ロサンゼルス火災 自宅が被害に遭ったら

カリフォルニア保険局がこちらに情報を出しています。以下はその和訳です。

住宅所有者保険の手続きに関するガイド(和訳)

1. 保険証書の取得

住宅所有者保険の証書(Homeowner’s Insurance Policy)全体のコピーを取得してください。これには、宣言ページ(Declarations Page) も含まれます。法律により、保険会社は請求から30日以内に無料でこれを提供する義務があります。

  • 保険代理店または保険会社の担当者に、以下の補償内容について説明を求めてください:
    1. 自宅の再建または修理にかかる補償額(to rebuild or repair your home)
    2. 個人所有物の補償額(for your personal belongings)
    3. 生活費の補償額(for living expenses)

「拡張補償費用(Extended Replacement Cost)」および「建築基準改修補償(Building Code Upgrade)」が適用される場合、それらについても説明を求めてください。 read more

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どうもお金が貯まらない人ですか?

ちょっと前のリサーチですが、「急に$2,000が必要になったら、すぐにお金を工面できますか?」との質問に、「できない」と答えた人は28%、「おそらくできない気がする」と答えた人は22%で、約半数の人が対応できないだろうと答えました。この場合、問題は二手に分かれます。もし、他にお金はあるのだけど、現金がないからすぐには対応できないというのであれば、これはお金の持ち方が偏りすぎているのが問題。固定的なお金(不動産や投資口座など)の一部を、すぐに換金できる形に変換すれば問題解決です。一方、とにかくお金が貯まっていないというのであれば、解決はもう少し大変になります。

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日本とアメリカの老後 生活費はどのくらい違う?

Covidが過ぎ去って、多くの人の働き方や生き方に対する考え方が変わりました。以前はできるだけ長く働こうと考えていたけれど、リタイヤメントを繰り上げてゆっくりと時間を楽しみたいという方。アメリカにはほぼ永住と思っていたが、日本での老後を考えたいという方。こんな方々のご相談も増えているように感じています。昨今のアメリカのものすごいインフレと少し落ち着いたものの加速度的に進んだ円安ドル高があいまって、早めにリタイヤし、よりコストの安くて安心な日本に、老後の生活の基盤を得るという考え方がポピュラーになってきているように思います。 read more

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車を買うときに気をつけたいー Yo-Yo Sales

カーディーラーに行って気に入った車を見つけ、ファイナンシング(自動車ローン)を組み契約書にサインして、家に乗って帰りました。ところが、しばらくしたらディーラーから電話があり、ローンが通らなかったので車を返せ・・という電話がくる・・・というようなケースが増えているそうです。車を返すか、あるいはすでにサインしたローンより悪い条件の新しいローンにサインするように要求されるそうです。いったん購入が済んで家に帰ったのに、また呼び出されるというので、Yo-Yo Salesという俗称で呼ばれています。 read more

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クレジットヒストリーとクレジットスコア - アメリカの生活での役割

「クレジット」って結局、お金を「借り」て買うことですから、日本人本来の「貯蓄優先・お金は貯めてから使う」という哲学には相反するもののように思いますね。「クレジット・カード負債」、「クレジット破産」などネガティブな意味合いで使われることも多いことばです。

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家計簿をつけていない! まず世界で一番シンプルな収支表からつくってみる

ファイナンシャルプラニングを行う時に欠かせない情報のひとつが、マンスリーキャッシュフローです。日本語の家計簿とほぼ同じような意味合いで使われます。形態はいろいろあるかもしれませんが、家計簿もマンスリーキャッシュフローもお金の収支を記録するという意味で同じものです。

家計簿なくても大丈夫です!

みなさん、家計簿はつけていらっしゃるでしょうか?几帳面な方なら、Yesと答える方も多いでしょうね。あるいはテクノロジーに強いかたなら、スマホのAPPで対応しているという方もいらっしゃるでしょう。Mintなどのサイトで一括管理しているという人もいるかもしれません。 read more

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Fedの政策金利が上がるとどうなる?

Federal Reserveは3月に政策金利の利上げを行いましたが、今後5月以降複数回にわたって利上げを継続するだろうとの予想です。40年ぶりの高いインフレーション率と好調な労働市場を背景に、アグレッシブな利上げが予想されています。

政策金利とは、Federal Reserveが金融機関に貸し付ける際の金利のことです。この金利は、大手金融機関同士が貸付を行う再の金利に影響を及ぼし、それが今度はプライム金利(銀行が、最も信用の高い顧客に貸し付ける際の金利)に影響を及ぼします。この意味で、Federal Reserveの政策金利はUS経済全体に影響を及ぼす重要な金利ベンチマークです。では、政策金利の上昇は、わたしたち消費者の目線で考えるとどんな影響があるのでしょうか? read more

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配偶者は全く家計のことを知らないので・・・

夫婦の中で、家族の中で、みんなが同じようにファイナンシャル情報を管理しているということは、ふつうなかなかないことかと思います。夫婦のうちどちらか得意なほうが、一手に家計管理は請け負っているということもよくあるでしょう。こんな場合、もし管理を請け負っていた人が大きな事故にあったり、大病をしたり、ひいては亡くなってしまったりしてもはや管理ができなくなったとき、残された家族は大変に困ることになります。お金が口座にあるのに使えない、だいたいどこに何があるかわからない・・なんてことも起こりえます。そんなことにならないためにどんな準備をしておいたらいいのか、今日はそんなところを考えてみます。 read more

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身に覚えのない銀行口座が開けられた!

CapitalOneから手紙が来ました。「住所と電話番号の変更手続きがされました。・・・もしもこれが間違いであれば、すぐに電話をしてください」という内容のものです。文書自体はCapitalOneの見慣れたロゴがついており怪しい感じはしませんが、内容が問題です。私は住所変更などはした覚えはなく、しかも変更先の住所はニュージャージー州のBellevilleという市で、しかも電話番号も見たこともないものです。どう見ても詐欺だと思い、さっそく電話しました。 read more

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びっくり医療請求から解放されます!

2022年1月から、医療費のびっくり請求がなくなります! びっくり請求ってなに?と思われる方もいらっしゃるでしょうか。びっくり請求とは、医療サービスを受けるとき、「自分の決められた医療ネットワークの中で医療を受けている」と思っているのにあとから実はネットワーク外だったことがわかったり、あるいは救急時に病院を選んでいられないので仕方がなくかかった病院がネットワーク外だったことで、あとから多大な請求がくるようなことを言います。これは、アメリカ医療においては本当に大きな問題でした。普段はほとんど知らないで生活できても、いざ医療サービスが本当に必要になってはじめて経験する恐ろしい問題でした。今回NO Surprise ACTが通り、来年1月からこのびっくり請求から私たちが守られます。 read more

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実は私も持っていた ミーム株!

今日は、Michael Finke(PhD, CFP®)という人が書いた記事を読んでいて、なるほど~と思ったのでシェアします。この人は、次に市場が価格調整をするときには、クリプトやミーム銘柄の保持者にとっては大変厳しいダメージがあるだろうが、その対極にいるような長期インデックス投資者も同時にいくばくかのダメージをこうむることになる・・・と書いています。以下、Michael Finkeの書いた記事をベースに、ところどこ主観もまじえて書いてみます。 read more

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アメリカから日本にお金を送る

「日米で送金したいのですが、いい方法を教えてください。」というご質問、案外頻繁に受けるのですが、私にはすっきりした回答がありません。数ある金融機関や送金サービスを全部把握しているわけではありませんし、自分自身それほど送金というものをしたことがないので、お答えするベース知識がないからです。ところが今回、ちょっとばかりまとまったお金が日本で必要となり、アメリカから送金をすることになりました。今回は、ファイナンシャルプラナーという立場というよりは、単に一度米日送金をしなければならなかった一個人としての経験談を書いてみます。経験のある方コメント欄で知識を共有していただけると助かります。 read more

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インフレ率5%の今後は・・・

コロナワクチンが広まり経済活動が次第に戻るとともに、アメリカのインフレーションは2021年3月に2.6%、4月には4.2%、5月には5.0%となりました。インフレ5%というのはアメリカにしては非常に高いレベルです。この高いインフレ率、今後も続くのでしょうか。多くの意見が、これらの高インフレは今後持続するものではないと見ているようですが、いくつかの記事を読んで見解とをまとめてみました。また、それに対して私たちはどんな姿勢をとればよいかも考えてみました。 read more

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なぜインフレを気にしなくてはならないか

アメリカのインフレーション率はだいたい2%前後をうろうろしていたのが、コロナによる経済停止により一時的に激減しました。そして2021年春以降経済活動がオープンし人々が動き出したのにともない、ここ数か月で上昇中です。2021年3月に2.6%、4月には4.2%、5月には5.0%となりました。インフレ高騰を憂慮する記事はあちこちで見ますが、さてこのインフレ率、消費者として、また学費やリタイヤメント費用を貯める者として、私たちにどのような影響があるのでしょうか? read more

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Dark Webで自分の情報が売られていたら

このところいろいろな所で個人データ流出があり、最初は驚いていたのに最近では「ああ、またか」と何か慣れを感じています。Mass shootingとも似ていて、本当は大変なことなのに、自分ではどうしようもない無力感と気にしていたら生きていけないあきらめとが交錯します。我が家もここ数年でいくつかの個人データ流出に巻き込まれ(クレジットビュロー、雇用主などなど)、それぞれが事後策としてモニタリングサービスを無料で提供するので,一応登録して利用しています。そうすると今度は、「あなたの情報がDark Webで売り買いされています」という警告が送られてくるのです。これも最初は、「あら大変だ!なんとかしなければ」と思って対応していたものの、何回か続くと「あ、またか」になりつつあります。幸い、大きな被害につながるケースは今のところないものの、このDark Webというのはいったい何なのか、どう自らを守って行ったらいいのか調べてみました。 read more

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買わせる心理学(2)

Dr. Robert B. Cialdinという人が書いたInfluence: The Psychology of Persuasionという本のサマリーを読んだので、モノやサービスを売る時にどのような心理作戦が使われているか、またそれを踏まえて消費者として不本意に影響されることに対してどう自分を守ったらよいかというポイントを考えています。人が「納得して」購買や契約や投票に踏み切るとき、6つの原理が働いているそうです。先週は最初の3つを考えました。今回は後の3つです。 read more

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買わせる心理学(1)

Dr. Robert B. Cialdinという人が書いたInfluence: The Psychology of Persuasionという本があります。顧客にモノやサービスを売る時に、どのような心理作戦を使うと人は影響され納得し購買に踏み切るかというポイントと、それを踏まえて消費者として不本意に影響されることに対してどう自分を守ったらよいかというポイントをまとめた本のようです。なんでもWarren Buffetの読みたい本リストに入っている一冊だそうで、私は読んだことはないのですが、内容に興味があったのでサマリーを読みました。今日はそのサマリーに基づき、私の主観も交えて感想をシェアさせていただきます。 read more

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知らないうちに売られている個人情報

自分の名前をGoogle 検索してみると、驚くような個人情報がでてくることがあります。住所や誕生日まで出たりします。それは大変不快なもので、勝手に自分の情報をこんな風に公開して!と怒りも覚えるものですが、検索結果1ページ目に出てくる情報は実は氷山の一角とも言われ、見えないところで個人情報の売買が行われている可能性を考えると恐ろしくなります。実際のところGoogle検索の1ぺージ目に出てこない裏の部分で、私たちの個人情報はどんどん集められ、一括管理され、売られています。どんなに個人情報管理に気をつけていても、アメリカで暮らしている限りおそらくあなたもその情報の一部になっています。今日は、ちょっと怖いけど、意識向上のための記事です。 read more

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GameStop事件 若い世代を守るために

1月末に起こったGameStop事件、まだ記憶に新しいですね。GameStopの株価は、たった9日間の間に$19.79 から $380へと値上がりしました(1,800%の伸び)。このブログは、長期インデックス投資を推奨していますので、読者の皆さんの中には個別株をデイトレードする方はほとんどいらっしゃらないのではないかと想像します。今回の事件、ソーシャルメディアやゲームAPPを使い慣れた若者を対象に、ゲーム感覚で株式をトレードする機会を提供するRobinhoodというAPPが絡んでおり、大きな問題提起のきっかけとなりました。お子さんや周りにいる若い世代と、投資のこと、株取引のこと、リスクのこと、お金を借りて投資するということなど、さまざまな話し合いが今必要ではないかと感じています。 read more

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パートナーとのお金のコミュニケーション

子どものお友達がお母さんと一緒にうちに遊びにきたとき、そのお母さんが玄関から入ってくるなり言いました。“Nice house.  How much did you pay for this?” 一瞬耳を疑いました。そんなに親しいわけでもないのに・・・、いや、たとえ親しくても、家の値段はフツウ聞かないでしょ・・・。だけど不思議なものであんまりストレートに聞かれると、別に隠す必要もなくストレートに答える私。日本人ではなかなかありえませんね。私たちは年収とか家の値段とか、聞いたり話したりすることは案外タブーと思っているところがありますよね。「そんなこと聞いちゃあ失礼」とか、「お金の話をするなんて何かえげつない」とか、「子どもの前でお金の話をするもんじゃない」とか。でも、お金の話をすることって本当はとても大事です。お金にとらわれて生きるのは悲しいことですが、お金の話を全くしないで生きることは決して美徳ではありません。一緒に暮らしている配偶者、それなりの年齢になった子どもなど、生活を共にしている大切な人とお金について十分なコミュニケーションをもち、意識合わせをすることは非常に大切なことだと思います。今日は、配偶者とどうそれをしていくかについて思うところを書いてみます。 read more

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銀行口座に関わる詐欺(Bank Account Fraud)

クレジットカードの不正使用、なりすましローン、なりすましタックスリファンドなど、個人が被害を受ける詐欺にはいろいろありますが、今回は銀行口座に関わる詐欺や不正利用(英語でBank Account Fraudと呼ばれるもの)について考えます。Better Business BureauのScam Tracker Annual Risk Reportによると2018年には、50,000人が詐欺被害にあいその平均被害額は$152/件でした。被害額にはばらつきがあり数千ドル単位の被害を受けた人もいるということでした。詐欺被害者のうち、被害額が戻って来ず自己負担となったのは4件に1件ということでした。 read more

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フリートライアルをキャンセルし忘れた!

フリートライアルって巷に溢れていますよね。無料でトライできるのはいいけれど、実は無料ほど高いものはなく、ついキャンセルするのを忘れてチャージされたというようなこと、おありではないでしょうか?私はそもそも忘れっぽい人間なので、本当に必要でない限り気軽にトライはしないようにしているのですが、今回やってしまいました。クレジットカードのステイトメントを見て、気が付いた次第で。しかも、このサービス、何か月後にはいくらいくらかかります・・という文句を読んだ覚えもない・・ま、ビジネス関係のサービスで、人の紹介で使ってみようということになったので、安心しすぎて気が緩んでいたのかもしれません。調べてみたらこういうケース案外増えているようですよ。 read more

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オンライン授業でも大学行く?

我が家にはシニアが二人います。ひとりは大学のシニア(息子)、もうひとりは高校のシニア(娘)です。この6月に予定されていたダブル卒業式には、日本の祖父母たちを呼んで参加してもらおうと思っていました。足腰が弱まり通常の観光は難しくなった祖父母たちと、近場のメキシコあたりまでお気楽なクルーズ船トリップ(乗っていればいいのでご老人には最適)でもしようなどと計画していましたが、今となっては卒業式はキャンセル、クルーズなんでとんでもない・・日米で行き来もままならない状態です。 read more

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コロナのあと 市場回復はどんなふうに?

コロナのロックダウン生活も何週目でしょうか。私はカリフォルニアに住んでいるので、まだStay-at-Homeの状態です。すでに24の州がReopen(経済活動の再開)をしました。3州が近々Reopenするそうです。23州とワシントンDCが依然としてClosed状態です。さて、今後進む経済再開とともに、株式市場はどんなふうに回復していくのか‥多くの人が気になることかと思います。Vanguard、Fidelity、Charles Schwabが発表している予想レポートを読んでみましたので、それの概略をまとめみました。ご参考までに。 read more

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自動車保険のリファンドとこれから

4月はじめにAllstate と American Familyの2社が、コロナウイルスの影響によるStay-at-Homeの実施により保険金払い出しの軽減があったため、その分を保険契約者に払い戻すとは発表しました。

自動車保険会社はさまざまなデータを使って、事故の発生確率や補償額の大きさなどを統計的に割り出し、契約者の払う保険料の額を計算します。利用するデータのうちのひとつ、Miles Driven(走行距離)は直接事故の発生確率に影響しますが、Stay-at-HomeによりこのMiles Drivenは大きく減少しました。モバイルデータ分析を専門とするArity社は、3月半ばから4月22日までの間に、全米でのMiles Drivenの数値は50%減少したとしています。 read more

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ロックダウン状態での家計見直し

コロナウイルスの影響で一番打撃を受けたのは、レストラン、旅行、小売りなどのサービス業界であり、フロントラインで顧客とのインタラクションが必要な職種が最も先に消滅しました。Mckinsey & Companyば、これらの業種が、“影響を受けた/受ける可能性のある職種”の42%に当たるとしています。打撃を受けた業界に関わられる方は、今本当に大変な時期だと思いますが、どうかこの苦難の時期、球根が冬のあいだ静かに養分を蓄えるように寒さを耐え、春には力強く咲くことができるようにとお祈りいたします。 read more

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コロナウイルス モーゲージ救援

コロナウイルスの影響で家計に打撃を受けた場合、まず家計の中でも大きな支払い義務であるモーゲージやレントが問題になっています。連邦および多くの州政府は、救済措置を発表しており、また同時に多くのモーゲージ関連会社に対して救援措置の実施を促しています。

まずはじめに

救済措置について知る前に、まずは自分の家計の状況を把握することが必要です。

生活維持のために必要な固定費を洗い出しましょう。モーゲージ・レント、ユーティリティ、保険費や税金、食費あたりが固定費に入ってくると思います。多くの州でStay-at-homeが実施されており、不幸中の幸いともいいますか、外食・余興、チャイルドケア・課外活動費など、支出したくても支出できない状態ですから、これらは大幅に削減できるはずです。スポーツジムや習い事などもオンラインやバーチャルで継続されるケースも多いですが、資金繰りが難しいのなら一時休止にするのがよいでしょう。衣料費・美容費なども削減が可能はなずです。 read more

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コロナ経済対策 CARES ACTの概要

コロナウイルス支援・救済・経済安全保障(The Coronavirus Aid, Relief, and Economic Security Act―頭文字をとってCARES ACT)について、3月25日に上院を満場一致(賛成96票、反対0票)で通過、27日に下院でも発声投票で可決されました。COVID-19パンデミックによるアメリカ経済への被害を少しでも和らげるための総額$2トリリオンの救済パッケージです。このパッケージは中小企業やビジネスへの救済も含まれていますが、ここでは個人やご家庭に関する部分について概要をご紹介します。 read more

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今年こそマネー把握 5つの質問に答えられますか?

家庭のマネー把握のための5つの質問を用意してみました。家計管理が得意な方やオンライン・マネーツールなどを使って管理をされている方なら簡単に答えられる質問かもしれません。また、少し前にこのブログで紹介しました家計把握―マンスリーキャッシュフローをつくってみる!シリーズを実行に移した方なら、頭に数字が浮かんでくるかもしれません。パーソナルファイナンシャルプラニングでは、「マネー感覚」というようなものが大事だと思います。1ドル、2ドルのレベルまで正確ではなくていいので、だいたいのお金のINとOUTの流れ、また今使うお金と将来使うお金のための貯蓄・投資のバランスを把握していると、家計の様々な局面で利点があると思います。では、テストです。5つの質問に答えてみてください。

手取り給料はいくらですか?

固定給の方ならグロス年収レベルでの把握は案外簡単だと思います。自営の方は季節性などもあるかもしれませんが、ある程度グロスでの収入は抑えられているでしょう。手取りはいかがでしょうか?すぐ答えられますか?ほとんどの方が月々の給料で生活をされているでしょうから、これがお金のINです。他に、レンタル収入や投資収入などもあるかもしれません。

夫婦の場合、家計を管理しているほうの配偶者は手取り給料を直ぐ言えても、家計にノータッチのほうの方はあまり知らないなんてこともありますね。また夫婦別会計にしているような場合は、お互いの手取りを知らないこともあるかもしれません。我が家の場合、私の主人は自分のグロス年収は知っていますが、手取り額は答えられないと思います。何年かに一度は、夫婦でグロスと手取りを確認するということも有意義だと思います。

手取りがいくらなのか確認したい場合はどこを見ればいいでしょうか?月々銀行に振り込まれる額を見ればいいですね。あるいは、給与明細に記載されている振込額を確認すればよいでしょう。ある金額を知りたいとき、どこを見ればいいかということを確認するのもひとつのポイントです。

この手取り収入というお金を将来のための貯蓄・投資と月々の生活に充てていくことになりますから、これは最も基本となる大切な数字です。

グロスの給料から引かれる項目は何ですか?

では次に、その手取り額が計算されるために、グロス収入から引かれている項目をすぐに言えますか?できれば大体の額まで把握できれいればすばらしいです。

ピンとこない方はこの機会にPay Stub(給料明細)を確認してみませんか?

引かれている額は大きく分けて、Before-Tax DeductionとAfter-Tax Deductionに分かれていると思います。

Before-Tax Deductionはその名の通り課税前に引かれる額で、つまり所得税の対象になりません。401(k)などの積立額、健康保険料の自己負担分、Flexible Spending AccountやHealth Savings Accountなどへの積立額などがあります。

After-Tax Deductionの方は課税後収入(所得税がかかったのち)から引かれる額です。401(k)などへの積立でも敢えてRothを選んでいる場合や、雇用主提供の生命保険や所得補償保険などのうち自己負担で入っている保険の保険料などがあります。

そしてさらには税金も引かれます。税金には、Federal  Income Tax、State Income Tax(所得税のない州もあり)、 OASDI Tax (ソーシャルセキュリティ)、 Medicare Taxがあります。これらがグロス給料から引かれて手取りの給料になります。グロス給料がいくらで、いくらくらい差し引かれる額があり、手取りがいくらになっているか、この大枠をとらえておくとよいかと思います。

いくら貯めていますか?

「貯めている」には大きく分けて2種類あるかと思います。積極的に額を決めて貯めているものと、ラッキーなことに月々の余剰分があり銀行口座に貯まっていくものと。前者は、主にリタイヤメント積み立てや学資積み立てさらには、短中期的な目的(たとえば家の頭金、車の買い替え、家のリモデルなど)のために貯めているお金などがあるかと思います。これがそれぞれいくらなのか把握しておくことも大切かと思います。もらった手取り給料のうち合計でどのくらいを貯蓄・投資に回せているかを把握してみましょう。

リタイヤメント準備には年間でいくら貯まっていますか?

リタイヤメントについては、この目的に貯められている総額がいくらなのかという額も計算してみましょう。手取り給料からIRAなどへ自分で積み立ている額と、上で確認した給料天引きの401(k)などの積み立てを合わせ、またEmployer Matchで積み立てられている額も確認してそのトータル額を出してみます。いかがでしょう、その額をみて満足しますか?この額はそれこそ人それぞれで、現在の給料、将来望むリタイヤメントの生活レベルにもよりますが、年間$20,000程度は目指したいところです。

月々の固定費はいくらですか?

月々必ずかかる費用をざっくり把握していますか?必ずかかるものは、モーゲージやレント、HOA、電気・ガス・水・ゴミやケーブル・電話などのユーティリティ、その他塾や習い事などです。これらは月々絶対出ていく費用です。

上の手取りの収入から、貯めている金額とこの固定費とを差し引いた額が「ある程度自由に使えるお金」です。ただ半年とか年に一回払う保険料とかバケーションのお金も(ボーナスやタックスリターンのリファンドから捻出するならそれはそれでいいですが)なども、この「ある程度自由に使えるお金」から捻出しなければなりません。ですからざっくりそれらをカバーするためにバッファー分見積もる必要があります。たとえば年間保険料が$3,000、バケーションが$5,000であれば、$8,000÷12で$666を月々バッファーとして見込みます。このバッファーを差し引いた分が本当に「ある程度自由に使えるお金」です。

月々使えるお金をどう使ったかをさらに仕分けしていくと家計簿になりますが、たとえ細かい家計簿をつけていなくても、この大きなお金の流れを頭に入れておくことをやるかやらないかでかなり違います。グロス収入がいくらで、そこからどんな天引き分があり、手取りがいくらで、貯めている額がいくらで、固定費がいくらで、年間で発生する費用のためのバッファー分をいくらみこんで、それらを差し引くと手取りのうちいくらくらいが自由に使えるお金か・・これをざっくりと把握しておくと家計センスがかなりアップします。

まとめるとこんな感じになります。表をクリックするとExcelシートがダウンロードできますから、よかったらご自分の家計把握にお使いください。年に一度、ご夫婦での意識合わせなどにも良いと思います。

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ほんとうにすごい本なんです!

