という結論を発表しています。

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バランス・シートをつくってみる-あなたの純資産(Net Worth)は?

「○○のおうちはすごいお金持ちだよ。大きな家で、テレビもゲームも最先端のものだったよ。」と息子。私たちは、お金持ちかどうかをその人の持っているもので判断してしまいがちですね。その人が身に着けているもの、住んでいる家、乗っている車を見て、お金持ちそうだとか、あんまりお金がなさそうだとか考えたりします。でも本当にそうかは、バランスシートをつくってみるまでわからないですよ・・・

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ターゲット・デイト・ファンドをうまく使う - 我が家の場合

ターゲット・デイト・ファンドの長所も短所もそのシンプルさにあることを前回の記事でご紹介しました。そのシンプルさをうまく活用するため、それぞれのターゲット・デイト・ファンドについて、1)アロケーション、2)投資媒体、3)リバランスの頻度、4)手数料について把握することが必要であることについても考えてみました。同じ退職年をターゲットにしているファンドでも、投資会社によって1)から4)の内容にかなりのばらつきがあることについても確認しました。今回は、これを踏まえて、実際に我が家の

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リタイヤメント準備 - ターゲット・デイト・ファンドとうまくつきあう

老後準備のために人気を集めているのがターゲット・デイト・ファンドと呼ばれるものです。401(k)などを利用して退職資金を貯めるにあたって、アセット・アロケーション(資産分配)を決めたり、それを維持するために定期的にリバランスを行うことは、ともすると難解で面倒なことですが、ターゲット・デイト・ファンドはそのような負担を軽減するシンプルな投資方法として注目されています。2001年時点でのターゲット・デイト・ファンド投資総額は$12.3ビリオンでしたが、この数字は現在では約$170ビリオンにまで

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投資アカウントが減るばかり。さて、どうしましょうか。

こんなことは今まであんまりなかったのに、なぜか昨日は、401(k)とIRAのリタイヤメント・アカウントと、529カレッジ・アカウントの明細書が全部まとめて届きました。最近荒れ模様の株式市場ですから、重い気につつまれつつ開けてみれば、やっぱりどれも損失を示すマイナスだらけ。普段はあまり気にしないようにしているけれど、まとめてくるとやっぱり打撃です。どうしましょう。

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