この記事がポストされるのは12月24日のクリスマスイブですから、ファイナンシャルプラニングのことではなく聖書のことを書いてみようと思います。私は、ロサンゼルスのサウスベイ地区にあるローリングヒルズカベナント教会という教会に通っています。このブログやファイナンシャルプラナーとしての仕事は、私の人生のうちの大切な部分でありもちろん心を込めて行っていますが、クリスチャンとしての生き方はおそらくそれよりもずっとずっと大切なもので、私の人生の土台にあるものだと思っています。教会では賛美チームに属し、日曜礼拝では神様を見上げて賛美するのが(ボーカルです)大好きです。火曜日には聖書とお茶の会という場で、みなさんと頭を突き合わせながら聖書の奥深さを楽しんでいます。水曜日は祈り会というのがあって、教会の兄弟姉妹とともに神様の前に感謝して祈りを捧げます。

そもそも私は結婚して子どもを持つ年齢まで、聖書を読んだことはありませんでした。2000年にバージニア州に引っ越した時、子どものお友達のお母さんに誘われバイブルスタディを始めました。いいことが書いてあるなとは思いつつも、日曜に教会にいくなど面倒だから適当な距離を置いていました。2009年にカリフォルニアに引っ越した時、どういうわけか新しい地では教会に属したいという思いが与えられ、今の教会に道を示されました。そこからは聖書をむさぼるように読み、2010年には確信をもってクリスチャンになり洗礼を受けました。

 

わけのわからない本・・・

洗礼は“クリスチャンになりました”と公言するための儀式であり、洗礼を受けたからと言って信仰が完成するわけではなく、それは単なるスタートです。そこからキリストとともに歩む人生がはじまりました。聖書を読んで祈るうち、自分の身勝手さや自己中心さに気づけるようになり、それをその都度豊かにゆるしてもらい、また成長できるこの豊かな人生は何にも代えがたいと思います。バージニア時代には友人に勧められ、確か70ドルを払って最初の聖書を買いました。いわばおつきあいで、“こんなわけのわからない書物に70ドルなんて高いな~”と思ったのを覚えています。今では、英語の聖書、訳の違う聖書など含め全部で4冊持っています。

私は毎朝、旧約聖書を2章と新約聖書を1章読んでから一日を始めます。その時間が素晴らしい宝で、その時間を通して神様は豊かに語られ、物事の本質を指し示し、励まし導いてくれます。“聖書は、神の霊感によって書かれた”と聖書自体に書いてありますが、本当にその中にあるみことばは生きていて、その日その日の私に必要なメッセージを豊かに語ってくれます。霊感によって書かれた本なので、霊によって紐解かねば(自分の知識や読解力だけでは)ただの“わけのわからない本”のままですが、霊にあって祈りつつ読むと、万華鏡のようにすばらしい世界を見ることができます。

 

矛盾のないひとつのストーリー

聖書は、旧約聖書39巻、新約聖書27巻の、全66巻の書物が合わさってできています。神の霊感によって書かれましたが、実際に書くという作業をしたのは人間で、約40人の著者によって約1500年という長い間にわたって書き記されました。著者のバックグラウントはさまざまで、預言者や祭司がいるかと思えば、取税人、漁師、職人、羊飼い、医師などもいます。旧約聖書はヘブル語で、新約聖書は主にギリシャ語で書かれています。

この時間、地理、言語、社会的バックグラウントを超えて執筆されたものが集められた一冊の本、聖書が、最初から最後まで矛盾なく、ひとつの大きなストーリーとして完全につながり完成していることは、まさに神わざです。一見、全く別の無関係なことを書いている部分(たとえば聖書のすご~く最初の方と、すごーく後ろの方など)が、実は深いところで関連しあい、一定のパターンでつながっているということが良くあります。そこには深い意味があり、しかもそれが単なる”昔の話“ではなくて、その日の自分の人生にもつながる意味があることを発見すると、楽しくてうれしくてエキサイティングで、まるで毎日宝箱を開いているようです。まさに万華鏡の世界です。

 

美しく並べられたもの

エンジニアリングを教えている主人はいつもそれを“フラクタル”と呼びます(主人はまだクリスチャンではありませんが、食卓でよく聖書の話をします)。フラクタルというのは、(私はうまく説明できないのでGoogleしてみてください)、小さなパターンが繰り返すことで大きなパターンができていく・・、簡単な数式モデルを繰り返すと複雑なモデルを形成することができる・・・どこまでも繰り返せば無限の複雑さを形成できるという概念だそうです。この概念は1980年代に数学者であり経済学者であるベノワ・マンデルブロートにより確立されたそうで、これは数学的概念というだけではなく、自然界に広く普遍的に存在するものでもあるということです。たとえばこれ、ロマネスコ・ブロッコリというブロッコリです。パターンが繰り返してパターンをつくりだしています。しかも美しい。しかもおいしい。

このパターンが聖書の中にもあって、小さなパターンがあちこちに繰り返されていたり、小さなパターンが大きなパターンを形作っていたり、それがすぐには見えないけれど、よくよく読むと確かにある!そしてそこには天地創造の神の意図が深く刻み込まれているのです。しかも、この小さい私という存在もその中の一部として組み込まれている・・と知れば、今日の私の一日は意味のないものであるはずがない。。

私は小さいころから推理小説が大好きで、アルセーヌ・ルパン、シャーロック・ホームズ、明智小五郎(知ってます?)などなど大体読みました。もともとロジカルに考えるのが好きなタイプなので、たまに“あれ、本の前のほうにはこんなふうに書いてあったのに、ちょっとこの展開は変だな”などと、おそらく編集者も見逃したような小さな矛盾を見つけることがありました。ところが、聖書にはこれがまったくないばかりか、読めば読むほどつながっていき深く刻まれたパターンが浮き上がってくる・・本当に不思議な(神の霊感によって書かれたから当然ですが)他にはない書物です。

 

人間どろどろ

自分がクリスチャンになる前は、クリスチャンや教会は縁遠いものと思っていました。“清く、正しく、美しく”・・自分にはぜったい無理と思っていました。そんな堅苦しい生活はごめんだと思っていました。でもそれは大きな勘違いでした。クリスチャンほど自由な人はいないと思います。真理は私たちを自由にする・・と聖書には書いてありますが、その通りで、聖書に書いてあることを知れば知るほど、私はどんどん解放されていきました。

教会は、“清く、正しく、美しい”人が集うところではなく、痛んでいる病人が集うところです。聖書には、痛んでいない人はいない、ズレていない人はいない・・と書いてあるので、たぶんおそらく私たち皆どこかは痛んでいるんだと思います。“ズレる=的を外す”はギリシャ語でハマルティアという単語で、この単語は「罪」と訳されます。全うに生きているつもりでも、なんか苦しい。悪いことはしていないけど、なにか満ち足りない・・これがズレであり、ズレているから聖書を読み、的を当てなおす。自分はどこから来て、どこに行くものなのか、自分は誰なのか、自分はなぜ生きているのかを知る。自分がその一部である大きなルール、オーダー、計画を知る。これは何とも安心でエキサイティングなことでもあります。

だいたい聖書は“清く、正しく、美しい”ストーリーばかりではありません。“清く、正しく、美しい”ものが出てくるとすればそれは天地創造の愛なる神だけであって、登場する人間はズレた人ばかりです。エジプトからイスラエルの民を導き出すリーター的存在だったモーセは、口下手の殺人者でした。神に愛されたイスラエルのダビデ王は、人妻を奪ったうえその夫を殺すための画策を練るような人物でした。ローマ法王がその名前を受け継いでいる、新約聖書に出てくる人物パウロは、もともと多くのクリスチャンを迫害し殺していた人物でした。彼らがなぜ現代に“よい人”“立派な人”として覚えられているのか、それはズレていた的を当てなおし、またズレたら当てなおし、またまたズレたら当てなおしを続けたからです。

聖書には人間の汚さ、どろどろした自我というものがたくさんでてきます。人間が直面するであろうありとあらゆる人生の側面で、心に抱く不安、虚無感、欺瞞、嫉妬、自己憐憫・・・。それらすべての感情や思いに対する、神の知恵のメッセージが詰まっています。

・・と偉そうに書いていますが、私もまだまだ気づいていもいない聖書の奥深さがたくさん残っています。毎日が発見なことを考えると、きっとこの世からとられるまで聖書をわかりきることはないのだと思います。今思うのは、聖書を読まないで死ななくてよかったということです。わけのわからない(本当に最初はわけがわかりません!)書物だとあきらめなくてよかった。おつきあいで70ドル払ってよかった。

 

自分の思いと違うから・・・

神は私たちが聖書を読みたがらないのをご存じです。キリストをこの世に送る前から、人々が受け入れないのも知っていました。キリストの生誕とその人生に関して、ヨハネの福音書にはこう書いてあります。

すべての人を照らすそのまことの光が世に来ようとしていた。

この方はもとから世におられ、世はこの方によって造られたのに、世はこの方を知らなかった。

この方はご自分のくにに来られたのに、ご自分の民は受け入れなかった。(ヨハネの福音書1章9~11節) read more

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無料(タダ)のクリスマスプレゼント

クリスマスショッピングはお済ですか?日本的なライフスタイルの方だと、クリスマスに親戚一同で集まるというようなこともあまりなく、ひとりひとりにプレゼントを用意するというようなことも少ないかもしれません。反対にアメリカ的なライフスタイルの方だと、遠くからみんなが集まるため、寝具に始まりタオルや食器など、まずは受け入れるための生活用品一式を用意し、そのうえメニュー決めや買い出しに加え、プレゼントの用意も必要かもしれません。運よく(?)自分の家がホストするわけではなかったとしても、親戚のひとりひとりにプレゼントを用意するとなれば、それだけでも一仕事ですね。子どもが小さいうちは学校の先生や習い事の先生などへの小さなプレゼントも考えねばなりません。

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Citiカードのあまりにも悲しい特典削除

娘がStat(統計) Calculatorを買わねばならないと言い出し、近くのStaplesへ。これまでにも何台かCalculatorは買っているので今度も数十ドルだろうと思いきや、$119の値札。「これ、すぐいるの~?オンラインのほうが安いんじゃない?」と言いながらGoogle Searchするも、Amazonでも案外似たような値段。でも2週間後には安くなるかも??そこで思い出したCitiのPrice Rewindというサービス。Citi Cardで購入したあとサービスに登録しておくと、60日以内にもっと低い値段が市場に登場した場合、差額を返金してくれるというもの(電気製品やブランド物を買うならば:CitiのPrice Rewindがすごい)。それなら安心、買ってしまおうと思いレジまで行くと、いつものごとく、”Do you need an extended warranty on this?”とキャッシャーのお兄さん。“No, We don’t need it.  It is protected under this card.”とお気に入りのCiti Double Cash Cardをスワイプしながら伝えると、”Really?  It does not make sense.”とお兄さん。”Yes.  This card provides extended warranty, purchase protection and price protection.”と答えてから、そろそろクレジットカードの使い方を教えなければならない年になった娘に、それらの特典の説明をしながら帰宅。それでさっそくPrice Rewindに登録してみようとオンラインサイトに行ってみたらば、びっくり!なんと「このサービスは2019年9月22日をもって終了しました」という警告が出るではありませんか。あらま~。全然知りませんでした。きっと、Noticeは来ていたのでしょうが、注意を払っていなかったのかもしれません。

 

Citi Card 天から地へ

それで初めて、Citi がその提供するほとんどのクレジットカードにおいて、9月22日付で、非常にドラスティックな特典削除を行ったことを知ったのでした。

以下、すべてのCiti カードから削除された特典:

  • Worldwide Car Rental Insurance
  • Trip Cancellation & Interruption Protection
  • Worldwide Travel Accident Insurance
  • Trip Delay Protection
  • Baggage Delay Protection
  • Lost Baggage Protection
  • Medical Evacuation
  • Citi® Price Rewind (Price Protection)
  • 90 Day Return Protection
  • Missed Event Ticket Protection
  • Roadside Assistance Dispatch Service
  • Travel & Emergency Assistance
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    Equifax個人情報流出の補償締切せまる

    2017年春、クレジット情報ビュローのEquifaxがハッキングされ、1億4700万人の個人情報が流出しました。全米18歳以上人口の実に6割が影響を受けたこの事件、このブログでも2年前に取り上げました(Equifaxの個人情報流出事件について)。Equifaxは、個人データを防護するために必要な基本的措置の完備を怠っていたとして連邦政府に対して巨額の和解金を支払うことになりましたが、それと同時に、被害を被った個人に対しても補償を行っています。もし、あなたが情報流出の被害者であり、まだ補償を受けるためのクレームをしていなかったら、January 22, 2020が締め切りです。

     

    まだチェックしていなかったら

    ご自分が被害者でないかそうなのか、まだチェックをしていない場合は、今すぐチェックすることをお勧めします。

    www.EquifaxBreachSettlement.com で 画面をスクロールダウンし、”Find Out if Your Information Was Impacted” をクリックします。

    電話の方が良い方は、l 1-833-759-2982 に連絡します。

     

    補償方法

    被害者であった場合は、補償方法を選ぶことになります。

    まず、もしも2017年9月以降、個人情報が漏れたことで実際に問題が起こっている場合は、以下の項目について$20,000までの補償金をクレームする資格があります。

  • 個人情報が漏れたことによるID詐欺、ID盗難、その他個人情報の不正使用に対しての問題解決や処理のために費やした時間について、時間あたり$25で20時間まで
  • 個人情報が漏れたことによる被害額
  • 2017年9月の情報流出の問題開示以前に利用したEquifaxのクレジットモニタリング商品のコスト25%まで
  • 7年間のID Restoration Service
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    家計管理―バジェットをつくる!

    ここまでの2週間で、マンスリーキャッシュフローをつくってみました。家計簿をつけたり、APPなどで支出を逐次管理していない場合でも、給与明細、銀行口座明細、クレジットカード明細があれば、過去にさかのぼってご自分のマンスリーキャッシュフローがつくれます。マンスリーキャッシュフローはファイナンシャルプラニングをきちんとしようと思えば絶対に必要なものですし、もしそうでなくとも、年に一度くらいはつくってみて、家の中のお金の出入りの流れがどうなっているか、月々の収支のバランスはどんなものかを把握してみることをお勧めします。第一回目の記事では、マンスリーキャッシュフローに似たものにバジェットがあります・・というお話をしました。今回はそのバジェットのつくりかた、運営のしかたについて考えてみます。

     

    事後報告と事前計画 read more

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    家計把握―マンスリーキャッシュフローをつくってみる!(2)

    ファイナンシャルプラニングをするために大変重要な情報であるマンスリーキャッシュフロー。家計簿をつけていない、特に記録をとっていないという場合に、銀行の口座明細やクレジットカードの明細を駆使しながら、マンスリーキャッシュフローを作成するためのやり方を共有させていただいています。前回は、実際のマンスリーキャッシュフローを作成する前段階として、ざっくりと年間の収支状態チェックをしてみました。今回は、具体的なマンスリーキャッシュフローの作成に入っていきます。

    新サービス開始!

    Smart & Responsibleのプラニングサービスをお使いいただくときにも、必ずマンスリーキャッシュフローを提出いただいていますすが、下のリンクからフォームがダウンロードできます。よかったら、これをお使いいなりご自分のマンスリーキャッシュフローを作ってみてください。

    マンスリーキャッシュフロー

     

    全体像の把握

    ここで自分の家計のお金の流れを図にして把握してみましょう。手書きで構いませんから紙の上に下のようなお金の流れずを書いてみます。

     

    給料が出ると、まず給料から直接天引きになる健康保険料、401(k)の積み立て、所得税などが差し引かれ、残りが銀行口座に入金になります。そこから、銀行で自動で引き落とされる費用や積立額が引き落とされ、さらにクレジットカードの請求額は月に一度銀行口座から支払われます。また、ATMで現金を受け取ればこの銀行口座から引き出され、チェックを書けばそれも銀行口座から引き出されることになります。

    この図を見ながら、月々の支出を把握し、マンスリーキャッシュフローに記入していきます。

    以下はすでに完成したサンプルのマンスリーキャッシュフローです。完成図を先にお見せしますね。クリックすると別タブで開きます。以下、これを見合わせながらお読みください。

     

    まずはグロス収入

    まずは、マンスリーキャッシュフローの一番上の欄である収入を見てみましょう。給料明細をご用意ください。

    収入には2種類あります。まずはGross Income。これは税金やその他給料からいろいろ引かれるまえの、グロスの収入です。年収契約しているような場合は、その契約の年収。自営の方はちょっと難しいですが、ビジネス経費などは差し引いた、しかし個人的な経費は差し引く前の金額です。この年収は、多くの場合私たちにとって紙上の数字であり、そのお金を全額手にする、受け取るということはありません。ただ、「年収はおいくらですか?」と聞かれた場合いは、この数字を答えることになります。

    マンスリーキャッシュフローには、このグロスの数字を書き込みます。給与欄には月々のグロスの収入を、ボーナス・コミッションには年間にもらう額を12割してご記入ください。自営の方は、年間グロスの収入を12割するというやり方でいいかと思ます。サンプルのマンスリーキャッシュフローの青いハイライトの部分です。

    入ってきたお金のもうひとつは、手取り金額です。この金額が銀行口座に入金されます。よって銀行の明細に載っているのもこの金額です。毎月給料が出る方はこれが年間で12回記載されているはずですし、隔週支給の方なら26回、毎週なら52回記載されているはずです。この手取り額は銀行明細には記載されますが、マンスリーキャッシュフローには記載しません。マンスリーキャッシュフローには、上のグロスの収入と、すべての支出を記載します。

     

    給料天引きの支出

    給与が銀行に振り込まれる前の段階で、いくつかの支出がすでに発生しています。ご自分で支払わないので、支出という意識が薄いかもしれませんが、それらは確固とした支出ですので、マンスリーキャッシュフローに記載します。

    たとえば、会社で入っている健康保険、団体生命保険、所得補償保険の保険料などは給料振り込みの前に引かれています。もちろん連邦所得税、(州税がある州では)州の所得税、ソーシャルセキュリティやメディケアなどの社会保障税も引かれます。その他、Health Savings Accountへの積み立てや、401(k)などリタイヤメントプランへの積み立ても引かれます。これらはすべて給与明細に記載されています。これらもすべて支出として把握し、マンスリーキャッシュフローに書き入れます。サンプルのマンスリーキャッシュフローでは、これらはオレンジ色のハイライト項目です。

    税金やリタイヤメントプランへの積み立ても支出?と不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、支出とは必ずしも生活費のための消費活動だけをいうのではなく、お金が出ていくことすべてを差します。将来への投資だろうが、家の頭金を貯めるための積み立てだろうが、入ってきたお金が出ていく(消費してなくなるわけではありませんが、チェッキング口座から出ていく)ので支出としてカウントします。

     

    銀行自動引き落としの支出

    さて、これらの給料天引きの各支出が差し引かれたあとの給料、つまり手取り額が銀行口座に入金されるわけですが、この銀行口座(メインチェッキング口座)から支払うことになるその他の支出を次に見ていきましょう。

    まずは、銀行口座から直接引き落とされる支出があります。たとえば、電気料とか保険料などの費用を銀行からの自動振り込み設定にしているような場合です。それから、セービングやその他の預金や投資口座への自動積立を設定している場合は、これらも直接銀行口座から引き落とされます。これらについては、銀行口座の明細に記載があります。月払いにしてあれば毎月、四半期ごと、半年ごと、年間払いなどにしてあれば、それぞれ選択された月の明細に記載があるはずです。四半期ごと、半年ごと、年間払いのものについては、÷3、÷6、÷12をして月割の費用に換算してマンスリーキャッシュフローに書き入れます。

    サンプルのマンスリーキャッシュフローでは緑のハイライトで示されています。この家庭の場合は、お子さんのカレッジ資金をためるため529口座で投資していますが、毎月それぞれのお子さんに銀行口座から自動積み立てをしてます。それに加え、月々のレントと電気・ガスなどのユーティリティも銀行から自動支払いになっています。

     

    クレジットカードの支出

    今度はクレジットカードで支払った支出を書いていきます。銀行口座の明細には、月に一回引き落とされるクレジットカードの引き落とし額しか記載がありません。その詳しい内容は、クレジットカード明細で把握していきます。

    さて、ここはちょっと手間がかかります。一番簡単なのは、クレジットカード会社が提供しているAnnual Expense ReportとかSpend Summaryなどと呼ばれているものを利用する方法です。クレジットカード会社が一年分(期間は指定できる場合と、あらかじめ定められた固定の一年の場合とあり)の利用をカテゴリーに自動で分類し、それぞれの費用をまとめてくれています。たとえばこんな感じ。

    問題は、カテゴリーがクレジットカードの任意で分類されており、必ずしも自分が分けたい項目ではないことです。たとえば上だと、Merchandiseと大雑把に分けれてるカテゴリーには、食品も衣料も本もまとめられていたりします。さらには、自動分類がゆえに、内容をよく見ていくと、医療費が食費に入っていたりなど誤分類もあります。ある程度マニュアルで分類しなおしたり、さらに分類を細かく分けたりなどが必要ですが、ただ何もないところからするよりは楽かもしれません。

    もしスクラッチから自分できちんと分類したいという場合は、ペーパーの明細を前にひとつひとつ項目チェックしていくのもひとつの方法ですが、あまりに大変な場合は、クレジットカードのオンラインサイトで一年分のトランザクションをまとめてExcel表などにダウンロードして、Excelを使って分類していくという方法がよいでしょう。

    サンプルのマンスリーキャッシュフローでは紫のハイライト部分がクレジットカードで支払ったものです。これらのうち、保険料やインターネット代などは月々決まった金額かもしれませんが、食費や生活用品などその他の費用は月々まちまちでしょう。その場合は、年間の合計額を12割した数字で入れていきます。あまりに正確にやろうとすると嫌になってくると思いますので、ある程度の誤差は丸め込んだり、細かい分類に困るようなものは「その他」などをつくってそこにまとめてしまってもよいです。ただ、マンスリーキャッシュフローに入れ込んだクレジットカード支出の合計が、クレジットカード明細の1年間の利用合計に(ぴったりでなくてもいいので)だいたい合っているようにします。

     

    ATMとチェックの支出

    全体像を把握した図を見てみてください。ここまでで、給料天引きの支出、銀行自動引き落としの支出、クレジットカードの支出が把握できました。残るはATMでキャッシングし現金で使った費用と、チェックを書いて支払った費用です。

    チェックについては、チェックブックに残っているコピーを見るか、あるいは銀行のオンライン明細でチェック番号をクリックするとチェックの写真が出てくるような機能を使って確認します。チェックで支払う費用というのは限られているかと思うので、把握はクレジットカード支払いほど大変ではない方がほとんどかと思います。

    ATMから引き出して現金で支払う部分は、人それぞれですが、やはりそれほど多くない方がほとんどではないでしょうか。コーヒー代だったり、人と食事にいったときの割り勘の食費だったりします。わかる範囲で、食費やその他の項目に入れ込んでもいいですし、ATM引き出しが大した額でないのなら、一年間のATM引き出し額を12割して、マンスリーキャッシュフローにATM費用という項目でまとめてしまっても問題ありません。

    サンプルのマンスリーキャッシュフローでは、これらはグレーのハイライトになっています。この家庭では、お子さんの塾の経費は毎月チェックで支払っており、あとは薬代は現金で払います。その他、ATMで引き出していて、でも何に具体的に使ったのかよくわからない額が年間で$360ほどありましたので、それらは12割して$30をATM現金支出という項目にまとめてしまっています。本当なら、何に使ったか追跡できた方がいいですが、ただ月々$30という比較的少額なので、これらは額だけ把握して内容はその他ということで計上するのも大きな問題はないでしょう。

     

    すべての収入とすべての支出が転記される

    さて、これでマンスリーキャッシュフローのすべての項目が埋まりました。別の言い方をすると、給与明細に掲載されている給与天引きの支出と、銀行口座の明細に記載されているすべての支出(銀行自動引き落としの支出、クレジットカード支払い、ATM現金引き出し、チェックの支出)の全部をマンスリーキャッシュフローに書き写したことになります。

    ちなみに、ここに載っていない使い方をした方もいらっしゃるかもしれません。たとえば、デビットカードをお使いでしたら、それは銀行口座明細にデビット支払いとして載っていますから、同様に支出としてキャッシュフローに記入しましょう。電子マネーなどを使っている方がいらっしゃったら、それはクレジットカード明細と同じように電子マネー会社が出す明細を見ることになります。いずれにせよ、最終的には給料が入金される銀行からお金が出て行っている項目がすべて支出としてマンスリーキャッシュフローに認識されていることを確認します。

     

    さて、前回、マンスリーキャッシュフローの作成に取り掛かる前に、一年の最初と最後の二時点の銀行残高を比べて下のような収支チェックをしました。

    マンスリーキャッシュフロ―が作成された今、収支の細かい内容が把握されたことになります。一番上のマンスリーの収入(グロス収入)は$8,833でした。12倍すると、$105,996になります。

    片や、一番下のマンスリーの支出合計は$8,572で、12倍すると$102,861です。

     

    さて、これらのふたつの一年分の収入合計と支出合計を先ほどの収支計算式にいれてみます。

    そうすると、前に出してあった、年間収支の$3,135の黒字とぴったり合いますね!

    さらにダブルチェックすれば、マンスリーキャッシュフローの最後の欄、余剰金(全収入から全支出を引いたもの)$261を12倍すると$3,136になります。$3,135と$1違いますが、これは四捨五入のための誤差であり、合致とみてOK。つまり上の計算でも、マンスリーキャッシュフロー上でもぴったりです。

    こうなったら、すべての収支項目が正しくマンスリーキャッシュフローに記載されたということです!おめでとうございます。

    もしも、誤差がある場合は、もう一度銀行口座の明細をチェックして、すべてのお金の出し入れが考慮されているか見てみてください。月にして数ドルの誤算なら、まあいいかとあきらめるのもよろしいでしょう。ポイントは、すべてきっちり合わせることではなく、月々のお金の出入りがかなり正確なレベルで把握できていればOKです。

    おつかれさまでした!

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    もうすぐキャンセルするAmex Platinumの話(2)

    去年の秋から使っているAmex Platinumカードを使った収支報告と感想をまとめています。Smart & Responsibleでは会員費のあるカードはお薦めしていませんでしたが、それにもかかわらず最も会員費が高い部類に属するPlatinumカードを使ってみました。使ってみたら何か見えていない特典があるのか・・とも思ったりして好奇心から作ってみました。前回は、ポイント利用、American Airlineのクレジットバック、Global Entryのクレジットバックについて書きましたが、今回は残りの特典についてです。

     

    エアポート・ラウンジ利用

    案外楽しみにしていた特典がこれでした。空港の食べ物ってあんまりおいしいものはない上に、空港プライスで大変高いですよね。毎回、何か家から安くておいしいものを持って行って待ち時間に食べよう・・と思うのに、そうできたためしはほぼゼロ。うちはどこに行くにもいつもラストミニットで、出発の朝パッキングしている家族だからです。というわけで、なんだか余裕を持って家を出て、優雅にラウンジでくつろぐ・・というのは私の夢でした(今も夢です)。

    Platinumカードを持つと、Amex経営のCenturion Loungeと、AmexとパートナーシップのあるDelta Airのラウンジが使えるうえ、Priority Passという全世界で提携しているエアポートラウンジが使えるというパス(会費は払うとしたら$100程度相当)がもらえます。

    1年弱たってみて、まともにラウンジが使えたのはたった1回。Priority Passの提携ラウンジとしてAlaskan Airラウンジが加入していて利用させてもらいましたが、まあふつうなかんじ。あとは、何度も利用を試みるも難しかったです。というのも、Centurion Loungeは、Amex経営でたいへん設備がよいという評判ではあるのですが、全米でも限られた空港にしかありません。我が家のホーム空港であるLAX(ロサンゼルス国際空港)には今建設中とかで、いつオープンするかと期待していましたが、どうやら私がPlatinumカードをキャンセルする前にはオープンしないでしょう。一度サンフランシスコ空港を経由することがあり、そこにはCenturion Loungeがあるので使ってみたいと思っていましたが、Loungeがあるターミナルと発着ゲートが遠かったので断念。

    また、Delta ラウンジは、Deltaで飛ばないと使えないのでこれも利用が限られます。Priority Passが一番フレキシビリティが高いように思うものの、これもいまいちでした。私がよく行く空港にはPriority Passのラウンジがなかったり、あっても時間が合わなくて開いていないか、ターミナルが遠くて行きにくいか。そもそもラウンジというのは、ビジネスやファーストクラスで飛ぶひとが待つ時間をつぶす場所なわけで、本来はその飛行機会社の発着ゲートの近くにあるものです。Priority Passはいわばエコノミーで飛ぶひとが、会員制で提携ラウンジを使うというものなので、ちょっと無理があるように思います。

    というわけでラウンジのベネフィットは限りなくゼロに近い結果です。

     

    コンシアージュ・サービス

    特典のうちのひとつの目玉として取り上げらることの多いコンシアージュ・サービス。電話一本、テキスト一本で、必要なタスクを仕上げてくれる執事サービスです。何かのスペシャルな機会に誰かに花を贈る手配とか、コンサートやショーのチケットの手配とか、人気レストランの予約などがよくあるパターンらしいです。オンラインで経験談を読んでいると、売り切れのコンサートチケットを手に入れてくれたとか、人気レストランで向こう3か月いっぱいのところ急な予約を入れてくれたとか、レストランに行ったら長い列なのですぐにコンシアージュに電話したらすぐに入れてもらえた・・などというHappyな声がある一方、旅行先の情報をまとめて集めてくれとお願いしたら、単にGoogle サーチで出てくる内容だったとか、発売前からお願いしたコンサートチケット入手だったが、結局取れず自分で買えばよかったとかのNot so happyな声もあります。

    うちの体験談はというと・・・冬にカナダ・バンフに行く機会があり、出発3週間前に犬ぞりツアーを予約しようとしたら、ツアーを提供している会社はいくつかあるものの全部売り切れ。何とかなるかと思い、コンシアージュにお願いしたところ、私がやったのと同じように全部の会社のサイトを見て売り切れを確認した後、私たちの泊まるホテルのコンシアージュに電話をかけてくれて連携して探してくれたようですが、やはりいっぱいなものはいっぱいで予約はできませんでした。その後、旅行中に、夕食に行きたいと当日思い立ったレストランが予約でいっぱいだったので、もしかしてと思い再度コンシアージュにコンタクトしましたが、「そのレストランはパートナーシップがあるお店でないので無理がききません」ということでダメ。雑誌に載っているようなファンシーなレストランなら案外無理がきくのかもしれませんが、街のレストランではだめなのかな。

    ま、あとはどれだけたくさんカードを使ってくれている重要顧客かというのも、データベース・マーケティングを始めた会社Amexですから、ものをいうのかもしれません。とうことで、コンシアージュ・サービスはうちにはどうも使いこなせず・・・。我が家は、なるべくあらかじめ自分で調べて手配をするのを頑張り、もしやりそびれてダメなものがあればダメはダメでその風を楽しむ・・みたいなノリなので、それで今後もいくようです。実際、予約でいっぱいだったレストランの代わりに、Yelpを見て行きついたレストランはすばらしくおいしくて、家族全員満足顔で帰ってきました(バンフにあるBlock Kitchenというタパス店。バンフに行かれる方、立ち寄ってみてください)。

     

    ホテル・アップグレード

    Platinumカードで、MarriottとHiltonの2大チェーンのメンバーシップがゴールドになります。アーリーチェックインやレイトチェックアウト、部屋のアップグレードなどが特典。何回か使いましたが、この2大チェーンに属さないホテルも案外使いました。結局、飛行機のターミナルと同じ原理で、“このあたり(物理的な地域)に泊まりたい”という機能性を重視すると、いくら大きなチェーンと言えどもそこにそのホテルがあるとは限らず案外むずかしいというのが感想。2種類に分かれるかと思ますが、ロイヤリティ重視でなるべく一つの会社で通すひとと、その時一番いい条件のところを選びたいひと・・我が家は後者なので、どうもロイヤリティプログラム自体が合わないようだというのが学んだことでした。

    あと、Platinum特典には、Fine & Resortsといって、高級ホテルにディスカウトで泊まれるというプログラムもあり、アーリーチェックイン、レイトチェックアウト、$100とか$150とかまでのホテルでの利用(スパとかレストランとか)にクレジットありという内容で、うまく使うとお得ではあります。ただ、絶対お得ということもなく、かえってPricelineのほうが安いということもあります。比較が肝心。

     

    Saks Fifth Ave.とUberのクレジットバック

    あとこれはちょっとCheapな特典だと思うのですが、Saksの買い物に$100、Uberの利用に対して$200のクレジットバックがあります。ただし一度に全額じゃダメです。Saksは半年ごとに$50ずつ、Uberは月に$15ずつで12月だけ$35。この細切れベネフィットがCheapだと思うのです。頻繁にUberに乗るひとにはうれしいでしょうが、うちはあんまり乗らないので$30くらいクレジットバックをもらったくらいでしょうか。

    それから、Saks!私はSaksタイプではないので、サイトに行っても別に欲しいものもないのだけど、クレジットバックが来るというから何か買うものはないかと探しますが、でもSaksですよ。$50以下で買えるものなんてない!ま、少しくらい自己負担してもいいかと思い、Tシャツとか、サマードレスとか、Le Creusetのソース入れなどを見つけ3回買いました(これも1月から12月で$100なので、年が明けると新たに$100がくるということで3回買えたわけ)。

    使わせてもらってなんですが、この細切れにした小さな額でのクレジットバック、なんかAmexのPlatinumカードにしてはちょっとみみっちい特典だなあと思いました。

     

    さいごの収支決算

    他にも特典はなにやかんやあるのですが、私が主に使ったのはこのくらいでしょうか。収支をすると下のようになります。

    払ったのは年会費の$550だけ。家族カード3人分まで$175となっていたけど、なぜかチャージされていません。この収支だけみると、$2,000以上のベネフィットがあったわけでびっくりもしますが、でもこのカードはやはりキャンセルします。

    このうちオレンジの項目は、今後は減るかなくなります。ポイントはサインアップのボーナスポイントが大きいし、American Airは、今でこそ2年またがりで$400ですが、本当の1年間の額は$200です。Global Entryは5年毎の申請なので、これから4年はゼロ。

    それでももしかしたら使いようによっては$550の会費の元は取れるかもわからないけれど、使ってみて思ったのは、やはり私にはあまり使っていてしっくりくるカードではありませんでした。会費のあるカードを使ってみて、それに見合う特典があるのかを知りたい・・というのが当初の好奇心でしたが、金額的な数字でいえば1年目は大変なプラスですが2年目以降はそれほどでもなく、このカードは細かい金銭的な損得ではなくPlatinumに関わるステイタスやサービスを重んじる人にはいいように思いました。

    その人のホーム空港によってラウンジが使いやすいということもあるかもしれないし、コンシアージュ・サービスも使いようでもっとすごいサービスが受けられるかもしれません。要は、その人のライフスタイルに合っているかとういうことになるかと思います。

    一年使ってみて、自分たちに合うかをチェックしていろいろ面白かったとも言えます。もうすぐキャンセルするPlatinumカードですが、トライしてみたことは良かったと思います。キャンセルした後はやはり年会費のないキャッシュバックカードで行きます。何に使っても使った分だけお金で返ってくるほうが、ストレートで簡単だし・・・。Platinumの話はおしまい。

     

     

     

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    もうすぐキャンセルするAmex Platinumの話(1)

    去年の秋からAmex のPlatinum Cardを使っています。そしてもうすぐキャンセルします。そもそも、Smart & Responsibleでは、クレジットスコアをきちんと維持し、スクリーニング基準の高く特典の大きいカードのなかから、年会費がないものを選ぶというのを推奨しています。これまでクレジットカードについてはたくさんの記事を書いてきましたが、それのどれ一つとして年会費があるものはお薦めしていません。にもかかわらず、なぜ年会費$550のPlatinum Card?と思われるでしょう。それは、単に一度使ってみたかったから・・です。確かにふつうのカード以上にさまざまな特典がついてきますから、それを総合して$550の年会費を上回るのなら、一概に年会費はダメと言えないのではないか・・という興味からでした。

    なお、始める前に書いておきますが、Platinumカードはある程度クレジットスコアがよくないと入れないというのはそのとおりですが、すごく入るのが大変な高ステイタスカードではありません。AmexにはBlack Cardというのがありますが、こちらはInvitation Onlyの大変なステイタスカードです。年間数十万ドルの消費をする方向けだとか。Black Cardはおそらく“いくら得になった”とか“こんな特典があってうれしい”などというのは会話にも上らないクラスを対象にしているのに対し、Platinumはそれよりずっと庶民的な感じです。ま、$550の年会費は決して庶民的なものではありませんが、以下のディスカッションは$550を庶民的レベルまで引き下げますので読んでみてください。

    これまで一年弱の間で使った特典は以下のとおり。

     

    まずはボーナスポイント

    加入して3か月で$5,000をカードで消費すれば、60,000ポイントがついてきます(この記事を書いた2019年8月末現在はキャンペーンで100,000ポイントになっています。時折このようなキャンペーンがあります)。Smart & Responsibleでは基本的に、ポイントやマイレッジカードより、キャッシュバックカードをお勧めしています。ポイントやマイレッジだと、お金を使うー>ポイントやマイレッジが貯まるー>それを使ってモノを購入する という2段階の変換があり、購入できる対象が限られたり(何でも買えるわけでない)、換金率がストレートに測れず使い勝手がわるいという不便さがあるように思うからです。お金を使うー>お金が返ってくるという、単純明快なキャッシュバックで、しかも変換率が高いものが便利だと思います。なので、この点でも今回のPlatinumはルール破り。

    Amex Platinumのポイントも使い勝手が悪い部類に入るはずなのですが、ただし旅行をたくさんする人には特典があります。ふつうは$1使って1ポイントにしかならないのが、Amex Travelのサイトか航空会社で直接買った航空券やホテル代は、$1利用で5ポイントたまるからですす。家族での日本への帰省、旅行、出張など、全部チャージしてみました。Amex Travelは安いチケットが見つかることもあるけど、かなり微妙です。Amex Travelでだめなときは、まずはKayak.comとかSkyscanner.comで安いチケットの目星をつけ、可能な限りエアラインのサイトで直接買うという方法で購入しました。

    私の場合は貯めたポイントは換金率のよいANAの航空券にしていました。実家も主人の家も両親が老いてきて、手術や用事で日本を行き来することも増えたので助かりました。実際には、PlatinumのポイントをANAのマイレージにトランスファーし(1ポイント=1マイル)、そのマイレージでANAのアワードチケットをとります。2回使いましたが、1度はオフシーズンで40,000マイル、1度はショルダーシーズンで50,000マイルでした。あと50,000ポイントくらい残っているのでもう一度日本往復ができる感じです。なおご存知の方も多いでしょうが、ANAのアワードチケットは予約時に税金&手数料で$350の支払いが必要です。

    というこどで、3回日本に行けるとして、その時のチケットを安めに見積もったエコノミーで$900(ロサンゼルス発です)としても、$900-$350で1回$550くらい、3回で$1,650のコストが浮いたことになるでしょうか。

    なお、ポイントの換算レートをざっと計算してみると;

    $1,650÷(40,000+50,000+50,000ポイント)=1ポイントあたり$0.0118 くらいの価値です。

     

    先ほど書いたようにカードに$1チャージすると5ポイント貰えるので、そうすると

    $1使うー> 5ポイントx$0.0118=$0.059

    となり、6%近くのキャッシュバック率になります。これは、巷のキャッシュバックカードに比べてもかなり良い率です。なので、航空券やホテルの出費がある程度あり、ANAもよく使うという方であれば、割のいいリワードといえるでしょう。

     

    American Airlinesのクレジットバック

    次は特典のうちのひとつにある、American Airで消費したインシデンタル費用に対するクレジット。年間$200ドルを限度にクレジットバック(払い戻し)を受けられるという特典です。インシデンタルというのは、たとえば、航空券を買った後でいい席にアップグレードする席代とか、機内で買ったドリンクや食事代とか、チェックインバッグの代金とか、そういう系統のものです。航空券自体は含まれません。

    ただし、これには裏技があって、American Airの航空券を買ってもクレジットバックは受けられないのですが、American Airのギフトカードを買うとそれはインシデンタルに数えられるというものです。ギフトカード購入でインシデンタル費用に対するクレジットバックを受けておいて、そしてそのギフトカードを使って航空券を買えば、結局はクレジットバックを航空券に使えることになる・・という、こんな案配です。$200のギフトカードを買うとちょっと額が大きすぎてインシデンタルにならないかもしれないということで、$100くらいにして買うと認められる可能性が高いという裏情報でした。

    ま、私もこれはどこかのWebページで読んだ情報なので、本当に大丈夫なのか・・と思いながら、ま、でもうまくいかなくてもギフトカードを購入するだけだからリスクゼロと思ってやってみました。$100のギフトカードを2枚。1週間以内に$100x2回のクレジットバックがきました。

    さらに、これにはもうひとつおまけがあり、このクレジットバックの1年というのは、加入したときから1年ではなく、年初から年末の1年です。私は9月に加入したので9月から12月が1年、年が明けるとまた新しい1年・・ということなので(これも裏情報)、また、ほんとかな・・と思いながら、今年の年明けにAmerican Airのギフトカードを$100x2枚買ってみました。1週間以内に$100x2回のクレジットバックがきました。しかも5xとなっている六角形の意味は、その額にも5ポイントがつくということで、なんともありがたいものです。

    ・・ということで、$400分のギフトカードがコストゼロで手に入り、これを使って以前住んでいたバージニア州に遊びに行きました。古い友人に会うことができました。

     

    Global Entry申請料クレジットバック

    Platinumカードの特典として、Global Entryの申請料$100がクレジットバックされるというのもあります。Global Entryは、.US. Customs and Border Protectionが行っているプログラムで、申請して簡単なインタビューを受けローリスクの旅行者だと認定されると、下記のようなカードが発行され、アメリカ入国がスピーディに済むというものです。また、Global Entryの認定が下りれば、アメリカから出発する便に乗る際にはPre Checkラインに並ぶことができ、セキュリティチェックが早く済みます。

    この申請料は$100なのですが、カード保持者が申請料をカードで払えば全額クレジットバックで、実質的にノーコストとなります。

    ちなみにPlatinumカードに対する追加家族カード料金は、3枚まで$175/年です。うちは家族4人なので、この$175を払い追加で3枚の家族カードをつくりました。Global Entryの申請料$100x3人が無料になるなら、元をとって余りあるという判断からです。ちなみに、Global Entryは5年有効です。

     

    今日はここまでにしておきます。第二弾で収支報告をします。

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    旅行時の万が一に対応するーTravel Insurance以外にも?

    せっかく手配した旅行をキャンセルせざるを得なくなった、旅行先で病気になった、お財布を盗まれたなど、旅行の万が一に備えるのがTravel Insurance(旅行保険)です。最近では人気も高まり、旅の予約をすると旅行保険の紹介がされることも多くなりました。ただ、旅行保険でなくとも、旅行時の万が一に対しなんらかの補償がされることもあります。その可能性をあらかじめ知っておくと、無駄な保険を省いたり、万が一のときの助けにもなります。

     

    クレジットカードのベネフィット

    クレジットカード、とくにある程度のクレジットスコアが必要な優良クレジットカードにはさまざまなベネフィットがついてきますが、その中のひとつとして旅行関係の保険ベネフィットが提供されていることがよくあります。

    Travel Accident Insurance : 公共の乗り物(飛行機、列車、バス)などに乗車中の事故による死亡、体の一部の喪失などをカバー。事故が原因の場合だけが対象なので、旅行保険のように、病気やけがなど事故ではない原因による医療費についてはカバーがありません。そういう意味ではもしも事故の時はあったらうれしいものの、死亡保障にせよ医療費保障にせよ、全面的に頼りにできるベネフィットではないかと思います。カードによっては、Emergency evacuation and transportationというような名称で、適切な医療サービスを受けるため、現地から救助・搬送が必要な場合のコストをカバーするものもあります。死亡保障は生命保険で、医療費については、通常はいっている健康保険と旅行保険とでカバーするのが基本です。

    携行品保険 : エアラインがスーツケースをなくした、キャリーオン荷物にダメージを加えたなどの場合をカバーします。旅行保険の携行品保険よりも、カバーの範囲が限定的(エアラインのみを対象など)であったり、額が限定的(ひとり$500までなど)である場合が多いので、それで十分かどうかを確認します。

    Trip Cancellation : クレジットカードの場合、カバーの範囲がそのクレジットカードで購入した飛行機チケットだけが対象というようにカバレッジが限定的なのがほとんどです。ホテルやその他ツアーなどまでカバーする必要があるとなると、旅行保険が最適です。ひとり$1,500までの限定のカードもあれば、ひとり$5,000までのカードもあります。自分の旅行がカード付帯保険のカバーする範囲であれば問題ありませんが、そうでない場合は旅行保険が必要です。

    クレジットカードにベネフィットとしてついてくる旅行保険は、あくまでおまけ的な要素が大きいです。条件が限定的であったり、額が限定的であったりすることが多く、またよく詳細を読んでも、これこれこういう場合には実際本当に保険がおりるのか・・・がよく判断できないこともあります。あくまでクレジットカードを使ってもらうためのおまけであることをよく承知し、本当に必要なカバレッジは旅行保険でしっかりカバーしましょう。

    旅行補償がよいカードとして取り上げられることが多いのは、Chase Sapphire Preferred Card, Chase Sapphire Reserveなどですが、Frequent Travelerでその旅行補償に非常に価値があるというのでない限り、旅行補償のためにカードを選ぶという必要もないでしょう。すでに持っているクレジットカードの旅行保険をチェックしておき、おまけ的なセーフティネットとして頭の片隅に置いておくというのがよい使い方かと思います。

     

    いつもの健康保険をチェック

    旅行中の病気、けが、入院についての対応では、まずはあらかじめ、自分の普段の健康保険が旅行時にどのくらい有効なのかをチェックしておくのが、大切な第一歩です。

    保険会社の説明文書にかならず旅行で居住地から離れた場合に受ける医療サービスに対しての条項が含まれているはずです。説明文書は、保険会社のオンラインサイトなどでpdfファイルで提供されていることが多いです(年々、内容が改定になるので、常に最新版をチェックすることが必要)。pdfファイルを開き、文書内検索で、”travel”というキーワードでサーチするとすぐに当該箇所が見つかります。

    下記はとある健康保険(HMO)の旅行関係の条項部分です。この保険では、アメリカ国内でも、アメリカ国外の旅行でも、非常時には医療サービスを受けてもカバーされる・・となっています。ただ、どのようにサービスを受けるべきか、受けてからどうするかは、細かい指示がありますので、それをざっと把握しておくとともに、旅行時にはこの情報をもっていくのが肝要です。また、旅行の時にはこの文書を持って出かけることがおすすめです。

    保険によっては旅行時の医療カバーがないもの、あっても限定的なものもあるでしょうから、よく自分の健康保険のカバレッジを把握のうえ、穴がある場合は、必要に応じ旅行保険を買います。

     

    Homeowner’s とRenter’s保険

    持ち家の場合のHomeowner’s 保険は、家屋だけではなく、家屋のオーナーのpersonal property(所有物)もカバーします。また、その所有物が家屋の中だけではなく、車の中、旅行中、世界のどこにあっても、カバーはついて回ります。家やアパートをレントしている場合のRenter’s保険も同様に機能します。車の中に置いておいたカメラが盗まれた、旅行中エアラインがスーツケースをなくしたなども、その保険で指名されている人(家屋のオーナーや同居人)の所有物であれば補償されます。

    旅行保険の携行品保険と似たような機能ではありますが、ただ、時計、宝石などの貴重品については、別途特約でカバーする必要があったりしますので、全部が自動的にカバーされていると思っては危険です。また、万が一保険をクレームした場合、そのせいで保険料が上がる可能性は大きいです。ですので、旅行保険で安価に携行品カバレッジが購入できるのであれば、そちらを優先する方が賢いでしょう。もしも携行品が無くなった場合、Homeowner’s 保険やRenter’s保険でも補償してもらえる可能性があるということをバックアップ策としてとらえておく程度が良いかもしれません。

     

    必要なものだけ旅行保険で・・・

    いろいろな保険会社のポリシーを比較するのが、最もよい保険をできるだけコスト安で見つける最善の方法です。 オンラインで飛行機チケットを買ったり、ホテルの部屋を予約したときにオファーされる旅行保険は、とりあえずすくには買わず、オンラインでどんな保険がいくらかの情報を集め比較するのが得策です。比較検討にはサードパーティの比較サイトが最適です。

    参考 Travel Insurance 買いますか?

    あくまで必要なカバレッジだけを最低限しっかりと買うが保険の基本です。他でカバーされている部分は重複して買わないようにし、また万が一あってもなんとかなるレベルなら敢えて保険は買わない・・本当に必要なものだけを最低コストでカバーしている保険を比較検討で選び出します。

     

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    Travel Insurance 買いますか?

    病気になったとか、親類に不幸があったとか、楽しみにしていた旅行をあきらめなければならない理由はいろいろです。そのようなパーソナルな理由に加えて、最近では猛暑、猛寒、ハリケーン、台風、津波、地震などの自然災害も旅行のキャンセルや修正の原因となっています。テロによる被害もあちこちで聞くようになり、そのせいでの旅程変更もありうるでしょう。こんなトレンドの中、旅行保険を買う人が多くなり、旅行保険のコストもまた上昇傾向だということです。本来、旅行保険などの単発保険はファイナンシャルプラニングではあまり取り扱わないトピックですが、必要によっては利用価値が高い保険かと思いとりあげてみます。

    旅行保険の内容は、保険ポリシーによってかなりバリエーションがあるようですが、最も広範囲の条件をカバーする複合型旅行保険であると、旅行の総費用の5~7%に上るというデータがあります。家族旅行で$10,000の旅行だとすると、$500~$700ですからバカにならない値段です。なんでもかんでも買うのではなくて、自分に必要なカバレッジを選択的に買っていくということが賢いようです。

    まずは旅行保険と一言でいうけれど、どんな要素がカバーされるのかを見てみます。

    医療費

    旅先で病気になった場合の診察料や入院費をカバーします。世界中のどこに行っても、アメリカほど医療費がバカ高い国は少ないと思うので、そういう意味では少し気が楽ですが、でもやはり医療保険は保険の基本です。海外だけでなく、アメリカ国内であっても、ローカルの病院ネットワークの外に出ると通常の医療保険が使えないということもよくあります(保険によります)ので、国内旅行でも必要により旅行保険を購入した方がいい場合もあります。小さいお子さんを連れて、あるいはお年を召した方との旅には、医療費をカバーをきちんとしておきたいものです。

    旅行保険による医療費補償には、Primary(第一保険)として、すべての医療費をカバーしてくれるものと、Secondary(第二保険)として、まず第一に使われる通常の医療保険でカバーされないCopayやDeductibleをカバーするというものがあります。

    通常の医療保険と同様、旅行保険の医療保険も、Pre-existing Condition(既往症)についての規定があります。何をもって既往症とするかは、保険会社によってバリエーションがありますので、既往症がある場合は、よく確認しての購入が必要です。

    ふつう、旅行保険のLook Back期間というのが設定してあり、その期間の間に医療サービスを受けていると既往症と判断されたりします。その期間は90日から1年までポリシーによりまちまちです。

    既往症をカバーするポリシーもありますが、旅行の予約(飛行機やホテルやオプショナルツアーなど、何度かに分かれて予約する場合には、一番最初の予約)をしたときから、(たとえばですが)15日以内でなければ旅行保険を買えないなどのように、購入タイミニグに制限をかけているものふつうです。

    携行品保険

    スーツケースが無くなった、カバンが盗まれたなどの場合に、失ったものの代替を購入するためのお金を支払ってくれるベネフィットです。何が無くなったか、いくらだったか(場合によってはレシートが必要なことも)の明細表を出してはじめて補償がおりる保険もあれば、明細なしですばやく補償をだすポリシーもあります。また、物が無くなっただけではなく、スーツケースが遅れて現地について、服やトイレタリーを買わねばならなかったなどのケースをカバーするものもあります。

    Trip Cancellation

    同行者が病気になった、家族・親戚が病気になった、不幸があった、Jury Dutyに呼ばれた・・などやんごとなき理由で、出発前に旅行をあきらめねばならなかった場合に旅行費用を補償してくれます。カバーされるべきキャンセル理由は、保険ポリシーに明記してあります。明記されたもの以外の理由でのキャンセルはカバーされません。

    最近では格安航空券だと、キャンセル不可であったり、変更はできても料金がチケット一枚につき$400とかいうこともよくありますね。お子さんが病気になり、家族4人分のチケットを変更せざるを得ないとなれば多額の出費ですが、$125でTrip Cancellationをカバーする旅行保険を買っておけば、キャンセルをすることができると考えると、案外利用価値があるかもしれません。

    Trip Interruption

    無事旅行には出発したが、やんごとなき理由で旅行を途中でやめなくてはならなくなった場合の無駄になった費用をカバーします。多くのポリシーでは、途中で旅行をやめって帰途に就く場合の飛行機代を(変更が効いたが、ラストミニットで飛行機代が高いなどという場合には、その差額)をカバーします。

    また、飛行機がキャンセルされたためにホテルに一泊せねばならなくなったとか、キャンセルのため、その後のツアーなどに間に合わなくなったなどの場合も、補償するポリシーもあります。詳細はよく確認する必要があります。最近では飛行機が大幅に遅れるということも案外ありますね。このために、飛行機である場所まで行ってから乗るはずだったクルーズに乗り遅れたというようなケースも発生しています。このような場合、航空会社もクルーズ会社も対応をしてくれないことがほとんどです。クルーズなどは旅行代金も大きいでしょうから、旅行保険は大きな味方です。

     

    購入のポイント

    不要なカバレッジは買わない : 自分がどういう補償が必要なのか洗い出すことと同時に、そのうちで他の方法で補償がおりるものはどれかを理解するのも必要です。たとえば生命保険やクレジットカードなどで補償されるベネフィットがあるならば、その部分は重複してカバーしない保険を選びコストを削減するのが肝要です。

    “cancel for any reason” (CFAR)カバレッジというのがあり、これは最も広範囲の理由をカバーし、たとえば「気が変わったから」などの理由でキャンセルしても補償が下りるというポリシーです。オンラインの保険購入サイトではこのようなプランが真っ先に表示される傾向もありますが、だた、多くをカバーするぶん大変割高です。理由は何であってもカバーする反面で、補償額は旅行費用の75%というように補償が限定的になっていることもあります。最も賢い旅行保険の買い方は、むだな条件や補償は買わず、自分の必要なものだけを最小限カバーするものを買うことです。

    Fine Printsをよく読む : 各ポリシーで似たような要素をカバーしているように見えても、条件が大きく異なることもあります。面倒でも、何がカバーされて何がカバーされないかはよく理解することが必要です。たとえば、テロが発生した地域や国への旅行をキャンセルするときの補償を買う場合も、よく読むと、テロが発生したその市あるいは直近近隣地区への旅行である必要があったり、テロ発生から30日以内でなければならないなど、実用的には限定的すぎるケースもあるようです。自分の条件にあっているかをよく確認して買います。

    比較する : オンラインで飛行機チケットを買ったり、ホテルの部屋を予約したときにオファーされる旅行保険は、予約時にセットで購入するので得かと思うと、実はそうではないことが多いものです。とりあえずすくには買わず、オンラインで他にどんな保険がいくらかの情報を集め比較するのが得策です。まれに予約をしたトラベルエージェンシーやオンラインサイトが超お得な保険を売っているということもあるようなので、情報収集の後、再度そちらもチェックしてみるという方法がよいようです。

    旅行先の状況を考えあわせ、その国の医療事情はどのようか、医療費は高いか、テロの可能性は高いか、自然災害はどうかなど確率的なものを想像する必要があります。また、ホテルや現地ツアーなどは、直前いつまでキャンセルが効くかを確認し、できるだけキャンセルができるものを選ぶことで、旅行保険でカバーするべき旅行代金が大きく下げられ、ひいては保険料削減につながります。

    飛行機で現地まで行って、そこからクルーズや現地ツアーパッケージに参加するなど複数の旅程がある旅ですと、飛行機のキャンセルやディレイによる後続の旅程への影響が大なので、Trip DelayやInterruptionのカバレッジが必要です。一方で、現地に行ってホテルに滞在するというような滞在型なら、たとえ到着が一日遅れても大きな影響はありません。どんなときにどんなダメージが発生するかをよく考えてみる必要があります。

    自動車保険などと同様、Deductibleが設定できるものに関しては、自分で負担できる程度の額を設定することで、保険料は大きく下がることもあります。Web検索で初めに出てくるポリシーは必ずしもコスト安のものではないことが多いので、そこから自分に不要なカバレッジをそいでいきつつ、複数ポリシーを比較しつつという作業を繰り返すと、きっとぴったりの旅行保険が見つかるように思います。下記がある程度評価の高い旅行保険購入サイトです。

    G1G.com 

    Insuremytrip.com

    Quotewright.com 

    Squaremouth.com

    TravelInsurance.com 

    TripInsurance.com

     

     

     

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    ちょっと使わない現金を貯めておく口座

    健全な家計では3~6か月分の生活費を、非常時の蓄え(Emergency Fund)として現金で持っておくというのが基本になっています。急な出費や事故、収入が途絶えたり減額になったときでも、問題なく通常の生活ができるための現金プールです。ある程度まとまった現金ですから、これを全額チェッキング口座に置いておくか、それとももう少し高めの利子で増やすかは判断が必要なところです。今回は、そんなときに使われる選択肢となりえる口座の種類について考えてみましょう。

     

    Savings Accounts

    銀行のセービング口座は、ご存知の通りチェッキング口座とペアで持つことが多いです。チェックやAMTによる出入金の決済口座としてのチェッキング口座は利子がゼロあるいはほぼゼロに近いですが、これに比較すれば、セービング口座は少し利率がよいはずです。お金の引き出し回数については無制限のものもあれば、制限のあるものもあります。従来の銀行(支店を持つ)のセービング口座は、お金の引き出し回数、最低残高に対する縛りがないものも多いですが、その分利子も0.10%以下のことも多く、お金を増やすことはほとんど期待できません。たとえば、この記事時点でのBank of Americaのセービング口座の利子は0.03%で、あくまでチェッキングよりは少しましというレベルにとどまります。ただ、チェッキング口座と連動させたり、支店ATMで現金引き出しができたりという日常面での便利さは二重丸でしょう。$250,000までのFDICの保証があります。

     

    Money Market Accounts

    マネーマーケット口座は、セービング口座と同じように銀行で開くことのできる口座ですが、マネーマーケット口座で銀行が集めた現金は、ローリスクの短期金融商品で運用されるため、セービング口座よりも一般的に利子が高めです。たとえば、この記事時点でのBank of Americaのマネーマーケット口座の利子は0.06%です。運用といってもそれは銀行がすることで、口座のオーナーがすることではありません。よってマネーマーケット口座は、個人にとっては投資運用ではなく、元金も金利も保証されています(後述のマネーマーケット・ファンドとは異なります)。セービング口座と同様、250,000までのFDICの保証があります。

    チェックを書いたり、ATMで引き出しができますが、その回数には制限があります。セービング口座と比べると、初めにデポジットするお金や残高に対して最低額が設定されていることも多く、また、最低額を割ると手数料が発生することもあります。

     

    Certificates of Deposit (CDs)

    期限付きの定期預金で、初めにデポジットする額と預け入れる期間の長さにより、一定の利子が保証されます。たとえば、この記事時点では、Bank of Americaでは、$10,000を1年預けるCDの利子は0.07%です。定期預金なので、期限まで手付かずで置いておくのが原則です。AMTやチェックによる引き出しはできません。途中で解約することはできますが、その場合はペナルティがかかり、かえって赤字になることもあります。期限まで持っていれば手数料などはありません。250,000までのFDICの保証があります。High-Yield Savings

    最近ではハイイールド・セービング口座(高利子のセービング口座)という名前をよく耳にするようになりました。これは、セービングの一種類で、主にオンラインバンクにより提供されるものです。支店店舗を持つ従来の銀行に比べ、オンラインバンクは物理的建物やAMTを持たないためローコストの運営ができるため、その強みを生かし高い利子を提供するセービング口座です。その代わり、お金の引き出し回数には制限がある場合があります。本来はセービング口座の一種なので別枠でとりあげられるのも妙な話ですが、その利子の高さと使い勝手の違いのため、ハイイールド・セービングという名称で一般のセービング口座とは一線を引いて取り上げられることが多くなっています。たとえば、オンラインバンクのひとつAlly Bankの、この記事時点でのハイイールド・セービング口座の利子は、1.85%となっています。他にももう少し知名度の低いオンラインバンクだと2.00%を超える利子を提供しているところもあります。

    日常使っている自分の銀行のチェッキング口座とリンクさせておき、ある一定期使わない現金をハイイールドで増やして置き、必要なときだけチェッキング口座に送金するというような使い方が最適です。250,000までのFDICの保証があります。

     

    High Yield CD

    オンラインバンクで提供されるCDです。ハイイールド・セービング口座のCD版とでもいいましょうか。たとえば、前述Ally BankのハイイールドCDの利子は、この記事時点では3か月で0.75%~5年で3.00%までとなっています。250,000までのFDICの保証があります。

     

    High Yield Money Market Account

    ハイイールド・セービングにハイイールドCDとくれば、お察しのようにハイイールド・マネーマーケット口座もあります。前述Ally Bankのハイイールド・マネーマーケット口座の利子は日々の平均残高によって異なり、$5,000の残高で0.90%~$25,000以上の残高で1.00%までとなっています。250,000までのFDICの保証があります。

     

    Money Market Fund

    最後に、ここまで見てきた口座とは少し種類のことなるマネーマーケット・ファンドを取り上げます。マネーマーケット口座と名前が似ているので混同されがちですが、これら二つは大きな差があります。マネーマーケット・ファンドは、ファンドという名前がついている通り投資口座です。投資を扱う銀行や金融機関で投資のための口座を開き、その中でマネーマーケット・ファンドを選び投資します。短期のローリスク金融商品に、口座のオーナーが投資するもので、株式ファンドや債券ファンドよりもずっとリスクが低いもののそれでも投資には変わりなく、金利は固定保証ではなく元本保証もありません。預金口座ではないので、250,000までのFDICの保証がありません。このファンドは、株式や債券ファンドと合わせて最適なポートフォリオを組むために使われるべきファンドで、短期的に現金を置いておく目的のためには使わないのがベストです。

     

    Fine Printsはよく確認する

    呼び名は同じでも、金融機関によって、商品によって、細かい条件が異なります。利子の高さだけに目を留めず、きちんとFine Printも読むことと消費者としての注意を怠らないことが必要です。

    たとえば、ハイイールドCDで高い利子を歌っていても、これが期間中保証された固定額ではなく、変動する可能性もあります。また、Call FeatureのついたCDというのもあり、こちらは利子は変動しませんが、ただ期限の前に、金融機関が一方的にCall(契約中止)することができるという条件がついていることがあります。せっかく入れたお金も、途中でCDが解約になり利子が最後までもらえません。

    また、利子の高さで顧客を引き付け、他の商品を抱き合わせて売るというような手法も出回っています。契約をしに店舗に出向くと、そこでアニュイティなどの商品の説明を聞くことになったというようなケースです。

    最後にオンラインバンクの場合はとくに新興の会社も多く、その会社自体のビジネスの健全性には必ず目を向けることが必要です。ある程度実績がありランキングでも好成績を収める会社には、Ally Bank、Capital One、American Expressなどがあります。

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    気になるみんなの収入と純資産

    今日は収入と純資産のデータをシェアしたいと思ます。「よそはよそ、うちはうち」とよく母が言っていたのを思い出します。生活できるお金が与えられており家族の生活が成り立っているのなら、それだけで感謝するべきことで、他の家庭とあれこれ比べる必要はないし、そうしないほうがよい・・ということを言いたかったのだと思います。なので、「〇〇ちゃんはテストでいい点取ったら△△を買ってもらったから、うちもそうしてくれる?」的なネゴは両親には全く通用しませんでした。というわけで比較は全くもって不必要だとは思いますが、それでもやっぱりみんながどうなのかはちょっと気になるところでもあります。今日はそういうデータです。余興半分にご覧ください。

     

    個人収入

    個人の収入を、最も低い収入から最も高い収入に並べた場合、各パーセンタイルごとに2016年と2017年の収入の値を表した表です。

    たとえば75%の収入レベルの値は、2016年は$64,490であり、2017年には$65,240でした。

    また、たとえばあなたの2017年の個人収入が$100,000だとしたら、90パーセンタイルの収入値が$108,033となっていますので、ご自分は全体の90パーセンタイルよりちょっと低いレベルに位置すると理解することができます。

     

    世帯収入

    世帯収入バージョンです。

    たとえば75%の世帯収入レベルの値は、2016年は$102,348であり、2017年には$105,580でした。

    また、たとえばあなたの2017年の世帯収入が$150,000だとしたら、90パーセンタイルの収入値が$170,432、75パーセンタイルの値が$105,580となっていますので、ご自分は全体の90パーセンタイルより低く、75パーセンタイルよりは高い、おそらく85パーセンタイルくらいかなと推測することができます。

     

    教育レベルごとの世帯収入

    2017年の全米での世帯収入メジアン(中央値=一番低いほうから高いほうに並べたとき、真ん中にくる値。平均値とは違います)は$61,372でしたが、このメジアンは教育レベルで大きく異なり、高校を卒業していないレベルでは$28,511であった一方、大学卒業以上では$98,038でした。

    人種別の世帯収入

    世帯収入メジアンは人種でも大きく異なり、アジア人は年々トップレベルです。

     

    世帯純資産

    今度は世帯の純資産(資産から負債を差し引いた額)です。下表は2013年と2016年を比べたものになります。

    たとえば75%の世帯純資産レベルの値は、2013年は$325,456であり、2016年には$369,513でした。

    また、たとえばあなたの2016年の世帯純資産が$500,000だとしたら、75パーセンタイルの値が$369,513、90パーセンタイルの値が$1,182,390となっていますので、ご自分は全体の75パーセンタイルより高く、90パーセンタイルよりはかなり低い、おそらく80パーセンタイルくらいかなと推測することができます。

     

    収入と純資産の関係

    収入が高ければたくさん貯金できる可能性も高く、結果的に純資産も高くなるだろう・・というのは自然な推測です。実際そういうケースも多いでしょう。それを調べた結果が下記の表です。これは年齢ごとに、収入と純資産の相関関係の強さを調べたものです。R^2というのは統計用語ですが、簡単に説明すれば、相関の強さの指標で、最低値はゼロ(全く相関のない状態)、最高値は1.000(相関が100%ある状態)です。

    35から39歳の年齢層では、R^2が0.7000となっていますので、純資産の大きさは収入によって70%くらい説明ができるという意味です。

    これが、65歳まで年齢が上がるごとに相関が低くなっていき、60から64歳層では、0.3000以下になります。つまり、収入が高いことは純資産が大きいことにある程度は関与するが、それだけではなく、それ以外の多くの要素が収入以上に関係するということを示しています。収入が大きくても、生活パターンが浪費モードであれば純資産は貯まらないし、反対に収入が比較的低くても、工夫と努力があれば純資産が貯められるというような可能性があることを推測できる結果となっています。

    下は、横軸を世帯収入、縦軸を世帯純資産、青の濃淡で世帯主の年齢、〇の大きさで集中度を表した表です。

    上で見たように、収入と純資産はある程度の相関があるので、なんとなく右に上がっていく正相関が見えます。とくにこの相関は、収入や純資産がある程度高くなってくると強く表れて(右上のほう)いますが、世帯収入$100,00以下、純資産$1ミリオン以下の部分では、団子状態で相関がものすごくはっきりと表れている状態ではないように見えます。同時に興味深いのは、収入がゼロでも一番左の線にいろいろなレベルの純資産の世帯があることと、反対に収入はある程度あるのに純資産が$1,000以下というグループも多く存在する(しかも年齢が高くとも)ということです。

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    自然災害 - Home Owner’s Insuranceでどこまでカバーされるのか?

    山火事、火山噴火、台風、水害、ハリケーン、トルネード、地震・・・自然災害のニュースを聞くことが多い今日この頃です。ご自分の家を持っているご家庭では、ほとんどの場合Home Owner’s Insuranceに入っておられると思います。モーゲージがある場合は、レンダーがHome Owner’s Insurance加入を貸し付けの条件にしますので、加入率は100%でしょう。ところで、このHome Owner’s Insuranceでどこまで自然災害をカバーするのか、別途自然災害用の保険が必要なのか…今日はそのあたりのお話しです。

    お察しの通り、上に列挙された自然災害がすべてHome Owner’s Insuranceでカバーされるわけではありません。何がカバーされないか・・を吟味していく前に、何がカバーされるか・・をまず確認していきましょう。

     

    Home Owner’s  Insuranceでカバーされるもの

    Insurance Policyで何がカバーされ、何が除外されているかは、Policyに記載がされています。ある程度の標準化があるものの、保険会社ごとに細かい差異は存在しますし、またRider(特約)でカバーを追加していたりすれば、それも差異になります。以下では、一般的にHome Owner’s Insuranceでカバーされるものについて列挙します。

     

    FIRE AND SMOKE

    火災による被害、煙による被害をカバーします。一部の州で猛威を振るう山火事はもちろんのこと、地震が原因でガス管が壊れ発火して火事になったというような場合でも、被害が火災によるものなのでカバーの対象となります。

     

    LIGHTNING STRIKES

    落雷による被害をカバーします。保険Policyによっては、パワーサージによる家電製品などのダメージもカバーします。

     

    WINDSTORMS AND HAIL

    風やヒョウによる被害をカバーします。トルネードが来て強風で屋根が吹き飛んだ・・などは風害ですので、通常カバーされます。強風のせいで窓が壊れ雨や雪が家の中に入り込み水害が起こったような場合も、原因が風なので通常カバーされます。このあたりは、Policyごとに微妙な差が存在するエリアでもあり、よくPolicyを読む必要があります。

     

    EXPLOSION

    爆発による被害をカバーします。ガス漏れやBBQグリルのプロパンが爆発したような場合も、通常はカバーされます。

     

    VANDALISM AND MALICIOUS MISCHIEF

     破壊行為や悪意あるいたずらなどよにる被害をカバーします。スプレーペイントでの落書き、投石などでの破壊、卵攻撃(Eggingという英単語が存在します)などの被害です。通常警察に通報しレポートを作成してもらう必要があります。

     

    DAMAGE FROM AN AIRCRAFT, CAR OR VEHICLE

    飛行機、車、トラックなどによる被害をカバーします。あまりないかもしれないけど、それでも案外聞きますね。セスナが住宅に突っ込んだというニュースもちょっと前にありました。被害は通常カバーされます。

     

    THEFT

     窃盗による被害をカバーします。泥棒が窓を壊して侵入し、物を盗んでいったようなケースでは、建物へのダメージも盗まれた物も通常カバーされますが、物品のほうはどのようなタイプのものをどれだけカバーするという細かい規定がある場合が多いようです。高価なものは全額カバーされない場合が多いので、別途特約でカバーをしておくのが賢明です。

     

    FALLING OBJECTS

    落下物による被害をカバーします。宇宙から飛んでくる流星でも、トルネードに巻き上げられた石でも、台風で折れた木でも、上から落ちてきて家にダメージを発生させた場合は、通常カバーの対象となります。

     

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    リタイヤメント後のポートフォリオ管理―総括編

    実際にリタイヤメントに入って、貯めてきた資金を使っていくにあたって、知っておかねばならないこと、心構えしておかねばならないことをまとめてみます。今までのご紹介してきた記事ごご紹介していますので、必要に応じご覧ください。

    STEP1 リタイヤメントに投資は必要か

    この問題への回答はズバリ、いくらリタイヤメント資金があるかによります。$5ミリオン貯まっているならば、たとえ全額1%金利のマネーマーケット口座に入れても、(もちろん生活費にもよりますが)かなりの確率で資金枯渇なく寿命を全うできるでしょう。$数ミリオン貯まっているなら、おそらく大丈夫、では$1ミリオンなら??

    いくらあれば大丈夫かということはもちろん簡単には言えませんが、多くの家庭の場合、株式投資を避けて、資金枯渇を避けつつ生活費を確保していくことは難しいと思われます。

    多くのターゲットリタイヤメントファンドではどのようにアロケーションを考えているかを参考にしてみると、リタイヤ年時点では株式ファンド比率は50%~55%あたり、その後少しずつ株式比率は低くなり、20%まで下げるものもあれば、40%どまりというものもあります。

    リタイヤメント資金の賢い引き出し方(2) - 老後の資金運用ポートフォリオ

     

    貯めるフェーズで株式投資が避けられないように、リタイヤメントの引き出しフェーズでも、株式投資は程度の差こそあれ必要ということを認識しつつ、

    • 具体的にどのくらいのリスクならとってもいいか
    • サポートしたいリタイヤメント期間はどのくらいか(リタイヤから予想寿命まで)
    • 資金維持のためどのくらいの利回りを出さねばならないか

    などを合わせつつ、アロケーションを決めていく必要があります。

    また、定期的に、狙った利回りが出ているか、資金枯渇のリスクが高まっていないかなどをチェックし、リバランスやアロケーション調整をしていくことも必要です。

     

    STEP2 リタイヤメント後の生活費にいくら使うか

    株式投資が必要かどうかは、いわばリタイヤメント資金の「増やす力」をどう維持するかという問題ですが、リタイヤメント後の生活費がいくら必要かは、「引く力」をどう制御するかという問題です。もちろん、増やす力は大きく、「引く力」は小さくしたほうがよいわけですが、ただ、せっかくの(たった一度しかない)リタイヤメント。資金を減らすことをを恐れるあまり、楽しみは一切ゼロ、堅実と節約だけで暮らすというのでは悲しいですね。

    「引く力」は最小化するのが良いのではなく、うまくコントロールするのがよいのです。この「引く力」はいつも一定に保つのでもなく、必要に応じて調整できるフレキシビリティがあると、資金枯渇を防ぐ大きな助けになります。たとえば、株式市場の下落があった年には引き出し額を下げる、とくに必要ないお金は再投資でポートフォリオに戻す(たとえばRMDなどを生活費以上に受け取った場合など)がこのコントロールにあたります。

    このフレキシブルな調整のためには、リタイヤメント後の生活での純生活費と変動生活費を把握しておくことがキーになります。レント、モーゲージ、食費、ガス代、保険費などの、生きていくために避けることのできない固定費と、旅行、エンターテイメント、社交費など余裕があれば出費する費用である変動生活費に分類をします。リタヤメント生活に入る前に、無駄な出費を削るための生活の見直しをして、月々絶対確保が必要な部分と、余裕があったら楽しむ部分に分けておきます。

    リタイヤメント資金の賢い引き出し方(3) - 毎月の生活費の確保のしかた

     

    これにより、なるべくお金を引き出さず資産を「引く力」を小さくする必要のあるときには、純生活費だけの確保に専念し、「引く力」を多少上げても問題のないときには、引き出し額をあげて思いっきり楽しむというメリハリをつけることができるようになります。

    生活の費用をきちんと整理し、たとえば食費であっても、最低限きちんとした食事をするために必要な固定費としての食費と、少しグルメに楽しんだり外食をするための変動費としての食費などというように、整理しておくとよいでしょう。市場が悪化してあまりお金をおろしたくない時には、固定費だけで生活し、市場が回復してお金を出しても大丈夫になったら贅沢をするというフレキシビリティの度合いが大きくつけられるようになります。

     

    STEP3投資ポートフォリオからいくら引き出すか

    生活費にいくら必要かが洗い出せたら、これをもとに投資ポートフォリオからいくら引き出すかを決めていきます。

    まずは、純生活費のうち何パーセントが、ソーシャルセキュリティや企業年金などの固定収入でカバーできるかチェックします。月々固定でかかる純生活費のうち50%~60%くらいが固定収入でカバーされていると、やりくりが楽です。上のパーセンテージが少なければ(50%以上なければ)、質の良いアニュイティ(一括で支払って、年金化)などの購入を考慮してみます。

    固定収入でカバーできない純生活費と、楽しみのために使う変動生活費を投資ポートフォリオから引き出すことになります。ここで、いくら必要かというニーズサイドの要素だけでなく、いくらなら引き出し続けても大丈夫かという資金維持サイドの要素を考え併せつつ、具体的な引き出し額を決めていくことになります。

    また、同時にいくら引き出さねばならないか(RMD)も把握しておく必要があります。RMDは税遅延制度の乱用を防ぐためのもので、その年の寿命と投資残高によって決まる最低限の引き出し義務です。決められている額を引き出さなかった場合には手痛いペナルティがあります。引き出さねばならない額は引き出さねばならない口座からしっかりと引き出したうえで、必要に応じ他の口座からも引き出しを計画的にしていくことになります。

    従来よく使われた考え方は4%ルールで、リタイヤメント時の投資残高の4%の額を割り出し、この絶対額を一生涯(インフレに応じて増額調整しながら)ずっと引き出し続けるというものでした。ただ、このあまりにもシンプルな考え方は実行が簡単でいいのですが、市場がよくても悪くてもただただ同じ額を出し続けるというもので、場合によっては資金の早期枯渇につながる可能性が高いものです。よって、現在では以下の3つのような代替案が提唱されています。

    固定パーセンテージ:上の「従来の4%ルール」は絶対額を毎年引き出すことになりますが、その代わりに、投資残高の固定パーセンテージを常に引き出すという考え方です。4%固定の場合は、市場の状況が悪くてリタイヤメント資産の残高が下がった時もその4%を計算し、少ない額を引き出します。反対に市場が好調なら、大きくなった資産の4%で、絶対額にしてたくさんの額を引き出します。市場の騰落に沿って、自動的に引き出し額が調整され、枯渇確率を低くします。

    RMD: 401(k)やTraditional IRAなどの税遅延口座に課されているRequired Minimum Distribution (RMD)の計算式を、すべてのリタイヤメント資産に当てはめて、引き出し額を計算するものです。RMDが課せられていない口座もひっるめて対象にしRMD額を計算し、その額を引き出します。RMDはその人の予想寿命の期間、まんべんなく押しなべて引き出しができるように設定されている計算式で、枯渇させない資産運用にも応用できます。

    リヤイヤメント資金を引き出す - RMDで考える

    ダイナミック調整型: これは、毎年ポートフォリオの固定パーセンテージ(例えば5%など)を引き出すのを基本とするが、ただマーケットの状況が悪い(資産価値が下がっている)ときには下限(たとえば2.5%減の額)を引き出し、反対にマーケットの状態が良い(資産価値が上がっている)ときには上限(たとえば5%増しの額)を引き出すというように調整するもので)、市場の騰落に沿って、引き出し額を調整しますので、枯渇を防ぐ働きをします。

    リタイヤメント資金の賢い引き出し方(3) - 毎月の生活費の確保のしかた

    リタイヤメント後は、労働収入がなくなりますから、それまでよりもより現金のプール金をきちんと隠しておくことが必要になります。具体的には、純生活費から固定収入を差し引いた額の6か月から12か月分ぐらい、できれば18か月分くらいは銀行口座かあるいはリタイヤメント口座のなかでマネーマーケットなどの現金同等品の形で持っておくことがキーです。このお金は、市場の状況が悪いので少し投資ポートフォリオからの引き出し(低値での売却)を中止したい場合にも、問題のない生活費確保を可能にします。そして市場がよくなったら、投資ポートフォリオからお金を引き出し、この現金プールをまた戻のレベルまで戻してやります。

     

    STEP4どの口座から引き出すか

    リタイヤメントに入る前に、401(k)や403、Traditional IRAなど複数のリタイヤメント口座はできる限り、ひとつの金融機関にまとめて、複数に分散された口座も合体させ、管理を単純化しておくとよいでしょう。401(k)や403、Traditional IRAなどの税遅延口座であれば、Rollover IRAに一本化することもできます。Rothや課税口座は、Rollover IRAでは一本化することはできませんが、金融機関はまとめておくとよいでしょう。

    整理をしたうえで、年齢に応じとれるリスクと必要利回りを考え、最適のポートフォリオを組みなおします。

    引き出し時には、まずはRMDの設定のあるある口座からRMD分を引き出すことを確実に行います。期限までに引き出し忘れるとペナルティがありますので、毎年計画的に引き出します。RMDを引き出した後でも、まだ引き出しニーズが残れば、課税口座から優先的に引き出します。税遅延や非課税などの税金面での優遇がある口座はできるだけ長く残しておいて、ベネフィットを享受し続けるのがよいでしょう。課税口座が底をついたら、非課税口座や税遅延口座から引き出すことになります。将来税率が同じか下がると予想されるなら、非課税口座を優先させます。反対に、将来税率が上がるなら、税遅延口座を優先させます。

    リタイヤメント口座の数がたくさんある! - どの口座から引き出すか

     

    STEP5どのファンドからいつ引き出すか

    どの口座から引き出すかを決めたら、今度はその口座の中で持っているどのファンドから引き出すかを考えねばなりません。たとえばTraditional IRAから引き出す場合でも、Traditional IRAで持っている株式ファンドを売るのか、それとも債券ファンドを売るのかを決めていくことになります。

    実際は、株式ファンドといっても複数のファンドを持っている場合も多いでしょうし、債券ファンドについても同様です。具体的にどのファンドを売って換金するのか、これはなかなか一筋縄ではいかない決断です。たとえば株式市場が低迷しているときに株式ファンドを売ってしまうと、急激に投資資産を下げることになり、リタイヤメント資産の枯渇に拍車をかけてしまいがちです月々の生活費を確保するという目的と、元本をなるべく減らさないで資金を長持ちさせるというふたつの目的を、バランスをとりつつ市場の状態もかんがみながら実行していかねばなりません。今のところ、このエリアの研究はまだ限られています。

    今のところ、CAPE(Cyclically Adjusted Price-Earnings Ratio)を使用した引き出し戦略が高い効力を発するというリサーチがあります。CAPEは、現在(引き出し時)のS&P500インデックス価格を過去10年の利回り値で割ったものです。CAPEで、過去10年の利回りに比して、現在の株価が割高か割安かを見ることができます。割高ならば株式ファンドから引き出し、それ以外は債券ファンドから引き出すというやり方だと、ポートフォリオの枯渇の確率を下げ、運用残高を上げることができるという結果が発表されています。

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    引き出し時のマーケットタイミング ー どのファンドから換金するか

    「リタイヤメント資金を準備するために、どう投資ポートフォリオを運用するか」というトピックについては、すでに多くの議論やリサーチがなされてきました。実は貯めている段階で注意しなければならないことは比較的シンプルで、基本を押さえれてポートフォリオとアロケーション調整の枠組みを組めば、あとはただお金を入れ続けるだけで大丈夫といっても過言ではありません。一方で、ベビーブーマーがリタイヤメントに入り始めたころから、「リタイヤメント資金をどう戦略的に引き出すか」というトピックも出始めるようになりましたが、このテーマについてはまだ多くの研究と議論が必要な段階といえます。

    インデックス投資では「何もしない」とか「ほったらかし」という言葉がよく唄われますが、実際、貯めている段階ではやらねばならないことは非常にシンプルです。ファイナンシャルプラナーの私が言うのもなんですが、基本さえ押さえればファイナンシャルプラナーなど使わなくても、資金準備が可能です。やらねばならないことを簡単にまとめますと:

  • 積み立てはなるべく早くはじめる
  • 月々、年々できるかぎりの積み立てをする
  • できるだけ長く働き長く貯める
  • 年齢に応じ適切なリスクをとるアセット・アロケーションを実現し、長期的に維持する
  • 市場がいいときも悪いときもコンスタントに貯め続け、機を見て売ったり買ったりしない
  • 投資の手数料をなるべく避ける・低く保つ
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    どのチャリティにドネートする?

    アメリカでも日本でも、いや世界中で、自然が猛威をふるい大規模な災害のニュースを目にすることが多くなりました。ニュースで被害の状況を見て心から同情したつもりでいても、物理的に遠く離れたところのこと、結局30分後には普段の生活にかまけて被害に遭った方のことを忘れてしまっている自分の身勝手さを思います。すぐに現地に行って手伝うことはできなくとも、せめて少し募金でもすることができたら・・・という思いもあります。同じように感じる方も多いのではないでしょうか。そんなとき、みなさんならどこの団体にドネートしますか?Non-profitと銘打たれる非営利団体ならば、どこでも受け取ったお金を善意で使ってくれるはず・・と思いきや、実はそうでもないこともあるようです。自分がドネートするお金を、なるべく無駄なく、ドネートするその主旨をきちんと実現してくれる団体、これをいかに見つけるか・・という、今日はそんなお話です。

    お店やサービス会社から物やサービスを購入するときは、なるべく安くなるべく質の良いものを提供してくれるビジネスを一生懸命選びますね。Smart & Responsibleなお金の使い方です。それと同じように、非営利団体にドネートするときも、Smart & Responsibleにドネートすることが大切なようです。なぜなら、ビジネスや会社にもいろいろあるように、非営利団体にもいろいろあるからです。ドネートしたお金を本来の目的ではないもの使ってしまうような、無駄遣いをする非営利団体はなるべく避けたいですね。

    Forbes誌がForbes list of the 100 largest U.S. charitiesというランキング付けを行なっています。私たちがタックスリターンをする義務があるように、非営利団体もForm 990という申請書でIRSに対して運営状況を報告する必要がありますが、Forbes誌はこのようなパブリックになっている情報を集めて、運営の成績付けをしています。

    成績付けの3つの柱は以下の通り:

    CHARITABLE COMMITMENT :発生する費用の全体のうち、そのチャリティーが歌っている主要目的を果たすために発生した費用の割合。たとえばこの数字が80%なら、80%は主要目的のために使われるが、20%は他の費用に掛けられたということ。どのくらいの本来のチャリティ目的に金銭的にコミットしているかの指標です。

    FUNDRAISING EFFICIENCY : ドネートされたお金のうち、ファンドレイジングのためにかかった費用を差し引いて残ったお金の比率。この数字が91%なら、$100ドネートされたうち、$9はファンどレージング費用に掛かり、残り$91が実際の実入りということ。ファンドレイジングの効率性の指標です。

    DONOR DEPENDENCY :団体の運営継続が、年々ドネートされるお金にどのくらい 依存しているかの比率。この数字が90%なら、本年度の運営には90%が使われ、残り10%は来年以降の持ち越すことができている状態。これは高いほどいいかというとそうでもなく、真剣にチャリティ活動を行っているのでカツカツという団体もあるし、お金があるのに本来目的に使う額を上げず将来にため込んでいるという団体もあります。

    100団体のうちトップ5は以下のとおり。

    一位のMatthew 25: Ministriesは聞いたこともなかったので、ちょっと調べてみました。団体の目的は下記のとおり:

    The work of Matthew 25: Ministries helps the poorest of the poor and disaster victims throughout the United States and around the world.

    自然災害の被害者のためにもきっとお金が使われますね。

     

    チャリティをチェックする3つのWebsite

    Forbesは大きな非営利団体100社のみを報告していますが、サイズの大小に関わらず、チャリティの運営成績をチェックできるサイトがあります。

    たとえば上のMatthew 25: Ministriesを、Charity Navigatorで調べてみると・・

    レイティグは4つ星

    トータル費用のうち99%以上がチャリティの主旨に使われ、AdministrationやFundraisingにかかっている費用はそれぞれ0.2%。ドネートしたお金のほとんどが本来の目的に使われているのが分かります。

    ちなみに、CEOやその他Executiveの報酬も載っています。日本人の感覚からすると、非営利団体なのに、$200,000以上の報酬?・・とびっくりするかもしれませんが、非営利団体を運営するもの労力と才能が要りますからね。。

    ちなみに、あまりよくない団体の例も見てみましょう。

     

    たとえば、こちら。その名のとおりがん研究のための非営利団体です。こちらは1スター。

    中身を見てみると、全体の費用の38%弱しか、本来のがん研究目的へお金が回っていません。なんと50%弱はFundraising費用という残念な成績。$100ドネートしても、そのうち$50弱はダイレクトメールやテレマーケターの費用になるということです。Administrationにも15%がかかっていますので、オーバーヘッドの多い運営であるのがわかります。

    こんな運営状態なのに、トップ陣は$380,000強の報酬を得ています。これを見ると、たとえ団体の歌っている主目的には賛成できたとして、お金はドネートしたくないな・・と思ってしまいます。

    上でご紹介した3つのサイトはどこも、From 990のようなパブリック情報を使って評価をしています。評価の指標の作り方がそれぞれ違うので評価結果も異なりますが、せっかく一生懸命働いたお金をドネートするなら、これらの評価がよい団体に寄付したいと思います。よかったら参考にしてみてくださいね。

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    不動産投資シリーズ(3) -リタヤメントと不動産収入

    ミューチュアルファンドはもうすでに投資しているが、ポートフォリオの一部として不動産への投資も考えてみたいという方もおられるでしょう。不動産投資を考えるシリーズ全4回でお届けしており、(1)では、レンタル物件を購入し大家(ランドロード)になるにあたって、必要となるスキルについて考えました。前回(2)では、物件管理業者への委託、REITを通しての不動産投資について見てみました。

    今回は、不動産収入でリタイヤメントをサポートすることについて考えます。

    レンタル収入で年々6%を得る、不動産は値が下がることはない、年々着実に物件価格は上がっていく・・・というのはよく聞く不動産投資の魅力ポイントです。401(k)にためたミューチュアルファンドなどの投資なら、利回りだけでなく少しずつ元金も崩しながらリタイヤメントの生活をしていくことになりますから、年々残高は減っていくことになります。これに比べ、不動産収入ならば、年々家賃で6%を手にしながらも、物件に投資された元金は手付かずのまま物件価格は年々上がっていく・・としたら、こんなにいい話はありません。

     

    不動産だから動かせないお金

    ただもう少し踏み込んで考えると、この6%という数字は家賃収入のことを言っているのか、それともメンテ費用やプロパティ税などを差し引いた純粋なキャッシュインフローなのかを明らかにすることがまず必要です。物件によっては費用を差し引いた後、6%のキャッシュインフローがある場合もあるでしょうし、また他の物件では費用を差し引くと3%ということもあるでしょう。また、6%といっても、それが老後の生活をサポートするための十分な収入かという問題もあります。$1ミリオンの物件の6%は月々$5,000の収入となります。ソーシャルセキュリティなどと合わせれば、この物件だけで生活が成り立っていくかもしれません。一方で、$300,000の物件の6%だと月々$1,500ですから、これでは生活費がカバーできないことにもなるでしょう。

    ミューチュアルファンドならば、$1,500以上必要な場合に、計画的に元金部分にも手をつけつつ、他の資産と合わせながら、なるべく資金枯渇をしないように配慮して、必要なお金を確保するということができますが、不動産物件の場合には、物件を売るまで元金部分には手が付けられません(エクイティーローンなど負債を負わない限り)。つまり換金性の高い投資で、少しずつ元金をおろせるタイプの投資は、元金もリタイヤメント資金に含めてプラニングができますが、不動産投資の場合は、不動産のエクイティはとりあえず手を付けない資金=リタイヤメント資金ではない・・という前提でプラニングをしていくことになります。元金が不動産という物件にタイアップされ、手をつけることができないというのが、リタヤメントフェーズにおける問題です。

    不動産以外に現金化が簡単な資産(401(k)やIRAや課税口座での投資)を十分に持っている場合には問題にはなりませんが、反対に資産が不動産に大きく偏っていると、大きな資産を持っているのにも関わらず、生活のための現金の確保が難しいということもあり得ます。不動産への物件投資は、401(k)やIRAなどの税優遇措置でのリタイヤメント積み立て投資を最大限に使い、それでも余裕がある場合にするというのが一つの基本的目安になるかと思います。

    リタイヤメントフェーズで不動産を持つ強みは、自分のリタイヤメントには必要のないお金があり、それは手付かずのまま次世代に相続したい場合にあります。不動産に貯まっているお金には手を付ける必要はなく、そのまま相続すると、キャピタルゲインが消滅した形で受け継ぐことができるので大きな節税効果があります。自分のリタヤメントで必要となる生活費を補って余るお金がある場合には、不動産投資という形で次世代にお金を相続するのは大きな利点です。

     

    リスクについて

    株でも不動産でも投資をするなら、リスクコントロールの基本は分散(ダイバーシフィケーション)です。Amazon株にだけに賭ければ、好調な時は大当たりでたくさん儲かりますが、不調な時は激減する可能性もあります。大当たりはしなくてもいいから大外れもしない状態にするためには、分散投資しかありません。

    株をはじめ債券などの投資媒体では、正しいポートフォリオを持つことで、最適なリスクレベルを維持することができます。さまざまな投資媒体をうまく組み合わせ、投資額をうまくバラつかせることで、ひとつの株やひとつの債券にリスクが集中することを避け、ひとつが赤字でも他では黒字、差し引き適度に黒字という状態を作り出すことができます。分散を市場全体(インデックス)の範囲まで追求したのがインデックスファンドで、市場に含まれるすべての株式(なり債券なり)に分散投資しているため、個別株(個別債券)の持つリスクはほぼ消滅している状態となります。

    これに比べ不動産投資は、非常に大きな投資額がひとつの物件につぎ込まれ、結果的にリスクが極度に集中することになります。たとえ何件かの物件を持っていたとしても、不動産市場が低迷しているときは、どれも低迷という状況になりかねません。また、不動産というものは多くの不確定要素を含んでおり、計り知れないリスクも抱えることになりかねません。天災、雨漏り、水道管の破裂、カビ問題、問題のある隣人、事件や事故、ローカル経済の不調、訴訟問題など、これらはファンド投資ではまったくする心配のないリスクであり、不動産という不動の現物があるからこそ存在するリスクです。「紙切れではない、現物がある」ことが、裏目に出る可能性です。

    都市部などでは持ち家が高額で、持ち家をもっているというだけでかなりの不動産資産を持つことになります。その上、リタイヤメントのための投資にも不動産を持つとなると、個人の総資産の非常に多くのパーセンテージが不動産投資に集中することになります。

    たとえリスクがそれなりにあっても、良い物件を見極めることができ、キャッシュフローなりキャピタルゲインなりの利回りが出る確率が高いと判断する能力がある人には、不動産投資もよいと思います。ただし、不動産価格が下がったり、メンテや災害対策にお金がかかったとしても、リタイヤメント後の生活費を含め困らないで対応していけるだけの、十分な現金、あるいはすぐに現金化ができる資産(ミューチュアルファンドなど)を持っていることが条件になるでしょう。それほどのスキルがない人、あるいはリスク集中による「もしもの損失」に憂慮があるひとは、インデックスファンドによる分散投資の方が向いているでしょう。

     

    大家業は続く・・・

    レンタル収入でリタイヤ・・と聞こえはいいですが、リタイヤしたからといって何もしなくていいかというとそうではありません。会社勤めや自営業などの労働はリタイヤするとともに、完全に手を引くことができますが、レンタル物件は、前回までで見たように、レンターの募集、選択、コミュニケーション、メンテナンス、修理、ビジネス情報管理などの労働をともない、これは物件を持つ限り消えてなくなりません。バケーションに出かけても、レンターからの苦情対応を余儀なくされることもあるかもしれません。

    年をとれば自分の家まわりやお金の管理だけでも面倒になるかもしれないのに、レンタル物件についてまで・・というのは、人によっては負担に思う人もいるでしょう。前回見たように、自分のスキルや適性とも相談しながら、大家業を続けながらリタイヤすることについて吟味するのがよいでしょう。レンタル物件について迫られる様々なビジネス判断(たとえばレントをいくらにするか、レントをあげるかあげないか、どのレンターを選ぶべきか、改修のプライオリティや時期はどうするかなどなど)は、夫婦間での意見の食い違いにも及ぶことがあり、リタイヤメント後の生活の質にネガティブな影響を与える可能性もあります。

    物件管理会社を使うのならかなりそのあたりのビジネス作業からは解放されるかもしれませんが、その場合はレンタル収入から年間4%から多いと12%もの管理料が差し引かれることになります。不動産投資はしたいが、自分で細かな管理がしたくないというのなら、REITを購入するほうが、理に適うかもしれません。

    リタイヤメントでの不動産投資はこのあたりの「数字ではない部分」についても、よく考えて進める必要があるかと思います。

     

     

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    A++ Studentじゃなくても STEMキャリアはいかが?

    「STEM」と聞くと、MITのキャンパスを闊歩する学生や、白衣を着て研究室で実験していたり、最先端技術の開発なんかをやっている、ヒジョーにスマートな人たちのことを思い浮かべませんか?STEMとはScience、Technology、Engineering、Mathの頭文字で、ま、日本語でいうところの「理系」という感じですが、ここのところの流行り用語ですね。サマーキャンプやイベントなどもSTEMとつければ、人が寄ってくるというようなところがあって、あちこちで見かける用語です。トップクラスの成績でなければ、STEM学部には行けないし、その後もSTEM関係の仕事にはつけない・・かと思いきや、実は大学に行かなくてもつけるSTEM Jobというのが存在し、給料もよく、しかも人手不足だという・・・今日はそんなニュースです。

     

    成長するMiddle Skill Job

    大学の学位がなくても、ある程度のスキルがあればできる仕事をMiddle Skillというらしいのですが、このMiddle Skillが案外ホットなエリアであり、Middle SkillのなかでもSTEMに携わるMiddle Skill Jobはとくにホットだという・・そいうレポートを読みました。

    現代では、4年制大学に行くことが、ひとつの「あるべき道」のようになっていて、中学校から大学受験のためのコース選択を意識し、高校ではAPクラスをたくさんとって、希望の大学への進学に着実に備えるという文化が、ミドルクラス以上の常識になっています。大学は、医者、弁護士、技術者などなど、いわゆるHigh Skill Jobにつくために必要な教育を受ける場ですが、じつは、そこまでの高等教育は必要ない仕事というのも多いのです。

    高校卒業後、2年生のコミュニティカレッジでのAssociate Degree、専門学校でのCertification、あるいは職業訓練のトレーニング後の特殊技術のLicense、あるいはMicrosoft やCiscoやAdobeといった企業の提供する技術認定などを取得することで、可能性が開ける職業、これがMiddle Skill Jobというものです。

    たとえば、電気技術者、歯科衛生士、Paralegal、看護婦、ソノグラム技術者、その他医療関係技術者などがMiddle Skill Jobにあたります。Middle Skill Jobは、Low Skill(高校卒業まで)、High Skill(大学以上)のスキルレベルに比べ、アメリカ友人で最も占有率が大きく全体の半分弱を占めるそうです。

    “The Digital Edge: Middle Skills Workers and Careers” というレポートでは、Burning Glassというサイトに求人ポストされた2,700万件の求人情報を分析したところ、大学学位を必要としない仕事の2/3がDigital Skillsとよばれる、テクノロジースキルを必要とするものだったと報告しています。

    Middle Skill Jobのうち82%はDigital Skillを必要とし、その最たるものはスプレッドシートとワードプロセッシング知識であったとのこと。78%のMiddle Skill Jobは、このふたつの知識を最低条件に設定しているとのことでした。また、Digital Skillの必要のないMiddle Skillには、運転手・操縦者などのトランスポーテーション系、建設関係、修理やメンテナンス技術関係などがありました。

    そしてこの大きく必要とされているMiddle Skillエリアには、シビアな人手不足が存在し、企業は適切なスキルを身につけた人材を見つけるのに一苦労しているというのです。

     

    それで給料は?

    求人数も十分あるうえ、Middle Skill Jobは給与面でも展望は明るいようです。ライフタイムでの収入を考えたとき、大学卒業者のそれを上回るMiddle Skill Jobも存在しています。Carnevale, Rose, & Cheah 社のリサーチによると、2年生カレッジ卒業のSTEM関係Middle Skillワーカーは、大学でSTEM以外を勉強した人に比べて、ライフタイム収入が大きいと予想されるとしています。たとえば、飛行機整備士のライフタイム収入が$2.3ミリオン、電気技術者は$2.1ミリオンであるのに対し、教師は$1.8ミリオン、ライター/エディターは$2.0ミリオンとしています。

     

    O*Net Online

    ここでO*Net Onlineというサイトをご紹介します。U.S. Department of Labor/Employment and Training Administration (USDOL/ETA) の管理下で運営されているサイトで、アメリカの職業関連のデータが整理されています。

    タブからMedium Preparation Neededという選択肢を選んでサーチすると、ここでいっているMiddle Skill Jobがずら~っつと出てきます。これから特に展望の明るい仕事には太陽マークがついています。

    リストは長く、さまざまな仕事がありますが、それぞれの職業をクリックすると、それがどのような仕事なのか、どのような職場で働くのか、どのようなスキルと知識が必要なのか、どういう適正が必要なのか、将来の展望はどうかなど様々な情報とともに、その職業につくために必要な教育をどこで受けられるかという学校サーチまでできてしまうという優れたサイトです。

    書き加えますが、Middle Skillだけでなく、High SkillやLow Skillの仕事もサーチできますので、将来の進学・キャリア研究のため、ぜひお役立てください。

     

    今という時代

    大学で提供されている教育と、企業が卒業生/新入社員に求めるスキルの間に大きな乖離があるといわれています。大学は職業訓練校ではありませんから、それは当然ともいえることかもしれません。実際、大学の一般教養というのは、とくにどのエリアに進むに関わらず、人生で知っておかなけらばならない土台的な知識を勉強するものですし、医者や弁護士になるのなら、高校までの教育に加え、その後の専門知識習得のために必要となるさらなる基礎知識を固めねばなりません。しかし、「大学を卒業して、就職し、生計を立てていきたい」というのが基本的な目標である場合、必ずしも大学を卒業したからといって就職する準備ができていないという、厳しい現状があります。

    また、テクノロジーの進歩は、ここで繰り返す必要もありませんが、目覚ましいスピードで進んでおり、昨年学んだ技術は、年が明ければもう古い・・という状態なのに、大学の授業内容はそのようなスピードでは変わりません。大学の授業は、基本的なコア部分にフォーカズがあり、年々変化していくアプリケーション層のものにはフォーカスしていないということもあります。

    ひと昔前であれば、大学を卒業した新入社員に対し、企業が仕事に必要な具体的スキルを手厚く訓練する教育制度がさかんでしたが、スピードの速いアウトソース時代の今、企業は「スキルをすでに身につけた人材」を必要としており、そこに根強いギャップが存在するようです。

    結局、大学を卒業したものの、自分のスキルが企業の必要にうまくマッチせず、結局、コミュニティカレッジ、大学のExtensionプログラムや専門技術を教えてくれる学校に自ら戻り、勉強をしなおしてから就職するというケースも増えています。

    極論になりますが、大学に行って大きなStudent Loanを抱えたが、仕事になかなかつけなかったり、給料が思うように得られないという可能性が見えているなら、きちんと生計がたつ技術を身につけることを目的に、最初から2年生の学校に行って、Student Loanなしに低収入が得られる仕事に就くという方が理に適う選択である場合もあることでしょう。

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    Disabilityのあるお子さんのための529  ABLE 口座

    税優遇を受けながらカレッジ資金を貯める529口座の知名度は高くなり、利用も一般的になりました。2014年にはこれとは別に529Aという法律が通り、Disabilityのある方のための様々な費用に備えるために、税優遇を受けながら資金を貯めることができるABLE口座というものができました。正式名称をAchieving a Better Life Act(略してABLE)というこの法律、529と似たようなしくみであり、積み立てたお金は利回り非課税で増やすことができ、Disabilityがある方のための医療費、交通費、ハウジング、教育、介助用具やサービス費用など基準をみなす費用のためなら、そのまま非課税で引き出して使うことができるというものです。

     

    529口座のDisability版

    ABLE口座も529口座と同様、ベネフィッシャリーを指定して運用を始めますが、ABLE口座のベネフィッシャリーは、26歳以前に盲目あるいは一定の基準を満たすDisabilityになった人という要件があります。ABLE口座への積立は誰でもすることができ、親でも親戚でもあるいは、Disability 者本人でも積立することができますが、「26歳以前」という限定がついていることからも、大前提としては親がDisabilityのある子どもの将来のために資金作りをすることを念頭に置いているように思います。

    大学資金だけでなくもっと広範囲なDisability介助のための資金を積み立てたいという場合には利用価値の高いものです。529口座とは違い、年間積み立て限度額が設定されており、年$15,000(2018)までとなっています。また529ではひとりにつき何口座でも作れますが、ABLE口座はDisability者ひとりにつき一口座となっています。これまでは本人名義の資産が少しあるだけでSSI(Supplemental Security Income)がもらえなくなっていましたが、ABLE口座を使えば、SSI資格を失うことなしに$100,000まで資金作りをすることができます。

    また今回の法改正で、既存の529口座からABLE口座にロールオーバーをすることも可能になりました。今までは大学資金に使う以外の目的で529口座から引き出しをするとペナルティが課せられましたが、これが回避できることになります。ただし、ロールオーバーには上限が設定してあり、それは年間の積み立て限度と同じ$15,000(2018)です。ロールオーバーを可能とするこの法律は2025年まで有効という期限がついています。

     

    Special Needs Trustと比べると・・

    いままでは、Disabilityのある子ども(あるいはその他家族や親戚)のためにまとまった資金を用意したい場合には、Special Needs Trustが用いられてきました。このトラストは、正しく設立されて運用されれば、必要に応じてフレキシブルに積立・引き出しもでき、相続も残った家族へとスムーズに行われるものの、設立・運用は複雑でコストもかかり、そのうえ毎年のタックスリターンが必要で、トランスト内の利回りは最高税率で課税されるというデメリットもありました。

    今回 ABLE口座が使えるようになったことで、Trustは敷居が高いという人々が、より気軽に簡単に将来の資金作りをできることになりました。

    ただしABLE口座にもデメリットもあります。まず、SSI(Supplemental Security Income)を受けている場合は、口座残高が$100,000を超えるとその受給資格が制限されます。また、Medicaid payback provisionというのが設定されており、Disability者が死亡したとき、ABLE口座に残高がある場合は、生前受給したMedicaid分だけは、ABLE口座より行政へ返済することになっています。そのうえで、残金は相続者へ相続されます。トラスト内の金額は、そっくりそのまま相続されるSpecial Needs Trustに比べるとこれは大きな痛手ではありますが、ただ、子どもが小さいうちにこつこつと非課税で(トラストの最高税率課税を受けることなしに)資金作りをし、大人になってからはMedicaidも受けつつABLE口座からのお金も使いつつ、クオリティの高い生活を確保できるならば、亡くなった時点で残った額はMedicaid返済でゼロになったからといって、大きく嘆く必要もないかもしれません。返済額は生前受けたMedicaidのベネフィットよりずっと小さい額であり、ABLEがあったからこそ生活クオリティが確保できたと考えるなら、決して分の悪い話ではないように思います。またSSIもMedicaidも受ける資格がそもそもないのなら、これは気にする必要もありません。

     

    各州が提供するABLE

    ABLE口座は、529同様、各州がプログラムを提供し、州によっては積立額に対して州の所得税控除ができるケースもあります。また、529同様、居住している州のABLE口座でなく、他州のABLE口座を開設することも可能です(他州からの開設を許していない州もあります)。2018年1月末時点で、33州とワシントンDCの34プランが提供されています。

    多くの州で、VanguardやFidelityなどの低手数料ファンドが提供されており、トータル手数料(ファンド手数料とアドミニストレーション手数料などの合計)は、0.30%から0.40%くらいまでのものが多いようです。529だと、大学入学年をターゲット年として、年齢が若いうちは株比率の多いアグレッシブなアロケーションで始め、ターゲット年が近づくにつれ、次第に債券比率を上げ保守的なアロケーションに自動調整していくファンドが多く提供されていますが、ABLEの場合はターゲット年というものが設定しにくいため、アロケーション自動調整型のファンドは少ないようです。よって、アグレッシブ型とかモドレート型のような固定アロケーション(株比率と債券比率が時間経過とともに変わらないもの)のファンドが多いようです。低手数料の固定アロケーションファンドで、お子さんが小さいうちは株比率を上げて始め、5年ごとぐらいに見直しを掛け、少しずつ株比率の低い固定アロケーションファンドへ自分で移行していくとよいでしょう。

    各州のABLE口座情報はこちら:

    http://www.savingforcollege.com/529-able-accounts/

    複数の‘ABLE口座の詳細を比較したい場合はこちら:

    http://www.ablenrc.org/state_compare

     

     

     

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    $900くれるっていうけど・・・Bank of Americaのプロモーション

    Bank of Americaからプロモーションメールが来ました。IRAを開けば最高で$900をくれるといいます。There is no free lunch..といいますから、$900くれるって裏になにが隠れているんだろう・・とちょっと慎重になるもの。Bank of Americaは2009年にMerrill Lynchを買収しインベストメント事業を展開してきましたが、実はこれまでに何度もこの手のメールを受け取っています。今回は、これっていいディールなのか、ちょっと調べてみようと思います。

     

    下がそのプロモーションです。

    IRA口座のプロモーションで、新規口座を開設し最低$20,000をロールオーバーで移せば$150、何段階かレベルがあって、最高は$200,000以上を移せば$900ボーナスがもらえるというものです。

    銀行口座を開いて一定額入れたら、ウン百ドル差し上げます・・・的なプロモーションはアメリカではよく目にしますね。以前このブログでもご紹介しましたが、我が家でもCaliforniaの529口座に一定額以上トランスファーすると最高$500差し上げます・・というプロモーションを利用しで、子ども二人の2口座を開き合計$1,000をもらったことがあります。この口座は今でも持っており、大きな裏もなく、また問題もなく、今のことろ満足して使っています。

    この手のプロモーションは、もちろん金融機関にとって特になるからあるのは確かです。ただで、ひとりウン百ドルを提供しても、それによって獲得した顧客があとあと利益を生むから最終的には得になるという計算です。あるいは新規のサービスだったりする場合には、その新規の顧客自体が利益を生まなくとも、認知度向上などが図られ、全体的かつ長期的に利益を生むということかもしれません。同じウン百ドルを支給した場合でも、顧客Aからはそれほど大きな利益があがらなかったが、他の顧客Bからは非常に大きな利益が得られ顧客B本人だけでなく顧客Aのコストまでカバーし上回ったので、プロモーションは全体として黒字となったということもありえます。つまりボーナスをもらって得をする顧客と、損をする顧客があるということです。

    私たち消費者としては、ウン百ドルもらって、自分のケースでは結果的に高くつくことはないか・・ということに注意しなければならないことになります。消費者としては、自分は、自分が得するのか金融機関が得するのか、どちらのケースになるのか・・ということも予想してみることが必要です。

     

    ミューチュアルファンドなら

    この口座では、Stock(個別株)投資、ミューチュアルファンド投資、ETF投資が選べますが、ミューチュアルファンドに投資した場合の手数料(Expense Ratio)を見てみましょう。下は一部抜粋ですが、Expense Ratioは全体的に高めであるのがわかります。1.00%前後が多く、高いものは1.78%というものもありました。サブプライム問題に始まった金融危機以降、ファンドの低手数料化は否めないトレンドで、手数料に敏感な投資家も増えている中、まだこのような高手数料ファンドが存在していることにちょっと驚きました。

    $200,000の1.00%は$2,000ですから、最初に$900もらっても差引$1,100のコストになります。しかもこれは一年目だけの話。二年目以降も、$2,000(運用で投資残高が増えればそれ以上)の手数料は継続します。例えばもしもどこか他の機関で低手数料運用していたとして、手数料が仮に0.30%だとしたら、年間$600のコストで済んでいることになりますから、IRAはロールオーバーせずそのままにしたほうが断然お得ということになります。

    それに加えてファンドによってはセールスロード(販売手数料)がかかります。たとえば、下のAPGAXというファンド、一応5つ星ファンドになっていますが、中身を見てみると1.02%のExpense Ratioに加えて、4.25%のセールスロードがかかります。$200,000を全部これに入れるというような人はいないかとは思いますが、一応計算してみるとセールスロードだけで$200,000x4.25%=$8,500です。

    Bank of Americaの提供するファンドひとつひとつよく見ていけば、セールスロードもなくExpense Ratioも低いファンドもあるにはあります。そういうものだけで自分のニーズにあうポートフォリオが組めるかどうかは定かではありませんが、少なくとも手数料の低いファンドを買うことは可能ではあります。よって、そのようなファンドに投資するのに徹すれば、場合によってボーナスをもらって得をして終わるというケースもあるでしょう。

     

    ETFなら

    ETFの場合はどうでしょうか。ETFの場合は、セールスロードはなく、取引のたびに$6.95を手数料として払います。Expense Ratioはミューチュアルファンドに比べて格段に低く、0.20%以下です。

    よってETFならば、いったんポートフォリオを組んでその後売り買いは控え、長期投資をするというスタンスであれば、大きく損をすることもなくありがたくボーナスをもらうということも可能です。

    ただ、ETFはミューチュアルファンドとは違い、売り買いが簡単で、機会をみながら利ザヤを稼ぐ誘惑にかられやすいという難点があります。実際、2016年のデータでは、全米の投資取引で、シェア数でも取引額でも、最も取引されたシェアは上位12位までがETFで、13位ににやっと個別株が出てきます。人気ETFが人気個別株以上に売り買いがされているのがわかります(Credit Suisse調べ)。もしも頻繁に取引をするならが、取引手数料がかさんむ危険もあるでしょう。

    $900のボーナスが吉とでるか凶と出るかは、その人その人のケースによります。もしも、低手数料のミューチュアルファンドを見つけて運用したり、ETFでポートフォリオを組んで取引はせず長期投資するという人であれば吉とでる可能性は高いです。一方で、知らず知らずセールスロードやExpense Ratioの高いファンドを買ってしまったり、ETFで取引ばかり重ねてしまうというのであれば、ボーナスがすぐふっとんでしまう可能性もあります。

    ボーナスにはすぐ飛びつかず、このあたりまで想像を膨らませておくことがよいでしょう。

    私個人的には、$900には惑わされないで、そもそも低手数料のVanguardでの長期投資に徹しておくのを選ぶでしょう。Vanguard社はおそらく$900のボーナスプロモーションは打つことはないように思いますが、それはそういうプロモーションをしなくても売るべきセールスポイントがあるという意味だと理解しています。

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    仮想通貨ビットコイン・・買う?(2)

    前回の記事でビットコインとは何なのか、なぜ人はビットコインを買うのかについて見てきました。過去1年で10倍にまで価格が膨らんだビットコイン、これからも値が上がるのなら今のうちに買っておこうか・・と考える人もいらっしゃるでしょう。ビットコインでお金を儲けることができるのか、リタイヤメントなどの資金準備の一部として考えることはできるのか、そもそもビットコインに投資するということはどういうことを意味するのか・・その当たりを考えてみましょう。

     

    ビットコインは通貨である

     

    「ビットコイン投資」という表現が使われますが、これは実は少し妙な言い回しだと思います。ビットコインは通貨ですから、ビットコインを買うということはFX(外貨取引)をするのと同義です。オーストラリアドルを買ったりタイバーツを買ったりするのと同じことです。将来外貨を売るときの値段が、買ったときの値段と取引手数料の合計より大きければ利益がでることになります。このような売買は、「投資」というのとは少し違います。

    「オーストラリアドルに投資する」とか「タイバーツに投資する」という言い回しを私たちはしませんが、同じ理由で「ビットコインに投資する」という表現は少しずれがあるわけです。本来、投資というのはリターンとか利回りとか呼ばれる「見返り」を期待して出資するものです。たとえば株式に投資すれば、それはその会社のオーナーとして、その会社の将来の利益の一部を見返りとして受け取る権利を得ることになります。会社は利益を生むことが目的で存在しています。その年の利益はその年の配当金として支払われ見返りとなるか、あるいは将来の利益を生むために再投資され、将来の配当金となるか、株価の上昇という形でキャピタルゲインとなるかのいずれかで見返りに結びつきます。株式投資は、会社の利益と成長に出資するわけです。

    債券は、経営の利益から見返りを受けるのではなく、約束された利子に見返りを求めます。約束通りいけば、債券の場合は、投じた元本と利子が戻ってきます。

    不動産投資の場合は、レンタル物件ならばやはり月々のレント(実際は、レントから諸経費を差し引いた利益)という見返りを期待します。また不動産価格の上昇が見込めるなら売却益という見返りも期待できます。フリップ物件であれば、物件の購入額に加え、修復・改築費用を投じて物件の価値を上げ、売却益を増やすことを期待します。

    ビットコインや外国為替取引はこれらとは少し性質が異なります。通貨はお金そのものであり、本来、お金は投資の対象ではありません。為替(ビットコインの場合は、手元の通貨とビットコインの換算レート)の変化によって、売買の差益を稼ぐだけです。経済は成長するというのが投資の大前提で、株式にせよ不動産にせよ時間がたつにつれて値段が上がるはずだというのが前提にある考え方ですが、為替にはそれはありません。その国の金融政策や政治経済の状況で通貨の価値は上がったり下がったりしますが、時間が経つにつれて恒常的に成長し上がっていくはずだという前提はありません。かえって、健全な経済にはインフレーションがつきものですから、貨幣価値は下がっていくというのがふつうです。

    金(ゴールド)や穀物などのコモディティの場合も、時間が経つにつれて恒常的に値段は伸びるはずだ(インフレを超えての)という前提はありませんが、ただ金やコモディティは、供給量が少なくなったり需要が多くなったりすれば、値段があがる可能性はあります。金やコモディティは資源であり、資源は経済価値のあるものだからです。一方、ビットコインを含む通貨は資源でもなく、それ自体に経済価値のあるものではありません。あくまで取引のツールです。通貨の価値は、他の通貨との相対的な価値関係で決められ(1BTC=$10,000というように)、1BTC自体に絶対的な価値が存在するわけではありません。

    つまるところビットコインを含む外貨への「投資」は、単に、将来的に「自分の通貨に対して、ビットコイン(あるいは、他の外貨)の相対的な価値が上がったらいいなあ」という「希望」のもとにそれを買っているにすぎません。

    1802年の時点に、株、債券、金(ゴールド)、米ドルにそれぞれ$10,000を投じていたら、その後どのくらいの利益(見返り)がでたかを表にしたものがあります。これを見ると、見返りを期待する投資という意味においては、株式に勝るものはないことがわかります。金(ゴールド)はブームはありますが、長期的にみると安定した見返りは非常に小さく、ドル価値は長年のインフレーションのため$10,000の価値が下がっています。インフレーションとの闘いはビットコインにも同じく存在するもので、ビットコインを含む通貨の取引で利益を出すには、インフレーションと為替手数料との合計を超える差益を確保する必要があります。

    (https://careerbrandingmastery.files.wordpress.comより)

     

    短期的投機による儲け

     

    通貨への「投資」(本来は投資ではありませんが敢えて投資と呼ぶならば)では、このように長期的な成長、長期的な見返りを期待することは現実的ではありません。それよりも、通貨の場合は短期的かつ投機的な儲けに望みを掛けます。長期的には恒常的に伸びていくことが期待できないでも、ビットコインの価格は刻々と変わり、うまい具合に非常に安く買い、非常に高く売ることができれば、大儲けできる可能性があります。タイミングがすべてです。

    問題は、この買いと売りのタイミングをうまく見測ることはほぼ不可能に近いということです。株式でさえ、このタイミングを見る売り買いは難しいというリサーチがあります。株の場合なら、会社の経営状況を吟味したり、発表されるニュースを見たりしながら、その会社が将来的に価値が上がるかどうか、利益率がよくなるかどうか、成長するかどうかなど分析することも可能ですが、その分析をもってしても、正確に売り買いのタイミングを見ることは難しいことが多くのリサーチ結果にでています。まして、そのような「分析材料」が乏しいビットコインならなおさらタイミングの見計らいは難しいです。結局は、サイコロを振るのと同じ、「賭け」であることになります。

    過去1年のように恒常的に値段が上がるのであれば、それほど心配することはありませんが、ただこのような価格上昇の原因が投機的な要因にあり、根本的な経済価値にない場合は、バブル崩壊の危機を常にはらんでいることになります。2008年に起こった不動産バブル崩壊のように、一気に価格が落ちるという危険性は常にあります。投機は、根底的な価値とはかい離した、買い手の根拠のない希望(つまりバブル)に支えられている場合も多く、そのような場合は根拠のない希望が崩れ落ちたとき暴落を見る可能性をはらんでいます。

    本来は通貨の価値は、ある程度のアップ&ダウンはあっても、ある程度の期間をおしなべた場合、あまりに騰落の激しいものであってはならないはずです。米ドルと日本円との換算レートはある程度の範囲内で激しく変化することはあっても、1年前に$1=100円だったものが、1年後には$1=1,000円になることはほぼあり得ません。そんなことがあったら、日米間どころか他の国も巻き込んで経済の混乱があるはずです。混乱がないように、経済には自律的に価格調整をする機能が備えられていて、あまりにドル高になればドル安に向かうように調整がされるはずです。ビットコインの過去一年の価格変化のようなものがあれば、それはもはや通貨としての役割を期待することは難しくなります。通貨が通貨として信頼され使われるためには、その価値がある程度安定している必要があるからです。この点が、前回の記事の「ビットコインを買ったり売ったりするユーザーのほとんどが、ものを購入したり他の人に送金をしたりする目的ではなくて、投機的な立場からそうしている」という専門家の意見となって表れる理由ではないでしょうか。使う通貨としてではなく、投機の対象物となっているわけです。

     

    ノーベル経済学賞受賞者のビットコイン観

     

    ノーベル経済学賞受賞者であり、世界銀行の前チーフエコノミスト、現コロンビア大学教授のJoseph Stiglitzは、Bloomberg Televisionのインタビューに対してこう語っています(2017年11月29日)。

    ビットコインの価格上昇は正当化されるものでもなく、維持可能なものでもない。

    ビットコインが成功しているのは、(法規制の)迂回と監視制度の欠如によるだけだ。

    上がって下がる間に大勢の人にたっぷり興奮を味わわせるバブルだ。

    したがって、私はビットコインを非合法にするべきだと思う。社会的に有用な機能を何一つ果たしていない。 read more

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    仮想通貨ビットコイン・・・買う?(1)

    2017年一年で17倍にまで価格上昇を果たしたビットコイン。アメリカ社会の中よりも日本をはじめとするアジア圏で人気が高まっているようです。2017年3月には日本政府が、ビットコインに対する初めての法規制案を閣議決定しいわばお墨付きが出たわけですが、このビットコイン、いったい何者なのか、人気高まるビットコイン投資に対してどういう姿勢をとるべきなのか、そのあたりをさぐってみます。

     

    ところでビットコインってなに?

     

    ビットコインは英語ではCryptocurrency、日本語では仮想通貨と呼ばれます。通貨ですから、ものやサービスに対して支払いツールとして使うことのできるお金ということです。でも仮想という言葉がついているので、お財布の中にはなくバーチャル世界でのお金ということになります。ビットコインの単位は、BTC(ビーティーシー) と表記されます。1円や1ドルのように、1BTC(1ビットコイン)と、数えることができます。

    ビットコインいいますが、そういう現物のコインがあるわけではなく、インターネット上などの仮想空間で使います。たとえばオンラインゲームをするときに、そのゲームの世界の中だけで使うことができる「お金」があるように、ビットコインを受け付けてくれるお店や会社の仮想世界の中でものやサービスを買うことができるというわけです。

     

    ビットコイン価値の上昇

     

    2017年初頭には1BTC=$1,000あたりだった価格が、2017年11月には$10,000超を記録しました。価値が10倍になったわけです。

    ビットコインという名前を聞いたことがなかった人のなかにもだんだんとその名前が浸透し、自分も利益にあずかりたいと投資を考えるひとも増えました。楽観者の中には今後もこの上昇傾向は続き、$40,000以上まで伸びるだろう・・という予測をする人もいます。一方で、これは本来価値とかい離したバブルの状態であり、いつか価格暴落を見るにちがいないとしている人もいます。

     

    ビットコインってどう使うの?

     

    そもそもビットコインの仮想通貨としての役割は、ものやサービスを買うためのお金としての機能です。とくに有用性が高いのは、国を超えての取引の場ででしょう。たとえばアメリカからヨーロッパにお金を送金したい場合、Western UnionやMoneyGramなどのサービスを使うとどうしても一定の時間と手数料がかかってしまいますが、ビットコインをすでに持っている人と支払いにビットコインを受け付ける人との間であれば、たとえ距離的な差があろうと、日常つかっている通貨が違おうと、瞬時のうちに送金が完了します。

    たとえば韓国のBlulepanという会社では、アジア諸国から日本や韓国へ来て働いている移民労働者が、稼いだお金の自国への送金をビットコインで行えるサービスを提供しています。この手の国を超えた送金にビットコインが使われるのは、アジア圏で主に高い伸びを示しているようです。

    アメリカではこのような使われ方はまだ少ないようです。考えられる理由は、アメリカの場合は、ドルが国際通貨として通用するので、ドルベースでの取引で問題ない場合が多く、また利用浸透の初期段階のビットコインより、すでに確立された金融システムのうえで取引するドル通貨のほうが信頼性が高いという判断によるところも大きいと推測されます。

    またビットコインは、ランサムウェア(身代金要求型不正プログラム)にまつわる事件でも使われました。ランサムウェアというのはコンピュータソフトでであり、個人のPCを感染し、PC上のデータを勝手に暗号化することで利用不可能な状態にするもので、暗号化を解きたいなら身代金を払えと脅迫します。この身代金の支払いにもビットコインが使われます。ビットコインはひとつの中央機関が統括しているわけではなく、ネット上での公共的な共同管理で成り立っており、いったん支払った額の返金を強要したり、支払いを受けた人の身分を追跡したりが簡単ではないのが、このような利用にもつながっているわけです。

     

    なぜ人はビットコインを買うのか?

     

    Cambridge Center for Alternative Financeでビットコインを研究しているGarrick Hileman氏によると、「われわれが収集したデータによれば、(ビットコインの価格上昇は)投機が基本的な要因となっていると考える」としています(2017年5月)。同氏によれば、「ビットコインを買ったり売ったりするユーザーのほとんどが、ものを購入したり他の人に送金をしたりする目的ではなくて、投機的な立場からそうしている」と語っています。

     

    ビットコインに投資する

     

    もしあなたが、とくに今日明日ビットコインを使う必要があるわけではなく、「ビットコインでも買おうか」と思っているのなら、それは「投資=お金を増やすため」に考えていることになります。過去一年を見れば成績は二重丸。では今買い時なのか。これからも過去のような上昇が期待できるのか。上の専門家の表現にもあるように、ビットコインの購入が投機的なものである・・という現状に対して、自分はどのような姿勢をとればいいのか。このあたりのことを次回の記事で考察していきたいと思います。

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    電気製品やブランド物を買うならば:CitiのPrice Rewindがすごい

    最近Citiはこのサービスを廃止しました。Citiカードのあまりにも悲しい特典削除

    最近我が家のメインクレジットカードはもっぱらCiti Double Cashになっています。以前から使っているAmexのBlue Cashでは食品とガソリンの支払いをし(GroceryとGasは5%のキャッシュバック。現在はこのベネフィット内容が変更されて加入できませんが)、日本円などドル以外の通貨での買い物はCapitalOneのQuick Silverで外国為替手数料なし+1%のキャッシュバックを取得、その他のものはすべてCiti Double Cashで支払いをし2%のキャッシュバックを得ています。Citi Double CashにはPrice Rewindというプライスプロテクションがあり、最近これを使ってみて大変満足な経験をしたので今回はそれをシェアさせていただきます。これからホリデーショッピングなどをされるとき、案外ハンディーな特典かもしれません。

     

    クレジットカードには様々な特典があることをこれまでにもご紹介しています。

    ベスト クレジットカード - キャッシュバックを最大化するなら

    クレジットカードの知っておきたい特典たち

     

    プライスプロテクションについては詳しくは下記の記事に説明があります。

    買い物してから値段が下がったら – Price Match & Guarantee

     

    娘が貯めたお金で下のカメラを買いました。多くの家庭でもそうでしょうが、我が家ではこのような場合、娘は親に現金を渡し親のクレジットカードで買い物をします。現金やチェックやデビットカードで購入しても何の特典もプロテクションも受けられないので、敢えてクレジットカードで購入するわけです。ある程度オンラインで値段の検索もしてみましたが、今回は敢えて近くのBestBuyで購入してきました。

    その後、Citi Double CashのPrice Rewindサービスに登録をしました。

    登録はすべてオンラインでできます。

    レシートのUploadは多少手間ですが、でも登録はこれだけ。これだけ済ませれば、あとは自分で値段のチェックをする必要はなく、購入日から60日間Citiが自動的に値段チェックをしてくれます。そしてもしも値段が下がったら、自動的に返金してくれます。我が家のケースでは、60日たったところで、支払った価格と期間中の最安値との差が$40.50だったということで、自動的に下のメールが届き、自動的にStatementにクレジットバックされました(小切手での支払いを選択することも可能)。

    実際に支払った価格は$599,99でそのうちの$40,50です。ばかにならないセービングですね、しかも登録さえすれば何もする必要がない・・というのは、かなりのプラスです。ちなみに、この記事を書いている11月の初めの時点でも、そこそこ値段が安いと予想されるCostcoでこの全く同じ製品パッケージが$599,99という我が家の購入価格と同じ額で売っていますので、それを考えると、Citiはよく最安値を見つけました・・とほめてあげたくもなります。

     

    おえておきたいポイント!

    Citi系のクレジットカードならDouble Cashでなくても、このPrice Rewindを利用できます。

    購入後60日以内のプライスドロップが対象になります。登録は購入後すぐから可能です。60日を超えると利用できません。

    ベネフィット除外商品があり、食品や飲み物、薬などの消耗品、車やボートなどモーターがついている乗り物、飛行機やコンサートなどのチケット、宝石(時計は対象内)、コレクションアイテム、オークション対象製品など。

    対照になるもののうちでも、Price Rewindに登録するときに、商品の認識がしっかりとできるように、製品名やブランド、型番などが必要になります。UPCコードがあるものは、それが使えます。商品認識ができ、ある程度値段が大きいもの(あまり値段が高くないものは、値段の降下もそれほど大きくないので)で、値段が下がる確率も高いもの・・となると、おそらく一番利用がふさわしい商品は、電気製品、家電製品、バッグや装飾品などのブランド品でしょう。

    もちろん購入前の値段の比較はやったほうがいいですが、ある程度やったらばとりあえず購入してPrice Rewindに登録するという方法をとることで、とことん最安値を自分で掘り出そうとしなくてもよくなります。

    もちろんギフトで誰かに差し上げるものでもOK。物は手元になくても、プライドロップした金額は戻ってきます。ホリデーショッピングでも強い味方かもしれません。ご参考までに。。

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    Heath Saving Account事情 どれを選ぶか。

    High Deductible健康保険とカップルで使われるHealth Saving Account(HSA)。所得税控除で積み立てられ、医療費に使うならそのまま非課税で使えます。High Deductib leプランは、健康で医療サービスをあまり必要としないなら大きく保険料を削減できるという消費者への魅力と、医療サービスの質と値段の比較検討を消費者に負わせることで保険会社側・企業側の健康保険コストを削減できるという企業側の利点が重なって、ここ何年かで劇的に加入者が増加しました。これにともなって、HSAを利用する資格がある人も増えています。

    まだまだ途上段階

    最近Morningstar社が2017 Health Saving Account Landscape というレポートを発行しました。主要なHSAプランを提供する10社の質について報告しています。HSAプランの質はSpending(積み立てておいて、必要に応じ医療費を支払うための機能)の側面と、Investing(長期的に、投資運用するための機能)の側面というふたつの側面から評価がされています。レポートの総合的な評価結果は、「HSA業界は、まだまだ発展途上であり、料金や提供サービスなどこれから大きく改善されるべき点が残っている」としています。そんな中、低料金で自分のニーズにあったHSAを選ぶことは非常に重要なポイントといえます。

    企業がHigh Deductible健康保険とカップルでHSAを提供していることはしばしばで、企業も毎年いくばくかのお金を雇用者のHSAに積み立ててくれるベネフィットがついてくることもよくあります。この場合は企業が提携しているHSA提供金融機関に、給与天引きの自動に振り込みとなります。ここまでは401(k)と似ていますが、401(k)を利用しようと思えば、企業が提携している金融機関を使うしかないのとは異なり、HSAは自分で好きな金融機関を選ぶことができます。企業が積み立ててくれる金額は企業の選んだHSAに入るでしょうが、そのお金は完全に自分のものなので、A銀行とB銀行のチェッキング口座間でお金をトランスファーするように、C機関とD機関のHSA口座も自由にトランスファーすることができます。よって、雇用主提供のHSAが低料金のニーズにあったものであればいいですが、そうでないなら他を探すということが必要になってきます。

    注)給与天引きでHSAに積み立てる場合は、Social SecurityとMedicareの7.65%がかかりません。いったん給料でもらってから、自分でHSAに積み立てる場合は、すでにSocial SecurityとMedicareが引かれていしまっているので、そのまま支払うことになります。

    探すにあたっては自分のニーズが何なのかを把握するのが一番重要な前提です。ここでは、HSA利用の目的が、1)主に年々かかる医療費を積み立てておいて、そこから必要に応じて使うのを目的する(Spending機能重視)か、2)税優遇のあるプログラムとして長期的に投資運用するのを目的とする(Investing機能重視)かを認識するところから始めます。

    Spending機能重視なら

    HSAはそもそも1)の医療費の積み立て口座であることを念頭につくられています。High Deductible健康保険を持っていると、高額なDeductibleまでは医療費を全額自己負担する必要がありますから、その部分の費用をHSAから支払うという構図です。積立は企業がしてくれたり、自分でしたり、そのコンビネーションであったりしますが、いずれも所得税控除で積み立てられ、医療費のために使うお金は非課税で出すことができます。401(k)やTraditional IRAなどは所得税控除で積立て、使う時は課税対象であり、一方Roth IRAは積み立て時は課税(所得税控除なし)、使う時は非課税というように、ふつうは入り口か出口かどちらかでは課税されるのに、HSAは医療費に使うという条件を満たせば入り口も出口も非課税というダブルのベネフィットがあります。ですので、計画的にHSAに積み立て、年々の医療費はそこから捻出することで大きな節税メリットが得られます。

    High Deductible健康保険をお持ちなら、ぜひHSAを開いて十分な資金をいつでも引き出せるように準備しておくことが、肝要であるとともに得策です。最近のリサーチでは、保険料を節約しようとHigh Deductibleプランを契約したのはいいが、実際、診察を受けたり、診断テストを受けたりしたほうがいいとは思いながらも、Deductibleの支払いが困難なので受診を見送る、先延ばしにする人々が多いという報告がされています。健康というかけがえのないものを犠牲にしなくていいように、Deductibleをカバーする十分な金額をHSAに貯めておきましょう。少なくとも自分のHigh DeductibleプランでかかるDeductibleの上限を常にHSAに貯めておくのが安心です。

    Spending目的でHASを選ぶときは、Account Maintenance Fee(口座維持料)とそれぞれの口座の利子が選択のポイントとなりますが、実際、この低利子時代にはどこも低い利子はほとんど差別化要因にならず、Account Maintence Feeが最重要ポイントといえます。Morningstar社の調査対象10社では、Account Maintence Feeは月々$0から$4.50までの範囲がありました。最も多いのは$2から$3あたりですが、これは月々かかる料金であまりにもったいないので、ぜひ$0のところを選ぶのが当然のことながらベストです。10社のうち$0だったのは以下の3社でした。

    • Alliant Credit Union
    • The HSA Authority
    • Select Account

    他にも$1,000など最低口座残高があればAccount Maintence Feeを免除する機関もありますが、とりあえずSpending目的であれば他に差別化要因もとくにないので、はなから$0のところを選ぶのがよいでしょう。上3社に加えてもう一社、当初からAccount Maintence Feeを課さずに頑張っている金融機関があります。

    • Lake Michigan Credit Union

    Lake Michigan Credit Unionは以前はローカルなCredit Unionであり、その土地の人でないと口座を開けないなどのしばりがありましたが、今はLMCU Anywhereというオンライン機能ができて、全米居住のだれでもオンラインで口座を開けるようになっています。

    下は、HSASearch.comでの比較表です。

    Investing機能重視なら

    一方で、2)の税優遇のあるプログラムとして長期的に投資運用するのを目的である場合は、使い方も選び方も変わってきます。

    とくに、あなたが401(k)は最大限まで積み立てており、IRAもすでに最大まで積み立てているか、あるいは高額所得のためRoth IRAは積み立てられず、またTraditional IRAでも積み立て控除のベネフィットが受けられない層であり、どこかに節税効果のある投資可能性を探しているのなら、HSAはその条件を満たす投資口座になりえます。HSAは前述のように、入り口も出口も所得税がかからないというダブルベネフィットがあり、入ってから出るまでの利回りももちろん非課税で増えます。高所得者層はタックスブラケット(最高税率)が高いため、所得税控除の恩恵をより大きく受けます。401(k)、IRAを超えて税優遇で投資をしたい人には、HSAは個人なら年間$3,400 、家族なら$6,750まで、55歳以上の場合は、個人なら $4,400 、家族なら$7,750まで(2017年現在)、さらに税優遇枠を拡大してくれる効果があるわけです。また、HSAは401(k)やTraditional IRAのようにRequired Minimum Distribution(RMD) の設定がありません。RMDは70歳半になったら(2019年末SECURE ACTにて72歳に変更)、必要と必要ないとに関わらず最低限の引き出しをすることを強要されるルールです。これは、リタイヤメント資金が潤沢な富裕層には、必要ないのに資金を引き出して課税されるという煩わしいルールです。HSAはRMDの設定なしで、ずっとそのまま投資し続けられるという特典があります。

    HAS資金を引き出して老後に使う場合も、医療費に使うなら非課税で使えます。医療目的の中には、受けた医療サービス料だけではなく、眼鏡、コンタクトレンズ、デンタルケア、補聴器、処方箋、フィジカルセラピー、車いすなどの器具、ナーシングケアや介護費用、ひいては介護目的の自宅の改装費なども認められるので、実際、所得税非課税で資金を引き出すことはそれほど難しくないでしょう。65歳を超えてからの引き出しは、たとえ医療費目的でなくともペナルティ(65歳前なら20%)なしで行えます。ただし、所得税はかかりますが、たとえかかっても、現役時代と比べて低所得になっていれば低所得税となります。

    注)連邦所得税は非課税でも、州によっては州の所得税がかかる場合があります。

     投資目的でHSAを選ぶときは、ふだんこのブログでもお勧めしている、販売手数料なしで(ノーロードで)買えるVanguardなどの低手数料のインデックスファンドが提供されているかがキーになってくると思います。そこでお勧めは、以下の2社。

    • Select Account
    • The HSA Authority

    多くの金融機関が、投資運用をする場合には、Annual Investment Fees(年間の投資口座手数料)として数十ドル課すのがふつうです。Bank of AmericaはこのFeeがありませんが、その代わりしばらく前まであったVanguardファンドは提供中止され、残ったファンドの投資手数料は非常に高めなのでバツとします。

    SelectAccountは、Annual Investment Feesは$18で、下記の低手数料Vanguardのターゲットリタイヤメントファンドを提供しています。自分のターゲット年を選べば1ファンドで投資が終わるので、便利だと思います。

    The HSA Authorityは、Annual Investment Feesが$36で、下記のVanguardのバランスファンド(株式と債券がすでにミックスされたファンド。ターゲットデイトファンドのように、時間が経つにつれ、比率が自動調整されず固定比率です)を提供しています。これもファンド一つで投資が終わります(ただし、時間経過による比率調整は必要)。

    Spending + Investingなら

    本来は1)の医療費の積み立て・引き出し口座を持つことを第一の目的としつつも、年々積み立てているので、だんだんと余剰金が貯まってくるということもあるでしょう。実際、コンスタントに上限額に近い額を積み立てていれば、病気をあまりせず医療費がかからなかった場合、口座残高は着実に増えていくでしょう。この場合は、Spending用のチェッキング口座に全額入れておくのはもったいないので、年間のHigh Deductible額の1~2倍はチェッキングに残しておいて、残りはInvestingに回すのが理にかないます。

    最初から、投資運用も念頭に置くなら、Spending、Investingともに評価の良いSelectAccountやThe HSA Authorityを選ぶのがよいでしょう。あるいはとりあえずSpending重視でAlliant Credit UnionやLake Michigan Credit Unionで始めておいて、投資運用をしたくなったときに、SelectAccountやThe HSA Authorityにトランスファーすることもできます。

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    Equifaxの個人情報流出事件について

    Equifaxは、Experian、TransUnionと並んで、個人のクレジットヒストリー情報を収集し管理している会社ですが、今回個人情報を保存しているシステムがハッキングされ、アメリカ消費者の1億4300万人の情報が盗まれました。情報流出が起こったのは5月半ばから7月までの期間。個人の姓名、ソーシャルセキュリティ番号、生年月日、住所、運転免許所番号などが盗まれたとしています。また、21万人あまりのクレジットカード番号、18万人あまりのクレジット異議申し立て資料が盗まれ、そのうえイギリスとカナダの消費者も一部が影響を受けています。

    どうすればいいか?

    アメリカ消費者のほぼ半分近くに影響が及んでいる今回の事件。おそらくこのブログをお読みになっている方の中にも影響を受けている人が多いと思われます。

    まずは下のサイトで、自分の個人情報が影響を受けたかどうかをチェックしてみます。

    www.equifaxsecurity2017.com

    Potential Impactというリンクをクリックします。自分のラストネームとソーシャルセキリティ番号の最後の6ケタを入力して調べますが、これはご自宅の暗号されたWifi環境で行うのが良いでしょう。ソーシャルセキュリティ番号の6ケタというのはかなりの情報ですから、情報流出の2次災害につながらないよう、Public Wifiなどでは行わないようにするのがよいでしょう。

    結果は2種類で、情報流出の影響があったと思われるか、影響はないかの答えが出てきます。

    影響があった場合:

    影響がなかった場合:

     

    影響を受けたにせよ、受けないにせよ、現在EquifaxはクレジットモニタリングサービスであるTrustedID Premiereというサービスを無料で提供しています。
    TrustedID Premierは現在のところ、1年間無料となっており、無料サービスの申し込みは2017年の11月21日まで受け付けとなっています。サービス内容は、
    • Equifaxのクレジットレポート提供
    • EquifaxのクレジットレポートにCredit Freezeをかける(適宜必要に応じ、Freeze/Unfreezeがオンラインで操作可能)
    • Equifax、,Experian、TransUnionの3社のクレジットヒストリーに対するアクティビティのモニタリング
    • インターネット上でのソーシャルセキュリティ番号の不正使用モニタリング
    • $1ミリオンまでのID Theft保険
    です。

     

    そもそも流出を起こすような信頼性の低い会社から提供されているサービスを受けるのはどうかと思うとか、サービスを受けるのには、申し込みフォームに個人情報を入力する必要があり情報管理について危惧されるという意見もあります。賛否両論があるとは思いますが、もしあなたの個人情報が流出の影響を受けたのなら情報はすでに盗まれてしまっているわけで、この申し込みによる再度の情報流出の可能性の大きさと、提供されるクレジットモニタリングによる不正活動のキャッチというベネフィットを比較した場合、私個人的には後者のベネフィットのほうが大きいのではないかと思います。悪い言い方をすれば、Nothing more to loseということでしょうか。
     

    情報流出のニュースが流れてから数日間は、このTrustedID Premiereのフリーサービスに申し込むとき同意を求められる契約のなかに、「サービス契約者は、サイバーセキュリティ関係(今回の情報流出含む)について、訴訟を起こす(集団訴訟含む)権利を失うことに同意する」という意味の条項がありました。今回の個人情報流出やその被害に対し、Equifaxを法的に訴える権利を棄権するということです。
    この点は大きな非難の対象になり、Equifaxは2017年9月8日この条項を取り除きました。よって今は、TrustedID Premiereのフリーサービスに申し込んでも、集団訴訟に参加する権利はあります。また、もし9月8日以前に申し込んだ場合でも、集団訴訟の権利は守られるとEquifaxのホームページで発表されています。
     

    申し込みに当たっては、Equifaxのサイトにある「Enroll」というリンクから行います。不正なサイトではなくTrusted Premier website (trustedidpremier.com)のサイトであり、ブラウザのアドレスバーには、緑のSecure lockがついていることを確認しましょう。

    TrustedID Premiereだけでは心もとないという場合は、LifeLockなどの他のサードバーティのモニタリングサービスも考慮するとよいでしょう。

    その他すべきこと

    Equifaxだけでなく、他2つのクレジットヒストリー会社のクレジット情報にも、Credit Freezeか、少なくともFraud Alertを掛けるとよいと思います。個人情報を得た不正使用者は、簡単に個人になりすましてローン口座を開いたり、クレジットカードをつくったりできますが、このとき、ローン会社やクレジットカード会社が、3つある会社のうちどこにクレジットヒストリー照会(インクワイアリ)を行うかは、個人消費者にはわかりません。よって、3つすべてのヒストリ会社に対して、Credit Freezeをかけ、インクワイアリを一切受け付けない状態にしておくのが最も安全です。Credit Freezeは州によってはお金がかかります。また本当に本人がローンやカードを申し込みたいときにも、インクワイアリが受け付けられないという状況にもなりますが、その場合は、Unfreezeの手続きをすれば大丈夫です。Unfreezeには時間と手間と(場合によっては)費用がかかりますが、この際多少の不便はあっても、被害を防ぐ方が優先かと思います。どうしてもFreezeはtoo muchだという場合には、Fraud Alertといって、不正使用の可能性があった場合に事後報告してくれるサービスもあります。

    クレジットレポートを守る - Fraud Alert と Credit Freeze

     

    また、 annualcreditreport.com などの無料のクレジットレポートチェックサービスや必要に応じ有料サービスを使ってでも、クレジットレポートをチェックするのも必要です。レポートの内容は必ずしもリアルタイムでないこともあるので、Credit Freezeを掛けるタイミング以前に不正使用があってもまだレポートに掲載されていないものもあるかもしれません。ある程度の期間はチェックを続けるのが好ましいでしょう。

    あなたのクレジット レポートは大丈夫? - 定期チェックの必要性

     

    また、すでに開いてあるクレジットカード口座や銀行口座などの活動はクレジットヒストリーには載ってきません(クレジットヒストリーのチェックで確認できるのは新規開設のみです)。クレジットカードやデビットカードなど、既存口座の不正使用は、それぞれのオンラインサイトなどでモニターするより手がありません。クレジットカード会社や銀行が提供している、不正の可能性が高いアクティビティや一定額以上の取引に対してアラートをしてくれるサービスをONにして、不正使用があったときにはすばやく見つけられる体制をとりましょう。不正使用があっても、全額すぐに自分の負担とはならないように消費者を保護する法律がありますから、過度に心配する必要はありません。

    ID 詐欺:申し込んでいないカードが送られてきた!

     

    最近ではタックスリターンを本人になりすまして行い、リファンドマネーを着服するという詐欺も非常に増えています。ソーシャルセキュリティや住所が盗まれていますので、この詐欺に使われる可能性も高くなります。タックスリターンはなるべく早めにするに越したことはないかと思います。

    自分のタックスリターンを他人が盗んだ?

     

    また消費者の不安な気持ちを利用して、Eメールや電話を使って、サービスやヘルプを受けるために個人情報を盗もうとするフィッシング詐欺などや悪質ないたずらの可能性が高まります。メールのリンクをクリックしてウィルスに感染されたり、個人情報を提供したりすることのないよう気をつけましょう。今回はひとりの個人について多くの情報が同時に盗まれたため、それらの情報をうまく盛り込んだメールなり電話なりを仕掛け、いかにも消費者の味方という立場をかもしだしながら、さらに個人情報を提供するよう呼び掛けたり、高価なサービスや商品を売ったり、お金を出させたりということが簡単にできるようになります。銀行や金融会社、政府機関やその他のサービスプロバイダーを装って、コンタクトしてくる可能性もありますから、簡単に信用してしまわないよう気をつけるのが肝要でしょう。

    やるだけやったら、あとは心配しても仕方がないので、過度に心配せずに暮らすことにいたしましょう!
     

     

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    外貨での買い物 – 外貨で払う?ドルで払う? 

    たとえば旅行に出かけました。クレジットカードでおみやげを買ったお店で、あるいはコーヒーを飲んだホテルのカフェで、クレジットカードで支払いをしました。と、現れるふたつのオプション。(たとえばヨーロッパの国なら)“ユーロで払いますか? ドルで払いますか?”と聞かれ、値札はユーロでついているけれども、ドルで支払うなら親切にもいくらになりますというドル価格表示までしてあります。さて、どちらを選ぶか。この場合、ほぼ間違いなく100%、ユーロ(あるいは現地のローカル通貨)で払うほうがベターです。

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    車関連で最大のコストって何?

    車選びには、購入するときに支払金額がいくらかだけでなくトータルコストを考える必要があるということは、お聞きになったことがあるでしょう。燃費などは割とよく考え付く要素で、多くの人が注意しますね。あとはもちろん車の信頼性も大事で、故障して修理費がかからないか、メンテナンス費用はどのくらいかかるかも考えます。それから保険料。これも毎年かかるもので、とくにカリフォルニアなど保険料が高い州では、ばかにならない費用です。ですが、トータルコストのなかで、一番大きな比率を占めるのはこれらのどれでもありません。その隠された費用に目を留めないことは実は知らず知らずの浪費にもなりかねません。反対にその隠された費用に目を止めると、賢い車購入も可能になります。今日はそのお話しです。

    ・・ということで、車保有に関する最大のコスト、それはDepreciationです。日本語では訳しにくい言葉ですが、減価とでもいいましょうか。ただ、持っているだけで時がたつに従って価値が減少していくことです。

    日本は新型モデルとか新品とかに対する意識が高いので、日本での車の減価は非常に激しいですね。日本ではマンションなども同じで、土地は高騰しますが、建物は減価していくのが普通です。アメリカはちょっと違って、建物も古くなっても値段が上がっていくのは、アメリカではじめて家を買ったときにびっくりしたことでした。ただ、車の場合は相当な希少価値のあるアンティーク車でない限り、いくら高級車でも値段が上がるということはありません。アメリカでは、日本ほど急激ではありませんが、車の減価は着々と進みます。

     

    ディーラーの敷地から道路に出ると・・・

    以前、中国人のお友達が、GMCのYukonというSUVの、その中でもハイエンドモデルを買いました。ところが、買って3か月して半永久的に中国に帰ることになり、車を売らなくてはならなくなりました。私に買わないかといいますが、私にはなんといってもあまりに大きすぎるSUV。他に買う人もあわられず、彼女は自分が新車購入したディーラーに売らざるを得なくなりました。ディーラーが提示した価格は、彼女が3か月前に払った額の約$10,000少ない額でした。彼女はとても怒っていたけれど、でもこれはディーラーが悪徳だったわけでもなく、哀しいかな世の事実です。

    車は購入してディーラーのパーキングロットから出た瞬間に減価が始まります。減価はどのメーカーのどの車にでも同じように起こることですが、減価のスピードはそれぞれ大きく異なります。たとえば、GMCのYukonの場合。。。

    最初の一年で、$12,811減価します。事故もなく、大きな傷もつけず、普通に使っていてもこれだけ減価します。上のお友達の場合、3か月乗っただけで$10,000はちょっとかわいそうな気がしますが、ただ最初の一年のうちでも最初の数か月が一番減価スピードが速いことを考えるとあながちウソでもないだろうとも思います。ディーラーの敷地から道路に出た瞬間に$1,000くらい下がる感じでしょうか・・・。

    上の表で見てみて、5年間の合計減価額は$27,100。トータルコストの$61,817の43%に及びます。

     

    減価のスピード

    減価のスピードは車によって大きく異なります。たとえば、まったく適当に何台か選んでつくってみた表が下記です(データはedmunds.comより)。

    GMC Yukon 、Volvo S60は1年目のドロップが激しいです。新車で買って数年乗って売るとなると、一番Ownership Costが高い時に乗って売る、つまり高く買って安く売るというようなことになります。

    減価のスピードが速いからといって必ずしも悪い車、すぐ壊れる車ということではありません。たとえばVolvo S60はパフォーマンス、安全性、信頼性の上でもかなり高いレイティングを誇っている車です。減価のスピードは、その市場での人気度、中古車の需要と供給、新型モデルのメーカー側戦略などにも影響されます。よって、クオリティの高い車を新車でなくてよいのでお得な価格で買ってなるべく長く乗りたいなどという場合には、たとえばVolve S60のような車を1年落ち中古で買うというのは賢い選択だと思います。

    GMC Yukonは一年目のドロップが非常に激しいですが、その後の4年間は他の車より低い減価率で安定しています。このような車は、新車で買うのはできる限り避け、2年目で買うのが鉄則とも言えます。

    反対に言えば、GMC YukonやVolvo S60のような車をもし新車で買うなら、数年乗って売るなどということは最初から排除して、なるべく長く乗りつぶすほうが賢いとも言えます。

    1、2年落ちの中古車はCar BuyingのSweet Spotとも呼ばれ、減価がある程度緩やかになった後だが、まだメーカーWarrantyが生きていたり、あるいはCertified Preowned Carとして新たなベネフィットがついていたりする状態で購入できます。

    長く乗れる車となると下記のような車があがっています(iSeeCarsより)。

     

    一方で、減価が緩やかな車、たとえば上の線グラフでのAcura MDXやMazda 3などは、数年新車で乗って、比較的高い値段で売り、乗り換えるというのも問題ない車です。iSeeCarsの調べでは、新車で買うのに向いている車というのは下記のとおりです。Nissan Frontierの一年めの減価率に上のEdmundsのデータとちょっとかい離がありますが、別データソースということでご理解ください。。

    ちなみに、Luxury Carと呼ばれる高級車はだいたい概して減価スピードが顕著です。Cadillac, Lincoln, Mercedes-Benz, Jaguarなどです。また、同じ車の種類の中でもアップグレードパッケージの型のほうが早く減価します。よって高級車に乗りたいという方は、リースのほうが理に適う場合が多いかと思います。購入かリースかはこちらに比較があります

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    旅先での両替 クレジットとデビットの使い分け

    日本に一時帰国したとき、あるいはどこか他の国に出かけるときに、必要な両替はどうされていますか?日本円ならある程度手持ち現金を用意されていたり、あるいは日本の銀行口座をそのまま置いているという方もいらっしゃるでしょう。旅行でそれ以外の国行くときは、両替が必要になりますが、今回は、現地で物やサービスに対して行う支払いや、あるいはちょこちょこと必要になる現金について、どのようにクレジットカードとデビットカードを使い分けるのが良いのかについて調べてみました。

     

    空港は両替のワーストプレイス

     

    空港での両替が、最も為替レートが悪いといわれています。目的地に着いたら、すぐにタクシーに乗ったりバスに乗ったりで、現金を少しは持っておきたいという、旅行者のラストミニットのニーズを満たすために便利な空港での両替所ですが、だからこそ割高のサービスになっています。大きな額の両替はやめておきましょう。比較的小さな額の両替ならば、割り切ってこのサービスを使うのもありかとは思います。

    では、その他の両替はどこで行うのが良いかについて考えてみましょう。

     

    買い物はクレジットで

     

    基本的に買い物や飲食などでクレジットカードが使える場所では、カード払いがお勧めです。為替レートも銀行のWhole Saleのレートにより近いものとなり、空港での悪いレートよりずっと好条件になります。カード払いをする場合、店先で、ドル払いか現地通貨払いかを選択するチャンスが与えられることがありますが、これは必ず現地通貨払いを選びます(外貨での買い物 – 外貨で払う?ドルで払う?)。現地通貨での代価は、クレジットカード会社が為替換算してカードの口座にチャージするわけですが、このときForeign Transaction Feeといって、買い物価格の数パーセントを徴収するカード会社があります。よって、できるだけこのFeeを課さない会社を選ぶのが基本です。

    いくつかForeign Transaction Feeを課さないカードはありますが、私のお勧めはCapital One® Quicksilver® Cash Rewards Credit Cardです。Annual Feeもなく、キャッシュバックのポイントもかなり効率よく貯まっていくカードです。

    このように、ショッピングや飲食にはForeign Transaction Feeなし・ポイントも貯まるリワードクレジットカードを使うのが最もよい選択ですが、現金が必要な時はどうでしょう。この場合、クレジットカードでCash Advanceする方法はお勧めしません。たとえForeign Transaction Feeがなくても、Cash Advanceの場合、3%~5%のCash Advance Feeという手数料がかかったり、そうでなくとも高額の利子がかかります。たとえば、今お勧めしたCapital Oneでさえ、Cash Advance Feeはないものの、下記の通り利子がかかります。

    ショッピングなど購買に対してはグレースピリオドの25日間は利子がありません。毎月全額支払いしていれば、利子はゼロです。一方で、Cash Advanceは、引き出した時点から23.74%という、普通ならばもっともクレジットスコアが悪いカテゴリーの人に適応されるレベルの高額の利子が、使ったその日からかかります。

    では現金が必要なときはどうしましょう。

     

    現金を引き出すのはデビットで

     

    現金は基本的にデビットカードでATMから降ろすというのがよいようです。自分のお金を引き出すわけなので利子はかかりません(赤字でない限り)。このときかかる手数料にはいくつかあります:1)口座を持っているアメリカ銀行のATM引き出し手数料、2)実際にお金を降ろす海外の銀行のATM利用手数料、3)口座を持っているアメリカ銀行が課すForeign Transaction Fee、4)VisaやMasterのカードネットワークが課す手数料です。

    1)についてはアメリカ銀行の属する提携ネットワークATMであれば、通常手数料はかかりません。2)については、アメリカ側の銀行のコントロールの範囲外なので、必ずといっていいほどかかりますが、かかった手数料分をあとでアメリカ銀行がクレジットバックしてくれるところがあります。3)はそれぞれのアメリカ銀行側のポリシーによります。4)はクレジットカードやデビットカードについているブランドネットワークであるVisaやMasterが課すもので、通常1%です。必ずかかるかというとそうではないようなのですが、どういう場合にかかるのか明記されているところがなく、よくわかりません。

    私のお勧めはここでもCapital Oneの360Checking Accountです。Capital Oneはクレジットだろうかデビットだろうが3)のForeign Transaction Feeは一切なし。チェッキング口座では1)のATM引き出し手数料も、全国・海外でも無料です。しかしながら4)の手数料の可能性はあるようで、「MasterCardが1%の手数料を課すこともある」と書いてあります。また、2)に対しては各銀行が課すもので、自己負担です。Capital Oneはこの料金のクレジットバックはしていません。これは、ATMで実際引き出し手続きを始めないと、いくらなのかはわかりません。表示されたら確認し、あまりに高額なら他のATMを使うことも考えるとよいでしょう。

     

    まとめると、エマージェンシー的な少額現金は空港の両替で、海外での買い物はForeign Transaction Feeなしのクレジットカードで、海外で現金が必要な場合はForeign Transaction FeeのなくATM FeeなどもないATMカードで・・というのが一番よいようです。

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    あなただけ高い値段払っていたら?

    同じものでも値段が違う・・・と聞いてどう思います?たとえば、ホテルのルームサービスのミネラルオォーター1ボトルとスーパーで買う1ボトル、値段はずいぶんと違いますね。それは納得行きますか?この前私がPapaJohnsのピザをオンラインでオーダーしました。息子が大学に通っている街の情報がPCのCookieで残っていたようでそのままオーダーしようとして、あ~だめだ、住所が違う・・と思い、自分の街の住所に変更したら、ピザー2枚、チーズスティック1パックのオーダー全体の値段が、5ドル弱高くなりました。あら場所で違うんだ、Papa Johnsの値段! 学生街と大人の住宅街の違い? これも納得行きますか? じゃあ、同じホテルの同じ日に泊まる部屋。Expediaで探しました。PCで検索するのと、Macで検索するので$40も値段が違います。これは? ちょっと納得できないでしょう。。

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    子どもに教えたいお金のこと - $1を大事に使う

    息子がミドルスクールの確か8年生になったときだったでしょうか、その頃はじめた「子どもに教えておきたいお金のこと」シリーズ。ショッピング編、バジェット編、クレジット編、クレジットカードを与える編と進んできました。その息子も去年の秋から大学生になり、それなりにいろいろ工夫して生活しているようです。今回は、その大学生の息子の新生活のお話。よく吟味して物を買いましたが、それが壊れたとき、さてどうするかというお話です。

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    賢い消費者になりたい – 操作されない消費(2)

    前回は、デパートの「正規価格」のつり上げ操作に話の端を発して、価格と価値の違い、顧客の認知価値を引き上げようと企業はさまざまなマーケティングを仕掛けてくることなどを考えてみました。衝動買いはもとより、後で「買わなければよかった」「買わなくてもよかった」と思うような買い物を防ぐためには、日ごろから自分の価値基準を磨いておくことと、企業のマーケティングによって無意識のうちに認知価値が上がった可能性はないかをチェックすることが役に立つという話で終わりました。今回は、では実際どう取り組めばいいのか考えてみましょう。

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    賢い消費者になりたい – 操作されない消費(1)

    2016年末にロサンゼルス市がJCPenney、 Kohl’s,、Macy’s とSearsの4デパートを告訴しました。正規価格(Original Price)を意図的に釣り上げ、そこから割引いた値段をバーゲンプライスとして提示することで、消費者に誤解をさせたというのが理由です。本当は存在しない「正規価格」を設定することで、大きく割り引いた値段を提示し、消費者にウソのお得感を持たせ誤解を招いたという内容です。

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    とにかく安く買いたい航空券!

    最近では航空会社の利益状態が前より改善して、チケットの値段も少し緩和されているように感じていますが、ただ、毎日、毎時間、毎分、株価のように(しかも大幅に)変化する値段は相変わらずで、いかに安く買うかのテクニックを心得ているか心得ていないかで、最終的に払う値段に大きな差が現れることは頻繁です。

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    カリフォルニアに愛想をつかす人々

    ぬけるような青い空に緑のパームツリー。太陽がさんさんと降り注ぐビーチにゴージャスなコーストライン。なんとも開放的な空気に無限のレジャースポット。一年中Tシャツと短パン、サングラスの生活。どこの国の食べ物だろうがすぐ手に入る環境。確かにカリフォルニアはいいところです。でも、最近そんなカリフォルニを後に他州に移住する人が増えています。CoreLogicの調べによると、他州からカリフォルニアにやってきて家を買う世帯の3倍の数の世帯がカリフォルニアの家を売って他州に出ていくのだそうです。

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    トランプ大統領で家計はどうなる?

    選挙が終わるなり、反トランプのデモが行われる今回の大統領選。政治の経験がない大統領のもと、このアメリカはどうなっていくのか不安になる人がいるのも当然のことでしょう。主人が勤める州立大学では、“今回の選挙の結果で大きなストレスを感じている学生がたくさんいるので、もし宿題などの期限延長願いが出された場合は、柔軟に対応するように”と教務部から通達メールが流れたそうです。マクロ経済がどうなっていくかは想像の範囲を超えていますが、とりあえず今日は、トランプ案が家計に与える影響を、とくに税金部分に的をしぼって、まとめてみます。

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    ファイナンシャルプラニングってどう役立つ?

    ファイナンシャルプラニングがどのようにお役にたつのかを今日はご紹介してみます。ファイナンシャルプラニングと一言にいっても、その単語の使われ方はさまざまです。投資するものを決めたり、保険商品を買ったりなど、ひとつのアクションをとってファイナンシャルプラニングをした・・と表現する場合もあるでしょう。Smart & Responsibleのお手伝いするファイナンシャルプラニングは、個々人、あるいは個々のご家庭の、月々の収支、お持ちの現金、資産、リタイヤメント口座、学資口座、その他の投資、持ち家、不動産投資、その他の資産、モーゲージやその他のローン、持っていらっしゃる保険各種の内容と補償、いざというときの対応策、将来どのようなお金が必要になるか、払っている税金、節税方法など、パーソナルファイナンスに関わる全体的な情報を総合的に考え合わせ、診断・計画をするものです。それぞれの要素は独立ではなく、相互に関わりあっているので、ひとつを最適化すればよいということではなく、長期的にみて全体的にバランスのとれた解を探していきます。

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    留まることのない消費と負債のはなし

    ちょっと考えると不思議な話ですが、アメリカでは、給料が高い人ほど負債が多いという傾向がみられます。給料が高ければそれだけ月々の収入からカバーできる費用も多く、その分負債など抱えなくても生活できるうえ、たとえ負債があっても早く返済がすすんでDebt Freeになれるはず・・・というのがなんとなく自然なロジックですが、それがその反対だというのです。お金がなくて生活に困るから借りるというよりは、お金があっても必要なものは無限にあり、それを満たすためには借り続けなければならいという、アメリカの消費社会が見え隠れします。

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    ID 詐欺:申し込んでいないカードが送られてきた!

    Amazon ChaseVisaのクレジットカードが送られてきました。申し込んだ覚えがないのに。もともとおっちょこちょいの私ですが、最近、トシのせいか、何かを取りに2階に上がって、つい他のことをして下に戻ってきて、「あれ、今何しに行ったんだっけ?」ということが増え、いかんいかんと思っていた矢先だったので、もしかして自分で申し込んだのに、それを忘れたか!とも思ってみましたが、いやいや、いくらなんでもクレジットカード。申し込みをして忘れるなんて、そこまでひどいボケはまだ早すぎるでしょう・・・と自分を励ましつつ・・・。

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    Amazonのレビューって信じられる?

    オンラインサイトのレビューはよく読みますか? 私はYelpとかAmazonとかトラベル予約サイトのレビューをよく参考にします。ただ、これらのレビューの中には、そのお店なりビジネスなりのある程度の操作が入っていることは多いもの。非常によいレビューに惹かれて購入してみたところ、実際使ってみたら「アレ、それほどよくもない」という体験もしたことがあります。レビューはせっかくのリソースだからぜひ参考にしたいもの、でも同時にフェイクレビューに惑わされるのは残念です。賢い購買選択のために賢いレビューの使い方ってあるのでしょうか?今回はAmazon.comのレビューに焦点を当てて調べてみます。

     

    レビューのスター統計をみる

    まずは、5スター特典の統計の分布を見てみましょう。相当すばらしいか、相当ひどいかの両極端でない限り、ある程度統計はそれらしい分布を見せるのが自然でず。それらしい分布というのは随分とあいまいな言い方ではありますが、とにもかくにも、あまりに白黒はっきりした分布を見た場合は、もしかしたら人工的に操作されているのはないかと疑ってかかったほうがよいかもしれないということです。

    実際、Amazonで出展されているふたつのアイテムを比較してみましょう。ひとつは、Duffle Bag。もうひとつはWhite Bean Extractです。前者は、私の友人の会社で、この会社はレビューを操作するためのマーケティング活動は一切していないので、レビューはすべて顧客が自らしている正当なものです。後者は適当にピックしたアイテムで、レビューが正当かどうかは知りません。

    nexbag amazon white bean amazon

     

    これらふたつのアイテムの統計分布は以下の通り。。
    nexbag distribution

    white bean distribution

    確かな根拠はありませんが、上はなんとなく信頼できそうな感じがしませんか?下は、ちょっとばかり人工的なにおいがしてきます。これはとりあえず判断のスタート地点ということにしましょう。

     

    Amazon Verified Purchaseのレビューかどうか

    レビューをした人のログインネームの下にVerified Purchaseと記載があれば、その人はそのアイテムをAmazonで購入した顧客であることを意味しています。レビューを書くときに、Amazonでそのアイテムを購入したひとにしか、Verified Purchaserである旨選択するチェックボックスが表示されません。実際に購入した人がレビューを書いているということは、実際購入もしないのにセラーの依頼を受けてレビューを書いただけではないということになり、客観的なレビューである確率が高いといえます。

    ただ、Verified Purchaseでないということは、実際にそのアイテムを使ってのレビューではないとは必ずしも決定はできません。Amazonではない他のサイトやお店で購入したのかもしれないからです。さらに、本当はAmazonで購入したひとであっても、レビューを書くときにVerified Purchaseのチェックボックスをチェックし忘れるひともいるかもしれません。

    あくまで、数値的にAmazon Verified Purchaseのレビューが多いほうが、全体的なレビュー統計の信憑性が高いと推測されることと、ひとつつひとつのレビューも実際にアイテムを使用しての内容である可能性が高いといえるということです。

    Verified Purchaseをクリックしてみるとそれぞれ、レビューの全体のうちVerified Purchaseのものだけがリストされます。Duffle Bagのほうは、全140のレビューのうち、138(99%)がVerified Purchaseでした。一方で、White Bean Extractのほうは、522中483(93%)がVerified Purchaseでした。数字的にはどちらもVerified Purchaseのパーセンテージが高いといえますが、ただ後者のほうがもしかしたら操作がはいっている可能性もあるかもしれないことが読み取れます。

     

    Verified Purchaseなら信じられるか

    ところが、Verified Purchaseであってもセラーの操作が入っている可能性はないとはいえません。たとえば、セラーがレビュー集めのプロモーションのために、実質上大きなディスカウントで(ときにはフリーで)アイテムを“販売”することで、短期間で好意的なレビューを集めることもできます。これに対応するために、本年頭に、AmazonはこのようなPurchaseはレビューとしてカウントしないことを発表しました。どの程度のディスカウントであればカウントしないかは公表されていないようですが、限度は50%くらいではないかという推測が多いようです。ですので、50%以上のディスカウントで売られたものはVerified Purchaseとしてカウントしないが、でもそれ以下ならされるということであるので、完全のこの操作の問題が解消されるわけではないでしょう。また、ディスカウントの代わりにギフトカードやPayPalリファンドなどを出すことでも、実質上のディスカウント相当の見返りを出すことができるので、やはりこの問題は軽減されるものの残るのではないかと思われます。

     

    レビューの日付のちらばりを見てみる

    つぎに、レビューの日付を見てみましょう。セラーがプロモーションやマーケティング活動を通してレビューを集めるのは、ある一定期間に集中することが多い(とくに商品を売り出した初期フェーズに多い)ので、レビューの日付に偏りがないかを見ることも大切です。

    たとえば上のDuffle Bagの場合は、2015年1月に初めてのレビューが記載され、その後、月々レビューの多い月少ない月の変化はあるものの、かなりまんべんなくレビューが掲載し続けられています。これに対しWhite Bean Extractのほうは、同じ2015年1月に初めてのレビューが記載されて、その後3ヵ月経った2015年4月には85件のレビューが追加され、翌月5月には46件のレビューが追加されていますが、今度直近の2016年3月は5件、2016年4月は7件という数字です。ちょっと不自然だと思いませんか?

     

    同じセラーの他のアイテムはいかに

    そのセラーの他のアイテムも見てみましょう。スターの統計や分布に似たようなパターンが見られたら、要注意です。どんなによいセラーでも、どのアイテムでも「すばらしい」レビューを得ることはなかなか難しいはず。トップセラーの商品もあれば、そうでない評価が今一歩の商品があるのがビジネスの常です。たとえば、White Bean Extractのセラーの場合、多くの商品でスターの分布の同じようなパターンが見られました。プロモーションなどの操作でそうなっている確率は高いといえましょう。

     white bean other items

    2~4スターのレビューを読む

    セラーの操作が入っている可能性が高いのは5スターと、その逆の1スター(競合相手のネガティブレビューである可能性)であると思われます。真ん中の2~4スターは比較的操作が入っている可能性が低いかと思われ、このあたりのレビューをじっくり読んでみるのは意味があることかもしれません。どういう点がプラスと評価されているのか、どういう点がマイナスだと評価されているのかを自分なりに吟味してみることです。

     

    こんなサイトも

    最後にFakespotというサイトをご紹介しましょう。このサイトは各サイトのレビューを分析して、信憑性についてグレードづけをしています。

    たとえば、Duffle BagのURLを入れてみると。。
    nexbag fakespot

    White Bean ExtractのURLでは。。

    white bean fakespot

    ということでした。。

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    お金を貯めるコツー感情と理性

    私たちは消費社会に生きています。アメリカ経済は、金融会社がお金を貸し出して、そのお金を使って消費者がどんどん消費することで成り立っています。クレジットが大衆化する以前は、ないお金はなかなか使えなかったので、消費の範囲もおのずと限度がありました。そのころは、お金がたまらなければ消費ができないだけのことでした。クレジット時代の最近では、もちろんクレジットには限度があるものの、その限度が消費者が責任をもって扱える範囲を超えて広がることも多く、お金がたまらないだけではなく本来なら理にかなわない負債を追うことにもつながっています。お金がたまるかたまらないか、理にかなわない負債をおうことにならないか、この決め手は日常の消費行動にあるようです。そしてその行動をしている自分のタイプを知ることが、マネーマネジメントの第一歩らしいということ・・・今日はそんな話。。

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    自分のタックスリターンを他人が盗んだ?

    今年のことです。春先に、主人の同僚が2015年度のタックスリターンをファイルしようとしました。すると、「あなたのタックスリターンはすでに終わっていますから、受け付けることはできません」というエラーメッセージが届いたそうです。知らないうちに誰かが自分のタックスリターンをファイルしており、リファンドマネーもすでに支払われていたそうです。結局、詐欺ということがわかり、その旨の手続きをしたそうですが、リファンドを受けるまでには不必要に長い時間がかかることになりました。

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    ロイヤスカスタマーになると損するVerizon!

    のインターネットサービスが、これまで$59だったのに、最近は$79もチャージされていることに気が付きました。毎月、クレジットカードのステイトメントはさっと目を通し、変なチャージがないかはチェックしているはずが、なぜかこの増えた額に気づかず数か月。もともとVerizonは今までもいろいろと問題があり、大嫌いな会社なのですが、いかんせん私の住む地域では光ファイバーサービスとなるとどうしてもVerizonのFiosになってしまうという背景があり、仕方がなく使っています。値上がりに気づかなかった私の失敗だったわけですが、今回は、毎回支出項目をちゃんとチェックすることに大切さの話です。

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    買い物してから値段が下がったら – Price Match & Guarantee

    たとえば洗濯機。新しいのが必要になり、スペックを決めてからオンラインで値段を検索し、信頼できそうなお店からなるべく安く購入しました。ところが、2週間後に他のお店でなんと100ドルも安く売られているのを見つけました。。悔しいですね。製品サイクルがどんどん早くなり、同時にオンラインで値段が簡単に検索できる時代。一生懸命、値段を比較して購入しても、もっと安い値段があとから見つかることは珍しくありません。ここで悔しい思いをしないで済む方法が、店舗の提供しているPrice Matchとクレジットカード会社が提供しているPrice Guaranteeというサービスを使うことです。これらをうまく使えば、購入する前だけでなく購入してからも、「賢いショッピング」が続くことになり、一定期間に値段が下がっても返金を受けることができるというわけ。

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    2015年Consumer Reports Naughty & Niceリスト

    Consumer Reportsが、毎年恒例のNaughty&Niceリストを発表しました。様々なものやサービスを提供するビジネスについて、そのポリシーやビジネスの仕方などを吟味し、Naughty(行いがよくない会社)とNice(行いのよい会社)のリストを作っています。消費者として、ものやサービスの品質に加えて、会社の姿勢というものには意識を持っていたいですね。今日は、そのリストをご紹介します。

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    マネー管理で気をつけたい24のミステイク(4)

    パーソナルファイナンスでありがちな問題点をまとめた「マネー管理のミステイク」シリーズを、4回に分けてお届けします。今、収支がキリキリでうまくお金が回っていないという場合もあれば、今はなんとかなっているが将来これでいいのか不安ということもあるでしょう。また、お金はないことはないが、管理はこのままでいいのか疑問がある方もあるでしょう。マネー管理はなんとかできていると思っているが、いったい見落としている点はないのかという心配もあるかもしれません。全24項目のチェックポイントを4回に分けてお届けします。

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    マネー管理で気をつけたい24のミステイク(3)

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    マネー管理で気をつけたい24のミステイク(2)

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    チップの目安?

    アメリカ生活も20年近くになりますが、それでもまだどうも慣れないことのうちのひとつがチップの習慣です。私がはじめてアメリカに来たころはチップはたしか10%が目安でしたが、それがいつのまにか15%になり、最近では20%までになりました。レストランやホテルでは一応「目安」にしたがってチップを置きますが、じゃあ、スポーツジムでマッサージを受けたらどうするの・・・とか、ヘアサロンでシャンプーだけしてくれた人にはどうするの・・とか。。案外、フクザツ。チップという習慣のない日本で育った私には、チップはいつまでもどうもしっくりこないものです。

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    日本でケイタイ電話を使う – そのまま使える!

    ケイタイがどんどんスマートになって、生活の中でケイタイに頼る部分が増えれば増えるほど、それが使えなくと非常に不便になりますね。日本に一時帰国したときや他の国を一時的に訪れたときなど、どうケイタイを確保するかはちょっと大げさだけど死活問題だったりします。これまで、現地で短期の電話機を借りたり、あるいはローカルSIMを買って自分の電話に入れて使うということを試してきましたが、今年の夏はじめて、自分のアメリカのケイタイをそのまま持っていってそのまま使うということができました。

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    子どもに教えておきたいお金のこと - クレジットカードを与える

    「子どもに教えておきたいお金こと」シリーズは、ショッピング編、バジェット編、クレジット編と進みました。お金の賢い使い方、使い方の計画と管理、私たちのファイナンシャル生活の大きな要素となるクレジットスコアについての考え方を学んできたことになります。ここまで来ると今度は、子どもにクレジットカードを持たせ、実践トレーニングの段階になります。

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    子どもに教えておきたいお金のこと - クレジット編

    「子どもに教えておきたいお金のこと」シリーズ、一回目はショッピング編、二回目はバジェット編を終え、三回目はクレジット編です。アメリカはクレジット大国です。好むと好まざるとに関わらず、アメリカに住んでいる限り、クレジットと無縁では生活できません。クレジットは、責任を持って賢く使えば大きな味方になるになりますが、無責任でよく考えない使い方をすると大きな敵になります。あと1年でカレッジに入学する予定の息子に、今からじっくりと教えておきたいことをまとめてみました。

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    子どもに教えておきたいお金のこと - バジェット編

    スポーツだの習い事だの塾だのと、子どもにはいろいろ学ばせるのに心を砕きますが、基本的なおカネとの付き合い方といいますか、おカネに対する姿勢といいますか、そういうものもきちんと教えておくこともとても大切だと思います。そう思って、「子どもに教えておきたいお金のこと - ショッピング編」を書いたのが3年前。次の編を書こう書こうと思いつつ、伸ばし伸ばしになっていたけれど、気づいてみれば来年の秋には息子も大学に巣立っていきます。そこで今回は、その続きを書くことにしました。

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    月々の支出を見直す - キャッシュフローの改善

    「毎月、赤字がでています」、「そこそこ収入もあるのに、月々カツカツでなかなかやりくりが大変です」、「カードローンがなかなか減りません」、「将来のためにもっと貯めたいのになかなか難しい」などのご意見をいただきます。月々のキャッシュフロー(収支バランス)分析をすると、それほど収入が多くはなくても月々黒字がちゃんと出ている家庭もあります。そんな家庭では、黒字を将来のために貯蓄することで、負債は全くないか、あるいはたとえあってもそれを大きく上回る資産があります。反対に、かなりの額の収入があるのにもかかわらず、月々はなんとか支出がカバーできているレベルで、それゆえなかなか資産がたまらず、純資産(資産から負債を差し引いたもの)があまりないという家庭もあります。月々の収支結果(キャッシュフロー)は、毎月毎月確実に繰り返されて蓄積され、それが資産と負債のバランス(バランスシート)として目に見える形となって現れます。収入はかんたんには増やせないことが多いので、結果的に私たちは支出をコントロールすることで改善をみようと試みます。今日は、支出をコントロールするためのお話。。

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    スマホのアップグレード - 自分への価値を見極める

    私の携帯電話はSamsungのGalaxy SIIです。いつ購入したか忘れましたが、Wikipediaによれば2011年に発売になったものだそうで。私以外の家族はみんなiPhoneで、中には最新版を使っている者もあり、「ママの電話はあまりにもかわいそう」と言われるのですが、わたし的にはこれで十分、当面これでいいと思っています。テキストとLineと通話にアラームとカメラ、あとはショッピングリストとかノートも使いますが、それくらいで十分です。たまにメールチェックをしたりニュースを読んだりマップを使いますが、それ以外は、携帯ではなく常時PCを使っているので、Galaxy SIIで何の不便もありません。私がスマホに求めるものはそれだけなので、かわいそうと言われようがなんだろうがそれでいいのです。

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    いらないギフトカードをどうするか。。

    もらっても使わないギフトカードありませんか? いつか使おうと思ってどこかにしまって、ついついそのままになっているギフトカードありませんか? 全米のギフトカード産業は$60ビリオンという売り上げを誇っているらしいですが、その10%~15%にあたるギフトカードが使われないで放置されているという報告もあります。一家庭あたりに直すと$300から$400という数字のようです。自分がよく使うお店のカードならいいのですが、あまり使わないお店のカードだともらってから使うまでの期間が長くなり、長くなれば長くなるほどだんだんと忘れてしまいますよね。今日は、すぐには使いそうにないギフトカードの再利用法を考えて見ましょう。

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    マネーパーソナリティ : あなたはどのタイプ?

    思いがけず$20,000のボーナスが入りました。さて、どうします? 欲しかったものがあったからちょうどいい・・と、さっそくショッピングに走りますか? 定期預金に入れたり子どもの学費のために投資しますか? $20,000も急にもらってもどうしていいかわからずとりあえずチェッキング口座に入れて、ついつい1年くらいそのままになってしまいますか? それとも、これで当面月々の収支を心配しないでいられると大きな安心感を感じるでしょうか? お金に対する感じ方やお金との付き合い方というのは本当にひとぞれぞれです。お金を無駄にせず、でもお金にとらわれすぎず、お金をありがたく使いつつ、お金をエンジョイする・・それを実現するには、どうやら自分のマネーパーソナリティを知るということが大切らしいです。

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    ベスト クレジットカード - キャッシュバックを最大化するなら

    みなさんは何枚クレジットカードをお持ちでしょうか。我が家は2枚。といっても、メインカードは長年つきあいのあるAmexで、Amexが使えない場合はCiti Masterという具合でずっと来ました。メインのAmex Blue Cashは年会費ゼロでキャッシュバック条件もよく、毎年$1,000くらいはキャッシュバックが来ていると思います。私にとって、Amexはアメリカの会社の中でも、「カスタマーサービスのよい会社」ですので、ずっとロイヤル顧客でおりました。毎年、「今年のベストクレジットカード!」みたいな雑誌記事が発表されても、だいたいAmexのBlue Cashは1位、2位に入っており、使い勝手にも満足していたので、ずっと現状維持でした。でも、今年はちょっと新しいカードを追加してみようかと思っています。今日はその話。。

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    CostcoのExecutiveとSam’sのPlus Memberっていいことある?

    みなさんはCostcoとかSam’s Clubとか使っていらっしゃるでしょうか。新しくメンバーになるときはもとより、買い物をするたびにキャッシャーでCostcoの場合はExecutive Memberに、Sam’sの場合はPlus Memberにアップグレードしないかと聞かれたことがある方、いらっしゃるでしょう?うんざりするほど、聞かれませんか?それで、いったいそれって何がそんなにいいんだろう・・・と疑問に思っていたりしませんか?

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    お金を大切にしつつ、お金に支配されない人生

    息子がよく言います、「ママ、ケチ!」 「新しいiPhoneにアップグレードしていい?」-「今のが十分使えるのにどうしてアップグレードするの?」-「ケチ!」とか、「たったの$10ドルで、このおまけがついてくるよ」-「そういうおまけに心を奪われるのではありません!」-「ケチ!」という具合。「じゃあ、そういうのにどんどんお金使って、カレッジに行くときは自分で借金して払いなさいというほうがいいわけ?」と言い返すも、自分は本当はケチなのではないかと一抹の不安も。今日は、倹約家とケチの違いについて考えてみよう。。。

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    いかにもオフィシャルっぽい悪質DMにご注意を

    最近、悪質なDMが来ます。カラーでギラギラした広告がたくさん載ったDMならば、すぐさまジャンクメールとして捨てますが、悪質なものほどシンプルな白黒で、いかにもお役所からのオフィシャル通知のような態を装って来るのです。ちょっと前は、「あなたの車のワランティが切れてしまいます!今すぐアクションを!」というもの。車のエクステンデッド・ワランティーを売るものでした。今回とりあげるのは、「モーゲージローンの利子削減プログラム」です。

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    かしこいホテル予約 - 値段重視か、ロイヤルティ重視か

    主人が剣道をやっているのですが、そのトーナメントでサンディエゴに3泊することになりました。主人の剣道チームはチームでまとまって泊まるので、家族は別に部屋を取ること(かなりシリアスな全国大会!)と言われ・・・とりあえず、チームが泊まるホテルを見てみたら、どこのサイトも$340/泊という値段。そんなにすごいホテルでもないのに、コンファレンスとか催しが重なる時期なんでしょう。そのホテルはあっさりあきらめ、別のホテルにすることに。。みなさんは、ホテルの部屋を予約するとき、どうやってします?

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    生活のしかたで -た(貯or溜)まるもの。

    今日は子どもに教えておきたいと思ってつくったお話です。うちの子はきっとyoutubeで一発あてて悠々自適に暮らすというタイプではないと思うので(本人はどう思っているかは知らないけど)、月々入ってくるお金をうまく使って、Smart & Responsibleに生活をしていく術をちゃんと知っておいて欲しいと思うこのごろ。いい大学行って高給がもらえたとしても、お金との付き合い方を知らねば立ち行かないだろうと思いつつ。。反対に給料は安い仕事でも、働けることに感謝しつつ、少ない収入を賢くマネージすることができれば、何とかやっていけるだろうとも思いながら。ということで、今日は3人のキャラクターがでてくるお話です。

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    里帰り航空券を安く買う・・・

    みなさん夏休みは、日本に帰られますか?我が家は今年はちょっと無理かな~と思いつつ、でも両親は待っているし、やはり帰ったほうがいいかな~ということになり、やっと日本行き航空券を買いました。このあたり南カリフォルニアは日本人も多いですし、段取りのよい人々は早々と1月から用意している人もいました。早く買わないとだんだん高くなるとも聞いていたし、今年はピークは$1,800とも聞いていたので、えらく出遅れた我が家はいったいどうなるものかと思っていました。

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    10分以上は待たない・・ディスニーランド!

    春休み、主人と娘と三人でディズニーランドに行ってきました。昔は案外あちこちのディズニーパークに出かけていましたが、その後、ディズニーがあまりに商業的になってなんだか夢がなくなってしまい、わたし的にはもう「おわり」にしていました。ところが、娘が「私は一度もディズニーランドに行ったことがない!」と言い出し・・・いやあ、行ったことはあるのだけど、本人が覚えていないだけ。。。ま、当時はストローラーに乗っていたからね。。いたしかたない、では連れて行ってあげましょう・・・ということに。ちなみに、ティーンの息子も誘ってみたけど、あのアメリカのティーンがよくやる、目をロールさせるしぐさが返ってきただけ。言わんとすることは、「ティーンが家族とディズニーランドに行くわけないでしょ(わけに力が入るかんじ)」ということらしい。はい、では三人で行ってきますよ~ということになりました。

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    クリスマス・ギフトのご予算は?

    みなさん、クリスマス・ショッピングはもうお済みでしょうか?うちは70%済みました。そもそも、日本人家庭なので、親戚一人ひとりにギフトを買うということありませし、ティーンの息子などはキャッシュがいいというタイプ、娘は案外喜ばせるのが簡単なタイプ、お友達にはクリスマスの飾り物やギフト・バスケット、習い事の先生などはギフト・カードという具合です。主人も私もあんまりモノはいらない・・・というタイプで、ギフトにはこだわりません。今年は主人のビジネス・バッグがぼろぼろだったので、新しいのを買ってあげます(ナイショだけど、お金のことにキョウミのない主人は私のブログなど読んでいないのでダイジョーブのはず)。それはおいといて・・・アメリカ人ってふつうどのくらいクリスマス・ギフトにお金を使うのかってちょっと興味があります。あと、習い事の先生にはどのくらいのギフト・カードをあげるのが適切かとか、郵便配達のおじさんにはいくらあげればいいかとか。。。ちょっと調べてみました。

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    ホテルのエキストラ人数料金 払う、払わない?

    冬休み、今年はスキーに行くお金もないし近場のラスベガスで済まそうかと計画中。ラスベガスはホテル代が安いので有名ですが、それでも最近はホテルの部屋代に加えて、リゾート料金だのエキストラ人数料金だのいろいろ合わせるとせっかく安かったホテル代も案外高くなっちゃうじゃん・・と思う方いらっしゃるでしょう?

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    日本でケイタイ電話を使う – SIMカードを使ってみた

    みなさん、日本でのケイタイ利用はどうされていますか?わたしたちは毎年、夏に日本に1ヶ月ほど帰国しますが、その間のケイタイ電話をどう確保するかがいつも頭痛でした。以前は家族全員Verizonのケイタイを使っていましたので、Verizonの国際ローミング(高い!)を使うか、自分のケイタイはあきらめて日本でケイタイを借りるかのどちらかでした。Verizonとは請求問題でいろいろモメて苦しんだ経過があるので、国際ローミングというオプションは考えず、毎回成田にあるMobellという会社から日本滞在中に使うケイタイを借りていました。この会社はイギリスの会社ですがなかなかリーゾナブルで、韓国に旅行にいったときもこの会社のケイタイを借りて行きましたが、いつも問題なく価格も満足でした。

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    Oops! おサイフを盗まれたら・・・の巻

    8月末の引越し・・・ホント、疲れました。4年前のバージニアからカリフォルニアの引越しに比べれば、古い家と新しい家はたったの3分の距離。少しずつ運ぶこともできるし、引越し屋さんの去った後でも、細かいものが残ったりしたらゆっくり運べばいいや・・・などとタカをくくっていたのが敗因。2,600マイルの大陸横断の引越しも疲れたけど、今回の数ブロックの引越しのほうが10倍くらい大変でした。いやあ、引越しは距離には関係ありませんねえ。

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    トラベル予約のPrice Guaranteeって・・・使える?

    Palm Springに小旅行に行こうと思い、いつのものようにtripadvisor.comとkayak.comでホテルを調べ、最終的にExpedia.comでとあるホテルを一泊$170ぐらいでとりました。Free Cancellationだったので、その後値段が下がらないかちょくちょくチェックするつもりでいたところ、その直後olotels.comという聞いたこともないサイトで同じホテルの同サイズの部屋が$87だという情報を見つけました。この$87というのは、Expedia以外の他のサイトと比べても異常に安く、「ホントかな?」と思いちょっとWebサーチしてみると、安さに驚きながらも一応ちゃんと旅行して無事帰ってきた人の経験談などもあり、ホントの予約サイトらし

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    サンスクリーンで見栄を張らない?

    サンスクリーンが必要な季節になりました。ここカリフォルニアは日差しが強いので、ビーチに行くとかプールに行くとかでなくとも、サンスクリーンは必須です。近くのWalmartにサンスクリーンを買いに行ったところ、棚にはいくつかの商品が並んでいます。さてどれ買うか。Walmartのequateブランドのサンスクリーンが一番安かったのだけど、家族の肌の健康と値段とのどちらをとるかで一考し、equateよりちょっと高いブランド商品を買ったりしてみた私。サンスクリーンってやっぱり高いほうが効果があるのか・・それって疑問ですよね。

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